ハイスクールD×D 異世界帰りの赤龍帝   作:ヴァルナル

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30話 英雄派の奮闘

[三人称 side]

 

中国の山奥にある田舎の農村で、その少年は生を受けた。

少年が生まれた家は代々農家であり、古くから農業を営んできた。

 

少年も物心ついた時から農業に従事し、両親に土いじりを教えてもらいながら、日々を過ごした。

電気もまともに通っていない山奥、少年は同世代の友人達と山を駆け回り、冒険をするのが好きだった。

妖怪の話に心踊らせ、友人達と山に入っては妖怪退治ごっこをしていた。

 

変わらぬ日々。

生まれ育った田舎で自分は祖父母のように生涯を終えるのだろう、そう思っていた。

 

しかし、その日は唐突に訪れた。

 

友人達といつものように山に入った少年は一人、迷子になり、山の奥深くへと入り込んでしまった。

 

そこで出会ったのが―――――見たこともない怪物。

 

化け物が山の生物を補食していたところに偶然出くわし、不運にも気づかれてしまった。

化け物は「久し振りの人肉と」と少年に襲い掛かった。

 

少年は必死に逃げたが、相手は異形の存在。

追い付かれるのは必然だった。

 

化け物に捕まり、食われそうになった時だった。

全てに絶望した彼の脳裏を走馬灯のように今までの人生が過る。

その中で一番楽しかった記憶が友人達との妖怪退治ごっこ。

 

………ああ、僕に妖怪を倒せる力が本当にあったらな。

 

そう願った時だった。

少年の胸が光輝き、それが突き出してくる。

それは一本の神々しい槍だった。

 

化け物は槍の放つ神々しい光に身を焼かれ、体をよろめかせる。

その瞬間、少年は槍を掴み、化け物の心臓を貫いた。

槍など初めて触った。

しかし、まるで初めから知っていたように扱えた。

 

少年が村の捜索隊に発見されたのは、それから一時間後のことだった。

 

それから半年後のこと。

少年は別の異形と出会う。

 

「なるほどのぅ。これはまたえらいところに槍が出たもんじゃて」

 

年老いた猿のような異形は自分を『斉天大聖』と名乗った。

猿の異形は少年の頭を撫でながら言う。

 

「坊主や、その槍はよぅ、こんな山奥にいるおまえさんをいずれ辛い目にあわせるだろうよ。でもな、坊主。おまさんはおまえさんだ。槍がおまえさんじゃねぇんだぜぃ? 槍をおまえさんの一部にしなきゃあいけねぇ」

 

そして、こう続けた。

 

「坊主の体にはこの国の英雄―――――『曹操』の血が流れているようだぜい? ま、あくまで流れているだけ。それに気づき、生かし、目覚めるかどうかは―――――坊主しだいってことだぜぃ?」

 

 

[三人称 side out]

 

 

 

 

[曹操 side]

 

 

《まさか、英雄派の首魁殿が赤龍帝の進路を開くとは………。この展開は予想できなかった》

 

兵藤一誠が去った後を眺めながら人間態のアポプスが言った。

 

奴が興味深げにこちらへと視線を向けてくるが、自分自身、己の行動に驚いている。

いや、己の意思で動いたのだから、それでは少し語弊があるな。

 

昔の自分なら、どうだっただろう。

彼に敗北する前の俺は、こういう時にどう動いたのだろう。

そんな『もしも』な自分を想像するだけで、可笑しくなってくる。

 

俺は自嘲気味に笑みを浮かべる。

 

「俺もだ。少し前の俺なら違った行動を取っていただろう」

 

《英雄派の首魁、異形の毒とまで称された貴殿からは妙に覇気が感じられないな。世界中の神仏をその槍で貫くつもりだったのだろう?》

 

そうだ、少し前まで俺はそう謳っていた。

聖槍に選ばれ、英雄の血を引く俺はその力と名を超常の相手に轟かせようとしていた。

悪魔、堕天使、天使、ドラゴン、妖怪、その他の存在。

人間を遥かに超越した力を持ち、この世界の裏側で暗躍する彼らを相手に、自分の力がどこまで届くのか知りたかった。

それが俺が生まれて初めて出来た目的―――――生き甲斐のようなものだった。

 

戦いの日々。

いつの間にか集った神器所有者と共に異形の存在と戦い続ける日々。

悪魔であろうと、ドラゴンであろうと、神でさえ、俺達はその牙を向けた。

 

その中で、彼らに出会った。

 

赤龍帝兵藤一誠、白龍皇ヴァーリ・ルシファー。

神や伝説の魔物を目の前にしても怖れなかった俺が、心底、畏怖し、戦慄した二人。

一人は自分以上の絶大な才能を見せつけてくれた。

そして、もう一人は無限とも思える可能性を見せつけた上に、俺の心を、俺が支えとしていたものを見事にへし折ってかれた。

 

