Lがデスノートを拾った世界   作:梅酒24

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Lの中で胸騒ぎがした……とりあえずミサに関しては殺してもいいと考えていた。
あとはトイレにでも言ってノートに名前を書けばよい。

そんなときの為にノートの一部を持ってきている。小さい紙であるがそれに名前を書いても効果は変わらないことは実験済である。


56冊:どうこう

トイレに行くために立ち上がる。

そしてドアの前に行く。

 

そんな簡単なことが簡単ではなかった。

 

 

「Lどこへ行く?」

 

「トイレですが」

 

こんな言葉今までになかった。あの「手紙」がそうさせているとしか考えられなかった。

 

「悪いが私も同行しよう」

 

「分かりました、しかし大きい方ですがどうしましょう?」

 

「悪いが私も同行しよう」

 

「ならいいです」

 

 

(月君はあえて自分を封じることで私も封じるように仕組んできた。お風呂やトイレも

夜神さんと監視していた立場からするとそれくらい平気なのでしょう……しかしやられるほうとしては生きた心地がしない……それを狙っているとは思えないが少なくとも、これでこの事件が解決するまではミサさんは殺せない……おそらく、夜神さんが寝た時にトイレに行こうとしても他の捜査本部のメンバーが私を監視するでしょう……それくらいは月君は考えているだろう)

 

 

 

総一郎はLを凝視していた。そして総一郎はLに手錠をかけることになった。

あれこれ理由をつけて断ることもできるが、月の策略の一つなのであれば受入れようと考えた。もうこの状況でデスノートを使わなくてもライトとミサの両方をキラとして決定づけるまでのストーリーは出来上がっていたからだ。

 

今後の展開に関してはすでにデスノートに記載してある。

 

(これでいいのか。もちろん私が寝てる間は松田や相沢などにLの監視をお願いしている……私としては明らかに息子がキラだと思いたくないという一心でLを疑っている……月もLもキラでないことは望ましいが……)

 

 

 

監禁をしてから二週間……

 

新しい犯罪者は裁かれない。

 

そしてミサ、月が監禁されLが監視されているのは捜査本部の人間しか知らない。

 

 

「裁きが起きません……つまりそしてこの状況から見ても99%この中にキラがいる……そして第一のキラは月君……そして第二のキラはミサさん……そう結論付けてよいかと」

 

Lがその話を切り出したときに月が語り始めた。

 

 

「聞いてくれ……確かに僕は監禁されることを自ら望んだ。しかし、キラのやったことを自覚なしでやっていたとは思えない……キラによる殺人は自身の意思で行われている……その自覚のない僕はキラではない……」

 

「私も自覚なしで殺人をしているとは思いません……しかし月君がキラだとしたらキラだと認めていないだけで全ての辻褄は合います。月君を監禁した途端キラによる殺しがぴたりと止まった……」

 

「それは僕にも言える。Lがキラだから僕を監禁してその後殺人を止めればいい。そしてもし今殺人が行われていないのなら、僕とミサそしてLがいるこの状況を知っているのは捜査本部の者だけ……つまりこの時点でこの中にキラと第二のキラがいる……やはり僕も一緒に調べる……」

 

 

裁きがされない以上松田にも月を解放してはいけないことを考えていた。

一時は月もLもキラである可能性を考えていたがミサを逮捕したことでその彼氏とされる月がキラの可能性が非常に高いのは分かっていた。

 

そして15日目……

 

 

ワタリがダッシュで何かを伝えにきた。

 

「ワタリ速報のお時間です」




Lと総一郎は同行しLはライトミサの動向を観察し総一郎はLの動向を観察する……



またまたワタリ速報……

前回は月の演説をする知らせだったが果たして今回は……


次回、脳筋

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