東方十六夜月~完全で瀟洒な従者の弟~   作:十六夜翔矢

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どうも、十六夜翔矢です。
今回は前回の続きです。
それでは、どうぞ。


妖々夢3面、4面 vsアリス、三姉妹

魔法の森…

 

魔法の森に入った二人は、考え事をしていた。

 

咲夜「何か無駄な気がする。」

 

魂傑「お嬢様は大丈夫かなぁ…」

 

咲夜「大丈夫でしょ。美鈴もいるし。」

 

魂傑「そうだな。そう考えよう。」

 

アリス「他人の心配するより、自分の心配をしたら?」

 

魂傑「確かに心配だわ。自分。」

 

アリス「で、何が心配なの。貴方。」

 

魂傑「拳銃のマガジンを5個しか持ってないんだ。」

 

アリス「ふ~ん。」

 

魂傑「後、砥石も。」

 

アリス「持ってきたんだ。」

 

咲夜「…貴方は、悩みや心配事がなさそうでいいわね。私なんて、悩みがいっぱいあるのに。」

 

アリス「失礼ね。なさそうじゃなくて、完全に無いの!」

 

魂傑「んな事言われてもなぁ…」

 

咲夜「じゃあ、聞くけど、春を奪った、もしくは、冬をばら撒いた奴を知らない?」

 

アリス「…心当たりはあるけど。」

 

魂傑「どこにいるんだ?」

 

アリス「そんな事はどうでも良かったようだ。」

 

咲夜「どうでも良くないわよ。って言うか、何でそうなるのよ。」

 

姉貴はきっと、ある程度候補があんのか?と思う魂傑である。

 

アリス「さあね…ま、私に勝ったら教えてあげる。」

 

   「スペルカード!蒼符 博愛の仏蘭西人形」

 

咲夜「スペルカード!奇術 幻惑ミスディレクション!」

 

アリス「まだまだ、こんな物じゃないわ!」

 

   「スペルカード!白符 白亜の露西亜人形」

 

魂傑「密度やばいな…まぁ、突破するがな!」

 

  「スペルカード!二刀流 真空波」

 

アリス「そんな!」

ー仕方ない、これだけは使いたくなかったけど、使うわ!

 

   「スペルカード!咒詛 首つり蓬莱人形!」

 

咲夜「なっ…!」

ーこうなったら、仕方ないわ。

      ・・

魂傑「姉貴!あのスペル使うぞ!」

 

咲夜「了解!じゃあ、行くわよ!」

 

二人「スペルカード!幻炎符 火炎時計!」

 

              ピチューン

 

咲夜「じゃ、約束通り教えてもらうわ。今回の異変の犯人は?」

 

アリス「風下にある神社の頭の春っぽい巫女が犯人じゃないかしら。」

 

咲夜「霊夢の事じゃない…」

 

魂傑「いやそれ、絶対違うから。」

 

アリス「冗談は置いといて、貴方達は春を集める毎に春が近くなってるのを感じない?」

 

この時、二人は向かう方向が、疑問から確証に変わった、と感じた。

 

魂傑「…向うは風上、だな。」

 

咲夜「そうね。」

 

アリス(まだ何も言ってないのに…)

 

             3面クリア

 

 

二人は雲の上に来てある事に気が付いた。

 

ー雲上が地上より暖かい事に。

 

雲の上…

 

魂傑「上空ってこんなに暖かいか?」

 

普通に考えれば上空の方が寒いよな、と二人は思う。

 

咲夜「素敵過ぎて涙が出るわ。地上は猛吹雪なのに。」

 

メルラン「本当だね~」

 

咲夜「で、ここはどこ?雲の上ってことは分かるけど。」

 

魂傑「そんで、お前は誰だ。」

 

メルラン「質問は一人ずつにしてよ。」

 

咲夜「じゃあ、貴方、凄いの?」

 

メルラン「全然普通よ。…どうでもいいけど、あんた達、誰?」

 

