東方無集録   作:生きる死神

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はいどーも、生きる死神です

こいし「今回は真也のために頑張るよっ!」

そんなわけで真也はここにはいません

こいし「いやー真也が喜ぶと良いなっ♪」

(こいしがやったらなんでも喜ぶような…)

では、

「「スタート」」


特別編!真也へサプライズ!?

 

 

4月8日(現在朝10時)

 

この日は特別な日だ

 

真也「んあー、そういえば今日は誕生日だったっけなー」

 

真也は今日が自分の誕生日だということを思い出したが

 

真也「今まで祝ってもらった事なんて全然無いからなー。正直どうでもいいなー。こいしもどっか行っちゃったしー」

 

自分の誕生日をないがしろにしていた

 

なぜなら、自分が言っていたこともあるが、一番はこいしがいないからである

 

当のこいしはというと

 

こいし「今日は少し用があるから出かけるねっ!」

 

そう言ってどこかに行ってしまった

 

こいしの用がなにかは分からないがついて行くのはダメだと思い、地霊殿でまったりしているのだ

 

真也「んー、ひまだー、誰か……あ、そーだ、天子を探そー」

 

真也はあまりにも暇すぎたため、地上に行き天子を探すことにした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真也「あれー?全然見つからなーい」

 

真也は地上にでて数時間(現在夕方5時)探したが見つからなかった

 

無意識などを駆使しても見つからなかったことに真也は驚いていたが

 

真也「んー、まー、しょーがないかー、そろそろこいしも帰ってきてるだろうし帰るかー」

 

真也はそう考えて地霊殿に帰ることにした

 

 

 

 

 

 

 

 

真也「あれ?ほんとに誰もいない」

 

真也は帰ってきていろんなところを探したが誰1人も見つからないのだ

 

現在夕方6時

 

真也は少し寂しく思いつつ部屋に戻った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

?「よし、戻ったみたい、急いで準備しよう」

 

?「そうね、早くしないと日が変わるわ」

 

?「それに真也もかわいそうだしね」

 

?「真也の泣く姿は見たくないな……」

 

?「あたいたちもゆっくりしてられませんね」

 

?「うにゅー、さすがに忘れてないからねっ」

 

真也が戻ったあとこそこそと6人の影が動いていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真也「ふぁ、ふあーあ、もぅ、こんな時間かー」

 

真也は部屋に帰ったあとベッドでごろごろしていたら睡魔に襲われそのまま寝てしまった

 

時間は夜9時

 

真也は時計を見て時間を確認すると

 

真也「んー、おなか減ったし、食堂行くかなー」

 

そう思い部屋を出た

 

 

 

 

 

すると

 

 

 

 

 

 

 

廊下の遠くで誰かの走る音が聞こえた

 

真也がその方を向くと

 

 

 

 

 

見覚えのある姿が目に映った

 

鴉羽色の帽子に黄色のリボン

 

黄色に黒い袖の服

 

薄緑色のスカート

 

ちらっと見えた青いバラのペンダント

 

真也はとっさに声がでた

 

真也「こいしっ?」

 

真也はそう言ったがこいしは止まらず駆けていき、角を曲がった

 

真也は不思議に思いすぐに追いかける

 

 

 

 

 

真也「ちょ、こいしっ?待ってよ!」

 

真也が追いかけ始めてから数分、未だにに追いつけずにいた

 

しかしその距離はちゃくちゃくも詰めており、あと数分もすれば追いつけそうだった

 

真也「(なんでこいしが逃げるのか分かんないけど、とりあえず追いかけなきゃ)」

 

真也はそんなことを考えながら追っていた

 

そして、また角を曲がった先

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこにはこいしの姿はなかった

 

真也「あれっ?」

 

真也は驚くがすぐに無意識と気づき能力を使う

 

すると

 

こいしが扉の前で待っていることに気づく

 

真也「あれ?なんであんなところで待ってるんだろ」

 

真也はそう思いつつこいしのいるところに近付いていくと

 

こいしは中に入ってしまった

 

真也はますます不思議に思いこいしのいたところに行く

 

すると、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「入ってー」

 

中から誰の声とも分からない声が聞こえた

 

真也はそれを聞いて不審に思いつつ扉に手をかけ

 

 

 

開けた

 

 

 

すると

 

 

 

「「「「「「真也、誕生日おめでとー!!!」」」」」」

 

真也が入ったとたんなぜか持っているクラッカーを鳴らしながら、こいし、フラン、天子、さとり、お燐、お空が迎えた

 

真也は唖然としつつ

 

真也「え、っと、これは僕のためのサプライズ?」

 

未だ頭が理解しておらずぽかんとしている真也にこいしが

 

こいし「真也のためにみんなで用意したんだよっ!」

 

そう言って後ろを指さす

 

真也は指を刺された方を見ると

 

