東方無集録   作:生きる死神

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はーいどーも、生きる死神です

真也「ついに日常編かー」

こいし「いろんなところ行けるね!」

そうです、これからいろんなところ行きますよー

真也「今回は人里だねー誰がいるかなー」

こいし「あ、また真也が寄り道しそう」

それは、まあ、はい笑

こいし「諦めるしかないか…」

よし、それでは!

「「「スタート」」」


2,5章日常?非日常?
人里に行ってみよう


 

 

 

異変が終わって2週間ほど経った

 

真也は地底はあらかた回ったので地上を回ることにした

 

真也「こいしー地上行かないー?」

 

こいしは真也の質問に対して

 

こいし「んー?いいよーどこにいくの?」

 

軽くOKをだした

 

真也はどこに行こうかと思い

 

真也「じゃあ、まずは人里ってとこ行ってみよー」

 

他の人間を見てみたいという思いとなにか面白いものはないかなと思って人里を提案した

 

こいしも楽しそうな顔で

 

こいし「じゃあ行こう!」

 

2人は人里に向かった

 

 

 

 

人里についた2人は驚いていた

 

真也「おぉー。なかなか活気があるねー」

 

こいし「うわぁー人がいっぱいいるー」

 

真也はともかくこいしの反応は少しずれていた

 

それはさておき真也はさっそく探索しようと歩き始めた

 

こいしもそれについていく

 

そして、良さげなお店を見ていると

 

赤い服を着た里の人「あれってさとり妖怪か?なんでこんなところに…」

 

青い服を着た里の人「心を読むんでしょ?気味が悪いわー」

 

子供連れの黄色い服の里の人「見ちゃだめよ?心を読むわるーい妖怪だから」

 

真也は周りの人がこいしを見て非難じみた視線と軽蔑することを言っていることに気付いた

 

真也はこいしを見るとこいしも気付いていたようで、どことなく悲しげで辛そうだった

 

真也はそれを見ていつもの笑みが黒く染まった

 

真也「(こいしを悲しませるなら……)」

 

真也がこいしに何か言った者に能力で報復しようとしたとき

 

こいし「……真也、いこ……」

 

こいしが真也の手を引いて駆け出した

 

真也「えっ?ちょ、こいし?」

 

真也は驚きそのままついていきこいしが立ち止まると、こいしにその理由を聞いた

 

こいしは先ほどの表情のまま理由を説明した

 

こいし「だって……あのままだったら真也絶対何かしてたでしょ?それはイヤだし私が悪いのはわかってたから……」

 

真也はそれを聞いて驚くと共にこいしの帽子を取り頭を撫でながらこいしに語りかけるように

 

真也「ごめんね、こいし。確かにイラッとしてやろうとしたよ。だから謝る。でも、こいしが悪いってことはないよ。さとり妖怪だからって差別する人達が悪い。こいしが気にする必要はないよ」

 

こいしに言った

 

こいしはそれを聞いて真也に抱きつき

 

こいし「ぐすっ、真、也、ひぐっ、うわぁぁぁん!」

 

泣き始めた

 

真也はそれをなにも言わずに抱きしめ、頭を撫でていた

 

しばらく泣いてこいしが離れ

 

こいし「ごめんね真也。もう大丈夫、さ、探索再会しようか」

 

泣いた後の赤い目を擦りながら真也の手を取り歩き始めた

 

真也はそのままついていきながら

 

真也「(こいしは大丈夫って言ってたけど……もしまたこいしを泣かせるようなことがあったら……)」

 

自分の心に黒いなにかが現れるのを感じていた

 

 

 

 

その後、甘味処に入り

 

真也「なに食べるー?」

 

こいし「んー、あ、これ食べる!」

 

真也「じゃあ、僕はこれかなー」

 

真也は三色団子を、こいしはなぜかあった抹茶のアイスを頼んだ

 

頼んだものが来て

 

真也「おー、これおいしいー」

 

真也は団子を食べ

 

こいし「これも冷たくておいしー!」

 

こいしもアイスを食べた

 

真也は二本目を食べようとしたとき何か思いついた顔をして

 

