後書きでは今日の最強カードでも登場させますか……
今回の話を書いて……
『クイラ』とか『インティ』とか蘇生しすぎでわけわかめ。ややこしくて30回程書き直した。
嵯峨 LP2600
手札2
『ディスペアーアイズ・クレイジー・ドラゴン』ATK3000
『ディスペアー・ストーカー』ATK2000
伏せ2
霊夢 LP7400
手札1
『|青眼の精霊龍《ブルーアイズ・スピリット・ドラゴン』DEF3000
『暗黒竜 コラプサーペント』DEF1700
『霊廟の守護者』DEF2200
魔理沙 LP6400
手札2
『ブラック・マジシャン』ATK2500
『永遠の魂』
伏せ1
ゴドウィン LP20200
手札0
『太陽龍インティ』ATK3000
『王宮の鉄壁』
『召喚制限――エクストラネット』
伏せ1
「私のターン、ドローだぜ!私は『チョコ・マジシャン・ガール』を召喚!」
『チョコ・マジシャン・ガール』ATK1600
『チョコ・マジシャン・ガール』……?あれは確か映画記念で出たパックの……(嵯峨は映画を見ていない)
「『チョコ・マジシャン・ガール』の効果!手札の『レモン・マジシャン・ガール』を墓地に送り、1枚ドロー!そして永続トラップ『永遠の魂』を発動!デッキから『
よし!『千本ナイフ』は『ブラック・マジシャン』が存在していれば相手モンスターを破壊することができる!そうすれば『ブラック・マジシャン』よりも攻撃力が高い『太陽龍インティ』を破壊して尚且つ、攻撃力2500の『月影龍クイラ』に代わる!
『幻想の黒魔導師』の攻撃力は装備魔法『ガガガリベンジ』の効果で2800。
攻撃力が2500である『クイラ』を攻撃して『ブラマジ』で『インティ』を攻撃。
その時、『王宮の鉄壁』を除外して霊夢のターンに繋げられる!…………はず!
……それに奴はまだ発動していないが、『インティ』は誘発効果で自身の攻撃力を0にする効果を持っている……どんなモンスターでも奴を破壊できてしまうということだ……
さぁ、どうするつもりだ?魔理沙!
「私は『千本ナイフ』の効果で『太陽龍インティ』を破壊!」
「まだ分からぬのか……!『太陽龍インティ』が破壊されたことにより、墓地で『月影龍クイラ』のモンスターが発動する!太陽が沈み、また月が昇る!現れよ、『月影龍クイラ』!」
『月影龍クイラ』ATK2500
「へっ!この幻想郷は太陽と月の永遠ループの常識さえ通用しないんだぜ!
この瞬間にトラップ発動!『黒魔族復活の棺』!」
「あのカードは……!」
「自分フィールドの魔法使い族モンスターとお前が今、特殊召喚した『月影龍クイラ』を墓地へ送る!」
「何だと!?」
「そしてデッキ・墓地から魔法使い族・闇属性モンスターを特殊召喚するぜ!今、墓地に送った『ブラック・マジシャン』を特殊召喚!」
『ブラック・マジシャン』ATK2500
「バトルだぜ!『ブラック・マジシャン』と『チョコ・マジシャン・ガール』でダイレクトアタックだ!」
「グッ!」
ゴドウィン LP20200→16100
「私はカードを2枚伏せてターンエンドだぜ!」
魔理沙 手札0
『ブラック・マジシャン』ATK2500
『チョコ・マジシャン・ガール』ATK1600
『永遠の魂』
伏せ2
「続けて行くわ!私のターン!『
『蒼眼の銀龍』DEF3000
「この瞬間、フィールド魔法『召喚制限――エクストラネット』の効果で我はカードを1枚ドロー」
「『蒼眼の銀龍』の効果!このカードが特殊召喚に成功した時、私のフィールドのドラゴン族モンスターは次のターンのエンドフェイズ時まで効果対象にとられず、効果は破壊されない!更に魔法カード『死者蘇生』。墓地の『レッドアイズ・ダークネスメタル・ドラゴン』を特殊召喚!」
『レッドアイズ・ダークネスメタル・ドラゴン』ATK2800
「『レッドアイズ・ダークネスメタル・ドラゴン』の効果で墓地の『青眼の白龍』を特殊召喚!」
『青眼の白龍』ATK3000
「魔法カード『ドラゴニック・タクティクス』を発動!フィールドの『霊廟の守護者』と『暗黒竜 コラプサーペント』をリリースし、デッキから『青眼の白龍』を特殊召喚!」
『青眼の白龍』ATK3000
