ハイスクールD×D 異世界帰りの赤龍帝   作:ヴァルナル

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番外編 設立! 兵藤一誠眷属事務所!

「ねぇ、イッセー。あなた、自分の事務所を立ち上げてみない?」

 

オカルト研究部の部室、俺が膝上に乗っている小猫ちゃんを愛でていると、唐突にリアスがそう言ってきた。

 

あまりにも唐突過ぎる言葉に俺はポカンと口を開けること十秒ほど。

 

俺は小猫ちゃんのフワフワした猫耳を指で撫でながら、口を開いた。

 

「俺の………事務所?」

 

いきなり、事務所を立ち上げてみないかと訊かれてもね………。

この場合の事務所というのは俺が上級悪魔として活動するための拠点のことを指しているのだろう。

 

確かにこの駒王町を預かっているリアスとソーナは各々、自分の拠点というものを持っている。

リアスの場合はこの駒王学園、オカルト研究部部室が悪魔活動の拠点だし、ソーナは生徒会室と他にもう一つある。

 

聞いた話では自分の眷属を持つ上級悪魔は必ず自分の活動の拠点というものを持っていて、人間界で活動する悪魔はその拠点を人間界に持っているらしい。

 

で、同じく人間界で活動する上級悪魔の一人である俺なんだが………。

 

「事務所って言われてもな………。お金はおっぱいドラゴンで入ってきたお金があるから良いとして、場所とかってどうすればいいの?」

 

悪魔にしろ神にしろ縄張りとかにうるさいからね。

下手に拠点を置いてしまうと後々面倒なことになる。

 

ただでさえ、ドンパチやることが多いんだから、こういうところでは極力争い事は避けたい。

 

リアスが言う。

 

「場所については問題ないわ。イッセーには私が管理している場所の三分の一を任せるつもりだから。問題は事務所を開く場所なのだけれど―――――」

 

「それは俺に任せな」

 

リアスの言葉を遮って、魔法陣で姿を現したのは我らがオカ研顧問、アザゼル先生。

 

あれ………この人、まだ職員会議の時間じゃなかったっけ?

 

「先生、会議は終わったんですか?」

 

「長いから体調不良を理由に抜けてきたぜ!」

 

「またか!? あんた、また抜けてきたのか!?」

 

「教頭の話が長すぎるのが悪いのさ。なんだ、ありゃ? 一々言われなくても分かってるつーの。まぁ、そういうクソ真面目な話はロスヴァイセに任せるのが一番ってな」

 

うわー、この人、またロセに押し付けてきたのかよ………。

こりゃ、後でロセがプンプンしながら入ってきそうだ。

 

そんなことは気にしないといった顔で先生は話を進めていく。

 

「話は聞かせてもらった。イッセーの事務所を新たに作るそうだな?」

 

先生の問いかけにリアスが頷く。

 

「ええ、イッセーも上級悪魔。『王』として自分の眷属を引っ張っていく身。昇格して少し時間が経っているわけだし、そろそろ自分の拠点を持っても良いと思うのよ」

 

「確かに上級悪魔は各々、活動の拠点を持つ。イッセーもいつか、冥界の領土を任せられることを考えれば、今のうちに学んでおいた方がいいだろう。それに、『D×D』の拠点を増やす意味でもイッセーが事務所を創設する意義はある」

 

なるほどな。

仮にこのオカ研部室が使えなくなったりした場合は代わりに集まれる場所が必要になる。

以前、旧校舎が補修工事で使えなくなった時は、家に集まって話し合ったもんな。

 

また、そういうことが起こることも考えると、集まれる場所が複数あることは良いことだ。

 

リアスが先生に問う。

 

「それで、イッセーの事務所を置く場所なのだけれど、アザゼルはいい場所を知っているの?」

 

「おうよ。俺がラボの一つとして使ってた場所でな。グリゴリの事情で引っ越しすることになったから、そこをイッセーに譲るのさ。器具だの家具だのはもう運び出しているから、後はイッセーが事務所内のレイアウトを決めてしまえばいい」

 

おおっ、マジでか!

