東方無集録   作:生きる死神

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はい、こんばんわ、生きる死神です

真也「今回は守矢神社だねー」

こいし「神がいっぱいって?」

それは出てないキャラと守矢神社のキャラを合わせたからです

真也「ふーん」

こいし「さっそくいってみよー」

では

「「「スタート」」」


神がいっぱい、守矢神社!

 

 

 

頂上に行く道中にいろんな人に会った真也とこいしはついに頂上についた

 

真也「おーここが守矢神社かなー?」

 

こいし「そうじゃない?」

 

2人は上りきった階段の先にあった神社を見て言った

 

周りに誰かいないかと見回すと神社の方で掃き掃除をしている見たことのある人物がいた

 

真也はその人物に近付き

 

真也「あー早苗だー」

 

そう声をかけた

 

声をかけられた早苗は振り向いて

 

早苗「あ、真也さんにこいしさん、こんにちは。本日はどのようなご用件で?」

 

にっこりと笑いながらそうたずねた

 

真也とこいしは

 

真也「守矢神社に行ってみよーってことで来たー」

 

こいし「いろんな人に会いに行ってる感じかなー」

 

そう言った

 

早苗はそれを聞いて

 

早苗「そうですか、でしたら今神社の中に神奈子様と諏訪子様とお客様が話していますので行ってみてはどうですか?」

 

神社の中に行ってみては、と提案した

 

真也は少し考えると

 

真也「お客さんいるのに入っていいのー?」

 

そう聞いた

 

早苗は

 

早苗「大丈夫だと思いますよ、今回はただお喋りに来てるだけのようですから」

 

そう言って少し2人を見てから

 

早苗「もし良ければ私が一緒に行きましょうか?」

 

そう言った

 

こいしは不思議に思い

 

こいし「早苗もいるとなにかあるの?」

 

そう聞いた

 

早苗は少し困った顔をすると

 

早苗「いえ……特に何かあるわけでもないんですが、最近二柱のお二人が昼間から酒を飲んでいることが多くてですね、ちょっとそれを確かめに行こうかなと」

 

苦笑いして言った

 

真也とこいしは

 

真也「(苦労してるみたいだねー)」

 

こいし「(ね、なんでもない風を装ってるけどちょっと疲れてる感あるよね)」

 

早苗に聞こえないように早苗を労った

 

早苗はその様子を見て相談してると思い

 

早苗「どうします?行きますか?」

 

そうたずねた

 

真也は

 

真也「いいよー、一緒に行こうかー」

 

そう言って了承した

 

早苗はそれを聞いて

 

早苗「では、ついてきてください」

 

そう言って2人を先導して歩き出した

 

 

 

 

 

2人が早苗のあとをついていって数分したら

 

早苗「ここにいるみたいですね」

 

苦笑いを浮かべながらそう言って立ち止まった

 

真也は早苗が立ち止まったところに近くに行くと

 

 

 

 

 

神奈子「ほらーもっと飲めーい!」

 

 

 

?「ちょ、神奈子、少し落ち着きなさい!」

 

 

 

諏訪子「大丈夫だってー!」

 

 

 

?「諏訪子もよ!」

 

中から知っている2つの声と知らない2つの声が聞こえてきた

 

それを聞いた早苗は見てわかるくらい黒いオーラをだして

 

早苗「これはちょーっとお話したほうがいいですねー」

 

ついでにとてもいい笑顔でそう言った

 

それを見た2人は

 

真也「う、うんー、そうだねー(神奈子と諏訪子お疲れー)」

 

こいし「そ、そうした方がいいね(これは大変なことになる気が)」

 

口では早苗を肯定しつつ内心これから起きるであろう惨劇または悲劇(喜劇?)を想像しその被害者の2人に死ぬなよと思った

 

そして

 

早苗「かーなーこーさーまー?すーわーこーさーまー?」

 

早苗が障子をバッと開けてそう言うと

 

それを聞いた神奈子と諏訪子が真っ青な顔に冷や汗を滝のように流しながら

 

神奈子「さ、早苗っ!?こ、これには、ふ、深いわけが……」

 

諏訪子「そ、そうなの!ちゃんと理由があるから!」

 

そう言って早苗を宥めようとしたが

 

早苗は黒い笑みを浮かべたまま黙って2人を見ている

 

神奈子「お、落ち着いて、早苗!」

 

諏訪子「そ、そうだよ早苗!話せばわかる!」

 

その突き刺さる視線に耐えられない2人はそう言ったが途中でこのあとのセリフが予想できることを言ってしまった

 

 

 

それは……

 

 

 

早苗「問答無用!」

 

早苗がとてつもなく怖い顔とどうやって出しているのかわからない低い声でそう言うと2人の首根っこを掴みずるずると引きずっていった

 

2人は

 

神奈子「ちょ、待って、ほんと落ち着いて早苗!」

 

諏訪子「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

そう言いながら連れて行かれた

 

その光景を見ていた4人は

 

真也「なんだろうこの茶番みたいなのー」

 

こいし「すごい取り残された感あるよね」

 

?「私たちに被害がなくて良かった……」

 

?「そうねお姉ちゃん」

 

そう口々に呟いてたぶん連れて行かれた2人が荒らしたであろうその場を黙々と片づけ始めた

 

 

 

 

片づけも終わり真也は自己紹介をしてないことに気づいたので

 

真也「あーそういえばさー自己紹介してないからさーやろうよー」

 

全員に向けてそう言った

 

今4人は一つのちゃぶ台に集まって座りながらどこからか出したお茶を飲んでいる

 