「そして墓地に送られた『暗黒竜 コラプサーペント』の効果でデッキから『輝白竜 ワイバースター』を手札に加える……そしてバトルフェイズよ!2体の『青眼の白龍』と『レッドアイズ・ダークネスメタル・ドラゴン』でダイレクトアタック!」
「グゥゥゥ!」
ゴドウィン LP16100→13100→10100→7300
「エンドフェイズ時に『青眼の精霊龍』の効果で特殊召喚したモンスターは破壊されるけれど、『蒼眼の銀龍』の効果で破壊されないわ!次の嵯峨のターンであんたの意味が分からない計画は終わりよ!」
霊夢 手札1
『青眼の白龍』ATK3000
『青眼の白龍』ATK3000
『レッドアイズ・ダークネスメタル・ドラゴン』ATK2800
『蒼眼の銀龍』DEF3000
「ああ……だが、その前に教えろゴドウィン!なんでお前は過ちを繰り返す気なんだ!」
「我は確かに……不動遊星に諭され、兄であるルドガーと共に地縛神を封印し、5000年周期の戦いに終止符を打つ……そのつもりであった……」
「つもり?」
「我とルドガーは敗北した……ルドガーは我をかばい、彼一人の手で地縛神のほとんどを封印した……その時、我にはある感情がまた芽生え始めていた」
「嫉妬か……同じ兄を持つ者として確かに嫉妬の一つ芽生えたことぐらいある……だが、それとこの異変は関係ない……はずだ」
「いや、我のこの心境は『地縛神』の力を強めるのには最適だったのだ……元ダークシグナーである我と『地縛神』は共鳴し合い、そして再びダークシグナーへと舞い戻った。ダークシグナーとしての使命は世界を破滅へと向かわせることだ!」
「……聞いて損した……お前の兄は最後まで戦っていたじゃないか!」
「黙れッ!貴様にも分かるだろう……!兄と見比べられるこの劣等感を!我は恐怖を超え、神となった!兄ルドガーを超えたのだ!」
「違う!兄というものがあるから挑戦できるものがある!お前は目標を失ってでも得たかった力は『ソレ』じゃないはずだ!」
「ならば貴様が正しいとデュエルで証明して見せよ!」
「ああ、私のターン!ドロー!私は『ディスペアーアイズ・クレイジー・ドラゴン』と『ディスペアー・ストーカー』をリリースし、『ディスペアー・ジャイアント』をアドバンス召喚!」
『ディスペアー・ジャイアント』ATK2800
「『ディスペアー・ジャイアント』がアドバンス召喚に成功した時、アドバンス召喚のためのリリースに使用された『ディスペアー』モンスターを1体特殊召喚する!戻れ!『ディスペアーアイズ・クレイジー・ドラゴン』!」
『ディスペアーアイズ・クレイジー・ドラゴン』ATK3000
「『ディスペアーアイズ』の効果!お互いは自身の手札の枚数×300ポイントのダメージを受ける!『ディスペアー・ハウリング』!」
嵯峨 LP2600→2000
霊夢 LP7400→7100
魔理沙 LP6400→6100
ゴドウィン LP7300→7000
「そしてトラップ発動!『ディスペアー・ゲットアップ』!全てのプレイヤーが効果ダメージを受けた場合、発動でき、全てのプレイヤーが受けたダメージの合計分の数値、自分フィールドの最もレベルが高いモンスターに加える!」
『ディスペアーアイズ・クレイジー・ドラゴン』ATK3000→4500
「よし!これで嵯峨のモンスターの攻撃力の合計は7300!」
「バトルフェイズだ!『ディスペアーアイズ・クレイジー・ドラゴン』でダイレクトアタック!『ディスペアーバースト』!」
「グアアア!」
ゴドウィン LP7000→2500
「これで終わりだ!『ディスペアー・ジャイアント』でダイレクトアタック!」
「……まだだ!我はトラップカード『名誉の贄』を発動!」
「チィ……!」
「我のライフが3000ポイントよりも少ない時、相手モンスターのダイレクトアタックを無効にして、我のフィールドに『贄の石碑トークン』を2体特殊召喚する」
『贄の石碑トークン』DEF0
『贄の石碑トークン』DEF0
「『贄の石碑トークン』はアドバンス召喚以外のリリースには使用できず、シンクロ素材にも使用できない。更に!我はデッキから『あるカード』を手札に加える……!」
「なんつう量の効果だぜ!」
