ハイスクールD×D 異世界帰りの赤龍帝   作:ヴァルナル

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デュランダル編最終話!


25話 ゼノヴィアの想い、そして――――  

『えー、僕が生徒会の副会長に立候補した理由は―――――』

 

マイクを通してスピーチをするのは匙だ。

 

あの戦いから数日が経ち、駒王学園では生徒会選挙の本番たる立候補者達のスピーチが行われていた。

全校生徒が体育館に集められ、立候補者の最終スピーチを聞き、最後に投票していく。

 

今は匙の番なんだが、内容としては無難なものだった。

時折、野次も飛んで爆笑を生んだが、概ね好評だった。

 

『ということもあり、僕は支取前会長の方針を継承しつつも柔軟な対応で運営していきたいと思います。運動部の皆さん。特に男子! 僕に投票しても、言うことを聞いてくれないと困りますんで、当選したら三つのうち二つぐらいは聞いてください』

 

最後まで笑いをもたらして匙のスピーチは終わる。

こりゃ、副会長は決定かね?

 

そういや、今回の選挙とは全然関係ないけど、匙とソーナは進んでるのか?

少し前に俺とリアス、匙とソーナでダブルデートしたんだが…………。

あれ以降、二人がどこまで進んでいるのか知らないんだよね。

 

俺とリアス?

そりゃあ、イチャイチャしてますよ!

 

書記から始まり、副会長立候補者達のスピーチが終わると次はいよいよ生徒会長立候補者のスピーチだ。

 

まずは花戒さんの番で、彼女はマイクの前に立つと、静かに語りだした。

 

『私が生徒会長に立候補した理由は前会長である支取蒼那先輩の姿を間近で見ていて、前会長の意思を受け継ぎつつも新しい駒王学園を皆さんと作りたいと思ったからです』

 

花戒さんはソーナを見てきて感じたこと、思ったことを素直に話し、そこから見えてきたことをわかりやすく語ってくれた。

次代の生徒会の在り方、駒王学園の新しいビジョン。

彼女がどれだけ生徒会を、駒王学園を愛しているかが伝わってくるスピーチだ。

 

『以上が、私、花戒桃の掲げる新しい駒王学園生徒会の姿です。どうぞ、皆さん、よろしくお願いいたします』

 

花戒さんのスピーチが終わると、生徒たちから多くの拍手が起こった。

流石としか言いようがないな。

 

次はいよいよゼノヴィア。

しかも、本日最後の登壇者だ。

 

花戒さんの次で緊張する………なんてことはしないと思うけど。

 

こいつらと違って。

 

「ゼノヴィアちゃん、大丈夫だよな!」

 

「お、俺はゼノヴィアちゃんに投票するからな!」

 

松田、元浜………なんでおまえらが当人以上に緊張してるんだよ………。

 

俺が半目で悪友二人を見ていると、美羽が言ってきた。

 

「ゼノヴィアさんがこの手のもので緊張するとは思えないけど………大丈夫かな?」

 

「それはスピーチ内容?」

 

実は昨日、ゼノヴィアのスピーチの内容を見せてもらった。

アーシア、イリナ、桐生のフォローもあって綺麗にまとまっていて、内容も無難だった。

 

でも………。

 

「なんというか………ゼノヴィアさんらしさがなかったというか………」

 

美羽の言う通り、俺もなにか違和感というか、ゼノヴィアならもっと違う………あいつにしか言えないことがあると思うんだ。

 

まぁ、それを言ったところで変な内容になってしまっては元も子もないんだけどさ。

書き換える時間もなかったし。

 

ゼノヴィアはマイクの前に立ち、全校生徒を一望する。

懐からスピーチ用の用紙を取り出して、読もうとする。

 

しかし、ゼノヴィアは口を開きかけたところで、黙り込む。

そして、そのスピーチ用の用紙を再び懐に仕舞い込んだ。

 