俺は皮肉げに笑う。

 

「俺の茶々な野望など、彼に粉々にされてしまったよ。生きる意義、戦う理由、力、誇りも全て、彼らに打ち砕かれたさ」

 

俺が歩み得たもの全てを失った気分だった。

英雄を語っていた俺が、彼の語った英雄のあり方に屈してしまったのだ。

力も、精神も。

 

今でもハッキリと覚えている。

彼から受けた一撃の重さを。

彼の拳を通して伝わってきた『英雄』という言葉の重みを。

 

「俺が目指していたのはただ自分に都合の良い英雄だった。その言葉が持つ意味も、重みも何一つ理解していなかった。フフフ、敗北して当然だ。紛い物が本物に勝てる道理がない」

 

真の英雄たる彼と、ただ英雄になりたかった俺。

そこに決定的な差がある。

俺はその差に気づけなかった。

気づかぬまま、彼に挑み、そして敗れた。

 

すると、ヘラクレスが笑いながら俺を小突いてきた。

 

「あのリーダー様が偉く弱々しい言葉を吐くじゃねぇか。なんだよ、そんなに赤龍帝の拳は突き刺さったのか?」

 

「ヘラクレス、おまえこそどうなんだ? 随分と丸くなったようだが? 作業着姿で土いじりをしているおまえなど、少し前までは想像できなかった」

 

俺が会いに行った時、ヘラクレスは冥界の幼稚園で土いじりをしながら、子供達の相手をしていた。

子供に「おじちゃん」と呼ばれているヘラクレスを見たときにはつい吹き出してしまったよ。

 

俺の言葉にヘラクレスは拗ねた様子で舌打ちする。

 

「ちっ、それを言うなや。俺だって自分でも驚きなんだよ。つーか、想像できないって言うなら、ジャンヌも同じだろ。ヴァチカンの厨房で飯作ってるとか、昔のジャンヌじゃなぁ」

 

「あら、英雄派の時でも私が料理当番だったじゃない。ディルムッドも私の料理があったから、英雄派に所属していたようなものでしょ?」

 

「あいつはタダ飯食らいだっただろうが。それに、あいつは赤龍帝の妹に餌付けされたらしいぜ?」

 

「あー………。まぁ、そんな気はしてたわ。あの子、美味しいものには目がないから。特に唐揚げ」

 

「そういや、曹操。おまえ、あいつに嫌われてたな。おまえが食ってた唐揚げをくれなかったとかで」

 

「唐揚げくらいあげれば良かったのに。リーダーったらケチだわ」

 

…………酷い言われようだ。

そもそも、あれは俺が態々買いにいった期間限定品だぞ。

しかも、ディルムッドが居合わせた時にはラスト一個で、ちょうど口に入れた時だったんだ。

既に口にした物をあげろと言うのなら、どうすれば良いのか教えてもらいたいものだ。

吐けば良いのか?

 

「「ケチケチ劉備」」

 

「だから、なぜ国を変える!?」

 

流行っているのか!?

君達の間で流行っているのか、そのボケは!?

 

ゲオルクが眼鏡を治しながら呟く。

 

「曹操、おまえは才能があるようだ…………ツッコミの」

 

「そんな才能は求めていないぞ、ゲオルク」

 

「赤龍帝にもいずれ勝てるさ、ツッコミで」

 

「そんな勝ち方は望んでいない!」

 

ツッコミで勝つってなんだ!?

君達はどこまで、俺を弄り倒すつもりなんだ!?

 

「「「無論、死ぬまで」」」

 

「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉ!? というか、心を読まれた!?」

 

いつの間に、そんな能力を身に付けたんだ君達は!?

ゲオルクが冥府で得た新しい術式か!?

 

ゲオルクが冷静に言う。

 

「いや、今のはただ表情で読んだだけだ。良かったな、曹操。誰かに心を読まれるという点では赤龍帝に並んだよ」

 

「そんなところで並びたくはない!」

 

もう嫌だ!

なんで、こうなってしまったんだ!?

天から与えられた俺への罰か!?

だとしたら、地味に辛い!

帝釈天に冥府へ落とされた時の方が遥かにマシだ!

