月はミサから知りうる情報を全て頭にいれた。そして録音した情報をミナコ、ナオミに伝えた。ミサがLを見てLの寿命が見えないなら確定でLがキラという話になった。月、ミナコ、ナオミはデスノートに触れて死神の存在を確認した。ミサを今は逮捕しないという話もした。それはLに殺される可能性があるからであった。月はLとのテニスの試合中にミナコにLの盗撮をするように頼んでいた。写真を用意していたミナコは月の家に来ていた。
「これが例の写真だよ。ばっちり撮れてるでしょ?これはミサちゃんが見て寿命が見えなけば、L=キラということだよね?」
「そう……これで白黒はっきりする……もし違ったのなら調べなおしだけど僕はLがキラだと思っている」
月も100%Lがキラかと言われれば確証はなかった……でも今までLと接してキラならLだけしかいないと考えていた。いやそう思いたかったのかも知れない。
あと少しで白黒はっきりする。ミサはモデルの活動の後に来るからあと30分はかかる。
その前にナオミも到着していた。
30分後にチャイム鳴りミサが到着した。さっそく部屋でLの写真を見せた。
「ミサこれがLの顔だ……」
「エルローライト……寿命が……」
つばを飲んだ
「見えない……キラです」
月はガッツポーズをした。自分の考えに間違えはなかった。そして月、ミサ、ナオミ、ナミコの4人がLがキラだということを知っている。
「月君、どうやってLを逮捕するの?」
ナミコは誰もが思ったことを最初に聞いた。Lがキラだとしてもそれを証明できなければいけない。ミサがノートに名前を書いて殺すという案も上がったがミサはもう殺しをしていないしミサがキラだったと知った時から殺しで解決という方法は例えキラ相手でもすべきではないと考えていた。それにLとは正攻法で戦いたかった。
「Lに自白させた上でLの筆跡が残っているデスノートを押収します。Lに自白をするには言い逃れができない状況を作らなければなりません。しかしLがキラである以上必ずほころびはできるはずです」
その手順を話していった。こんな発想は誰にも思いつかないと話をしていた。しかし、月の考えなら確かにL逮捕まで持って行けると誰もが思った。
「ただナオミさんが少し危険な目に合う可能性があります」
月はナオミの顔をじっとみるとナオミは下を見て深く考えていた。
ナオミは顔をあげると口を開き始めた。
「私は婚約者を殺されています……でもミサさんの話を信じれば死ぬことはないです……その役は私にしかできないですし何より敵を討つためにもその役、私にやらせてください。レイとは結婚する予定であとは入籍届を出すところまで進んでいたので苗字を変更することはできます。必要があればこの後行って来てもいいです」
ナオミの役はLに自白をさせる役である。それを上書きができないボイスレコーダーに記録する。大丈夫、デスノートのルールをきちんと把握したからこれならLを出し抜ける。
ついに月陣営
L=キラが確定事項に。
あとはどうやってLを追い詰めるか