「それで嵯峨……異変の黒幕の正体って本当に分かったの?」
霊夢と魔理沙と共に山を下りていく嵯峨は「ああ」と頷いて答える。
「『終わりの始まり』の意味ってのはな……まず『終わり』ってのは何の『終わり』かと考えればすぐわかることだった」
「何の終わりか……?う~ん。異変は幻想郷を脅かすもんだって紫が言ってたぜ」
「そう……終わりってのは『幻想郷の終わり』。つまり『異変』って置き換えられる。そういう意味で言うと、『終わりの始まり』は……」
「『異変の始まり』?私にはまだ何も……うん?『異変の始まり』ってことは……まさか最初の『黒幕』が真の黒幕だと言うの!?」
霊夢が驚くのも無理もない。俺もこれしか『終わりの始まり』の意味を捉えるしかなかったんだ。でも、こういうことだ。
俺は心の中に存在するもう一つの部屋をノックし、口を開く。
『そうだろ、バクラ?』
『ヒャハハハ!まぁ、正解だ』
『だが、一つ解せないのは何でそうなったか……だ』
『お前は分からないのか?』
『ああ、伝染病のように黒幕が別の人に感染しているみたいだった。お前みたいに寄生できるものかと思ったが……一周周って戻ってくるなんてのはおかしすぎる』
『ヒャハハハ!それがお前の限界か……つまりだな……最初の黒幕がどんな奴か知らないからお前はそれが言えるのさ』
『なんだと?…………ッ!まさかお前が言っていたのはそういうことだったのか!?』
「そうか……つまり最初の黒幕は……『外来人』だな!?」
「「!」」
「そうだ!確かに……ある時期、大量の人間が外からやってきて、その中の一人が『黒幕』だったんだぜ!ああ、そういえば確かにおかしい点が沢山ある!」
そのことに気づいた魔理沙は苛立ちを隠しきれず、頭をかきむしる。よほど、悔しいのだろう……霊夢も顎に手を当て、ふむっと一呼吸おいて、語りだす。
「そうね……倒して次の日には別の黒幕がいた……言い訳じみているけど『最初の黒幕』のことなんか今の今まで忘れていたわ」
「ああ、おそらく『黒幕』は伝染病だ。最初の黒幕が接触した相手が既に次の黒幕になっていた……そして時を見計らって黒幕を名乗り出たんだ」
「完全に黒幕の手のひらの上で弄ばれているわね……してやられた……ま、何十倍にもして返そうかしら」
「「(怖え~……)」」
「……あ、そういえば嵯峨はなんで……さっきの奴……バクラだっけか?そいつとのデュエルの時、『俺』って言ってたんだぜ?」
「ん?……ああ、素に戻ったんだ。あっちの気に押されて負けじと口悪い方にな……」
「そうなのかぜ……?」
「そうなんだ……と、見つけた」
嵯峨は山を下ってすぐに立ち止まる。それにつられて霊夢と魔理沙も立ち止まるが……三人の目の前にいた人物は何の躊躇もなしにこちらへと向かってくる。
「また……お会いしましたね……異変解決者のお二人方と……そちらの方は、なるほど。貴方も異変解決者のおひとりですか」
「さて……何十倍にして変えすつもりだったかしら」
「お前にはしてやられたぜ」
「はて……?何のことでしょうか?」
「白を切るのはもうやめにしようぜ……なぁ……
『レクス・ゴドウィン』!」
「……ふ、フッハハハ……!貴方も外来人か……それで」
「お前……この異変で何をするつもりだ」
「貴方なら分かるのでありませんか?」
ゴドウィンの言葉にぎりっと歯ぎしりをする嵯峨……嫌な汗が止まらなくなるほどである。