 

 

そこには

 

 

 

おおきな垂れ幕に「真也誕生日おめでとう!!!」と書いてあり、テーブルには大きなケーキや豪華な料理があった

 

真也はだんだんと頭が追いついてきたのか

 

真也「ぼ、ぼくなんかのために……?」 

 

小さく少し震えた声で呟く

 

もちろんこいしが聞き逃すはずもなく

 

こいし「真也だからやってるんだよっ!さ、みんなで食べよう?」

 

そう言って真也の手を取る

 

真也はとても嬉しそうに

 

真也「うんっ!」

 

笑顔を浮かべて頷いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

食事も終わり、みんなでまったり雑談していると

 

さとり「そろそろいいかしらね」

 

さとりがそう言い

 

天子「そうね」

 

天子が同調し

 

フラン「忘れないうちにね」

 

フランが言い

 

お燐「いやーなににするか迷ったよ」

 

お燐が少し困ったような顔で笑い

 

お空「うにゅ、私忘れなかったよ!」

 

お空が自慢げに言う

 

真也はなんのことかわからず戸惑っていると

 

天子「私たちから真也にプレゼントよ!」

 

天子がそう言うと1人1人渡してくれる

 

真也は貰ってから

 

真也「開けてもいい?」

 

そう聞くと全員から

 

「「「「もちろんっ!」」」」

 

そう返ってきた

 

真也は1つ1つ開けていった

 

さとりからは黒い腕時計

 

フランからは赤と黒の二色のミサンガ

 

天子からは大地のお守り(いろいろ防いでくれるみたい)

 

お燐からは不思議なパズル

 

お空からは大量の温泉卵(もちろん保存)

 

をもらった

 

真也は俯きながら

 

真也「あはは……。ほんと、みんなありがと……。ほんとに嬉しいよ……」 

 

少し震えた声でそう言った

 

周りは真也を暖かい目で見守っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サプライズパーティーも終わり天子とフランは泊まっていくことになったが疲れていたのかすぐに眠ってしまった

 

さとりやお燐、お空もすぐに自室に戻っていった

 

真也とこいしは2人真也の部屋にいた

 

真也「ほんとにありがとね、このサプライズってこいしが言ったんでしょ?」

 

真也はそう言うとこいしは照れくさそうに

 

こいし「えへへ、わかっちゃうか、その通り、私がみんなに言って準備したんだ、朝からやってたから大変だったよ」

 

そう言うととても満足そうに笑う

 

真也もその笑顔に嬉しそうにしていると

 

こいし「でさ、まだ私から渡してないよね?」

 

こいしがそう言い真面目な顔をしていた

 

真也は

 

真也「あぁ、そういえばそうだね、あの時は他の人からもらって忘れてたけど、今更ながら少し悲しいかな」

 

そう言った

 

こいしはちょっと、ごそごそして息を整えると

 

こいし「はい、これ、私からのプレゼント、開けてもいいよ」

 

こいしからプレゼントを渡された

 

真也はそれを受け取りすぐに開けた

 

 

 

 

そして

 

 

 

 

驚きのあまり固まった

 

 

 

 

そこには

 

 

 

2つの指輪が入っていたから

 

真也「これって……」

 

真也が言うとこいしはとても恥ずかしそうに

 

こいし「私からのプレゼント、まだ真也は外の話だと出来ないけど、これで一応は、ね?」

 

そう言うと顔を隠してしまう

 

真也はその言葉を聞くと耐えきれなかったのか

 

真也「ぐすっ、あり、はぁっ、がと、ね」

 

泣きながらこいしに抱きついた

 

こいしは驚きながらもそれを受け止める

 

こいし「ふふふっ、サプライズ大成功だねっ」

 

そう言ってこいしは真也の頭を撫でた

 

真也はこいしに撫でられながら少しの間泣き続けた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真也「あはは、ちょっと泣きすぎた気がするなー」

 

真也は泣き止むと少し恥ずかしそうに笑った

 

こいしはそれを微笑みながら

 

こいし「あ、真也、つけてくれるよね?」

 

そう言った

 

真也ははっとして

 

真也「うん!もちろん!」

 

そう言ってすぐにつけ

 

真也「こいしにもつけてあげる!」

 

そう言ってこいしの手を取り指を通した

 

2人はとても幸せそうに笑顔を浮かべながら夜を過ごした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日、なかなか起きてこない2人を気にした天子やフラン、さとりが見に行くとそこには

 

 

 

とても幸せそうな顔で眠る2人の姿が見れたとさ




はい、真也の誕生日回でした

真也「ほんと泣きすぎたー」

こいし「ほんとうれしそうだったよ!」

それはよかった、2人ともこれからも幸せにね

(これで終わりじゃないよ?)

では、次回まで

「「「ばいばーい」」」

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