俺が懸念していたことが次々に解決されていくな!

 

事務所のレイアウト。

具体的に決めるのは実際に中を見てからだけど、どうしようか?

事務所って言うと机があって、来客用のソファがあって………他には………。

 

あまり地味な感じにはしたくないな。

うちの眷属は今のところ、全員が女の子だしね。

少しくらい華がある方が居心地が良いだろう。

 

 

 

 

それから一時間後。

 

兵藤家から徒歩二十分ほどのところにある学習塾。

その地下に俺達は来ていた。

 

「この塾はグリゴリが裏で買い上げていて、その地下にラボを作ったのよ」

 

と、レイナが説明してくれる。

 

へぇ、俺の家の近くでそんなことになってたのか。

 

この塾のエレベーターには専用の顔認証システムがあり、そこに関係者であることを承認させると地下へ降りることが出来る。

今のところ登録しているのは先生とレイナだけなので、この場を譲り受ける俺は後で登録をする必要がある。

 

エレベーターを降りると――――――そこは何もないだだっ広い空間だった。

壁は打ちっぱなしのコンクリート。

照明は最低限のものしかなく、部屋は薄暗い。

 

………なんと言うか、お化けでもでそうな雰囲気だ。

 

「言った通り、既に引っ越しは済んでいてな。この通り、この場所は今のところ何もない。ここをおまえに譲る」

 

「は、はぁ………」

 

「なんだ? あまりノリ気じゃないって顔だな」

 

「いや………、思ったよりも物がなくて………。先生のラボだから、もっとオシャレな感じなのかなって」

 

この町にある先生の家は高級マンションで、家具もオシャレだったしね。

ハデ過ぎず、地味過ぎず、大人なデザインの内装だったから、それとのギャップが………。

 

先生は苦笑する。

 

「そんなことかよ。言ったろ、ここにあったものは全て持ち出したってな。というか、ここから立ち退くと決めた時からおまえに譲ろうとは思っていたんだよ。理由は部室で話したとおりだ。だからこそ、俺はこの場所にあった物………家具から壁まで全て取り除いたのさ」

 

「………?」

 

家具はわかる。

それは先生が使う物だしな。

だけど、壁まで取り除く必要があるのだろうか?

 

先生の意味不明な行動にリアスも怪訝な表情を浮かべていた。

 

すると、先生はニヤリと笑む。

 

「ここはおまえの拠点、つまりはおまえの城になる場所だ」

 

「ええ、まぁ」

 

「男なら―――――自分の城くらい、自分の手で設計したくないか?」

 

―――――っ!

 

俺はそこまで言われてようやく先生の意図が読めた。

 

そうか、そういうことだったのか。

 

自分の城を自分の手で作る。

それはロマンがあり、男の夢の一つだろう。

 

俺には建築みたいな家を設計するための知識はない。

それでも、「こんな家に住みたい」という夢はあった。

 

まぁ、夏にグレモリー家によって改築されてからは夢に描いていたもの以上のものが出来上がっていたので、そんな夢はもう無くなってしまったけど。

 

でも、この事務所にしても同じだ。

俺がこれから根城として使う場所。

どんな空間にしたいのか、一から考えてみたい。

 

―――――自分の思い描く場所を作る。

 

先生はその機会を俺にくれたんだ。

 

「資金面は気にしなくていい。俺やサーゼクスに言えば好きなだけ出してやる。おまえはテロ対策チームの一員として危険な場所に赴かなければならない身。多少のワガママぐらいは許されるだろ。――――作ってみろよ、おまえの城を」

 

な、なんて男前なことを言ってくれる先生なんだ!

こういうところがあるから、この人は嫌いになれない!

 

俺の城!

なんていい響きなんだ!

 

こんな機会は滅多にない!