「お前……!一度ならず、二度までも繰り返すというのかッ!?」
「そう私は失敗して、そして学んだのだ……そして今度こそ作り出すのだ!神の世界を!」
ゴドウィンの体が紫色に輝き出し、
「デカっ!」
魔理沙が驚くのも無理はない。アニメだから何でもありではあったが、当時の俺もまさかこいつが筋肉ムキムキの体格になるとは思ってもみなかった。
「フハハハ!これから我は儀式に入る……『冥府の王』を招来させるのだ!」
「馬鹿な!ここには『シグナー』は居ないし、『祭壇』もない!そんなところに『冥府の王』はこないはず!」
『冥府の王』が復活するための条件もあるが、それは目の前のゴドウィンが『シグナー』と対を成す『ダークシグナー』だというのならば、達成しているだろう。だが、『冥府の王』は自らの『祭壇』へと行動を始めるはず……
「そのための以前からの我の行動だ……異変解決者である君たちのデュエルからは凄まじいパワーを放っている……つまり、君たちが何度もデュエルをする度にその力は増幅するのだ!」
「まさかその力がシグナーと同等の力を持っているっていうのか……?」
「そう……もはや『冥府の王』にとって、『赤き竜』の力にも似た危機感を感じているのだ!……そしてこの我が君たち三人をこのデュエルで倒すことにより、我の計画は成就されるのだ!」
既にゴドウィンに左腕がある。ゴドウィンは昔、サテライトとネオドミノシティを繋げるダイダロスブリッジを作ろうとして、セキュリティに追われ、ダイダロスブリッジから逃亡したが、その時に左腕を失って以来、義手で過ごしていた。
だが、ネオドミノシティで4人の『シグナー』に『ダークシグナー』が負けた後に登場し、今いる姿に変身後、『ダークシグナー』の長的存在であり、兄の『ルドガー・ゴドウィン』の左腕を自らに合体させた。
ルドガーには右腕にダークシグナーの蜘蛛の痣があり、左腕に赤き竜の頭の痣があった。ルドガーがダークシグナーになると決意するため、左腕を切り離し、弟のレクスに渡していたのだ。
その後、レクス・ゴドウィンはダークシグナーとなり、兄の左腕を自らにつけ、シグナーの力を手に入れて、5000年周期で起きるダークシグナーが扱う『地縛神』と赤き竜とその戦士であるシグナー達が扱う『シグナーの竜』の戦いに終始符をうつため、冥府の王の破滅の力で世界を無くし、赤き竜の再生の力でその因縁で結ばれない世界を創ろうとして、『シグナー』である『不動 遊星』、『ジャック・アトラス』、『クロウ・ホーガン』に倒された。
そして遊星に諭されたゴドウィンは兄のルドガーと共に地縛神と冥府の王の力を封印した……はずだった……
「いいわ……あんたが言いたいことはよくわからないけれど、要は私たちの危機を脅かすこと……そんなことは断じて許しはしないわ!」
「そうだぜ!お前みたいな変な奴が危ない状況って奴を作り出そうとしているんだったら……私たちはそれを阻止する!それが異変解決者の仕事なんだぜ!」
「……そうだ、ゴドウィン!お前の好きには決してさせはしない!」
「愚かな……我に立ち向かうというのか……ならば我も全力で相手をしてやろう!そして冥府の王を復活させるのだ!」
「「「「
嵯峨 LP8000
霊夢 LP8000
魔理沙 LP8000
VS
ゴドウィン LP24000
「最初は私のターンだぜ!私は『ガガガマジシャン』を召喚!」
『ガガガマジシャン』ATK1500
