艦隊これくしょんーDeep Sea Fleetー   作:きいこ

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皆さんは艦これのレベリングはどうやっていますか?

僕の場合なんですけど…

1.育てたい艦娘を一体に絞ってリーダーに設定する

2.改装レベルまでレベリングして改装

3.以下、1と2の繰り返し。

こんな感じでやってます、レベリング対象を6体組み込むのもアリなんですけど、低レベルだとダメージ受けて入渠してしまうのでかえって効率が悪くなります(泣

他にいいレベリング方法とかあれば教えてください(汗


第124話「大演習祭4」

「次は舞浜と室蘭の対決か、どうなるのか楽しみだな」

 

 

「どんな艦隊で挑むのかも気になりますしね」

 

 

そう話しているうちに互いの艦隊が演習場に入場してくる。

 

 

 

○室蘭鎮守府

・艦隊名:さんまの塩焼き

 

・重雷装巡洋艦:大井 Lv.140

・重雷装巡洋艦:北上 Lv.132

・正規空母:ヨークタウン Lv.99

・正規空母:信濃 Lv.99

・戦艦:アイオワ Lv.102

・戦艦:ビスマルク Lv.115

 

 

VS

 

 

○舞浜鎮守府

・艦隊名:第一主力水雷戦隊

 

・軽巡洋艦:天龍 Lv.100

・駆逐艦:紅葉 Lv.99

・駆逐艦:音葉 Lv.99

・駆逐艦:琴葉 Lv.99

・駆逐艦:叢雲 Lv.99

・駆逐艦:文月 Lv.99

 

 

 

 

 

「はぁ!?舞浜は水雷戦隊なのか!?」

 

 

「正気かよ!絶対に勝てるわけねぇよ!」

 

 

観客席に座っていた提督たちが口々にそんな事を言うが、当の舞浜の提督である三川雪谷(みかわゆきや)は周りの評価など全く意に介さないといった様子で天龍たちを見つめる。

 

 

 

 

 

 

 

「よーし!いよいよ大演習祭(バトルフェスタ)の演習だ、気張ってけよ!」

 

 

天龍が紅葉たちを見ながら言う、やる気満々な天龍とは対照的に駆逐艦たちは不安そうである。

 

 

「あの…天龍さん、本当に私たちが出場しても良かったんでしょうか?駆逐艦の火力じゃ向こうの艦隊に勝つのは到底無理…」

 

 

「紅葉」

 

 

弱気な発言をする紅葉の言葉を天龍が遮った。

 

 

「さっきも言っただろ?()()()()()()()って、確かに純粋な火力勝負なら俺たち軽巡洋艦や駆逐艦の力じゃ押し負ける、でも今回の演習で重要なのは“勝つ事”じゃない、“格上の相手にどれだけ勝つための工夫が出来るか”だ」

 

 

「勝つための工夫…?」

 

 

天龍の言葉の意味がイマイチ分からず紅葉が首を傾げる。

 

 

「“足りない力量は工夫で補え”ってのがウチの提督の心情だ、猪口才(ちょこざい)でも悪知恵でも何でもいい、格上の相手と渡り合えるようにどれだけ知恵を絞れるか、それが今回俺たち第一主力水雷戦隊を選んだ理由だ」

 

 

「工夫で補う…」

 

 

「もちろんそれでも埋まらない力量差だってあるし、この演習も工夫を凝らしたって勝てないかもしれない、でも知恵を絞って工夫を凝らして頭を使ったヤツの方が戦場では生き残れる、そういったことで培われるノウハウは生死を分ける戦場では強力な武器になる」

 

 

天龍の言葉に紅葉たちは一種の畏怖のような感覚を覚える、天龍は自分たちよりも遥かに多くの場数を踏んでいる、実際紅葉たちが束になっても天龍には敵わないし、時折奇想天外な戦術でピンチの状況をひっくり返したりもする、そんな彼女の発する言葉の重みに紅葉たちは気圧されてしまった。

 

 

「だからお前ら、敗北を恐れるな、勝ちに行くことだけを考えろ、そのために知恵を絞りまくれ、その経験は絶対に明日のお前らを強くする、勝利にどこまでも貪欲になれ!」

 