 

俺は盛大にため息を吐くとアポプスへと視線を移す。

そして、肩をすくめながら言った。

 

「すまないな、これがかつて異形の毒と称された男の末路さ。だが、心の中ではこれでも良いかと思っている自分もいてね」

 

《なるほど。確かに今の貴殿達からは覇の波動は感じない…………が、それとは違う雰囲気がある》

 

「今の俺には守りたいものなどない………が、目標はある。異形の毒としてではなく、英雄の血を引く者としてでもない。ただの一人の人間として彼を超える。これが今の目標だ。かつての野望と比べるとスケールダウンしてしまったが、それでも遣り甲斐は感じている。己の人生、魂、力。持てる全てをかける価値はあると思っているよ」

 

俺は槍で肩を叩いた後、切っ先をアポプスへと向ける。

槍は鈍く輝き、力強い波動を放ってくれた。

以前とは違う波動だと自分でもそう感じる。

 

鈍く光る聖槍にアポプスは目を細める。

 

《前言を撤回させてもらおう。今の貴殿から感じる熱は凄まじい。それは赤龍帝が持つような燃え盛る炎とは違う。深海のような静寂さを持ちながら、確かな熱を放っているのを感じる》

 

静かなオーラを纏いながら目を閉じるアポプス。

グレンデルやラードゥン等とは違う、荒々しさはないが、その代わりに不気味な雰囲気を漂わせていた。

これまで、各地でトライヘキサ、アジ・ダハーカと共に、その力を振るってきたアポプスだが、奴の力は常軌を逸している。

 

が、ここで臆するようでは彼を超えることなど無理だろうな。

 

「『原初なる晦冥龍』アポプス。貴殿を倒させてもらうぞ」

 

「良いだろう。最強の神滅具とその使い手。相手に取って不足はない」

 

互いに不敵な笑みを見せる俺とアポプス。

 

俺は象宝に乗って、空を駆け抜けた。

居士宝で十を越える分身を作り出し、同時にアポプスへと迫っていった。

 

数体の分身が槍をアポプス目掛けて振るうが、アポプスは避ける所作を見せない。

槍がアポプスに届く―――――瞬間、奴の周囲に闇が生じて槍を防いだ。

分身体は闇に触れた瞬間に溶かされたように体を崩壊させていく。

 

背後と左右、そして、正面。

俺を囲むように闇が生じる。

 

馬宝でランダムに転移しながら、動いていたのだが、こうも簡単にこちらの動きを掴んでくるか。

闇の手がこちらを捉える瞬間に再び転移して回避したが………僅かに掠めたのか、漢服の端が溶けて無くなっている。

 

伝説の邪龍『原初なる晦冥龍』アポプスは闇と影を操る。

そして、暗闇の中でこそ、真価を発揮するドラゴンだ。

今はまだ抑えているが、その内、この一帯の天候を操り、闇の世界へと変えてしまうだろう。

そうなると、この場所は完全に奴のフィールド。

こちら側が圧倒的に不利な状況に置かれる。

 

空間転移を繰り返しながら、聖槍を振るい、聖なる波動を飛ばしていく。

その都度、アポプスは闇を生じさせて、聖なる波動を消し去っていく。

こちらの攻撃を防ぎつつも、アポプスは展開した闇から闇の弾丸を放ってくる。

 

直線的な攻撃だ、避けるのは容易だが………掠めるだけでアウトだな。

放たれた闇の弾丸は俺が避けると、そのまま地面に着弾し、溶けていく。

一撃でも受ければ、神であろうとひとたまりもないだろう。

 

加えて、奴は広げた闇でこちらの位置を把握できるのか、俺が転移する先を的確に突いてくる。

 

兵藤一誠の時とは違ったヒヤヒヤ感だ。

 

「フフッ………さて、どう攻略するべきか」

 

こんな状況で笑える自分は中々に狂っているんだろうな。

 

アポプスの闇を捌きながら、背後に視線を向ける。

そこではアポプスが聖杯の力で生み出した無数の邪龍と対峙するゲオルク達の姿。

 

ゲオルクは霧と魔法を操り、後方から邪龍を殲滅し、ジャンヌは禁手となって聖剣で構成されたドラゴンに乗って空を駆け巡っていた。

 

「ハッ、こんなもんで、このペルセウス様に傷を負わせられると思うなよ!」

 

円形の盾と長剣を構えるペルセウスは盾で邪龍の吐き出す炎を防ぎ、長剣で斬り裂いていく。

 

ペルセウスは盾を投げて、邪龍の頭を潰すと空いた左手にオーラをたぎらせる。

そして、集められたオーラは奴の神器を形成する。

 

ペルセウスの左手に握られるのは髪が蛇の女性――――メデューサの顔を中央に彫った大型の盾。

 

「開眼せよ! 俺の神器――――『蛇の王妃による死の勅令(イージス・ミネラリゼーション)』ッ!」

 

ペルセウスが叫ぶや否や、メデューサの眼が開かれ、光出す。

光を浴びた邪龍は瞬く間に石と化し、墜落。

地面に衝突した瞬間に砕け散ってしまう。

 

