ある夏の日に   作:一級狙撃手

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どうも一級狙撃手です。

最近、一気にお気に入り数が増えて嬉しいんですが、どこが気に入っていただけたのかわからないので、できれば感想に話数を書いて頂けるとうれしいです。
※第二章は()内の話数を書いて下さい。

文章中の[、]は、小声で話してる時だと思ってください。


それでは、本編をどうぞ。


第二章 三話(九話)【楽しい時間・続編】

7月25日。今日は色々あった。

 

当麻くんの友達に会えたし、皆でわいわい遊ぶ事も出来た。まだこの世界に戻ってきてから数日しかたってないけど、この数日間は楽しい思い出や嬉しい思い出でいっぱいだった。

 

 

当麻くんと話したり、ご飯作ったり、一緒に昼寝したり、

 

美琴ちゃんや佐天さん達といた時も楽しかった。

 

もちろん今日も。

 

でも、その中で優劣をつけるとしたら、やっぱりあの自然公園での告白だろう。

 

 

あの時は、本当に心臓が止まったんじゃないかと思うほど嬉しかった。

 

私が当麻くんに選んでもらえたことが、

 

私の好きな人に選んでもらえたことが、

 

何よりも嬉しくて、あの時はパニックになってしまったけど、今でも思い出すだけでドキドキする。

 

 

『わたくし、上条当麻はずっとあなたの事が好きでした!付き合って下さい!!』

 

ボンッ!

 

自分で勝手に思い出しといて自分でオーバーヒートしちゃいました。

 

家に着くと、当麻くんから鍵を借りてドアをあける。すると、中から

 

「おかえり、とうま、アリサ」

 

と言いながらインデックスちゃんが出てきた。私達は、ただいま、と言って家の中にはいる。今日は、色々あって疲れたが、それ以上に楽しくもあった。初めて会った当麻くんの友達に、当麻くんの事を色々教えてもらった。

 

『カミやんはフラグメーカーだにゃー』

 

とか、

 

『カミやんの周りにはいつも女の子がおるからアリサちゃんも浮気されへんよーにな』

 

とか、

 

あれ?これって内容同じじゃない?まぁ、深く考えたらキリがない気がするからこの話はもういいや。

 

当麻くんは今、買ってきた食材を今使うものとそうでないものに分別して冷蔵庫に入れている。夕飯はいつも私と当麻くんの二人で、何故か五人分ぐらい作っている。(誰がどの位食べたかは、皆さんのご想像にお任せします)でも、今まで作って来て苦に感じた事はない。最近は特にだ。やっぱり私と当麻くんが付き合い始めた、というのが大きいのだろうか。当麻くんの近くで一緒に料理を作る、というのはかなりテンションの上がるものだった。

 

選り分けが終わった当麻くんが私を呼ぶ。

 

「なぁアリサ、インデックスの事なんだけどさ。俺らの関係、言った方が良いかな?」

 

「インデックスちゃんに?うーん、その時が来たらでいいんじゃない?」

 

「分かった。アリサがそれでいいならいいよ」

 

そう、インデックスちゃんには私と当麻くんの関係はまだ報告してないのだが、実は最近、インデックスちゃんに妙な視線をおくられることが多いのだ。理由は…多分布団の事だろう。

 

付き合う前は普通に私とインデックスちゃんがベットで、当麻くんが布団を床に敷いて寝ていたのだが、付き合い始めてからは、最初は居候であることを口実に、その後は普通に当麻くんと一緒に寝ているのだ。(もちろん布団で)インデックスちゃんのその視線の理由はそれが原因だろう。

 

ふと時計をみる。現在、時刻は8時を少し過ぎたところ。そろそろ夕飯のしたくを始める頃だ。

 

「当麻くん、そろそろ夕飯作ろ♪」

 

「ああ、そろそろそんな時間か、よし!そんじゃ夜飯(よるめし)作りますかね!」

 

「………」

 

誰にどんな視線を向けられようと、結局、嬉しさを隠せないアリサだった。

 

夕飯を食べ終わると、インデックスちゃんが私と当麻くんを呼んだ。

 

「なんだ?インデックス」

 

「どうしたの?インデックスちゃん」

 

「なんかね、最近の二人は変なんだよ?」

 

「と、言いますと?」

 

「なんか仲がいいって言うか、お互いを分かってるって言うか…仲がいい事は悪くないんだけど、その……なんかわたしに隠してない?じゃないと説明できないんだよ」

 

「えーっとですね[アリサ、言っても平気か?]」

 

「[うん。あ、待って、私に言わせて]インデックスちゃん、隠し事っていうのはね、最近、私と当麻くんの関係が変わったの。友達や同居人から、グレードアップしたの」

 

「やっぱりそうなんだね!おめでとうなんだよ!とうま、アリサ!!」

 

「「え?」」

 

突然のインデックスの行動に、驚いてしまった私と当麻くん。

 

「私はてっきり落ち込むのかと…」

 

「ああ、俺もアリサと同意見だ」

 

「む、それは二人ともどういうことなんだよ!それじゃあわたしがとうまのこと好きみたいなんだよ!」

 

「え?インデックスちゃんって当麻くんのこと好きじゃなかったの!?」

 

「え!?なに!?インデックスって俺のこと好きだったの!!?」

 

 

この後も、こんな感じの会話がしばらく続いた。

 

 

とりあえずお風呂に入って身体を温めて、疲れを癒す。

 

 

ある人は、

 

『風呂は生命(いのち)の洗濯』

 

と言っていたが、あながち嘘ではないかもしれない。お風呂に入れば、疲れをとれるし、何か嫌な事があっても忘れられる。考えたい事があれば集中出来るし、無ければなにも考えずにお湯に浸るのもいい。つまり、人によっていろんな解釈の仕方があるのだ。

 

私は、今日の昼間の事を思い出していた。当麻くんといろんな事をした。今思えば割と大胆な行動もしていた気がしなくもない。でも考えるのはやめよう。うん。すぐにやめるべきだ。でないとまたオーバーヒートしてしまう。

 

とりあえず私はお風呂から上がり、身体を拭いて、ちゃんと服をきて部屋に向かう。流石にあんな事はもうしたくはない。

 

すでにお風呂に入り終わってた当麻くんは、いつものように、布団を敷いていたのだが、さすがに疲れたらしい。すでに寝ていた。

 

(ふふ、かわいい寝顔だなぁ)

 

と、当麻くんの寝顔を観察していると、

 

「ア…サ、好きだ…あ」

 

「え!?あ、なんだ、寝言かぁ…」

 

「今日は私もつかれたし、明日はなんにもないから家でゆっくりして行こう。おやすみ、当麻くん」

 

私は、当麻くんの頬に軽くキスをして眠りについた。




まえがきにも書きましたが、是非、話数を書いてどこが良かったかなどを教えて頂けると嬉しいです。

他にも普通の感想や評価も待ってます。

お気に入りもですよ。

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