妖精女王が聖杯戦争に参加したら   作:砂岩改(やや復活)

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※稚拙な文

※グダグダ

それでも良い方はどうぞ。


妖精女王が聖杯戦争に参加したら

「誓いを此処に…我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者…」

 

巨大な聖堂の中に響く男性の声、その者の右手には十字架の様な紋章が輝く。

 

「汝三大の言霊を纏う七天、

抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」

 

男性は前に描かれた魔方陣から発生する光と風を受けながら詠唱を唱え終えると光は一層増し聖堂を包み込む。

その様子を見ていた女性もその光に対し目を瞑る事しかできなかった。

 

聖杯を通し魔術師(マスター)の魔力を糧に体を生成し徐々に姿を現していく。

名高き剣、エクスカリバーの鞘を媒介として召喚されるのはもちろん、騎士王と讃えられた人物…。

 

カツン……

 

二本の脚が大理石を踏みしめる音が静まりかえった聖堂に響く。

魔術により生成された姿、それは二人の男女が想像していた厳格な男性などではなかった。

 

「問おう…」

 

前に突き出たブレード型の王冠、一見タイツの様な服装の上から羽織るようにして着ているのは金布で織られたであろうマント。肩に左右二枚ずつ浮いた装飾付きのガーダーは1メートルの長いブレードを下に提げていた。腰から携えられたブレードは左右四枚で合計六枚のブレードと腰から広がるスカートの姿はどこか近未来的なものを感じさせた。

 

「貴様が私のマスターか?」

 

姿を現した少女は目の前にいる男性、衛宮切嗣に問いを投げかけた。

 

「あ、あなたは…」

 

その様子を見ていた女性、アイリスフィール・フォン・アインツベルンは予想とはかけ離れたサーヴァントの姿に思わずフリーズしたがなんとか持ち直し問いを投げかける。

 

「誰とは?英国の王たる私を知らぬと申すまいな」

 

「英国の王!?」

 

現れたサーヴァントの言葉に切嗣は我を忘れて大声を出してしまった、その声にアイリスフィールが驚きそれを見た彼は混乱する頭を整理しながらサーヴァントに話しかける。

 

「念のために聞く……君は…一体誰なんだ」

 

「私の名はエリザベス…英国の王だ…通りのよい呼び名は…そうだな妖精女王とでも言っておこうか…それと私のクラスはキャスターだ」

 

図らずも自身が望んでいたクラスのサーヴァントを手に入れた切嗣だが予想外続きの事態に頭が痛くなるのを感じていたのだった。

 

ーーーー

 

最後のマスター、雨生龍之介の下に現れたのは禍々しい甲冑を纏った女騎士。

 

「お近づきの印に御一献どうですか?アレ食べない?」

 

バイザーに被われた顔からは何も分からない、泣き叫ぶ子供のもとへ歩み寄ったその騎士は目にも止まらぬ速さで子供を切り裂いた。

 

「……私は今回、セイバーのクラスを得て現界した……お前は聖杯に何を望む……」

 

約束された勝利の剣(エクスカリバー・モルガン)を携えた騎士は雨生龍之介にそう言い放ったのだった。

 

 

 

 

 

 




その発想はあった。

ー追記ー

妖精女王エリザベス

妖精女王名に恥じぬ高位の全方位精霊術師。
人間と妖精のハーフで人と妖精の頂点に君臨する規格外。
光翼は宝具ではないが莫大な魔術消費とそれに恥じぬ威力は最も強力なものかもしれない。

クラス:キャスター

属性:中立・善
パラメータ: 筋力:C 耐久:B 敏捷:B 魔力:EX 幸運:B 宝具:A++
クラス別能力:陣地作成:B:道具作成:A/ 保有スキル:天然:A:対魔力:A+:カリスマ:A+

宝具

王賜剣二型(E.X.カリバーン)

ランク:A++

種別:本土防衛宝具

女王の楯府(トランプ)

ランク:C~A+

種別:大軍宝具

いつでも何処でも呼び出せることが出来る。

花園(アヴァロン)

ランク:EX

種別:結界宝具

自身の能力値をすべて底上げさせ高い自然治癒力を得る。その治癒力は強大で並大抵の攻撃では当たっても傷すら出来ない。


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