レオンさんたちと離ればなれになり僕たちは
違うルートを歩いて行く
「のび太、ゾンビたちの姿がいなくなってないか?」
「僕も思っていました…油断はせずに行きましょう」
すると、由紀の足が止まり後ろを振り向いた
のび太たちはそんな由紀の様子に気付き美紀が由紀に話しかける。
「ゆき先輩?どうしたんですか?」
「みーくん…私の気のせいかな?誰かに見られてる気がするんだよ」
美紀は由紀が見る方向を見るがそこには何もいなかった
「大丈夫ですよ…ゆき先輩、行きましょう」
「うん…」
二人は後ろを振り向いた瞬間
のび太はハンドガンを出し二人の方向に構えると
のび太は「左右に避けてください!!」と叫ぶ
二人はとっさに左右に避けると二人がいた場所に長い舌なものが飛んできた。
「な、なんですか!?」
「舌?」
「まさか…奴がここに居たとは…」
のび太はハンドガンを舌が出た方向に撃つと
その場所には何もいないはずの場所から青い液体が流れている…そして、四人の前に現れたのは…緑色のデカイカメレオンだった。
「懐かしいな…まさか…お前がいるんなんて」
「のび太!あれを知っているのか!」
胡桃たちもすかさずハンドガンを構え戦闘体制に入る。
「えぇ…昔にちょっとです…僕の友達が命をかけて倒した懐かしい敵ですよ」
『ーーー!!』
カメレオンをベースに開発されたB.O.W.。コードはMA-96…名はバイオゲラス…。
「皆さん!アイツは姿を消すことができアイツの攻撃には毒があります!今は擬態しても青い血で分かるので舌の攻撃だけ気を付けてください!」
「分かった!行くぜ!」
「…頑張ります」
「せいかつぶ!ファイト!」
のび太はバイオゲラスの足にハンドガンを撃ち
まずはバイオゲラスの動きを制限する
胡桃はのび太に渡されたサーベルとハンドガンを持ち
ハンドガンでバイオゲラスの目を狙う
美紀はのび太と胡桃の援護射撃の為に少し距離を離れ
ハンドガンからスナイパーライフルに変え
後ろからの援護射撃を行い…
由紀はのび太のハンドガンを受け取りリロードし
弾が入ったハンドガンを渡す。
四人の連係攻撃はバイオゲラスに効いており
バイオゲラスは後ろに後退するがのび太に撃たれた足が思うように動かず移動が制限されていた。
「バイオゲラス!これで終わりにする!安雄…僕はコイツを倒してみせる!」
のび太はポケットから手榴弾を取りだし安全ピンを外し
のび太はバイオゲラスの口に投げる。
のび太は後悔をしていた…あの時、しっかりしていれば友達だった安雄が死ぬことはなかった…そして、のび太はハンドガンを撃つと後ろを振り向いた。
その撃たれた弾は手榴弾に当たりバイオゲラスは爆音と共に
爆発して消えた。
「仇は取ったよ…安雄」
のび太は胡桃たちと共に前に進む。