『大天使クリスティア』
星8 光属性 天使族 攻2800 守2300
①:自分の墓地の天使族モンスターが4体のみの場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
②:このカードの①の方法で特殊召喚に成功した場合、
自分の墓地の天使族モンスター1体を対象として発動する。
その天使族モンスターを手札に加える。
③:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
お互いにモンスターを特殊召喚できない。
④:フィールドの表側表示のこのカードが墓地へ送られる場合、
墓地へは行かず持ち主のデッキの一番上に戻る。
咲き人的には『昔は』使っていて懐かしかったな~程度の記憶しか思い入れのないカードだが、『昔は』凄く強かった。『お互いに』と言うテキストさえなければもっと使われていただろうに……
チャオっす!どうも咲き人です。今回から大会編となったのだが、流石に、上と下に分けてんのに2週間1投稿は長すぎて、レギュレーションとか新パックとかのカードプールの関係上、1週間1投稿に変更します。
でも、大会編の時だけね?
さぁ、デュエル開始の宣言をしろ!磯野!(誰?)
ここは紫さんの能力、『境界を操る程度の能力』によるスキマの空間。
そこに存在するコロシアムが今回の大会の開催地だそうだ。
「中々に人もいるし、場所も広いな……うん!良いデュエリストが多そうだ!」
相変わらずのデュエル脳である俺氏。後ろにはミニ賽銭箱を持っている霊夢。
確かに勝ち進んでいけばお賽銭もらえるかもしれないが、霊夢よ。
やめとけ。逆効果に見えてくる。
「さてと、霊夢行くぞ。もうそろそろで大会が始まるんだからな」
「え、じゃあこの賽銭箱どこに置けばいい?」
「もうそこらに置いとけよ……どうせ、とられやしないんだからさ」
「じゃあ、ちょっと待ってて頂戴。大会の人に預けて来るわ」
「そうしてくれ……」
数分後……
「ふぅ……さてと、行きますか」
「ああ、行くか……」
コロシアムはローマにあるような形で、周りの席は見渡す限り埋まっており、
皆の熱気が伝わってくる。そして遂に司会がマイクをその手にとった。
「皆様!お待たせいたしました!これより、第一回デュエル大会の選手入場です!」
「「「「「おおおぉぉぉぉーーー!!」」」」」
「計32名、16組でお送りします!さて、まずはルール説明の方を」
①:プレイヤーは自分のタッグプレイヤーとフィールド・墓地・除外されているカードを共有する。
②:相手ターンの終了と自分ターンの開始の間にそのプレイヤーはタッグプレイヤーと交代する。
③:タッグプレイヤーはお互いのプレイヤーに効果を及ぼすカード効果を受けない。(例:手札抹殺など……)
「大体のルール説明はここで終了します!さてさて、では第一回戦を始めましょう!」
「「「「「おおおぉぉぉぉーーー!!」」」」」
「まずは第一回戦!紅魔館より、レミリア・スカーレット&十六夜 咲夜チームVS
天界より、比那名居 天子&永江 衣玖チーム!」
「ふん、咲夜。あの不良がまた懲りずに私に挑戦しに来たようだ。
もはや返り討ちは生ぬるいと思うのだが?」
「はい。私もそう思います……」
「ふーん。言ってくれるじゃない……!このぺったんこがっ!」
「ほぉ?自分の事を棚に上げてよくそんなことが言えるな……
私は胸は小さかろうが、器は大きいのだ」
「はっ!そう言っているのが、器の小ささを主張しているのよ!」
「言うじゃないか……負け犬の不良の天人が……!」
「天人なめんじゃないわよ吸血鬼……!」
「「お互い大変ですね~」」
『おおー!早くもヒートアップだー!それでは第一回戦デュエル開始いぃぃー!!!』
「「「「「オオオオォォォォーーーー!!!」」」」」
「衣玖!さっさとこいつらを倒すわよ!」
「ええ、分かりました」
「咲夜、私たちの力を見せつけるぞ。こいつらと観客にな」
「承知いたしました。お嬢様」
「「「「
レミリア&咲夜 LP8000
天子&衣玖 LP8000
ターン順
天子→咲夜→衣玖→レミリア→(以下エンドレス
先行をとったのは天子
「私のターン、行くわよ!吸血鬼!私は永続魔法『魂吸収』を2枚発動!