真也の呼び掛けに最初に反応したのは

 

 

 

こいし「あーそうだね、じゃあ私から、私は古明地こいし、こいしって呼んでね」

 

こいしが最初にそう言った

 

それを聞いた真也が

 

真也「じゃあ僕ねー僕は全無真也、真也って呼んでねー」

 

そう言った

 

それをお茶を飲みながら聞いていた残りの2人が

 

?「私は秋静葉よ、紅葉の神様よ」

 

赤い服に金髪の女性が

 

?「私は秋穣子、豊穣の神様なの、よろしくね」

 

茶色っぽい服に金髪に帽子をかぶった女性が

 

そう言った

 

それを聞いた真也が

 

真也「静葉と穣子ねーよろしくねー」

 

そう言ってニコニコと笑顔を浮かべた

 

静葉はそれを見てから

 

静葉「いきなりだけど、2人はどの季節が好き?」

 

そう聞いた

 

それを聞いた穣子は同時に

 

穣子「もちろん秋よね!?」

 

そう言った

 

こいしは少し考えてから

 

こいし「うーん、地底に季節の概念があんまりないからわかんないなー」

 

そう答えた

 

その答えを聞いた2人はなんとも言えない表情になるが、それを振り払い期待の目で真也を見た

 

その視線の先にいる真也は

 

真也「僕は……どの季節も一緒かなー」

 

こいしにはどこか悲しそうな寂しそうな顔に見えた

 

それに対して聞いていた2人はそうは見えなかったようで

 

静葉「えっ、なんで?秋が一番でしょ!」

 

穣子「そうよ!秋は一番いい季節だわ!」

 

そう興奮しながら言った

 

真也はそんな2人を宥めるように

 

真也「うーんどの季節にも良いところはあるしさーなによりずっと同じ季節なのはありがたみを感じなくなると思うなー」

 

そうゆっくりと答えた

 

その答えを聞いた2人は少し難しい顔をしていた

 

その顔を見た真也は少し笑いながら

 

真也「例えばさーずっと冬だったら寒いじゃんー?夏だったら暑いしーそれ以外にもその季節だからこその行事もあるんだからさー」

 

そう言った

 

それを聞いた2人は納得したように

 

静葉「あー確かに4分の1に一回くればありがたみも消えないわね」

 

穣子「それに夏や冬の間だからこそ秋の過ごしやすさが分かりやすいもんね」

 

そう言ってうなずきあっていた

 

その様子を満足そうに見ている真也

 

そんな真也をみるこいしは

 

こいし「(なんだろう、さっきの表情、私には寂しそうに見えたんだけどなー)」

 

そう思うも後で聞けばいいやと思いとりあえず頭の片隅においた

 

 

 

 

 

その後、4人は楽しく話し合い真也とこいしがそろそろ帰ろうと言うまで話していた

 

真也「じゃー、またねー静葉ー穣子ー」

 

こいし「またね!」

 

そう言って手を振る2人

 

静葉「またねー!」

 

穣子「今度は一緒に焼き芋でも食べようねー!」

 

それに手を振り返しながら秋姉妹は帰っていった

 

外に出るときに早苗のお説教の声と二柱の謝り続ける声と諦めきった声が聞こえたが誰も気にしなかった(というか気にしてはいけなかった)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして地底に戻り地霊殿に帰ってきた2人は真也の部屋にいた

 

こいし「ねぇ真也さ、さっきどの季節が一番か聞かれた時、寂しそうな顔しなかった?」

 

こいしは部屋でくつろぎながら真也に聞いた

 

真也はそれに驚いたようで

 

真也「え?そんな顔してたー僕?」

 

逆にそう聞いた

 

こいしは

 

こいし「気付いてなかったのね、なんかどことなく寂しそうだったよ?」

 

そう言うと心配そうな顔をした

 

真也はそんなこいしの表情を見てこいしの頭をなでながら

 

真也「そうなんだ、気付いてなかったよ、たぶんどの季節も独りだったからだろうね」

 

そう言ってどこか遠い目をした

 

こいしはされるがままだが真也の言い方から

 

こいし「(ほんとはそれだけじゃないんだろうね)」

 

そう思った

 

でもそれを口に出すことはしなかった

 

なぜか

 

それはそのことを口に出していったら自分が悲しい顔をして真也も悲しくさせてしまうからだ

 

だからそのことは自分の胸の中にしまっておいた

 

真也「あはは、ほんとこいしの目にはかなわないな」

 

そう言って軽く第3の目もなでる

 

こいしはくすぐったそうにしながら

 

こいし「うっすらと開いたこの目はまだ見えてないけど、私の目は真也を見てるから、独りじゃないからね?」

 

そう言うと頭をなでていた真也の手をとり握ってニコッと笑った

 

その顔を見た真也は照れながら

 

真也「ほんっとかなわないな……こいしには、こいしにはなにも勝てなそうだよ」

 

そう言って笑った

 

そしてこいしは自分の部屋に戻っていった

 

真也「あはは、ほんとこいしは僕をよく見てるなー」

 

1人残った真也はそうつぶやいた




はい、これで妖怪の山と守矢神社も行きましたね

真也「あとは博麗神社と魔法の森かなー?」

こいし「魔法の森ってなにかあったっけ?」

あの人がいますね

真也「あーあの人かー」

こいし「じゃー博麗神社は?」

あそこはあの場所の2人を出しますかね、今後に必要でもありますし

真也「何処の人かなー」

こいし「楽しみー」

はい、では次回まで

「「「ばいばーい」」」

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