「このバトルロイヤルでは最初のターンは誰も通常ドローができず、攻撃できないぜ……ターンエンド」
魔理沙 手札4
『ガガガマジシャン』
「次は私のターンよ、私は『エクリプス・ワイバーン』を召喚!」
『エクリプス・ワイバーン』ATK1600
「これでターンエンド、嵯峨!」
霊夢 手札4
『エクリプス・ワイバーン』ATK1600
「ああ!私のターン!私は『ディスペアー・ストーカー』を召喚!」
『ディスペアー・ストーカー』ATK2000
「ターンエンドだ!」
嵯峨 手札4
『ディスペアー・ストーカー』ATK2000
「では、我のターン……我は魔法カード『魔封印の宝札』を発動!このターン、このカード以外の魔法カードの発動を封印することで2枚ドローする。そして相手フィールドにのみモンスターが存在し、我のフィールドにモンスターが存在しない時、手札から『太陽の神官』を特殊召喚!」
『太陽の神官』DEF2000
「そしてチューナーモンスター『赤蟻 アスカトル』を通常召喚」
『赤蟻 アスカトル』ATK700
「我はレベル5の『太陽の神官』にレベル3の『赤蟻 アスカトル』をチューニング!太陽昇りし時、全ての闇を照らし出す。降り注げ光よ!シンクロ召喚!レベル8『太陽龍インティ』!」
『太陽龍インティ』ATK3000
「そして墓地のチューナーモンスター『赤蟻 アスカトル』を除外し、『泣き神の石像』を特殊召喚!」
『泣き神の石像』DEF500
「そしてLPを1000ポイントを支払い、『
ゴドウィン LP24000→23000
『
「『ウィタカ』の効果を発動、自分フィールドのシンクロモンスターと同じレベルになる」
『
「レベル8モンスターが2体になった……エクシーズかぜ!?」
「いや……」
「我はレベル2の『泣き神の石像』にレベル8の『
「「ダークチューニング!?」」
「奴は『泣き神の石像』のレベルに『ダークチューナー』のレベルを引くつもりだ!」
「じゃあ、レベルー6!?そんなシンクロモンスターが……!?」
「あるのだよ……これが我の力だ!シグナーとダークシグナーの両方の力を手に入れた我の力!闇に月満ちる時、魔の囁きが聞こえ出す。死へと誘え!ダークシンクロ!レベルー6!『月影龍クイラ』!」
『月影龍クイラ』ATK2500
「我はこれでターンエンドだ。そしてエンドフェイズ時に『月影龍クイラ』はそのモンスター効果により、その身を墓地へと送る」
ゴドウィン 手札2
『太陽龍インティ』ATK3000
「はっ!大層なモンスターだったが、すぐにいなくなっちまったぜ!私のターンだ!ドロー!やった!私は『ガガガガール』を通常召喚」
『ガガガガール』ATK1000
「『ガガガガール』のモンスター効果でこのカード以外の『ガガガ』モンスターと同じレベルになる。私は『ガガガマジシャン』を選択」
『ガガガガール』☆3→4
「そして私はレベル4モンスター2体をオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!ランク4!『ガガガガンマン』!」
『ガガガガンマン』ATK1500
「そして『ガガガガール』のモンスター効果が発動!このカードを素材にエクシーズ召喚に成功した時、相手モンスターの攻撃力を0にするぜ!」
「何?」
「対象は『太陽龍インティ』だぜ!」
『太陽龍インティ』ATK3000→0
「へへっどうだ!『ガガガガンマン』の効果を発動!