このカードがある限り、除外されたカード1枚につき、私のライフを500回復させる。それが2枚で1000ポイント回復ってことよ」
「ふん、それぐらいやってもらわないとな……つまらないだろう」
「言ってなさい!魔法カード『天空の宝札』を発動!
手札の天使族モンスター『大天使クリスティア』を除外して、2枚のカードをドロー!そして、このターン、私は特殊召喚もバトルフェイズも行えない……
ま、先行は元からバトルフェイズは行えないからあんまり変わんないし、いいわよね。
じゃあ、2枚の『魂吸収』の効果で1000ポイント回復!」
天子&衣玖 LP8000→8500→9000
「更に魔法カード『強欲で謙虚な壺』!デッキからカードを3枚めくり、
その中から1枚のカードを手札に加え、残りのカードはデッキに戻す」
1枚目『ヘカテリス』、2枚目『アテナ』、3枚目『コート・オブ・ジャスティス』。
「私は『ヘカテリス』を手札に加えるわ。そして、『強欲で謙虚な壺』のデメリットとして私はこのターン、特殊召喚できないわ。まぁ、過ぎたことよね。『神秘の代行者 アース』を召喚!」
『神秘の代行者 アース』ATK1000
「『アース』の効果でデッキから『代行者』を手札に加える。私は『奇跡の代行者 ジュピター』を手札に加え、フィールド魔法『天空の聖域』を発動!これで天使族モンスターの戦闘によって発生する天使族モンスターのコントローラーへの戦闘ダメージは0になるわ。そして、手札の『ヘカテリス』の効果!このカードを捨て、デッキから『神の居城-ヴァルハラ』を手札に加え、私はカードを1枚伏せて、ターンエンドよ」
天子&衣玖 手札2
・モンスターゾーン
『神秘の代行者 アース』ATK1000
・魔法・罠ゾーン
『魂吸収』
『魂吸収』
伏せ1
・フィールド魔法
『天空の聖域』
「私のターンですね。ドロー!」
「この瞬間に永続罠『奇跡の降臨』を発動!除外されている天使族モンスターを特殊召喚するわ!来なさい!『大天使クリスティア』!」
『大天使クリスティア』ATK2800
「『クリスティア』の永続効果でお互いは特殊召喚できないわ!さぁ、超えられるものなら超えてみなさい!」
「はぁ、まあやるだけやりましょう。フィールド魔法『光の結界』を発動!『アルカナフォース』のコイントスの表裏を決めることができる。『アルカナフォースⅢ-THE EMPRESS』!」
『アルカナフォースⅢ-THE EMPRESS』ATK1300
「『THE EMPRESS』は召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、コイントスを行い、表か裏。でた方により効果が変わります。ですが、フィールド魔法『光の結界』の効果でコイントスを行わず、結果だけを生み出します!過程を飛ばし、表を選択する!これにより、『THE EMPRESS』が存在する限り、相手がモンスターを通常召喚する度に手札の『アルカナフォース』を特殊召喚できる」
「そいつが天使族モンスターなのは気に食わないけど『クリスティア』がいるからその効果も無駄ね」
「それはどうかしらね?バトルフェイズ!『THE EMPRESS』で『大天使クリスティア』に攻撃!」
「いくら戦闘ダメージを受けないからって攻撃力が低いモンスターで攻撃なんて……
い、いや違う!」
「ダメージステップ計算時に手札から『オネスト』の効果を発動!『THE EMPRESS』の攻撃力はバトルしている『クリスティア』の攻撃力分アップする!」
『アルカナフォースⅢ-THE EMPRESS』ATK1300→4100
「くっ!『奇跡の降臨』も破壊されるけれど、『天空の聖域』の効果で私は戦闘ダメージを受けないわ!更に『クリスティア』はフィールドから墓地に送られる代わりにデッキトップに置かれる!」
