やはり俺が人外なのはまちがっている。   作:KN HR

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いきなりですが番外編のようなものです。

八幡のもとの世界の話になります。


”そうして小町は夢?を見る”

これは八幡が死ぬ数日前からの話である。

 

 

 

 

 

 

 

~小町サイド~

 

私は小町といいます。

 

私は普通に幸せな日々を過ごしていると思っていた。

 

 

 

 

しっかり愛情を注いでくれる親がいて

 

捻くれていてシスコンだけど優しいお兄ちゃんがいて

 

かわいいペットの猫がいて

 

そんな普通の家庭で確かな幸せを私は感じていた。

 

 

 

 

 

 

当然みんなも幸せだと私は思っていた。

 

私はよく親と話しをするしたくさん笑ってくれたし

お兄ちゃんもなんだかんだで私の前でたまに笑っていた。

 

猫のかーくんはよくわからないけど仲の良い家族だとずっと思っていた。

 

 

 

 

 

それはお兄ちゃんが修学旅行に行った日だった。

 

たまたま夜中にトイレにいきたくなり目を覚ますとリビングの明かりがついていた。

 

ドアの隙間から覗いてみると夜中に帰ったであろう親がいた。

 

これ以上覗く意味もないとトイレに向かおうとしたときこんなことがきこえた。

 

 

「”アレ”に今日から会わなくてすむな」

 

お父さんはそう言った。

 

私は”アレ”とはなんだろうかと気になりもう少し覗いていようと思った。

 

そこで私は信じられないことを聞いた。

 

 

「”アレ”が私の実の息子だなんて本当にざんねんだ」

 

(え?)

 

(今なんて?)

 

(聞き間違いだよね?)

 

 

「いっそもう帰ってこなければいいんだがなぁ」

 

 

 

 

(・・・)

 

 

 

私はお父さんがお兄ちゃんのことをそんなふうに言うのが信じられなかった。

 

 

 

 

 

 

お父さんの近くにお母さんがきた。

 

 

(お母さんはそんなこと言わないよね?)

 

(お父さんの言っていることを否定してくれるよね?)

 

(さっきのは私の勘違いだって証明してくれるよね?)

 

 

 

私はそう願った。

 

 

 

 

 

 

 

お母さんが口をあけ・・・

 

 

 

 

 

 

「そんなこと言わないでくださいよ・・・」

 

(やっぱりさっきのは勘違いだったんだ)

 

(お父さんの冗談だったんだ)

 

そう思った・・・そう思おうとした・・・

 

 

だが・・・

 

 

 

「いつも”アレ”でストレス発散してるんですから」

 

(え??)

 

「あなただってよく使っているじゃないですか」

 

(え???)

 

お父さんは答える

 

「まあそうなんだがな」

 

(え????)

 

「”アレ”なら心置きなくやれるしな」

 

(え?????)

 

意味が分からないかった。

 

 

きっとこれは夢だ・・・そう思った。

 

 

明日起きればもとの2人になっているはずだと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私はそのまま自分の部屋に戻ってすぐに寝た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~八幡の過去2~

 

 

 

八幡の過去を少し紹介するコーナーです。

おまけみたいなものです。

今回は短めです。

 

 

八幡は死のうかと思っていた。

 

生きていても痛い思いをするだけだとわかりきっていたからだ。

 

だが死のうかと八幡が迷っているときだった。

 

八幡の妹である小町が八幡の生きる希望になったのは・・・

 




~あとがき~

読んでいただきありがとうございました

今回はかなりてきとうなのですみません。

なにかあればコメントをお願いします。

あと更新のペースは少し遅くなっていくと思います。

私もできるだけ早くするつもりですがご了承ください。

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