東方十六夜月~完全で瀟洒な従者の弟~   作:十六夜翔矢

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どうも、十六夜翔矢です!
今回は5面です!それでは本編どうぞ!


永夜抄5面 vsてゐ、優曇華

永遠亭…

 

レミリア「随分長い廊下ね…」

 

魂傑「…お嬢様、これは術式の類いだと思います。」

 

レミリア「術式?何か掛けてあるの?」

 

魂傑「はい。」

 

てゐ「良く分かったね!」

 

咲夜「誰!?」

 

てゐ「私は因幡てゐ。この永遠亭で暮らしt…」

 

魂傑「スペルカード 一刀流 獅死歌歌!」

 

ピチューン

 

レミリア「さ、先に進みましょう。」

 

フラン「う、うん…」

 

???「遅かったわね。」

 

フラン「今度はだ〜れだ?」

 

鈴仙「全ての扉は封印したわ。もう、姫は連れ出せないでしょう?」

 

咲夜「貴方の仕業かしら?この月の異変は。」

 

レミリア「怪しい感じね。特にその挑戦的な見た目とか。」

 

鈴仙「あら、羽付きのあなた程ではないわ。ところで、こんな夜中に何の用?」

 

魂傑「それはもう凄い用さ。この月の異変は、貴方近辺の仕業だろ?嫌な臭いは元から断て、ってな。」

 

鈴仙「月の異変?うーん、この術によく気が付いたわね。地上に這いつくばって生きるだけの、穢き民のくせにね。」

 

魂傑「この屋敷に入った時にすでに気が付いたが?」

 

レミリア「あいにく、空に月と星しか見たことが無い汚れた生き物なんでねぇ。月に変化があれば嫌でもわかるわよ?」

 

咲夜「お嬢様と妹様は夜型、ですものねぇ。」

 

レミリア「さっさと地上に満月を戻すのよ。」

 

鈴仙「まだ、術を解くわけに行かないのよ。」

 

永琳「あら、お迎えかと思ったら、ただの迷い妖怪?まぁ、お迎えが来れる筈が無いけど。」

 

フラン「だ〜れ?」

 

レミリア「フラン、悪いのはこいつよ。一発で判ったわ。この悪党面で。」

 

永琳「酷い言われ様だわ。確かに、この地上の密室は私が作ったわ。でも、これも姫とこの娘の為なのよ。」

 

咲夜「そうと決まれば、倒さないわけには行かないですね…」

 

永琳「うーん、でもまだ駄目。優曇華、ここは貴方に任せたわ。間違っても姫を連れ出されないようにね。」

 

鈴仙「はい。お任せください。閉ざされた扉は一つも空かせません。」

 

魂傑「何事にも順路とかいう物があるって事か。」

 

レミリア「面倒ね。いつもの咲夜みたいに、道を外れて見ない?」

 

咲夜「順路通りに進んで、尚且つ力で圧倒する。これが文句を言わせないコツです。」

 

鈴仙「ふふふ。順路は貴方の後ろ方向。でも、引き返すのも出来ないの。」

 

レミリア「ここまで来て引き返さないわよ。」

 

鈴仙「月の兎の罠に嵌っているのに気が付いていないのかしら?

そう、右も左も、上も下も……。

  貴方はもう方向が狂って見えている。

   貴方は、真っ直ぐに飛んでいるつもり でも、フラフラに飛んでいる。

   私の目を見て、もっと狂うが良いわ!」

 

レミリア「しまった!!フラン!」

 

フラン「何?お姉様?」

 

この時、レミリアはフランの過去を思いだした…狂気に染まった唯一の妹の姿を…

 

咲夜「妹様!下がっていてください!」

 

フラン「う、うん…分かった…」

 

レミリア(フランにだけはあの目を見せてはいけない…!)

 

咲夜(魂傑とパチュリー様が齎してくれた…)

 

魂傑(紅魔館の平穏の為に…!)

 

鈴仙「スペルカード!幻波 赤眼催眠(マインドブローイング)!」

 

魂傑「スペルカード!極大消滅 メドローア!」

 

咲夜「スペルカード!傷魂 ソウルスカルプチュア五倍速!」

 

レミリア「スペルカード!神槍 スピア・ザ・グングニル!」

 

鈴仙(かなり本気で来ている...?)

 

レミリア「咲夜!魂傑!」

 

二人「はい!スペルカード!傷魂 ソウルスカルプチュアレクイエム!」

 

ピチューン

 

咲夜「これで...」

 

魂傑「一安心ですね。」

 

レミリア「そうね...一時はどうなるか...」

 

フラン「もういい?」

 

魂傑「はい。大丈夫ですよ。妹様。」

 

 

 

 

        5面 クリア

 




どうでしたか?
次回は6面です!お楽しみに!

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