『ガガガガンマン』ATK1500→2500
「ぐっ!」
ゴドウィン LP23000→20500
「どうだ!」
「……太陽に近づいたものは罰を受ける」
「何?」
「『太陽龍インティ』のモンスター効果!『インティ』を破壊したモンスターを破壊し、そのモンスターの攻撃力分のダメージを与える!」
「何だって!?」
「そうはさせるか!私は手札から『ディスペアー・ハングライダー』のモンスター効果を発動!」
『太陽龍インティ』の欠片が放ったビームが『ガガガガンマン』を貫き、魔理沙へと向かっているその瞬間にどこからともなく、ハングライダーに乗ったうつろな目をした男が現れ、その攻撃に衝突する。
「……何?」
「『ディスペアー・ハングライダー』の効果は私のフィールドに『ディスペアー』モンスターが存在する時のみ、このカードを除外することで発動でき、フィールドに闇属性モンスターがいないプレイヤーはこのターン、効果ダメージを受けない!」
「……あ、ありがとう。助かったぜ嵯峨」
「ちっ……だが、我もこの瞬間、墓地から『月影龍クイラ』の効果を発動!太陽が沈み、月が昇り始める」
『月影龍クイラ』ATK2500
「私はカードを1枚伏せてターンエンドだぜ」
「……エンドフェイズ時に『ハングライダー』の更なる効果で私は1000ポイントのダメージを受ける!ぐぅっ!」
「え!?」
嵯峨 LP8000→7000
リアルにダメージが……やはり闇のデュエルが始まっているのか……
魔理沙 手札3
伏せ1
「……私のターンよ!ドロー……私は『霊廟の守護者』を召喚」
『霊廟の守護者』ATK0
「そして魔法カード『ドラゴニック・タクティクス』を発動!フィールドの『エクリプス・ワイバーン』と『霊廟の守護者』の2体をリリースし、デッキからレベル8のドラゴン族モンスターを特殊召喚するわ!私は自らの魂のカード!『
『青眼の白龍』ATK3000
「そして墓地へ送られた『エクリプス・ワイバーン』のモンスター効果でデッキから『レッドアイズ・ダークネスメタル・ドラゴン』を除外し、更に墓地の『エクリプス・ワイバーン』を除外して『暗黒竜 コラプサーペント』を特殊召喚!」
『暗黒竜 コラプサーペント』ATK1800
「墓地から除外された『エクリプス・ワイバーン』の効果で除外していた『レッドアイズ・ダークネスメタル・ドラゴン』を手札に加え、バトルフェイズに入るわ!私は『青眼の白龍』で『月影龍クイラ』を攻撃!『滅びの
「この瞬間に『月影龍クイラ』の効果!このカードを攻撃したモンスターの攻撃力の半分の数値分、我がライフを回復させる!」
ゴドウィン LP20500→22000→21500
「だが、月が沈みまた太陽が昇りだす……『月影龍クイラ』の効果で『太陽龍インティ』が蘇る」
『太陽龍インティ』ATK3000
「しつこい奴らね……私はこれでターンエンド」
霊夢 手札2
『青眼の白龍』ATK3000
『暗黒竜 コラプサーペント』ATK1800
「私のターン、ドロー……カードを1枚伏せ、魔法カード『テイク・オーバー5』発動。デッキからカードを5枚墓地に……そして魔法カード『混同する絶望』を発動、フィールドにレベル8以上のモンスターがいるプレイヤーはそのモンスターのレベル×100ポイントのダメージを受ける」
嵯峨 LP7000→6200
ゴドウィン LP21500→20700
「っ!そしてお互いが効果ダメージを受けたターンに今、伏せたトラップカードはセットしたターン中に発動できる!『ディスペアウトプット』!相手モンスター1体を破壊し、そのモンスターの攻撃力と同じ攻撃力を持つ、『ディスペアー』モンスターをデッキから特殊召喚する!出でよ!『ディスペアーアイズ・クレイジー・ドラゴン』!」
「『太陽龍インティ』が破壊された場合、墓地の『月影龍クイラ』の効果により、
『月影龍クイラ』を復活させる」
『ディスペアーアイズ・クレイジー・ドラゴン』ATK3000
『月影龍クイラ』ATK2500
