ドラえもん のび太のがっこうハザード   作:味噌神のスペリア

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せいかつぶ

「あれ?…ここは?」

 

職員休憩室で寝ていた

丈槍 由紀が目を覚ました

 

「そうだ…私…」

 

そう…あれは、私は

補習をしてて…そしたら、クラスに…

クラスメイトの○○ちゃんが来て…

○○ちゃんが苦しそうにもがいて…

そしたら…私に襲いかかって来て…

 

 

「○○ちゃん!しっかりして!!」

 

「ヴぅァァァッ!!」

 

私は咄嗟に近くにあった椅子を持ち上げ

○○ちゃんに投げた…

○○ちゃんは椅子にぶつかり

そのまま…倒れた…私は…人を…

クラスメイトを…友達を…

 

殺してしまった…

私は訳がわからず…意識を失った。

 

 

「そうだ…私…私…」

 

由紀は涙を流しながら

呟いた。

そこに、休憩室の扉が開くと

慈 胡桃 悠里 のび太が入って来る

 

「ゆきちゃん!目を覚ましたのね!」

 

「ゆきちゃん!大丈夫?」

 

「めぐねぇ りーさん…うん 大丈夫だよ!」

 

由紀は涙を堪え

二人に笑顔を見せた。

 

「ゆきちゃん 皆で話して 決めたの

この五人で部活をしようって」

 

「え?部活?」

 

「えぇ!そうよ!ただルールがあって

この三階から下に降りる時は誰かと一緒に行く事よ」

 

「うん!部活の名前はあるの?」

 

「そうね…まだ考えてないわ」

 

何の部活の名前にするかは

考えては居なかった

すると、由紀は言った。

 

「じゃあ、生活部はどうかな?

皆で生活するんだから!」

 

「いいわね じゃあ、生活部にしましょうか!」

 

「うん!」

 

由紀は笑顔を慈に見せた。

のび太は胡桃と一緒に廊下に居た

 

「胡桃さん…気付きましたか?」

 

「あぁ…気付いているさ…私はゆきと一緒のクラスになった事だってある…ゆき…かなり無理をしている」

 

「…多分 皆に心配をかけない為に無理をしているかと…」

 

「くそ!…何で…私は無力なんだ…友達の心さえ救えないなんて…」

 

のび太は思い出していた

自分の未来の過ちで

自分の未来の孫に

迷惑をかけた事を

自分が残した借金のせいで

孫の代まで迷惑をかけ

孫に恨まれていた…

だから、のび太はあの事件で

孫のセワシと仲直りし事件を解決した。

 

「誰だって救いたい人を救えない時があります

例え 家族でも親友でも 救えない時はあります

だけど、救いたい気持ちが失えば

もう誰も救う気持ちが無くなります…

だから、胡桃さんは助けたいその気持ちを忘れないでください

…僕が皆さんを助けます…だから、胡桃さんは

彼女を救ってあげてください…時間はたっぷりあります

ゆっくり彼女の心を癒してあげてください」

 

「の、のび太…ありがとう

すげぇ 恥ずかしい台詞を言えるよな お前!

でも、かっこいいと思うぜ!

そうだよな…由紀は守ってあげないとな…

ありがとう のび太!」

 

「はい!」

 

もう少しで夕方になる時間

僕たちの学校生活が始まった。

 

 




閲覧ありがとうございます

のび太のイケメン回をやりたかった…後悔はしていません

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