「当然だ!我は自らの体に神を刻み込んだ真の神なのだからな!」
「くっ……!私はカードを1枚伏せる。ターンエンド……この時、『ディスペアー・ゲットアップ』の効果も終了し、『ディスペアーアイズ・クレイジー・ドラゴン』の攻撃力は元に戻る」
嵯峨 手札1
『ディスペアーアイズ・クレイジー・ドラゴン』ATK4500→3000
『ディスペアー・ジャイアント』ATK2800
伏せ2
「我のターン!我は『贄の石碑トークン』2体をリリースし、『地縛神
『地縛神
「攻撃力……たったの1ポイント?」
「やばいな……来るぞ!」
「我は『地縛神Wiraqocha Rasca』の効果を発動!我のバトルフェイズをスキップすることで相手ライフポイントを『1』にする!」
「「なんですって(だって)!?」」
「対象のプレイヤーは博麗霊夢……君だ!」
「くっ!」
「そうはさせないぜ!トラップ発動!『ライフ・エクスチェンジ』を発動!ライフポイントの変化する効果の対象を私に変更する!」
「「魔理沙!?」」
「後は……任せたぜ」
「またそのカードか……なら君から絶望を与えてやろう……!行け!地縛神Wiraqocha Rasca!霧雨魔理沙のライフを1にしろ!『ポーラスター・オベイ』!」
「ぐっ……!うわぁぁぁぁ!」
魔理沙 LP6100→1
「ぐっ……『ライフ・エクスチェンジ』の……更なる効果……この効果でライフポイントが減少した場合、相手……フィールドのカード1枚を破壊……する……私は『王宮の鉄壁』を選択……!」
『ライフ・エクスチェンジ』の効果で『王宮の鉄壁』が破壊されると同時に魔理沙は倒れてしまう。
「姑息な真似を……我はカードを2枚伏せ、ターンエンドだ」
ゴドウィン 手札0
『地縛神Wiraqocha Rasca』ATK1
『召喚制限――エクストラネット』
伏せ2
「私のターンよ!ドロー!私は魔法カード『埋葬呪文の宝札』を発動!墓地の『ドラゴニック・タクティクス』2枚と『手札抹殺』を除外して、デッキからカードを2枚ド
ロー!更に墓地の『暗黒竜 コラプサーペント』を除外して『輝白竜 ワイバースター』を特殊召喚!そして『青眼の白龍』2体と『輝白竜 ワイバースター』の計3体をリリースし、『オベリスクの巨神兵』をアドバンス召喚!」
『オベリスクの巨神兵』ATK4000
「『オベリスクの巨神兵』だと?なるほど……異変解決者であり、最強の巫女と言われるだけはある……」
「……『オベリスクの巨神兵』の召喚時にはどんな効果も発動させない……よって墓地の『輝白竜 ワイバースター』の効果は発動しない……そして『レッドアイズ・ダークネスメタル・ドラゴン』の効果で墓地から『青眼の白龍』を蘇生。そして『オベリスクの巨神兵』の効果発動!私のフィールドの『青眼の白龍』と『蒼眼の銀龍』をリリースし、相手フィールドのモンスターを全て破壊する!『ゴッドハンド・インパクト』!」
「だが、神すら地縛神には通用しない!カウンター罠『バイ=マーセの癇癪』!我のフィールドに『地縛神』が存在する場合、相手の効果モンスターの効果の発動を無効にして破壊する!」
「そんな……『オベリスクの巨神兵』までもが……」
「諦めるな霊夢!私は自分フィールドの『ディスペアー・ストーカー』をリリースし、速攻魔法『エナジー・リフレクト』を発動!このターン、モンスター1体は相手にダイレクトアタックを行える!対象は『レッドアイズ・ダークネスメタル・ドラゴン』!」
「!『レッドアイズ・ダークネスメタル・ドラゴン』でダイレクトアタック!」
「甘い!永続トラップ『光の護封霊剣』!1000のライフポイントを犠牲にすることでダイレクトアタックを無効にする!」
「そんな……カードを伏せて、ターン…エンド」
ゴドウィン LP2500→1500
霊夢 手札0
『レッドアイズ・ダークネスメタル・ドラゴン』ATK2800
伏せ1
「私のターン!私は魔法カード『絶望仕掛けの人形』を発動!墓地の『ディスペアー』モンスターを5体除外することでエクストラデッキから『ディスペアーアイズ』融合モンスターを召喚条件を無視し、効果を無効にして守備表示で特殊召喚する!出でよ!