「『ディスペアーアイズ』のモンスター効果!召喚・特殊召喚に成功した時、お互いは自身の手札の枚数×300ポイントのダメージを受ける……『ディスペアー・ハウリング』!」
嵯峨 LP6200→5600
霊夢 LP8000→7400
魔理沙 LP8000→7100
ゴドウィン LP18800→18500
「私は更にカードを1枚伏せてターンエンド」
嵯峨 手札0
『ディスペアーアイズ・クレイジー・ドラゴン』ATK3000
『ディスペアー・ストーカー』ATK2000
伏せ1
「我のターン、我は『月影龍クイラ』で『ディスペアーアイズ・クレイジー・ドラゴン』を攻撃!」
「だが、攻撃力はこちらの方が上だ!」
「寧ろそうでなくては困るぐらいだ」
ゴドウィン LP20700→20200
「この瞬間に『クイラ』の効果で『太陽龍インティ』を墓地より、復活させる!」
『太陽龍インティ』ATK3000
「まだ、バトルは続いている!『インティ』で『ディスペアーアイズ・クレイジー・ドラゴン』を攻撃!」
「相打ち……!だが……」
「そう……我は墓地から『月影龍クイラ』が復活する」
『月影龍クイラ』ATK2500
「そして『月影龍クイラ』で『ディスペアー・ストーカー』を攻撃!」
嵯峨 LP5600→5100
「『ストーカー』の効果でこのモンスターを戦闘破壊した『月影龍クイラ』を……破壊する……!」
『ディスペアー』モンスターの効果はとんでもなく強力だが、デメリットになりうる効果は全て強制効果なのである。そのため、『ストーカー』の怨念が『クイラ』にまとわりつき、破壊してしまう……
「『クイラ』が破壊された場合、『インティ』が復活する」
『太陽龍インティ』ATK3000
「バトル、『太陽龍インティ』で『青眼の白龍』を攻撃」
「また……相打ち!」
「墓地の『クイラ』を復活させる」
「まだよ!墓地の『霊廟の守護者』は私のフィールドのドラゴン族モンスターが戦闘・効果で破壊された場合、墓地より特殊召喚される!」
『霊廟の守護者』DEF2200
「そして墓地に送られたドラゴン族モンスターが通常モンスターならば手札に戻す!」
「バトルはまだ終わってはいない。『月影龍クイラ』で嵯峨へダイレクトアタック!」
「「嵯峨!」」
「……!」
嵯峨 LP5100→2600
「ガアアア!くっ……!はぁ……はぁ……」
「このデュエルは闇のデュエル……2500ポイントのダメージがどれほどのものか、嵯峨……彼の疲労度を見れば一目瞭然だろう……」
「嵯峨……!」
「ま、だだ……墓地からトラップカード『ディスペアウトプット』発動!2000ポイント以上の戦闘ダメージを受けて、効果ダメージを受けていないターンにのみ、発動でき……墓地のこのカードを除外して、このターン、戦闘破壊された全てのモンスターを墓地から効果を無効にして特殊召喚する!甦れェ!」
『ディスペアーアイズ・クレイジー・ドラゴン』ATK3000
『ディスペアー・ストーカー』ATK2000
「……その後、1枚ドローする」
「……なら我はカードを1枚伏せ、ターンエンドだ」
ゴドウィン 手札2
『月影龍クイラ』ATK2500
伏せ1
「(嵯峨がもう見ていられないぜ!)私のターン!……ッ!このカードは……取り敢えず、太陽と月のスパイラルを取り払ってやるぜ!私は『ガガガシスター』を召喚!」
『ガガガシスター』ATK200
「『シスター』の召喚時に効果発動!デッキから『ガガガ』魔法・罠カードを手札に加えるぜ!私は装備魔法『ガガガリベンジ』を手札に加え、発動!墓地の『ガガガマジシャン』を特殊召喚し、このカードを装備する」
『ガガガマジシャン』(『ガガガリベンジ』装備中)ATK1500
「そして『ガガガマジシャン』の効果で自身のレベルを1~8の好きな数値に変更できるぜ。私は5を選択!」
『ガガガマジシャン』☆4→5
「更に『ガガガシスター』の効果を発動!『ガガガマジシャン』とこのカードのレベルを2体のレベルを合わせた数値に変更するぜ!よって『マジシャン』と『シスター』のレベルは7だ!」
『ガガガマジシャン』☆5→7
『ガガガシスター』☆2→7
