新しくオリジナル作品を上げたので、そちらも是非みてください。
今回は短いです。
それでは、本編をどうぞ。
現在時刻は四時二十分。完璧なる十分前行動である。
まぁ、そんなことはどうでもいい。俺、上条当麻は昼間に続き、再び中津川家を訪れていた。アリサは先に中津川家に行っていて、今頃は浴衣を着ている頃だろう。
そして、中津川家の前で、インターホンを押し、中から出てくるのを待つ。すると、中から紅と翔、……そして、全身を黄色系の色の浴衣に身をつつんだアリサが出て来た。
「ど、どう…かな。似合ってる?当麻くん」
「あ、ああ。思わず見惚れてたぜ」
「当たり前じゃない。私が悩みに悩んで決めたんだから」
「そうそう。姉さんにしてはめずらしくなやんでたからな」
「サンキューな、紅。アリサも…、その、いつもより可愛いぞ///」
「言ってる当麻が照れてどうすんのよ…」
「う、うるせぇ。いいだろ、本当にそう思ったんだから」
「……あ、ありがとう、当麻くん///」
「お前ら…、いつまで夫婦漫才やってるつもりだよ……」
「翔、今のこいつらに何言っても無駄よ…」
「そうだな。……はぁ。まあいいや。取りあえず行こうぜ、姉さん。それから、上条さんたちもな」
こうして、俺とアリサ、中津川姉弟は遅夏祭りへと向かった。
会場に着くと、すでに人が沢山いた。その人混みの中に入っていく。すると、アリサが腕を組んで来た。
「はぐれないように、ね?」
「そうだな。こうすればはぐれないな」
その姿を見ていた紅と翔が
((こいつら、マジで周囲を気にしやがれ))
と思っていたのはまた別のお話。
夏祭りと言えばやはり定番は屋台と花火だろう。焼きぞは、たこやき、リンゴ飴、金魚すくいなど色んな屋台がある。なので、基本的に花火が始まるまでは屋台をみてまわるというのが主流だ。俺たちもその中に入っており、現在屋台をみているところ。
すると、久しぶりに会う人物に出会った。
白い修道服に身を包んだ青色の髪をした女の子。見間違えるハズがない。その胸元には大きなピンが三つもついている。間違いない。あの子は…、
「おーーーーい!インデックスー!!!!」
「え!?インデックスちゃん!?どこ!?」
どうやらアリサは気づいていなかったらしい。だが、インデックスはこちらが声を掛けるとすぐに気づいて、驚いたような嬉しいような顔をしながら寄って来た。
「とうま!?久しぶりなんだよ!アリサも!久しぶり!」
「インデックスちゃん!会いたかったよ!」
「私も二人に会いたかったんだよ。これから家に行こうとしてたところだったんだよ」
「そうなのか。……ところで、ステイル達は?」
「そこにいるよ」
よく見ると、二人とも別々の屋台で買い物をしていた。
すると、紅が俺の袖を引っ張って、
「この人誰?」
と聞いて来たので、元同居人。と、答えておいた。別に間違ってはいないからね。
そして、少しして、ステイルと神裂が戻ってきた。少し驚いた顔をしていたが、すぐまた元にもどった。
こうして、久しぶりの会話に心を弾ませながら、俺とアリサは夏祭りデートを楽しんだ。
このあとはインデックスは出てこないと言ったな。あれはウソだ。
……すみません。ウソつきました。出さないとかいってバリバリ出てます。この後三話くらいは少なくともでるんじゃね?
本当にゴメンなさい。
次回もよろしくです。感想、評価など待ってます。