『ディスペアーアイズ・エリミネイション・ドラゴン』!」
『ディスペアーアイズ・エリミネイション・ドラゴン』DEF0
「この瞬間にフィールド魔法『召喚制限――エクストラネット』の効果で我は1枚ドロー!」
「更に魔法カード『絶望仕掛けの屋敷』を発動!墓地の『絶望』または『ディスペアー』魔法・罠カードを全て除外する……ちなみに『ディスペアウトプット』はルール上『ディスペアー』罠カードとして扱う。その後、エクストラデッキから『ディスペアーアイズ』
『ディスペアーアイズ・アングリー・ドラゴン』DEF0
「守備力たったの0のモンスターを並べて何の意味がある!『召喚制限――エクストラネット』の効果で1枚ドロー!」
「トラップカード!『絶望への生贄』を発動!自分フィールドに融合、シンクロ、エクシーズモンスター……もしくはどちらもが存在する場合、墓地の『絶望』または『ディスペアー』魔法・罠カードを1枚除外して発動できる!フィールドの融合・シンクロ・エクシーズ・儀式モンスター以外のモンスターの召喚時効果を発動できる!対象は『ディスペアーアイズ・クレイジー・ドラゴン』!」
「嵯峨!?」
霊夢と魔理沙の手札は0枚。よって魔理沙はライフが0にはならないが、嵯峨のライフポイントはたったの1700にまでになってしまう。
「『ディスペアーアイズ・クレイジー・ドラゴン』の効果により、全てのプレイヤーは自身の手札の枚数×300ポイントのダメージを受ける。『ディスペアー・ハウリング』!グッ!」
嵯峨 LP2000→1700
ゴドウィン LP1500→900
「はぁ………はぁ………この時、除外された『絶望仕掛けの人形』と『絶望仕掛けの屋敷』の効果…!フィールドにいる融合・シンクロモンスターを全て破壊し、そのモンスターの守備力の合計分のダメージを私は受けるが、『ディスペアーアイズ』たちの守備力は0!よって、ダメージは受けない……!カードを1枚伏せてターンエンド!」
嵯峨 手札0
『ディスペアーアイズ・クレイジー・ドラゴン』ATK3000
伏せ1
「我のターン!我は『地縛神Wiraqocha Rasca』の効果で相手ライフを1にする!対象は今度こそ君だ博麗霊夢!」
「……フッ……いいわ!来なさい!」
「そうはさせない!」
「「!?」」
「トラップ発動!『ディスペアー・キャノン』!私の手札が0枚の時、デッキのカードが半分になるようにゲームから除外することでこの効果で除外したカードの枚数×100ポイントのダメージを与える……除外したカードは11枚!その数値は1100ポイントだ!」
「甘いわぁ!我は速攻魔法『非常食』発動!場の永続罠『光の護封霊剣』を墓地に送り、1000ポイントのライフを回復する!」
「何だと!?」
ゴドウィン LP900→1900→800
「『地縛神Wiraqocha Rasca』の効果で博麗霊夢のライフを1にする!『ポーラスター・オベイ』!」
「きゃああああ!」
霊夢 LP7100→1
「霊夢……まで……!」
「自らの弱さを知り、そして敗北を知れ!峰城 嵯峨!我はこれでターンエンド!」
ゴドウィン 手札2
『地縛神Wiraqocha Rasca』ATK1
『召喚制限――エクストラネット』
「カードを引けないプレイヤーにターンは回ってこない……よって貴様のターンだ!」
「弱さなんて自覚してる……!後は覚悟だけだ!私のターン……ッ!ドロー!