「私は『ガガガマジシャン』と『ガガガシスター』でオーバーレイ!レベル7モンスター2体でオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!出でよ、古代の魔術師!ランク7『幻想の黒魔導師』!」
『幻想の黒魔導師』ATK2500
「そして『ガガガリベンジ』の効果で私のエクシーズモンスターの攻撃力を300ポイントアップさせるぜ!」
『幻想の黒魔導師』ATK2500→2800
「だが、我を倒すには攻撃力が足らないな……」
「それはどうかな?私は『幻想の黒魔導師』の効果を発動!ORUを1つ取り除き、デッキ・手札・墓地から魔法使い族通常モンスターを特殊召喚する!来たれ!『ブラック・マジシャン』!」
『ブラック・マジシャン』ATK2500
「バトルだ!『ブラック・マジシャン』で『月影龍クイラ』を攻撃!『
「攻撃力2500で同じ攻撃力2500の『クイラ』を攻撃だと?迎え撃て!『月影龍クイラ』!」
「ここで『幻想の黒魔導師』の更なる効果が発動!魔法使い族通常モンスターが攻撃宣言をした時に発動する!相手フィールドのカードを1枚除外するぜ!対象は『月影龍クイラ』だ!」
「残念だが、その攻撃は神には届かない!トラップ発動!『王宮の鉄壁』!」
「何!?」
「全てのプレイヤーはカードを除外できない!よって『月影龍クイラ』は健在だ!」
「そんな……」
「相打ちだが、『クイラ』の効果で『太陽龍インティ』を蘇生させる!」
『太陽龍インティ』ATK3000
昔、ゴドウィンは不動 遊星の『ジャンク・アーチャー』の効果で『太陽龍インティ』を除外されている……それの対策か!
「ドジっちまった。私はカードを1枚伏せてターンエンドだぜ」
魔理沙 手札2
『幻想の黒魔導師』ATK2800
伏せ2
「私のターン……ドロー!……私は『手札抹殺』を発動!全ての手札を捨て、捨てた枚数ドローするわ……!私は『青き眼の巫女』を召喚!」
『青き眼の巫女』ATK0
「更に魔法カード『復活の福音』を発動!墓地のレベル7・8ドラゴン族モンスターを特殊召喚!戻れ!『青眼の白龍』!」
『青眼の白龍』ATK3000
「レベル8の『青眼の白龍』にレベル1の『青き眼の巫女』をチューニング!青き眼に浮かびし、その力、神秘に触れ今ここに現れよ!シンクロ召喚!レベル9!
『
『
「『コラプサーペント』を攻撃表示から守備表示に変更して、ターンエンドよ」
霊夢 手札1
『|青眼の精霊龍《ブルーアイズ・スピリット・ドラゴン』DEF3000
『暗黒竜 コラプサーペント』DEF1700
『霊廟の守護者』DEF2200
「私の……ターンッ!ドロー……墓地の『テイク・オーバー5』の効果で墓地のこのカードとデッキの同名カードを除外することで更に1ドロー……私はカードを1枚伏せてターンエンド」
嵯峨 手札3
『ディスペアーアイズ・クレイジー・ドラゴン』ATK3000
『ディスペアー・ストーカー』ATK2000
伏せ2
「我のターンだ……我は『太陽龍インティ』で『幻想の黒魔導師』を攻撃!」
魔理沙 LP7100→6900
「うぅ……」
「我はカードを1枚伏せ、フィールド魔法『召喚制限――エクストラネット』を発動。エクストラデッキからモンスターが特殊召喚された場合、そのカードのコントローラーから見て、相手プレイヤーはデッキからカードを1枚ドローする。これでターンエンドだ」
「ま、まだ……だぜ!私はリバースカードをオープンする!永続トラップ『永遠の魂』!手札・墓地から『ブラック・マジシャン』を特殊召喚するぜ!墓地より再び現れよ!『ブラック・マジシャン』!」
『ブラック・マジシャン』ATK2500
ゴドウィン 手札1
『太陽龍インティ』ATK3000
『王宮の鉄壁』
『召喚制限――エクストラネット』
伏せ1
最悪のプレミを発見し、書き終わったはずの4週間後に書き直すという苦痛。
そしてターン3週しただけなのにこの長さか
次回「嵯峨死す!」(嘘)
ああ、左腕の代償使えばよかったなぁ