ー異変のお陰で来た、何て、言えないよな…

 

魂傑「風上を目指してたら、ここにたどり着いただけだ。」

 

咲夜「風もここで淀んでるみたいだしね。」

 

ルナサ「宴にはまだ早いわ。」

 

魂傑「はぁ?」

 

リリカ「宴~」

 

メルラン「まぁ、プチ宴位にはなるかな?」

 

咲夜「何よ、これから花見をするつもり?」

 

メルラン「お花見はするけど、」

 

ルナサ「その前に良いネタが手に入りそうだから。」

 

リリカ「お花見前夜祭ね。」

 

魂傑「楽しそうだな。俺達なんて、花見に無縁なのにな。」

 

ルナサ「貴方達は食料役」

 

魂傑「へぇ…それでも、」

 

咲夜「私達に務まるかしら。」

 

メルラン「私の演奏を聴いて、無事だった奴は今まで無いわ。」

 

魂傑「あっそ。無事でいたいわ~」

ー正直に言おう、面倒くさい。

 

咲夜「私もそう思うわ…」

ーさっさと倒して先に進みますか…

 

リリカ「いぬにく、いぬにく~!」

 

魂傑「人肉の間違いだろ。じゃ、さっそく。」

 

  「スペルカード!銀符 シルバーバウンド!」

 

リリカ「スペルカード!鍵霊 ベーゼンドルファー神奏」

 

メルラン「スペルカード!冥管 ゴーストクリフォード」

 

ルナサ「スペルカード!偽弦 スードストラディヴァリウス!」

 

魂傑「めんどくせぇ…一気に片づける!」

 

  「スペルカード! 大爆発 イオナズン!」

 

咲夜「やり過ぎじゃない?…まぁ、私もやるけど。」

 

  「スペルカード!幻世 ザ・ワールド!」

 

           ピチューン×3

 

咲夜「で、こんな所で暇する時間は無いのだけど。」

 

三姉妹「まだ、お花見には早いの。」

 

魂傑「花見もいいが、春になんないとできないだろ。」

 

三姉妹「春なら、お屋敷にいっぱいあるわよ。」

 

ー屋敷…だと?

 

魂傑「さて、行きますか。…この程度の結界なら、」

 

咲夜「簡単に破れるわね。」

 

魔理沙「おーい!待ってくれー!」

 

魂傑「誰だよ…って魔理沙と霊夢か。」

 

咲夜「二人揃ってどうしたの?」

ー見た感じ、霊夢は無理やり連れて来られたのかしら?

 

霊夢「見ての通り、異変解決よ。」

ーまぁ、魔理沙に無理やり連れてかれたけどね。

博麗の巫女としてはこうとでも言っとかないとね。

 

魔理沙「そういう二人はどうしたんだぜ?」

 

咲夜「貴女達と同じ要件、で伝わるかしら?」

 

魔理沙「へぇ…以外だな。だったらさ、一緒に行こうぜ!霊夢も良いよな!」

 

魂傑「俺は別に良いけど。…姉貴は?」

 

咲夜「良いんじゃない?二人共強いし。」

 

霊夢「はぁ…仕方ないわね。さっさと行きましょう。」

ー 足手まといにならなきゃいいけどね…

 

魔理沙「おう!」

 

咲夜「ええ!」

 

魂傑「よっしゃあ!行ってやるか!」




どうでしたか?
戦闘シーンが苦手で、一部おかしい箇所があると思いますが、見逃してください。
誤字、脱字、感想等ありましたら、お願いします。

技解説

・二刀流 真空波

 ドラクエの特技であるかまいたちと同じ効果。

・幻炎符 火炎時計

 咲夜が「ルナ・クロック」、魂傑が「メラゾーマ」を放つ共同スペル。

・大爆発 イオナズン

 元ネタはドラクエの呪文。イオ→イオラ→イオナズン→イオグランデの順に強くなる。

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