真也「こいしー?これ食べるー?」

 

自分の団子をこいしに差し出した

 

こいしはそれを少し戸惑いながら

 

こいし「あ、ありがと」

 

食べた

 

真也はその後それを何のためらいもなく残っていたうちの一つを食べた

 

こいしはそれを見て

 

こいし「(ちょ、さっき私が口付けちゃったのにふつうに食べるなんて)」

 

少し顔を赤くしていた

 

真也はそれに気づき

 

真也「あ、これ間接キスだーあははー」

 

真也も少し顔を赤くしながら言った

 

こいしはその時、少し意地悪な顔をして

 

こいし「じゃあ、私のもあげるね、はい、あーん?」

 

あーんと言いながらアイスを差し出した

 

これには真也も顔を真っ赤にして

 

真也「あ、あーん」

 

食べた

 

こいしは顔を赤くしながら

 

こいし「ど、どう?おいしい?」

 

真也に聞くと

 

真也は照れたように笑いながら

 

真也「うん、美味しいよ、こいしが食べさせてくれたことも関係あるかもね?あはは」

 

そう返したのだ

 

こいしは茹で蛸のように真っ赤になり

 

こいし「そ、そう。良かった!」

 

そう答えた

 

その時店にいた人たちは

 

(あっついし甘いよ!!!)

 

そう思いこれまたなぜかあったブラックコーヒーを全員頼んだ

 

 

 

 

 

2人はしっかりと2人の時間?を楽しんだ後、店を出てまたなにかないかと探し始めた

 

その時、後ろから話しかけられた

 

?「おや?見ない顔だな」

 

?「あれじゃないですか?最近来た外来人とか」

 

真也とこいしは振り向くとそこには、青い不思議な服を着た女生と、着物を着た礼儀正しそうな少女がいた

 

真也「んー?君たちは誰ー?」

 

真也は知らない人だと思い聞くと

 

?「おっとすまん、私は上白沢慧音、寺子屋で教えている者だ」

 

女性が言い

 

?「私は稗田阿求、御阿礼の子です、あなた方は?」

 

少女に言われた真也とこいしは

 

真也「慧音に阿求ね、よろしくー。僕は全無真也、真也って呼んでー」

 

こいし「私は古明地こいし。こいしって呼んでね」

 

そう答えた

 

慧音はこいしの名字を聞いて何かに気づき

 

慧音「古明地……、あぁ、地底のさとり妖怪の妹か」

 

そう言うと阿求が興味を持ったようで

 

阿求「さとり妖怪ですか?あまり話を聞けてないのでお話を聞きたいですね」

 

そう言いこいしを見た

 

こいしはどこか嫌そうで

 

こいし「んー、まあいいけど……」

 

真也を見た

 

真也はどうしたのかと思いこいしを見返すと

 

阿求が真也を見て

 

阿求「あ、最近来た外来人の方ですよね、話は聞いております。なんでも異変解決に行った人たちに勝ったとか、もしかして能力持ってますか?」

 

そう聞いた

 

それにこいしは宴会の時と同じ反応をし真也を見ると

 

真也はなにも考えていないような顔で

 

真也「僕の能力は「『無』を操る程度能力」だよー」

 

同じように言った

 

慧音と阿求の反応も似たようなもので

 

慧音「す、すごい能力だな……」

 

阿求「そ、そうですね」

 

苦笑いしながらそう答えた

 

真也は内心ため息をつきながら

 

真也「(やっぱりねー)」

 

そう思いこいしの手を引き

 

真也「こいしに話を聞くのはまた今度でーもう帰るねー」

 

そのままどこかへ行ってしまった

 

慧音と阿求はぽかんとした様子でそれを見送った

 

 

 

 

 

こいしは真也の行動にデジャヴを感じ

 

こいし「(これからも真也が能力を答えるたびにこうなるのかな……)」

 

悲しい気持ちで思っていた

 

やがて真也は止まりこいしの方を向いた

 

こいしはその真也の顔を見て驚いた

 

真也「なにを驚いてるのー?」

 

真也は見当もつかないような感じで言ったがこいしは

 