「ですがこちらの『光の結界』の効果を発動!『アルカナフォース』が相手モンスターを戦闘で破壊した場合、破壊したモンスターの元々の攻撃力の数値分のライフを回復する!」
レミリア&咲夜 LP8000→10800
「ターンエンドです」
レミリア&咲夜 手札3
・モンスターゾーン
『アルカナフォースⅢ-THE EMPRESS』ATK4100→1300
・魔法・罠ゾーン
なし
・フィールド魔法
『光の結界』
「任せたわよ、衣玖」
「ええ、では、私のターンですね。ドロー!……とは言っても私も準備から入らなければいけないのですけどね。私は手札から『サンダー・シーホース』の効果を発動!このカードを捨て、デッキから攻撃力1600以下の雷族・光属性・レベル4同名モンスターを2体手札に加えられます。これにより、『Okaサンダー』2体を手札に加えます。そして私もこのターン、特殊召喚できません。そして『強欲で謙虚な壺』発動」
1枚目『リビングデッドの呼び声』、2枚目『電池メン-ボタン型』、3枚目『電池メン-角型』。
「私は『電池メン-角型』を手札に加え、これを召喚!」
『電池メン-角型』ATK1000
「この瞬間に、『THE EMPRESS』の効果を発動!手札の『アルカナフォースⅣ-THE EMPEROR』を攻撃表示で特殊召喚!」
『アルカナフォースⅣ-THE EMPEROR』ATK1400
「そして『光の結界』の効果で『表』を選択。『THE EMPEROR』はコイントスの結果が『表』の時、フィールドの『アルカナフォース』の攻撃力を500ポイントアップさせるわ」
『アルカナフォースⅢ-THE EMPRESS』ATK1300→1800
『アルカナフォースⅣ-THE EMPEROR』ATK1400→1900
「ですが、『角型』の効果も発動。デッキから『電池メン』を手札に加え、攻撃力を倍にします。私は『電池メン-単三型』を手札に加えます」
『電池メン-角型』ATK1000→2000
「バトル!『角型』で『THE EMPRESS』を攻撃!」
「『天空の聖域』の効果で戦闘ダメージは0よ」
「ええ、私はカードを1枚伏せてターンエンドです。エンドフェイズに『角型』は破壊されます」
天子&衣玖 手札6
・モンスターゾーン
『神秘の代行者 アース』ATK1000
・魔法・罠ゾーン
『魂吸収』
『魂吸収』
伏せ1
・フィールド魔法
『天空の聖域』
「では、私のターンか、ドローする。スタンバイフェイズ時に『光の結界』の効果発動。コイントスで表が出れば何もなし、裏が出ればこのカードの効果を次の自分のスタンバイフェイズ時まで無効にする」
結果は……表。継続となる。
「バトルを行う」
『おおーーっと!?レミリア選手、手札にモンスターがいないのかー!?』
「こういうノリがいいな。楽しめそうだ。『THE EMPEROR』で
『神秘の代行者 アース』を攻撃」
「『天空の聖域』の効果で戦闘ダメージは受けません」
「お互いフィールド魔法に助けられているな。『光の結界』の効果で『アース』の攻撃力の数値分、私のライフを回復させる。カードを2枚伏せてターンエンドだ」
レミリア&咲夜 LP10800→11800
レミリア&咲夜 手札4
・モンスターゾーン
『アルカナフォースⅣ-THE EMPEROR』ATK1900
・魔法・罠ゾーン
伏せ2
・フィールド魔法
『光の結界』(コイントスの結果『表』)
「はっ!大層なことを言いながら全然大したことしてないじゃない!」
「序盤から展開する必要もないということだ」
「負け惜しみね……私のターン!神の居城-ヴァルハラ』を発動。効果も発動!自分フィールドにモンスターがいない場合、手札の天使族モンスター『大天使クリスティア』を特殊召喚!」
