真也「最近投稿頻度下がったねー」
こいし「ねー前は毎日一回は投稿してたのにね」
ははは、リアルが忙しくてあまり書けないんですよ
真也「完結できるのー?」
こいし「失踪はやぁよ?」
わかってますよ、もちろん終わらせます
では
「「「スタート」」」
2人は自分たちの驚いた声を聞いてまた驚いた声を出した人の方を見た
?「いやー、私が驚かされるなんてあなたやるねー!」
その人はこちらか見たことに気づいたのかそう言った
その少女は水色の服
一本足の下駄
茄子色の唐傘
そして、特徴的な赤と青のオッドアイだった
真也「んー、君は誰かなー?見たこと無い人だけどー」
真也が少女の格好を見てから聞くと
?「私は多々良小傘!唐傘の妖怪かな!」
少女は小傘と元気に言った
こいしは興味を持ったようで
こいし「小傘ね、私は古明地こいし、こいしでいいよ!小傘はここでなにしてたの?」
そう聞くと小傘は
小傘「私は人が驚かすのが好きだから誰か脅かしやすい人いないか探してたの!そしたら2人がいたから脅かそうとしたら、ね。逆に驚かされちゃった!」
そう言うとてへっと言うかのように片目を閉じて舌を出して頭に手を当てたポーズをした
真也はそれを面白そうに見ながら
真也「ふーん、小傘は面白い子だねー、あ、僕は全無真也、真也でいいよー」
そう言った
小傘は楽しそうに
小傘「真也ね、真也とこいしはここでなにしてたの?」
そう聞くと真也は
真也「僕らはー空飛ぶ船の噂を聞いて探してたらーここにきちゃったー」
とてもざっくりと説明した
こいしは呆れたような顔で
こいし「真也ー、さすがにおおざっぱ過ぎるよ。えたとねー探してるのはほんとだけどここにきたのは、まあ、ちょっとめんどくさそうな人から逃げてきたらここにきたのが正しいかな」
そう言った
小傘はそれを聞いて
小傘「へー、めんどくさそうな人か、あとで驚かしに行こうかな」
なにか悪いことを考えてる顔で言った
真也はそんな小傘の顔を見て楽しそうに
真也「小傘は楽しそうだねー」
そう言った
こいしは少し不思議そうに真也を見ている
小傘はきょとんとした顔で
小傘「うん?私は楽しいけど、真也は楽しくないの?」
そう聞いた
こいしには真也がいつもの表情だが瞳にはどこか悲しげな光が見えた
こいしは不安そうに真也を見ていると
真也「うーん、楽しくないわけではないよーこっちの世界はとっても楽しいしー良い人もいるしー面白いことたくさんあるしねー」
真也はどこか遠くを見ながらそう言った
こいしは直ぐに察したが小傘は気付かず
小傘「真也って外の世界から来たんだ!外の世界ってどんな感じなの?少し気になるな!」
興味津々にそう言った
真也はそんな小傘をどこか優しそうな目で見て
真也「外の世界は小傘が思うほど良いところじゃないよ。」
そう言った
こいしはこの時点で
こいし「(このままだとまた真也が悲しむ…!)」
そう思い話を変えようと
こいし「ねぇし「こいしは気にしないで」………」
喋ろうとしたが真也がまるでそれに気付いていたかのようにこいしを止めた
こいしは複雑そうに真也を見るが小傘は全く分かっておらず
小傘「?そうなの?外の世界から来た人はみんな帰りたがるって私は聞いたけどなぁ」
少しのんきにそういうと真也は
真也「あはは、確かに外に家族や友人、恋人や仲間、希望や未練があるなら帰るだろうね。」
瞳に悲しみと寂しさを宿らせてそう言った
こいしはやるせなくなり黙って真也と小傘の会話に耳を傾ける
小傘はさすがに気付いたようで
小傘「えっ…それってもしかして…」
そう言った
真也はいつもの表情で
真也「そう、僕は外の世界にはなにも思ってないし残ってない。未練なんてある訳ないし、あんな世界はまっぴらごめんだ」
しかし瞳には光が無くそう言った
こいしは帽子を少し深くかぶり目をつむる
小傘はなんとなく察して何も言えなくなる