 

「「おおおおおおぉぉぉぉ!!!!!!!!!」」

 

 

 

紅葉たちの雄叫びと同時に試合開始のブザーが鳴り、室蘭鎮守府VS舞浜鎮守府の演習が始まった。

 

 

 

 

 

「相手は水雷戦隊、私たちだけでカタがつくわ、ヨークタウン!」

 

 

「了解!」

 

 

信濃とヨークタウンが艦載機を発艦、艦攻と艦爆が天龍たちに向かって飛んでいく。

 

 

「総員、対空射撃用意!」

 

 

天龍が紅葉たちに指示を出すと、艦載機迎撃用の機関銃…機銃を構える。

 

 

「撃てえええぇぇぇぇ!!!!!」

 

 

水雷戦隊が機銃を一斉に撃ちまくる、射出された銃弾が相手艦隊の艦載機を次々と撃ち落としていく。

 

 

「嘘でしょ!?」

 

 

「なんて技術…」

 

 

地上から艦載機を撃ち落とすという機銃の特性上艦戦よりは対空面で劣ってしまうのだが、天龍たちの命中精度が異常なほど高く、艦載機の数は3分の1程にまで減らされた。

 

 

「対空射撃訓練を嫌と言うほどやらせたかいがあったぜ、総員最大船速で突き進め!」

 

 

「「了解!」」

 

 

天龍の合図で紅葉たちがスピードを上げる、残った艦載機が爆弾や魚雷で攻撃をしてくるが、持ち前の機動力でそれをかわしていく。

 

 

「最初の目標はアイオワさんだ、輪形雷撃用意!」

 

 

まず水雷戦隊が最初にターゲットに設定したのは戦艦のアイオワだ、天龍たちはアイオワの周囲をぐるぐる周回し、取り囲むようなポジションを取る。

 

 

「何を…?」

 

相手艦隊の意図が分からずにアイオワは困惑するが…

 

 

「雷撃開始!」

 

 

「魚雷…撃てえええぇぇぇぇ!!!!!!」

 

 

アイオワを囲んでいた天龍たちが一斉に雷撃を開始した、発射された魚雷は全方位からアイオワ目掛けて飛んでくる。

 

 

「しまった…!」

 

 

慌てて避けようとするアイオワだが、全方位から飛んできているので避ける場所がない。

 

 

「きゃあああああぁぁぁぁ!!!!!!」

 

 

命中した魚雷が一斉に爆発しアイオワに大ダメージを与える、当たりどころが悪かったらしく、今の雷撃でアイオワは戦闘不能になった。

 

 

「嘘でしょ!?」

 

 

「アイオワさんが一撃で…」

 

 

今の攻撃で水雷戦隊に対する警戒度を上げた北上と大井が天龍たちに雷撃を行う、雷撃能力の高い重雷装巡洋艦の彼女たちにかかれば戦艦棲艦だろうと大破にすることも出来る。

 

 

しかし単縦陣での一糸乱れぬ行動で天龍たちは雷撃をかわしていく、それはまるでアリの行列のようであった。

 

 

「次は空母のヨークタウンさんか信濃さんに…」

 

 

天龍が次のターゲットを頭の中で考えていると…

 

 

「きゃあっ!」

 

 

突如叢雲が雷撃を食らった。

 

 

「叢雲!?大丈夫か!」

 

 

「え、えぇ…大丈夫よ天龍さん、まだ小破」

 

 

幸い大したダメージは負っておらず、小破程度で済んだ。

 

 

「一体どっから…?」

 

 

雷巡ペアは魚雷を撃った直後だったし、すぐさま連発出来るような状態ではなかったはずだ、なら誰が?などと素早く考えながら天龍は周りを見渡す。

 

 

「おいおい、マジかよ…」

 

 

「残念だけど、魚雷を撃てるのは駆逐艦や巡洋艦だけじゃないのよ」

 

 

そこには、魚雷発射管をこちらに向けている戦艦ビスマルクの姿があった。




次回「BattleShip Torpedo」

東部オリョール海(2-3)を攻略して沖ノ島海域(2-4)を解放しました、オリョールよりもちょっと難しいらしいのでレベリングを進めています。

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