『私はこの歳になるまで教会の施設で育った。そのため、この学園に通うまでは学生というものに無縁だった。これまで私は学校に通わず、教会で勉強をしてきた』

 

それは俺が見せてもらった内容とは全く異なるものだった。

ゼノヴィアのフォローに回っていた三人もその内容に互いの顔を見合わせている。

 

ゼノヴィアは続ける。

 

『私が生徒会長に立候補したのは、この学園での生活が楽しかったからだ。生まれて初めて通った学校は一度たりともつまらないなんて感じたことはなかった。授業もクラスメイトとの雑談も、体育祭や文化祭などの行事も、修学旅行も、そしてオカルト研究部での部活も。全てが新鮮で心から楽しいと思えた。私は…………この学校が好きなんだと思う。こんなに楽しいと思える場所があっていいのか、そんなことすら思ってしまう。私はこんな自分を助けてくれたこの学校の皆に感謝の気持ちを伝えたい。世間知らずだった私と仲良くしてくれて、本当にありがとう。私が生徒会長に立候補した理由は、この学校と、この学校の皆に恩返しをしたいからなんだと思う』

 

それは今まで選挙活動で掲げてきた目標とはまるで違う。

とてもスピーチなんてものではなく、ゼノヴィアのこの学校に対する感想だ。

 

それでも、この場にいる生徒達はゼノヴィアの言葉に耳を傾けてくれていた。

 

『私はこの駒王学園に何かを残したいんだ。とても貴重なことを教えてくれた、伝えてくれたこの学校に。それが生徒会長になって、この学校のため、この学校に通う皆のために尽力することだと、そう行き着いたんだ。単純な考えだと思われるかもしれないし、私自身、至らない部分も多いと思う。私が生徒会長になっても支取前会長とは違った生徒会長になるだろう。…………でも』

 

ゼノヴィアはもう一度、全校生徒に視線を送る。

生徒の一人一人と視線を交わす。

 

俺とも目があった。

彼女の瞳には熱が籠っていて、

 

『私はこの学園のために力を尽くしたい。文句があれば遠慮なく言ってくれ。不満を漏らしてくれ。私は全力で応えてみせる! この学校に通う皆を守ってみせる! 私はこの一年間、皆には私が学校に通えなかった十年分の楽しさを教えてもらった。だからこそ、残りの一年間、全力でこの学校を守りたい! 生徒の皆を守りたい! 誰からも愛される駒王学園にしたい!』

 

心の底から訴えるゼノヴィア。

この一年間で感じたことを全て打ち明け、生徒にその想いを伝えた。

 

最後にゼノヴィアは今までのどの時よりも素敵な笑顔となる。

 

『皆、楽しい駒王学園にしよう。いや、私がしようと思う。だから、こんな私をどうかよろしくお願いします』

 

頭を下げるゼノヴィア。

 

その時、特大の声援と拍手がこの体育館を覆った。

 

「ゼノヴィアちゃーん! 最高だぁぁぁぁ!」

 

「カッコいいです! ゼノヴィアせんぱーい!」

 

「頼りにしてるぜ、ゼノヴィアさーん!」

 

生徒のほとんどが立ち上がり、ゼノヴィアに声援を送る。

 

…………ゼノヴィアの想いはしっかり伝わったみたいだ。

ゼノヴィアの生徒達と学園への愛はしっかりと。

 

 

 

 

 

スピーチが終わり、投票がすんだ俺は体育館を出ようとした。

すると、その途中に見知った人影を見かけた。

 

「あ、グリゼルダさん。来てたんですね」

 

そう、その人物とはグリゼルダさんだった。

彼女はハンカチで目元を拭っていた。

 

どうやら、ゼノヴィアのスピーチを聞いていたらしい。

 

「あの子の演説で泣いてしまうなんて…………私も涙もろくなったものです」

 

グリゼルダさんは涙を拭いながら続ける。

 

「無愛想で、誰彼構わず突っ込んでいたあの『斬り姫』があんな眩しい笑顔を見せるなんて…………本当にあの子は変わりました」

 

