東方十六夜月~完全で瀟洒な従者の弟~   作:十六夜翔矢

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どうも、十六夜翔矢です。
今回は神奈子、諏訪子が出て来ます!
それではどうぞ!


風神録6面、Ex vs神奈子、諏訪子

早苗を倒して、湖へ移動する三人。

 

湖…

 

魂傑「ここが湖か…あの風祝の言ってた。」

 

霊夢「ここに居るはずね。」

 

魔理沙「出てきな。空気の読めない神様よぉ。」

 

神奈子「我を呼ぶのは何処の人ぞ。おや?なーんだ、麓の巫女じゃないの。私に何か用?」

 

霊夢「随分とフランクな神様ね。」

 

神奈子「最近は、厳かな雰囲気を見せるよりも、友達感覚の方が信仰が集まりやすいのよ。」

 

霊夢「まあいいわ、うちの神社を乗っ取ろうとするの、あれ困るからやめてちょうだい。」

 

神奈子「乗っ取ろうとなんてしていないわよ。私は貴方の神社を助けたいだけ。

貴方の神社に人が集まるようにしたいだけ。妖怪の魔の手から救いたいだけ。

そこにいる二人も妖怪なのだろう?」

 

魔理沙「私は人間の魔法使いだぜ!」

 

魂傑「何処に俺が妖怪だと言う根拠がある?」

 

神奈子「あんたの服に刺繍されている文字さ。Scarlet Devilって。」

 

魂傑「あぁ…これはご主人様の姓からさ…」

 

神奈子「ご主人様?つまりあんたは仕える従者の立場かい?」

 

魂傑「…レミリア・スカーレット様

の館、紅魔館で執事をしている。」

 

魔理沙「で?私は何故間違えられたんだ?」

 

神奈子「あんたは格好が魔法使い、だからよ。」

 

霊夢「さぁ、話を戻すわよ。そもそもさ、あんたをうちの神社に祀った所で、信仰が増えるとは限らないじゃない。それに、この幻想郷には人間も妖怪と関係ないわ。」

 

神奈子「信仰は0よりも減ることは有り得ない。幻想郷に足りない物は神様を信じる心。巫女の貴方なら判るでしょう?」

 

霊夢「私だって、神社に参拝客が来たらいいなあと思ってるわよ!

でも、それは私の力で何とかするわ。貴方の力なんか借りないから結構よ。」

 

神奈子「神社は巫女の為にあるのではない。神社は神の宿る場所。そろそろ──神社の意味を真剣に考え直す時期よ!」

 

魂傑「やれやれ…」

 

神奈子「スペルカード 奇祭 目処梃子乱舞!」

 

魂傑「スペルカード 幻符 殺人ドール!」

 

「からの…キラークイーン!第一の爆弾!」

 

神奈子「あんた!なかなかやるじゃないか!気に入った!」

 

「スペルカード 神穀 ディバイニングクロップ!」

 

霊夢「スペルカード 霊符 陰陽散華!」

 

魔理沙「スプレッドスター!マジックミサイル!」

 

魂傑「拡散型イオ!」

 

神奈子「ますます気に入った!まだ相手させて貰うよ!」

 

「スペルカード!神秘 ヤマトトーラス!」

 

魔理沙「新しいスペカ、行くぜ!」

 

「スペルカード!星符 ファイブスターシュート!」

 

魂傑「おお、結構綺麗な弾幕だな。」

 

霊夢「負けてられないわね!」

 

「スペルカード!集霊 夢想封印・蒼!」

 

神奈子「これで最後にしようか!」

 

「スペルカード!神符 神が歩かれた御神渡り!」

 

魂傑「ならば、俺も最後にするか!」

 

「スペルカード!暴爆 イオグランデ!」

 

ピチューン

 

 

 

        6面 クリア

 

霊夢「ふぅ…こんな所かしら?」

 

諏訪子「おや?神奈子、負けたのかい?」

 

魔理沙「ああそうだぜ。私達が負かしたのさ。」

 

諏訪子「やれやれ。神奈子には困ったものだよ。私の神社を勝手に幻想郷に送り込んで…」

 

霊夢「あら?この神社は神奈子のじゃないのかしら?」

 

諏訪子「元々は私の神社だったわけよ。」

 

魂傑「ん?過去形?」

 

諏訪子「昔、神奈子に敗れてからはあいつの神社ね。仕方がない。でもまあ、神社は自由にさせてくれるし、私への信仰も増えたし、まあ、感謝はして無くもないけど。

それより何よ。貴方は麓の巫女でしょ?」

 

霊夢「ええ。そうよ。あんたのとこの風祝には迷惑したわ。さて、帰ろうかしら。」

 

魔理沙「そうだな。帰ろうぜ。」

 

魂傑「さーて、紅魔館に戻るかなぁ…」

 

諏訪子「ちょっと待てい。」

 

霊夢「何よ?」

 

魔理沙「手短になー」

 

魂傑「5分以内で話せ。」

 

諏訪子「何言ってるのよ。早苗とも神奈子とも遊んだんでしょ?私だけ無視して巫女が務まるとでも思ってるの?」

 

霊夢「ええもちろんよ。」

 

諏訪子「もー!巫女なら知っておきなさい!『お祭り』は別名『神遊び』と言って神様が人間と遊ぶ事なの!」

 

霊夢「もしかして、前に早苗や神奈子と戦ったりしたのって…」

 

諏訪子「そう、ただの神遊び、つまりお祭り。今日は私の弾幕お祭りの番よ!」

 

霊夢「めんどくさいわ。魂傑、やっといて。」

 

魂傑「OK。」

 

「スペルカード 一刀流 死・獅死歌歌!」

 

ピチューン

 

霊夢「さて、帰りましょうか。」

 

魔理沙「そうだな。」

 

魂傑「紅魔館に戻ったら休憩するかぁ〜」

 

 

 

        Ex面 クリア

 

風神録編End




どうでしたか?
次回は宴会編となります!

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