『大天使クリスティア』ATK2800
「バトルよ!『クリスティア』で『THE EMPEROR』を攻撃!」
「無論、ダメージはない」
「ターン終了よ」
天子&衣玖 手札0
・モンスターゾーン
『大天使クリスティア』ATK2800
・魔法・罠ゾーン
『魂吸収』
『魂吸収』
『神の居城-ヴァルハラ』
伏せ1
・フィールド魔法
『天空の聖域』
「私のターン……ドロー!スタンバイフェイズに『光の結界』の効果でコイントスを行う……まぁ、結果は『表』。効果は継続ね……攻撃力2800はかなり辛いわね……」
「ふふん!どうよ!」
「咲夜、任せたぞ」
レミリアの言葉にはっとなり、咲夜は伏せてあるカードを確認すると、フッと笑う。
「……!……ああ、そういうことですか。リバースカード発動!『手札抹殺』!私は手札4枚を墓地に送り、新たに4枚のカードをドロー!魔法『死者転生』!手札の『死の花―ネクロ・フルール』を墓地に送り、墓地の『オネスト』を手札に加え、『アルカナフォースⅥ-THE LOVERS』を召喚!『光の結界』の効果で『表』を選択し、更に『THE EMPEROR』の効果で攻撃力アップ!」
『アルカナフォースⅥ―THE LOVERS』ATK1700→2200
「バトル!『THE EMPEROR』で『大天使クリスティア』を攻撃!ダメージステップ開始時に手札から『オネスト』の効果!」
『アルカナフォースⅣ-THE EMPEROR』ATK1900→4700
「でも、『天空の聖域』の効果で戦闘ダメージは受けず、『大天使クリスティア』の効果でこのカードをデッキトップに置くわ」
「『光の結界』の効果!2800ポイント回復します!」
レミリア&咲夜 LP11800→14600
「バトルは続く!『THE LOVERS』でダイレクトアタック!」
「くっ!」
天子&衣玖 LP9000→6800
「トラップ発動!『フリッグのリンゴ』!今受けた戦闘ダメージ分、私のライフを回復させるわ!」
天子&衣玖 LP6800→9000
「そして受けたダメージと同じ攻撃力・守備力を持つ『邪精トークン』を特殊召喚する!」
『邪精トークン』ATK?→2200
「残念ですがトラップ発動、『破壊輪』!『邪精トークン』を破壊します。
ただし、そのモンスターには元々の攻撃力は存在しないのでダメージはありません。ターンエンドです」
レミリア&咲夜 手札1
・モンスターゾーン
『アルカナフォースⅣ-THE EMPEROR』ATK1900
『アルカナフォースⅥ-THE LOVERS』 ATK2200
・魔法・罠ゾーン
伏せ2
・フィールド魔法
『光の結界』(コイントスの結果『表』)
今日の最強カードは
『オネスト』
星4 光属性 天使族 攻1100 守1900
①:自分メインフェイズに発動できる。フィールドの表側表示のこのカードを手札に戻す。
②:自分の光属性モンスターが戦闘を行うダメージステップ開始時からダメージ計算前までに、このカードを手札から墓地へ送って発動できる。そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分アップする。
「今日の最強カードは『オネスト』のカードです」
「このカードは光属性のデッキには大体入っている強カードだな」
「はい。なので戦闘面では光属性同士のミラーマッチ以外では大丈夫でしょう。私の『アルカナフォース』たちはステータスが微妙ですからね」
「上位の『アルカナフォース』が出るまでの時間稼ぎとしても使えるということか……なら、このまま勝利するか。流れは私たちに来ているからな」
「はい。では……」
「「ルールを守って楽しくデュエル!」」