東方十六夜月~完全で瀟洒な従者の弟~   作:十六夜翔矢

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どうも、十六夜翔矢です。
今回から原作の妖々夢に入ります。
所々、カットする箇所がありますが、ご了承下さい。
それでは、本編をどうぞ!


春雪異変 東方妖々夢 ~ Perfect Cherry Blossom.
妖々夢1面、2面 vsレティ、橙


紅霧異変が終わってすぐの冬…

 

幻想郷では新たな異変が起きていた。

 

何やら、季節的に春のはずなのに、冬が明けないとか…

 

この異変が俺達姉弟の初解決になる…

 

 

 

紅魔館…

 

「お嬢様、今年は冬が長いですね。」

 

「そうね咲夜、五月なのにまだ雪が降ってる…」

 

「お嬢様、これは異変ではないでしょうか。」

 

 

図書館で天候についての文献を一通り読んだが、少なくとも三月には雪が降らない事が分かったからこその判断だ。

 

 

「その線じゃないかしら。少なくとも、私は、異変だと思うわ。…丁度いいわ。咲夜、魂傑。貴方達、この異変を解決して来なさい。」

 

「はい。分かりました。準備が出来次第、行ってまいります。」

 

 

準備か…砥石とスペカ、銃だな。

さて、今日は何使うかな…

拳銃はS&M(スミスアンドウェッソン)M29にするか。

アサルトは…M4だな。

 

 

「ふふ。流石我が紅魔の誇るメイドと執事ね。」

 

「レミリア・スカーレットの名に掛けて解決して参ります。それでは行って参ります。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     こうして、俺達姉弟初の異変解決が始まった。

 

「美鈴!起きてる?門を開けて頂戴。」

 

「…ふえっ!?咲夜さん!?今開けます!」

 

 

この門番…こんな寒いのにも関わらずに寝てやがったな…

 

 

「どうしたんですか?お二人揃って。」

 

「お嬢様に言われて、異変解決に行くのよ。」

 

「はあ…頑張って下さい。」

 

「じゃあな。行ってくるぜ。」

 

    美鈴に紅魔館を託し、俺達は紅魔館を後にした。

 

 

「おっと…敵の強襲が始まったか…」

 

「さて、気を引き締めて行くわよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ったく…雑魚だらけだな。」

 

「まぁ確かにね。何にもなりゃしないわ。」

 

「くろまく~」

 

「さっそく黒幕の登場か。」

 

「じゃあ、さっそく。」

 

「待った待った、黒幕だけど、普通よ。」

 

「こんなんに黒幕も普通もないわ。」

 

「じゃあ聞くけど、今何が普通じゃないか分かる?」

 

「例年より、三倍位、雪の結晶が大きいことね。」

 

「確かに、例年の三倍は大きいな。」

 

「後は、頭のおかしいメイドと執事が空を飛んでることかな。」

 

「そう。あんたが黒幕ね。」

 

 

いや、姉貴よ。どう考えても違うと思うが…

 

 

「スペルカード!『霜符 フロストコラムス』!」

 

「さっそくスペルか…」

 

 

見た感じだが、こいつは冬に現れる妖怪だな…ならば、火炎が弱点と見た!

 

 

  「スペルカード!『大火炎 メラゾーマ』!」

 

 

メラゾーマが炸裂した瞬間、相手は落下していった。

 

 

「魂傑、やり過ぎじゃないの?」

 

「まぁいいじゃねぇか。行こうぜ。」

 

 

とりあえず先を急ぐ事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ…本当にもう春なのかしらね。」

 

「どう考えてもおかしいよな。」

 

 

この件はさっきやったばかりなので省略する。

 

 

「おかしいと思ったら、人に聞くのが普通!」

 

 

いやいや…人じゃないだろ。

 

 

「まぁ、答えれないけどね。」

 

 

答えれないなら言うな。

 

 

「冬はこたつで引きこもってるはずですけど。猫は。」

 

「そんなことない!それは迷信だよ!」

 

 

迷信だったのか…

 

 

「ていうか、野良猫はどうするのよ。」

 

「保健所に駆逐されたら?」

 

おっとぉ、この姉貴さらっと怖い事言いやがったぞおい。

 

 

「人間が?私達をどうやって駆逐するのよ。」

 

 

「そんなの簡単だろ。一刀両断。」

 

「無理だって。出来っこないわ。」

 

 

ほ〜ぉ…言ってくれよるじゃね〜か、この猫娘が…!

 

 

「だったら、試してみるか?」

 

「私に挑んだことを後悔させてあげる!」

 

 「スペルカード!『仙符 鳳凰卵』!」

 

ほう…スペルカードか…ならばそれ相応の対応(おもてなし(意味深))をしなきゃなぁ…!

 

  「スペルカード!『三刀流 黒鷲』

 

「あら、ずるいわよ。魂傑。」

 

  「スペルカード!『幻符 殺人ドール』!」

 

「えっ、ちょま…!」

 

 

獲物を横取りした姉貴はこの際ほっといて、猫娘もダウンだ。

 

 

 

「ふぅ、片付いたわね。」

 

「さぁ〜て、さっさと行きますか。」

 

「ええ。そうね。」

 

 

 

まだ異変解決は始まったばかり。

この先にいる奴らが楽しみだ。

 

 




どうでしたか?
所々、おかしい点がありますが、気にしないで下さい。
誤字、脱字、感想等ありましたら、報告してください。

     技解説
・大火炎 メラゾーマ 
 
 元ネタはドラクエの火炎呪文。メラ→メラミ→メラゾーマ→メラガイヤーの順に強くなる。

・三刀流 黒鷲

 特に意味はない。


 

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