せっかく先生がこう言ってくれたんだ!

甘えさせてもらおう!

 

「はい! 俺、自分の城を作ります!」

 

こうして、俺の事務所作りは始まった。

 

 

 

 

家に戻った俺は眷属である美羽、アリス、レイヴェルを集め、兵藤家上階にある空き室の一つに集まっていた。

 

先生のラボがあった場所の平面図が描かれた紙を四人で囲み議論に入る。

紙の上側には『赤龍帝眷属事務所(仮)』と赤ペンで書かれている。

 

「それじゃあ、『赤龍帝眷属事務所(仮)』の設計案を考えていこうか。とりあえず、エレベーターの位置からして入り口はここだろ。とりあえず皆の意見を聞かせてくれ。出来るだけ取り入れていくからさ」

 

と、俺は鉛筆で図面に書き込みながら話を進めていく。

最初は誰がどう見てもそうだろうと思える簡単な内容だ。

入り口のこととか、最低限必要な家具とかね。

 

家具に関してはレイヴェルが集めてくれた冥界及び人間界の商品カタログを参考にしている。

 

美羽が腕を組ながら唸る。

 

「うーん、やっぱり地味な感じは嫌だよね。少し華がほしいと言うか」

 

「そうね。ハデ過ぎては事務所っぽくないし、地味過ぎると仕事への意欲が失せるわ」

 

………アリスの場合、書類系の仕事に関しては場所とか関係なくヤル気がないような気もするけど。

 

書類とにらめっこした直後に寝るしな!

下手すりゃ、俺に投げてくるし!

 

「やはり、イッセーさまの机は大きい方が良いですわね。イッセーさまは私達、赤龍帝眷属の『王』。『王』らしく堂々した物が良いですわ」

 

レイヴェルもカタログを捲りながら意見を口にしていく。

 

俺は普通のサイズで良いと思ってたんだけどね。

これは言ったら即却下されそうだ。

 

しかし、この場所。

事務所としてはいささか広すぎるんだよなぁ。

仮に駒が全部揃ったとして、それで眷属全員分の机を置いてもまだ余る。

 

来客用のソファなんざ、そんなに数を揃えても仕方がないし、そもそもそこまで来ないだろ。

 

ではどうするか。

 

俺が頭を悩ませていた、その時―――――

 

「これはあれね。事務所兼自宅にするべきね」

 

そう言ってきたのは実体化したイグニス。

後ろから俺に抱きつきながら、図面をまじまじと眺めている。

 

「自宅って………。そこまでする必要あるか? 家から徒歩で通える距離なのに」

 

「あー………自宅というのは少し言い過ぎたわね。私が言いたいのはちょっと違うわ」

 

イグニスはそこで一拍置く。

 

そして、次の瞬間―――――。

 

「自宅じゃなくて事務所兼女の子を連れ込む場所ってことよ」

 

「ブフゥゥゥゥゥッ!!」

 

俺は口に含んでいたお茶を盛大に吹き出した!

 

こ、この駄女神、なんつーことを提案しやがるんだ!

 

ここ事務所だよ!?

悪魔の仕事をする場所だよ!?

そこんところ理解しているのか!?

 

た、確かにオフィスで女の子とってのはある意味、夢があるよ!

でもね、先生達の支援をそういう風に使うのはどうかと思うんだ!

 

しかし、イグニスは続ける。

 

「この家じゃ、他の女の子もいるからそう好きにはできないし、エッチをする度に声が漏れないように結界を張らないといけない。でも、この場所ならそんなことを気にせずにできる! しかも、あらゆるシチュエーションを試すことができるわ!」

 

イグニスはビシッと図面を指差す。

 

そこは倉庫と書かれた部屋。

 

「たとえばこの倉庫! 薄暗い場所、狭い空間で男女はいけない気分に! そして、イッセーは女の子の服を一枚一枚脱がしていくの! 次に!」

 

次にイグニスが指したのは事務所のオフィススペース。

つまり、俺達が実際に仕事を行う場所だ。

 

「スーツ姿の女の子をデスクに押し倒す! または来客用のソファに押し倒して、おっぱいやお尻を触っていく! 想像してみなさい、職場でイッセーに抱かれる自分の姿を!」

 

何を熱く語ってるんだ、この駄女神ぃぃぃぃ!!