真也はそんな2人の様子に少し苦笑いすると
真也「あはは、やっぱりこんな話はしないほうがいいな。空気が重くなるし、つまんないし、なにより、誰の得にもならない」
そう言うと手を開いて
握り締めた
すると
近くにあった木が一本『無くなった』
小傘はその様子を見て
小傘「今のは…?」
そう言うと真也は自嘲気味に笑いながら
真也「あはは、この能力は向こうの世界のおかげで使えるようになったもんだから何も思ってないってのは違ったかな」
そう言った
こいしは悲しそうに真也を見ていた
真也はそれに気付くと真也も悲しそうな顔で
真也「ん、こんな暗い話はもう止めにしよっか。いつまでもこんな空気は僕も嫌だしね」
そう言うと真也はペンダントを弄りながら周りをふらふらと歩き出した
小傘はそんな真也に話しかけようか迷っていると
こいし「ねぇ。小傘は真也のこと、気味が悪いと思う?」
こいしがそう聞いてきた
小傘は唐突な質問、しかも内容が内容だったので驚いて
小傘「えっ、何でそんなこと聞くの?」
そう聞き返した
こいしはふらふらと歩く真也を書なしそうな目で見ながら
こいし「真也はいろんな人に気味悪い物を見る目で見られてきたの。他にも悲しい体験をしてきた真也はああやって平気そうにしてるけど、ほんとは悲しんでる。私は真也を信じてるし裏切らないから、大丈夫だけどあなたはどう?他の人と同じ?それとも…」
そこまで言うとこいしは真也から視線を外し小傘の目をじっと見た
小傘はこいしの真剣な表情を見て
小傘「……私は……真也のことを……そんな目では見てないよ……だって……私にも……嫌な過去はあるんだから……」
途切れ途切れにそう言った
こいしは真剣な顔のまま
こいし「小傘にもあるのね、嫌な過去」
そう言うと小傘は昔を思い出したようで悲しそうな顔で
小傘「私は元は忘れ傘からなった妖怪。その時の記憶は何となく残ってるの。大事にしてくれていた持ち主がある日突然使ってくれなくなった。それどころか使い捨てのように忘れていった。私は、それから一度も使われることはなかった。だから今、こうやって妖怪として過ごしてる。こうやって自由に生きれるのは嬉しいけどたまに思い出すと悲しくなるんだ」
そう言ってこいしに背を向けた
こいしはそんな小傘に
こいし「小傘はその悲しさを知ってるから真也にも優しくできる。真也は自分を受け入れてくれる人にはとても優しいから。」
そう言うと小傘の前に回り込み
こいし「さっ、一緒に話そう?真也も小傘を受け入れてくれるから」
そう言って小傘の手を取り歩き出した
小傘は手を取ってもらい歩きながら
小傘「(この2人は悲しみを背負って生きてるんだな。だからこそ他の人が悲しんでいるのを見たくないのかな。自分に出来るなら助ける、それがこの2人なのかな。)」
そんなことを思っていた
真也、小傘、こいしは3人で仲を深めながら話した
その中には悲しい話もあったが他人を受け入れることの出来る3人はそれも受け入れていた
3人は仲を深めたあと、また遊ぶ約束をして別れた
真也の持つペンダントの黒がさらに深く濃くなった気がした
はい、シリアスになりました
真也「ほのぼのばっかりだったからーちょーどいいんじゃないー?」
こいし「私は突っ込み役なのかな?」
小傘「そうかもね!」
おぉう!小傘いたのか!
小傘「なんとなく来ちゃった!」
こいし「なんとなくって…」
真也「小傘っぽいねー」
あはは、まあそうですね、たまにはいいかな
小傘「真也の過去は私も聞いたから真也のことをこれから助けていくよー!」
真也「あはは、嬉しいねー」
こいし「(これでまた1人真也の理解者が増えた!)」
はい、それでは次回まで
「「「「ばいばーい」」」」
小傘「驚けー!」
真也「わっ」
こいし「ひゃっ!」
うわっ、びっくりしたなぁもう
小傘「大成功!」