ドラえもん のび太のがっこうハザード   作:味噌神のスペリア

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いじめ

僕は夢を見た。

あれは、あの事件の後の話だ

僕はドラえもんと別れたその後は、パパと二人で暮らしていた。

バカだった僕は、もうドラえもんが居なくても

大丈夫な用に沢山 勉強をした。

難しい所は、出来杉君としずかちゃんに教えて貰い

沢山 勉強をした…僕たちが通っていた小学校は取り壊しが決まり 皆、隣町の学校に転入することになった。

 

僕は段々と頭が良くなって来て

6年になると毎回テストでは、90点や100点を出すようになった。そのせいか…周りから白い目で見られることが増えた。

ジャイアン、スネ夫、しずかちゃん、出来杉君は、

僕が頑張ったら褒めてくれた…僕は皆に感謝している。

でも、僕は嘘をついた…褒めてくれたのは嬉しかった…

だけど、僕が褒めて欲しかったのは……

今は居ない…ママやドラえもんだった。

 

僕は学校の帰りの途中にクラスの男子に呼ばれた

その子は「ちょっといいかな?」って言われ

僕は彼について行った。

ついて行くと連れてかれたのは、

学校の体育館倉庫だった…すると、彼が合図を出すと

倉庫から男子生徒が10人程 出てきた。

 

「最近、お前がウザいんだよ。」

「何が生き残りだよ、世間はお前みたいな奴に興味なんてないんだよ!」

「お前みたいなキモい奴が頭がいい筈がない。

どうせカンニングとかしてるんだろ?」

「さっさと死んでしまえよ」

 

僕は周りから死ねやらの暴言を吐かれたが

僕はあんまり気にしなかった。

イジメられるのは、慣れているから

暴言なんて、前に何千回も聞いたから

 

すると、僕の態度が気に入らないのか

一人の男子が僕を殴った。

 

「おら!さっさとくたばれ!」

 

一人が殴ると後から次々と

変わるように僕をサンドバッグにした。

 

僕は殴られる時、思った…

これで、死ねるなら…僕は…あの苦しみから解放される…と

だけど、そこにジャイアンとスネ夫が現れた。

 

「おい!てめぇら!俺様の親友をよくもボコボコにしたな?」

 

「お前たちがしたことは録画させて貰ったよ。だから、

ジャイアンは思い切りやっても問題はないよ」

 

そこからは、ジャイアン無双だった。

あの事件から、ジャイアンはたくましく成長した

今は、どんな相手でも負けない程に

 

ジャイアンは虐めをした全員をボコボコにして

僕に手を伸ばした。

 

「のび太…立てるか?お前のことだ…サンドバッグになった時、このまま死のうって思っただろ?バカか!お前は!!」

 

ジャイアンは僕を無理矢理立たせ

肩を思い切り掴んだ。

 

「お前が死んだら!お前を助けたドラえもんや!お前を育ててくれたママさんに申し訳ないだろうがよ!!お前は生きないと駄目だ!世間にどんなことを言われても、俺たちは生きて死んだ奴らの分まで最後まで生きる責任があるんだ!もし、また死にたいって思ったら 俺の拳骨で目を覚まさせてやる!いいか!のび太!!」

 

ジャイアンが言った言葉に僕は泣いた

だから、僕はジャイアンみたいに強くなりたい

そう願ってしまった。

 

 

 

 

 

「…ん、朝か…」

 

のび太は手を伸ばし眼鏡を掴むと

眼鏡をかけた。

 

「久し振りに見たな…あの夢、あのジャイアンの言葉で

僕は変わったんだ。僕が皆を守るんだ…」

 

のび太は制服に着替え

皆が待つ生活部の部室へと向かった。

 

 

 




閲覧 ありがとうございます。

今回は、ジャイアンのイケメン回にしたかったです。
さて、次回にえんそくが始まります。
少し設定は変わっていますが
最後まで見てくれたら幸いです。
ちなみに、卒業編で完結となっております

すいませんが今日の更新は朝の部だけになります。



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