「いいスピーチでしたよ」

 

「はい。自慢の『妹』ですから」

 

グリゼルダさんはどこか誇らしげだった。

 

 

 

後日、生徒会選挙の結果が発表された。

 

新生徒会長は――――――ゼノヴィアとなった。

 

 

 

 

 

 

ゼノヴィアの当選が発表されたその日。

俺達オカルト研究部員はアザゼル先生の研究ラボに集っていた。

 

ラボの奥に行くと俺達は治療室の前にたどり着く。

 

ガラス越しに確認できたのは無数の機器類に繋がれている女性。

ギャスパーの幼馴染み、ヴァレリーだ。

 

クリフォトに奪われた聖杯がまだ戻っていないため、彼女の意識は目覚めないまま。

あの機器類の一部には彼女の体を保たせる役割も有るようだ。

 

その治療室に入るのはアザゼル先生と―――――ギャスパー。

 

ギャスパーは二日に一回はここを訪れて、眠ったままの彼女に日々の出来事を語りかけていたという。

いつか彼女にも自分が体験したことをさせてあげたい、それがギャスパーの目標でもある。

 

アザゼル先生は手に持っていたアタッシュケースを台の上で開く。

中から取りだしたのは一つのペンダントだった。

 

そのペンダント、実は先日ヴァスコ・ストラーダから譲り受けた本物の聖杯の欠片を中心に作られたもの。

そして、これはヴァレリーの意識を目覚めさせるためのものだそうだ。

 

まさか、あの欠片でそんなことが可能だったとは…………。

話を聞かされた時は驚いたもんだ。

 

先生はペンダントを持って、眠っているヴァレリーの横に立つ。

 

室内の会話はスピーカーを通して俺達にも聞こえてくるようになっていて、ギャスパーの声が聞こえてきた。

 

『これで…………ヴァレリーが?』

 

『ああ、このペンダントはこの娘の足りない聖杯の代わりになる。これを首にかければおそらく―――――』

 

静かに首にペンダントをかける先生。

全員が息を飲んだ。

静寂の中、その光景を見守っていると――――――。

 

『…………うーん…………ぁ…………あれ?』

 

ヴァレリーの両目がゆっくりと開き、そう声を漏らした!

おおっ、本当に意識が戻ったんだ!

 

その光景に治療室の外にいる俺達は喜びの声をあげた。

 

ギャスパーはというと、涙で顔をくしゃくしゃにしながらも、精一杯の笑みでヴァレリーを迎えていた。

 

『…………ヴァレリー、わかる? 僕だよ?』

 

『…………ええ、分かるわ。おはよう、ギャスパー』

 

ぼけっとした口調。

それは吸血鬼の国で会った時のヴァレリー。

だけど、瞳は虚ろなものではなく、目の前のギャスパーをしっかりと捉えていた。

 

『ヴァレリー…………ヴァレリィィィィィィ!』

 

想いを堪えきれなかったギャスパーはヴァレリーの胸元で泣いた。

 

胸で泣くギャスパーをヴァレリーは優しく撫でる。

 

『うふふ、ギャスパーったら、どうしたの? また泣いてるの? 泣き虫さんは変わらずよね』

 

これで、ようやくヴァレリーと話せるようになったなギャスパー。

ようやく…………ようやくだ。

 

吸血鬼の国の一件からさほど時から数が月。

さほど長い時ではないが、彼女が眠っている時間はあまりにも長く感じられた。

 

それがようやく終わったんだ。

 

ギャスパーとヴァレリーはまた普通に話せる。

あいつがそれをどれほど待ち望んだことか。

 

先生が安堵の息を吐いた。

 

『けっこう賭けだったんだがな。応急処置にしちゃ、上手くいった方だろう。いいか、ギャスパー。これだけは気を付けろ。まず、そのペンダントは常につけておけ。外せばどうなるか、俺も保証はできんからな。それと、奪われた聖杯を取り戻すまでは外に出すな。このあと、兵藤家とおまえと木場が暮らすマンションを含めた一帯に特例の結界を張る。その中では現状を維持できるだろう』

 

なるほど、だから応急処置なのか。

 

本当に彼女が自由になるためには奪われた聖杯を奪還しなければならないと。

 

…………ストラーダのじいさんはこの事まで見越して、聖杯の欠片を持ってきていたのか?