 

って、イグニスに言われて美羽達が想像しているぅぅぅぅぅ!?

目を閉じた状態で頬を染めているよ!

 

ちょっと君達!?

帰ってきて!

妄想の世界から帰ってきて!

 

この駄女神の言うことなんて聞かなくていいから!

 

「そして、この事務所に必要なものは大きなベッドのある寝室とガラス張りの浴室ね。二つの部屋は繋がっているの。一仕事終えた後、浴室で互いの体を洗い合う。そのままベッドインしてもう一仕事。どう? 素敵じゃない?」

 

イグニスが顎に手を当ててニヤリと笑んだ。

 

次の瞬間―――――

 

「ベッドはこのサイズにしましょう!」

 

「うん! お風呂は広すぎず、普通のものよりも少し大きいくらいで!」

 

「え、えっと、照明はどうしよう? やっぱりムードがある方が、ね?」

 

全員流されたぁぁぁぁぁぁぁ!

 

ああっ、物凄いスピードで図面に線が入っていく!

さっきまで悩んでいた部屋の配置が次々に決まっていく!

カタログに印をつけて壁紙や家具のチョイスまでされていくぅぅぅぅぅ!

 

「倉庫はここで、事務室はここだね」

 

「ソファは人一人が寝転べるサイズが良いわ」

 

「問題ありませんわ。既にチェックしています」

 

「流石、レイヴェルさん! 仕事が速い!」

 

盛り上がってるのは良いけど、俺の意思は!?

俺の意思は無視ですか!?

君達の意見を取り入れるとは言ったけど、盛り込みすぎてないですか!?

俺の意見、ほとんど取り入れられてないんですけど!?

 

「かなり良い感じになってきたわね。ああっ、今から目に浮かぶわ。お仕事でミスをした美羽ちゃんやアリスちゃんがベッドの上でイッセーにお仕置きされる姿が………フフフッ」

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁん! 俺の城が駄女神に穢されていくぅぅぅぅぅ!」

 

「何言ってるの。あなたは穢す側でしょ?」

 

「そろそろ怒るよ!? マジで怒るよ!?」

 

「いゃん♪ イッセーに剥かれちゃう♪」

 

俺の事務所設計は眷属達の手によってハイスピードで進んでいった。

 

 

 

 

数日後。

 

部活を終えた後、俺達、赤龍帝眷属はそのまま例の場所へ。

イグニスの意見により美羽達がハイスピードでデザインした事務所の工事が今日完成したということで、他の皆よりも一足早く見に行くことにした。

リアス達は後で見に来るそうだ。

 

俺の城………なんだけどなぁ………。

まぁ、何だかんだでデザイン案は良く、最終的にゴーサインを出したのは俺だけどね。

 

塾のエレベーターに俺の顔を認証させて、地下へ。

 

エレベーターから降りて、廊下を少し進んだ先には『兵藤一誠眷属事務所』と記された札のかかった扉。

 

札を指でそっと撫でて、現実であることを確認する。

 

「これが俺の………」

 

うーむ、こうして見るとなんか感動するな!

本当に自分の城なんだって感じでさ!

 

俺が一人感動していると、後ろから急かす声が。

 

「早く入ろうよ、お兄ちゃん」

 

「とりあえず感動するのは中に入ってからでもいいでしょ?」

 

「そうですわ。まずは全てを確認してからです」

 

ハハハ、三人とも後ろでワクワクしてる。

どうやら、中が気になってしかたがないようだ。

 

俺は頷くと、先生から渡された鍵で扉を開ける。

 

すると―――――

 

「「「おおっ!」」」

 

入るとそこにあったのは俺達(ほとんど女子達)が設計した通りの空間だった!