……来た!魔法カード『絶望の異常召喚』!私の墓地の融合・シンクロ・エクシーズモンスターを全て除外し、相手の墓地に存在する通常モンスターを除外した枚数だけ特殊召喚する!甦れ!『青眼の白龍』!『ブラック・マジシャン』!」
『青眼の白龍』ATK3000
『ブラック・マジシャン』ATK2500
「そしてこの効果で2体以上のモンスターが特殊召喚に成功した場合、最もレベルが高い方のモンスターは相手にダイレクトアタックができる!バトルフェイズだ!」
「そうはさせん!墓地の永続罠『光の護封霊剣』を除外し、このターン、相手はダイレクトアタックできない!」
「くっ……!ターンエンドだ……」
嵯峨 手札0
『ディスペアーアイズ・クレイジー・ドラゴン』ATK3000
『
『ブラック・マジシャン』ATK2500
「我のターン、我は『地縛神Wiraqocha Rasca』の効果を発動!嵯峨、君にも絶望を見せてやろう!『地縛神Wiraqocha Rasca』よ、嵯峨のライフを1にしろ!『ポーラスター・オベイ』!」
「来てみろ……私は絶対に絶望しない!」
嵯峨 LP1700→1
「ぐっ……うぅ……あ…………」
この衝撃を霊夢と魔理沙は受けたのか……俺は……耐えたいんだがな……くっ!もう目の前が暗く……
『ヒャハハハ!どうやらピンチみたいだなぁ?』
「バク……ラ……」
『この瞬間にお前の体を乗っ取ってもいいんだぜ?』
「(ギリッ)」
『おーおー怖いねぇ……ま、一つプレゼントがあるんだよ』
「プレ……ゼント……だと?」
『そうそう……ま、言っちまえば『宿代』ってことでいい。俺様があの地縛神のダメージを半減させてやるよ』
「できる……のか……?」
『おいおい主人格様よ……俺様のこと見くびってもらっちゃ困るぜぇ?こう見えても俺様は生身の人間の体で神の攻撃を2回も喰らってるような化け物だぜ!』
闇バクラと呼ばれる彼は初代デュエルキング武藤遊戯が操る『オシリスの天空竜』と当時マリクが操っていた『ラーの翼神竜』の攻撃を喰らって死んでいなかったような奴だ。信用は……できない。だって『オシリス』の時は無事だったが、『ラー』の時は殆ど消滅していた……俺じゃ、生きていける気がしないが……
「いい賭けじゃねぇか……乗った」
『いいねぇ!お前のそういうノリは好きだぜ!』
「……ハッ……このデュエルを終わらしたらお前のデッキ作ってやるよ」
『ヒャハハハ!面白れぇ!』
「フフフフフフ……!ハハハハ!今度こそこれで終わった!」
「いいや……まだだ!」
「馬鹿な……!?貴様等はまだ諦めんというのか!?」
「当たり前だ!何度だって、チャンスさえ訪れれば絶対に挑戦する……俺はそう学んだ!」
遊馬先生に!
「だから負けない!」
「くっ……我はカードを1枚伏せて、ターンを終了する……!」
ゴドウィン 手札2
『地縛神Wiraqocha Rasca』 ATK1
『召喚制限――エクストラネット』
伏せ1
「私の……私たちのターン……!ドロォォォォ!」
カンコンッ!
「私は魔法カード『絶望の宝札』を発動!デッキからカードを3枚選択して手札に加え、残りのカードを墓地に送る!」
「デッキが0に……!」
「このターンで決めてやる!」
「フン!貴様はもう終わっているのだ!トラップ発動!『メテオ・プロミネンス』!手札を2枚捨て、相手に2000ポイントのダメージを与える!」
原作効果で相手ライフポイントは関係ないか……だが!
「墓地のトラップカード『ディスペアー・キャノン』の効果発動!このカードを除外することで『ディスペアー・キャノン』以外の除外されている『絶望』または『ディスペアー』罠カード1枚の『除外して発動する』効果を得る!私は『ディスペアー・ゲットアップ』の効果を使う!自分のライフポイントが1000以下の時にのみ、発動でき、相手からの効果ダメージを0にする!」
「チィ……ッ!」
「魔法カード『絶望への渇望』を発動!手札のカードを1枚除外することで相手フィールドの表側表示の魔法カードを1枚除外する!私は『召喚制限――エクストラネット』を選択する!」
「クッ……!」
これで『地縛神』の効果は無効になった。そしてエンドフェイズ時に破壊されるのだが、そんな原作効果はどうでもいい!