 

すると、俺の疑問に答えるように先生が言った。

 

『これはな、保険なんだよ』

 

「保険?」 

 

『そうだ。奪われた聖杯を奪取出来ない場合、最悪、破壊するという選択肢も生まれるだろう。奴らに悪用されるくらいならってな。だが、リゼヴィムのことだ。ヴァレリーの聖杯を盾にしてくることだってあるはずだ。ストラーダはな、その辺りも見越して聖杯の欠片を俺達に託してくれたのさ』

 

その言葉を聞いて、リアスが頷く。

 

「教会上層部が聖杯の欠片を提供したのは、ヴァレリーの聖杯を盾にされるという場面に直面したとき、こちらの躊躇いを薄れさせるためってことね」

 

『その通り。「D×D」構成員の決心を鈍らせるのに比べたら、聖遺物の一片くらい安いものだとストラーダ達は判断したのさ』

 

まぁ、それで俺達がクリフォトを止められず、世界崩壊…………なんて事態になったら聖杯どころじゃないしね。

 

そう考えた結果ということか。

 

だが、これは大きい。

とりあえずとは言え、ヴァレリーはこうして意思を取り戻した。

仮に奪われた聖杯を破壊する事態になっても、今後の研究次第ではヴァレリーも自由に外を出歩けるようになるかもしれない。

 

『聖杯の欠片も「聖剣計画」の生き残りも教会内部の機密事項だ。タダでくれてやるわけにもいかないだろうさ。そこで、教会の内乱を利用しての譲渡を計った。食えない奴さ、ストラーダは』

 

呆れるような口調だったが、どこか感服しているような先生。

 

ま、確かに感服するしかないよな。

アーシアのことも木場のことも、そしてヴァレリーのことも一気に解決することになったんだし。

 

とうのストラーダのじいさんは尋問の末、エヴァルド・クリスタルディと共に投獄された。

本人達は一切の言い訳をせず、裁きに身を任せるとのことだが…………。

彼らの首をはねるような馬鹿な真似は上層部もしないだろう。

それこそ、また内乱が起きる。

 

ふと先生が木場に問う。

 

『で、木場よ。再会した同志とはどうなんだ?』

 

「え、えーと、とりあえずこの数年間の間の出来事と駒王町のことを話して、皆に紹介しました。分からないことだらけだと思うので、これから色々教えていくつもりです」

 

再会した同志―――――トスカさんは木場の住むマンションと兵藤家を行き来して、色々と学び始めている。

教会の施設から出たことがない彼女はカルチャーショックも多く、その点は同じ経験をしてきた教会トリオがフォローしてくれている。

 

木場の表情は憑き物が取れたように温和な表情となっている。

今回の一件で色々と吹っ切れたようだ。

特にトスカさんとの再会は大きかったようで、生涯、彼女を守ることを決意していた。

 

そんな木場に俺はちょっとほっとしている。

 

これで…………ホモホモしい言動が無くなる!

