ある夏の日に   作:一級狙撃手

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どうも、一級狙撃手です。

新しくオリジナル作品を上げたので、そちらも是非みてください。

今回は短いです。



それでは、本編をどうぞ。


第三章 六話(二十話)【大覇星祭・前夜祭《遅夏祭り(おそなつまつり)》・続】

現在時刻は四時二十分。完璧なる十分前行動である。

 

まぁ、そんなことはどうでもいい。俺、上条当麻は昼間に続き、再び中津川家を訪れていた。アリサは先に中津川家に行っていて、今頃は浴衣を着ている頃だろう。

 

そして、中津川家の前で、インターホンを押し、中から出てくるのを待つ。すると、中から紅と翔、……そして、全身を黄色系の色の浴衣に身をつつんだアリサが出て来た。

 

「ど、どう…かな。似合ってる?当麻くん」

 

「あ、ああ。思わず見惚れてたぜ」

 

「当たり前じゃない。私が悩みに悩んで決めたんだから」

 

「そうそう。姉さんにしてはめずらしくなやんでたからな」

 

「サンキューな、紅。アリサも…、その、いつもより可愛いぞ///」

 

「言ってる当麻が照れてどうすんのよ…」

 

「う、うるせぇ。いいだろ、本当にそう思ったんだから」

 

「……あ、ありがとう、当麻くん///」

 

「お前ら…、いつまで夫婦漫才やってるつもりだよ……」

 

「翔、今のこいつらに何言っても無駄よ…」

 

「そうだな。……はぁ。まあいいや。取りあえず行こうぜ、姉さん。それから、上条さんたちもな」

 

こうして、俺とアリサ、中津川姉弟は遅夏祭りへと向かった。

 

 

 

 

 

会場に着くと、すでに人が沢山いた。その人混みの中に入っていく。すると、アリサが腕を組んで来た。

 

「はぐれないように、ね?」

 

「そうだな。こうすればはぐれないな」

 

その姿を見ていた紅と翔が

 

((こいつら、マジで周囲を気にしやがれ))

 

と思っていたのはまた別のお話。

 

 

 

夏祭りと言えばやはり定番は屋台と花火だろう。焼きぞは、たこやき、リンゴ飴、金魚すくいなど色んな屋台がある。なので、基本的に花火が始まるまでは屋台をみてまわるというのが主流だ。俺たちもその中に入っており、現在屋台をみているところ。

 

すると、久しぶりに会う人物に出会った。

 

 

 

白い修道服に身を包んだ青色の髪をした女の子。見間違えるハズがない。その胸元には大きなピンが三つもついている。間違いない。あの子は…、

 

「おーーーーい!インデックスー!!!!」

 

「え!?インデックスちゃん!?どこ!?」

 

どうやらアリサは気づいていなかったらしい。だが、インデックスはこちらが声を掛けるとすぐに気づいて、驚いたような嬉しいような顔をしながら寄って来た。

 

「とうま!?久しぶりなんだよ!アリサも!久しぶり!」

 

「インデックスちゃん!会いたかったよ!」

 

「私も二人に会いたかったんだよ。これから家に行こうとしてたところだったんだよ」

 

「そうなのか。……ところで、ステイル達は?」

 

「そこにいるよ」

 

よく見ると、二人とも別々の屋台で買い物をしていた。

 

すると、紅が俺の袖を引っ張って、

 

「この人誰?」

 

と聞いて来たので、元同居人。と、答えておいた。別に間違ってはいないからね。

 

そして、少しして、ステイルと神裂が戻ってきた。少し驚いた顔をしていたが、すぐまた元にもどった。

 

 

 

 

 

こうして、久しぶりの会話に心を弾ませながら、俺とアリサは夏祭りデートを楽しんだ。




このあとはインデックスは出てこないと言ったな。あれはウソだ。


……すみません。ウソつきました。出さないとかいってバリバリ出てます。この後三話くらいは少なくともでるんじゃね?
本当にゴメンなさい。



次回もよろしくです。感想、評価など待ってます。

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