ドラえもん のび太のがっこうハザード   作:味噌神のスペリア

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へいし

のび太たちは戦力となる武器を探す為に

この施設にある武器庫を探していた

 

「…レオンさん」

 

「あぁ」

 

のび太とレオンは銃を構えながら前を歩き

他の皆は二人の後について行く

そして…皆の前に現れたのは…

 

「………」

 

黒いヘルメット黒いジャケットを装備し

手にはサーベルを握った人が立っていた。

 

「…まさかここにいるとわな」

 

「出来れば戦いたくない相手ですね…皆は下がっててください」

 

「のび太…気を付けろよ」

 

胡桃はのび太に言うと皆は下がる

レオンとのび太は銃を構えると兵士はサーベルを強く握り

二人に襲いかかる。

 

「……」

 

「くっ!速い!」

 

「レオンさん!」

 

兵士の動きは人が出せる速さではなかった

異常までの速さに二人はすぐに気付いた

 

「「Tウィルスの適合者!!」」

 

Tウィルスの適合者…Tウィルスのゾンビ化にならずに

強靭な肉体を手にはいるが理性を失いただ手がつけれない化け物になる。

 

「適合者がこんな所にいるなんてな…のび太!俺が囮になるからお前が決めるんだ!」

 

「はい!」

 

レオンは銃を捨てると腰のベルトにつけたホルダーから

サバイバルナイフを取り出し構える。

兵士のサーベルの動きを読みながらレオンはサバイバルナイフで捌いていく

普通ならこんな危険なマネはせず銃でいくのがセオリーだが

適合者が相手になると銃が当たるとは言えず

誰かが囮になることで少しでも生存を高める為の戦略でもある。

 

のび太は銃を構えながらレオンと兵士の動きを観察する

 

「…速い…だけどレオンさんもあの速さを捌けるのが凄い

…僕は自分の特技で相手を倒す!」

 

のび太は集中力を高め兵士の頭を狙い定める。

二人の距離 動きを読み 一発の弾にすべてをかけて

のび太は引き金を引く

 

 

パン!と銃の音が響き渡りのび太は銃を下ろした

弾は兵士の脳を貫通し兵士は倒れる。

 

「よくやったな」

 

「レオンさんもお疲れさまです」

 

「のび太!無事か!」

 

「レオンさん!のび太くん!無事でよかった!!」

 

胡桃はのび太に喜びの余り抱き付くと

周りから痛い眼差しが二人を襲う

 

「のび太、胡桃 抱き付くのはいいがまだ安心は早いぞ?」

 

「ちょっと待って!誤解ですよ!」

 

「す、すまない…無事だったからついな」

 

「ぶぅ~ くるみちゃんだけズルい!」

 

「そうね~」

 

「は、ハレンチですよ!のび太さん」

 

「あはは」

 

 

レオンは兵士が落としたサーベルを拾うと

のび太に渡した。

 

「のび太、これを持ってどう思う」

 

「このサーベル…軽いですね」

 

「だろうな…普通ならまずこの軽さのサーベルはない

なら、俺の考えが一つだけ導かれた 」

 

「…まさかアンブレラ社の協力してる奴は」

 

「あぁ…多分な」

 

二人は何を考えたのか

この考えは間違っていて欲しいと思うのび太だった。

 

 

 


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