あの神器は所有者であるペルセウスよりも力の弱い者を石化させるというもの。

ペルセウスは本来の英雄『ペルセウス』神器を得た珍しい例でもある。

ペルセウスは神器の能力と剣技を組み合わせて、量産される邪龍を撃墜していた。

 

邪龍を相手に暴れるペルセウスに対抗するようにヘラクレスが吼える。

 

「ぺの字だけに良い格好はさせねぇぜ!」

 

「ぺの字言うなや!」

 

ペルセウスは途中から俺の考えについていけなくなって、英雄派を脱退してしまったが、それまではこのようなやり取りが日常だった。

 

ヘラクレスが邪龍を殴りながら叫んだ。

 

「こんな時だ。勘弁してくれよ、魔王様! 禁手化ゥゥゥゥゥゥッ!!!!」

 

一瞬、ヘラクレスの体を束縛するような術が発動するが、まるでヘラクレスの意思を肯定するように束縛は解けていく。

 

魔獣騒動の後、捕縛されたヘラクレスは力の行使に制限がかけられた。

力を使用すると、その時点で体に刻まれた呪術が発動して、ヘラクレスの身を焼くようになっている。

だが、今、呪術はヘラクレスを焼くどころか、その束縛を解いた。

つまり、力の行使を許されたということ。

 

禁じ手となったヘラクレスだったが、以前とは違う姿を見せていた。

ヘラクレスの禁手は全身から無数の突起物が生えた姿となる。

だが、今のヘラクレスにはそれがない。

 

左右の前腕を覆う分厚い銀色の籠手。

装飾のないシンプルな形状をしたガントレット。

以前の姿と比較すると、かなりスッキリした姿だ。

 

「俺の新しい禁手『超人による破壊の一撃(デトネイション・マイティ・フィスト)』ッッ! オラァァァァァァァッ!!!!!」

 

ヘラクレスがガントレットに覆われた豪腕を振るい、邪龍に強烈な打撃を与える。

刹那、邪龍の肉体の全てが弾け飛ぶ。

更に爆破の衝撃が周囲にいた邪龍を巻き込み、弾き飛ばしていった。

ヘラクレスはボクサーのように拳を構え、高速かつ凶悪とも言える一撃を確実に当て、敵を屠っていく。

 

ヘラクレスが言う。

 

「力を封じられている間、なにもしなかった訳じゃねぇ。神器に潜り、ひたすら己と向き合った。赤龍帝みたいにな。そしたら、禁手も今の俺に合った姿に変わってくれたんだよ」

 

ヘラクレスの告白に俺を含めたメンバーが驚いていた。

まさか、ヘラクレスが兵藤一誠を倣うとは………。

かつてのヘラクレスではそのようなことはしなかっただろう。

 

ヘラクレスは邪龍を屠りながら続ける。

 

「新しく力を着けて、暴れてやろうとか、そんなことを考えていたわけじゃねぇ。ただ………ただ、考えたんだ。俺はなんでバアルの次期当主に負けたんだってな。簡単なことだった。あの男の一撃………まだここに残ってるぜ。あれから暫く経つってのに一向に薄れねぇんだ。奴の拳には魂が宿ってる。対して俺の拳には何も宿って無かったのさ」

 

ヘラクレスの拳はサイラオーグ・バアルに大したダメージを与えることが出来なかった。

だが、サイラオーグ・バアルの拳はその一撃だけでヘラクレスの肉体を砕く威力があった。

 

魂の籠った一撃というのは後々まで響くもの。

俺もヘラクレスと同じ経験をしたから、良く分かる。

 

「俺は魔王に冥界の幼稚園の用務員なんてやらされてな。最初はなんで俺がって思ってた。だがな、最近じゃそれも悪くないなんて感じてる。あのガキんちょ共、帰る時に俺に手を振るんだぜ? おじちゃんなんて良いながら笑ってくるんだぜ? あんなことした俺にだ。信じられねぇよな。俺だってたまに不思議に思うくらいだ。だが、あのガキんちょ共のお陰で俺は眼が覚めた。あのガキんちょ共が僅かな時間で俺を変えてくれた」

 

ヘラクレスは俺と戦闘中のアポプスに指を突きつけると、息を深く吸って思いきり叫んだ。

その声量は一帯を揺るがさんばかりに大きく、そして強く―――――。

 

「アポプスさんよ! 俺はあのガキんちょ共を守るためにここに来たッ! 笑うなら笑いやがれッ! だがな、ここで負けるわけにはいかねぇんだよォォォォォォォォッッ!」

 

ヘラクレスは構え、自身を囲む邪龍に告げた。

 

「さぁ、かかってきやがれ、クソ邪龍共! この先には絶対進ませねぇ! 俺の魂にかけてなッ!!!」

 

 

[曹操 side out]




あれ…………ヘラクレスが主人公だったかな………?

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