「魔法カード『ギャラクシー・クイーンズ・ライト』発動!自分フィールドのレベル7以上のモンスター1体を対象に全ての自分モンスターは対象に取ったモンスターと同じレベルになる!私は『ディスペアーアイズ・クレイジー・ドラゴン』を選ぶ!」
『ブラック・マジシャン』☆7→8
「私はレベル8の『ディスペアーアイズ・クレイジー・ドラゴン』、『青眼の白龍』、『ブラック・マジシャン』の3体をオーバーレイッ!3体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!」
黒の閃光と白の閃光が混じりあって、銀河のような場所に身を捧げ、爆発する。
「我が全ての絶望さえも喰らい尽くす影よ、光の束縛を払い除け、その影が姿形を龍へと昇華し、堕ちてこい!エクシーズ召喚!ランク8!『ディスペアーアイズ・シャドー・ドラゴン』!」
『ディスペアーアイズ・シャドー・ドラゴン』ATK0
「攻撃力……0のエクシーズモンスター……」
「『ディスペアーアイズ・シャドー・ドラゴン』はメインフェイズ時1に
『ブラック・マジシャン』ATK2500
「バトルだ!『ディスペアーアイズ・シャドー・ドラゴン』で『地縛神Wiraqocha Rasca』を攻撃!」
「馬鹿な!『ディスペアーアイズ・シャドー・ドラゴン』の攻撃力は0!『地縛神Wiraqocha Rasca』の攻撃力1ポイントにすら届いていない!」
「ハッ!今度はこちらがお前にも絶望を与えてやる……『ディスペアーアイズ・シャドー・ドラゴン』の効果!『ディスペアーアイズ』を素材にエクシーズ召喚に成功している場合、戦闘を行うダメージステップ終了時まで攻撃力を3000にする!」
「何だと!?」
『ディスペアーアイズ・シャドー・ドラゴン』ATK0→3000
「更に霊夢のリバースカード『竜魂の城』を発動!墓地の『ディスペアーアイズ・クレイジー・ドラゴン』を除外して『ディスペアーアイズ・シャドー・ドラゴン』の攻撃力を700ポイントアップさせる!」
『ディスペアーアイズ・シャドー・ドラゴン』ATK3000→3700
「更に魔理沙のリバースカード『ブラック・スパイラル・フォース』を発動!私のフィールドに『ブラック・マジシャン』が存在する時、自分フィールドのモンスター1体の攻撃力を2倍にする!」
『ディスペアーアイズ・シャドー・ドラゴン』ATK3700→7400
『シャドー・ドラゴン』他者の絶望の形へと姿を変える……
それはまさしく赤き竜であった。
「馬鹿な……攻撃力7400……だと!?それに赤き竜!?馬鹿な……赤き竜は……神たる我を選んだのではなかったのか!?」
「赤き竜を絶望として見ているお前に力なんかは貸さないだろうさ……
そして、7399ポイントの大ダメージで『地縛神』もさっさと復活なんぞ懲りて消えろ!『影の連鎖 ディスペアーシャドーバースト』!」
「グアアアアアアッ!!」
ゴドウィン LP800→0
「うっ……倒したのかぜ……?」
魔理沙が目を覚ます。続けて霊夢も……
「そう……みたいね……」
「二人とも……」
「「嵯峨!」」
「はぁ……無事で良かっ……」
バタンッ!嵯峨は急に倒れる。霊夢と魔理沙の悲痛な呼び声さえも聞こえない程に摩耗して意識を闇に沈めた。
今日の最強カード
地縛神
星10 鳥獣族 攻1 守1
このカードがフィールド上に表側表示で存在する場合、
「地縛神」と名のつくカードを召喚・反転召喚・特殊召喚する事ができない。
フィールド上にフィールド魔法が表側表示で存在しない場合、
このカードの①、②、③の効果は無効となり、このカードはエンドフェイズ時に破壊される。
①:このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
②:相手モンスターはこのカードを攻撃対象にする事ができない。
③:このカードは相手の魔法・罠カードの効果を受けない。
④:1ターンに1度、自分のターンのバトルフェイズをスキップする事で、相手ライフを1にする事ができる。
嵯峨「『地縛神Wiraqocha Rasca』。バトルフェイズをスキップするだけで相手ライフを1にする。俺もやられかけたが『メテオ・プロミネンス』などのバーンに対して何の制約もないので『火の粉』とか『革命』が入っていても驚異的だな」
霊夢「しかも自分は魔法・罠の効果を受けず、攻撃対象にできないから実質かなり厄介な相手よ」
魔理沙「実は攻撃対象うんぬんってとこが『伝説のフィッシャーマン』と同じなので、普通にダイレクトアタックができたんだぜ」
嵯峨「流石にそれは弱くなっちまうんだよということでそこだけ改変させてもらっているぜ」
霊夢「ま、今日の最強カードの紹介はここまで。では、次回も」
三人「「「ルールを守って楽しくデュエル!」」」