 

木目調の床に白くて清潔感がある壁。

 

部屋の奥にはドーンと構えた大きなデスク。

アンティーク調でシンプルだけどカッコいい。

あれが俺専用の机か!

テンション上がるな!

 

皆の机も俺専用の物よりは少し小さめだけど、デザインを合わせているので全体的に統一感がある。

 

他にも報告書作成用のパソコンやらコピー機、FAXといった機器も一通り揃えられている。

 

事務スペースの左右の壁にはいくつかの扉があり、湯沸し室………というよりは完全なキッチンも事務スペースのすぐ横に備えつけられていた。

湯沸し室にしては大きいし………カウンターテーブルもついてるしな!

 

「これなら、夜遅くなっても夜食とか作れそうだね」

 

美羽がカウンターテーブルを撫でながら言う。

ちなみにこのキッチンの案を出したのは美羽だったりする。

 

美羽が事務室をぐるっと見渡したところで向かったのが一番奥にある鮮やかな赤色の扉。

倉庫やトイレなどの扉は黒なのにそこだけが赤く、扉には『休憩室』と書かれていた。

 

 

まさか―――――。

 

 

扉が開かれ、中の様子が目に映る。

 

その部屋は俺が予想した通りで………。

 

「わぁ………本当にガラス張りなんだ」

 

美羽が感嘆の声を漏らす。

 

そこは寝室と浴室がくっついた部屋!

寝室には大きめのベッドと怪しげに輝くランプ!

更には浴室の壁はガラス張りという、いかにもな雰囲気を醸し出していた!

 

「フッフッフッ。流石は私がデザインしただけあってエロいわね」

 

得意げに笑みを浮かべるのは実体化したイグニス。

 

そう、この部屋だけはイグニスが手掛けた部屋になっていてだな………他のスペースとは完全に別世界。

完全にそういうことをするための部屋と化していた。

 

………マジで形になりやがった。

いや、ゴーサイン出したの俺だけど。

つーか、ゴーサイン出すしかなかったんだよね。

そこだけ『変更不可』って図面に書かれてたし。

 

イグニスは俺の肩に手を置いてニッコリと微笑む。

 

「これで女の子は連れ込み放題よ」

 

「出来上がって言うのもあれだけど、ここ職場だからね!? 分かってる!?」

 

「職場だからこそ燃えるんじゃない! あ、私を連れ込んでも良いのよ? ティアちゃんも交えてお姉さん二人でしてあ・げ・る♡」

 

「ティアを巻き込まないでくれる!?」

 

ああ………ダメだ。

俺にはこの駄女神を止められない。

イグニスって本当はエロを司る女神とかじゃないの?

 

俺は深くため息を吐きながら、休憩室を出た。

あの休憩室に関しては一旦おいて置こう。

 

寝室を出た俺は事務スペースの奥、自分のデスクに座り、改めて部屋を見渡す。

この大きな机も今の自分には不相応だとは思うけど、『王』として堂々と構えていてほしいというレイヴェル達の想いも籠められているんだ。

もっと努力して、その想いに応えないとな。

 

ふと時計を見るとボチボチ、悪魔として活動する時間になっている。

いつの間にか休憩室から出てきた美羽、アリス、レイヴェルの三人が目の前に立っていて、その顔はどこか張り切っているようにも見えた。

 

俺は三人を見渡すと、フッと笑みを浮かべる。

 

「それじゃあ、悪魔のお仕事といきますか。今日から心機一転、頑張っていこうぜ!」

 

こうして、俺、兵藤一誠は悪魔として新たな一歩を踏み出すことになった。

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに―――――

 

 

 

 

 

 

 

あの『休憩室』は結構な頻度で使われることになる。

 

 


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