というのは冗談…………いや、三分の一くらい本気か。

 

ま、まぁ、でも、守りたい存在が出来るってのは良いことだ。

それは俺がよーく知ってるからな。

 

あ、そうだ。

うちの剣士組に伝えておかないと。

 

俺は木場とゼノヴィア、イリナに視線を配る。

 

「木場とゼノヴィア、それからイリナ。あとシトリー眷属なんだけど…………モーリスのおっさんがしごいてやるってさ」

 

「「「…………え?」」」

 

「おっさん、暫くはこっちの世界に留まるから、その間はおまえら剣士組を相手することにしたらしいんだわ。暇だから」

 

「そこなのかい!?」

 

「うん。だから、まぁ…………頑張れ?」

 

剣士組の悲鳴がラボに響き渡った。

 

 

 

 

その日の夜。

 

先生のラボから出た後、ゼノヴィアの当選祝いと応急処置とはいえ、ヴァレリーの意識が戻ったことを祝ってパーティが行われた。

兵藤家にオカ研メンバーとアザゼル先生、それからモーリスのおっさんとリーシャが集まり、我が家はかなり賑わった。

よく俺の視界に入ってきたのは木場とトスカさん、そしてギャスパーとヴァレリーのペアだ。

 

木場もギャスパーも彼女たちをよくエスコートしていたと思う。

特にギャスパーがヴァレリーを楽しませようと頑張る姿は微笑ましいものがあった。

 

今はパーティも終わり、就寝前ともあって兵藤家は静かでゆったりした時が流れている。

 

皆が各自部屋でくつろぐ中、俺はガレージにいた。

というのも、今からプチドライブしたくなったからだ。

 

今回の一件で色々なことが解決し、喜ばしいことが続いた。

俺の心の中は晴れやかなもになっている………はずなんだ。

 

だけど、俺の中にはモヤモヤしたものがあった。

その原因は分かっている。

 

それは俺が冥府から引き上げる時、アセムが言ってきたことが原因。

 

 

―――――――君は変革しつつある。それは人間でも悪魔でもドラゴンでもなく、そして神でもない。君は全く違う存在に変わろうとしている。僕の予測が正しければその力はこの世界を………。

 

 

「変革、ね………」

 

俺はガレージの外、夜空を見上げてそう呟いた。

 

人間でも、悪魔でもドラゴンでもない。

そして神でもない、か。

 

それがいったい何なのかは全く予想できない。

………心当たりはある。

だが、それがどういう形で俺を変えていくのか。

 

あいつは俺との戦いの中で何かを感じ取ったというのかね?

 

そんなモヤモヤした気持ちを吹っ切るためにも、スレイプニルに乗って風を浴びよう。

夜も深いし、人は少ないだろう。

適当にそのあたりをぐるっと走ってくるかな。

 

すると、一つの影がガレージに現れた。

 

「お、ゼノヴィア」

 

「やぁ、イッセー。こんな夜更けに出かけるのかい?」

 

「ただのドライブだよ。たまには走らせておかないとな」

 

そう言って俺はスレイプニルのボディを撫でた。

 

俺はゼノヴィアに訊く。

 

「ゼノヴィアはどうしてここに?」

 

「さっきイッセーが外に出ていくのを見かけてね。それで付いてきたんだ」

 

「そっか」

 

俺はそう言うと改めてゼノヴィアを見た。

 

何かを期待しているような表情。

ジャケットにジーパンという格好。

 

俺は苦笑すると、ゼノヴィアにヘルメットを渡す。

 

「………いいのかい?」

 

「良いも何もそのつもりだったんだろう? 乗せてやるよ。当選祝いと言っては何だけどな、どこでも好きなところに連れって行ってやる」

 

俺がそういうとゼノヴィアは頬をほんのり染めて、嬉しそうに笑んだ。

 

俺はスレイプニルに跨るとエンジンをかける。

そして、俺の後ろにゼノヴィアが座った。

 

ゼノヴィアは俺の腰に手を回してぎゅっと力を籠める。

 

「じゃあ、イッセー。この町を私に見せてくれ」

 

「了解。しっかり掴まってろよ、ゼノヴィア」

 

俺達は互いに微笑みを交わす。

 

俺とゼノヴィアは二人で夜のドライブに繰り出した――――――。

 




というわけでデュランダル編はこれにて完結!
次回は番外編かな?
そろそろ特別編にも番外編を投稿しようかなーなんて考えてます。

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