こいし「だって、真也すごい怖い顔してるよ?」

 

そう言った

 

真也は普通の人が見たら確実に青ざめてしまうような怖い顔をしていた

 

真也はそれに対してそこまで驚いた様子もなく

 

真也「あー、それはーあの人たちがどことなく僕たちを見せ物を観るような感じがしてさーすごいいらってしたんだよね」

 

理由を説明し、表情を変えすまなそうにし

 

真也「もし、こいしが嫌だったならこれからは出来るだけこういうことはやめるよ」

 

こいしを見た

 

こいしはそれを聞き少し怒ったような顔で

 

こいし「真也。私は嫌だなんて思ってないし実際あの人たちの反応は嫌だったよ。でも、だから真也にどうしてほしいなんて無い!真也は真也のまますごしてほしいよ!だから、私をそんなに気にしなくていいよ?」

 

こいしは真也に言うと真也は嬉しそうな顔で

 

真也「ふふふっ、やっぱりこいしは優しいね。だから僕は君に惹かれたのかな」

 

そう言うとこいしの手を取り

 

真也「さっき良さそうな店を見たからそこにいこー?」

 

そういって、歩き出した

 

こいしはその様子に

 

こいし「(ふふっ、嬉しそうにしちゃって、ほんと子供っぽい、ふふふっ)」

 

心の中で微笑みながらついていった

 

 

 

 

真也「ここだよー」

 

こいしは真也の連れてきた店を見るとそこは装飾品が売っている店だった

 

こいし「ん?ここでなにか買うの?」

 

真也に問うと

 

真也は少し嬉しそうに笑うと

 

真也「ひーみつー、あははっ」

 

そういって二人で中に入り真也は何かを探し始めた

 

こいしはなにを探しているのかと思いながら自分も何かを探し始めた

 

2人が思い思いに物を見つけると

 

真也「こーいし、これあげる」

 

真也はこいしに箱を手渡した

 

こいしは何かと思い

 

こいし「開けていーい?」

 

開けてみるとそこには青いバラを模したペンダントが入っていた

 

真也「こいしをイメージしてみたけどどうかな?」

 

真也が聞くとこいしは嬉しそうにしてすぐにつけた

 

こいし「ねぇ?似合う?」

 

こいしが聞くと真也は満面の笑みで

 

真也「うんっ」

 

そう言うとこいしに帰ろうと話しかけようとしたが

 

こいし「私も真也にあげたい物があるの!」

 

こいしに遮られた

 

こいしはどこからか小さな箱を出すと真也に手渡した

 

真也は驚いて

 

真也「開けてもいい?」

 

聞きこいしから了承をもらい開けるとそこには

 

こいしに渡したペンダントの黒色のバラのタイプが入っていた

 

これにはもはや唖然として

 

真也「これは僕のイメージかな?」

 

真也が聞くとこいしは少し照れたように

 

こいし「そうだよ、ほんとはもっとなにか良いものを買おうと思ったんだけど、私どうきてもバラが頭から離れなくてね、だから黒色のバラを選んだの」

 

真也はそれを聞くとすぐにつけようとしたがうまくつけれず

 

真也「こ、こいしーつけてー」

 

ちょっと泣きそうになりながらこいしにつけてもらった

 

その時こいしは可愛いと思ってしまった

 

真也はつけて貰うと

 

真也「どうかな?変じゃない?」

 

そう聞いた

 

こいしはとても嬉しそうに笑うと

 

こいし「ぜんぜん変じゃないよ!似合ってる!これでお揃いだね!」

 

そう言って真也の腕に抱きついた

 

真也も嬉しそうに

 

真也「そうだね。そろそろ帰ろっか」

 

そういうと2人は仲良く地底に帰っていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はーい人里編でしたーこれからも時々来るかもしれませんね

真也「こいしとお揃いかーふふっ」

こいし「そうだねっ!あははっ」

なんか二人の世界に入ってるし、なんか笑い方逆になってるし(でも違和感ないな)

真也「次回はー?」

次回はうーん霧の湖かなー?もしかしたらコラボの話を書くかも

こいし「えっ?コラボしてくれる人いたの?」

そーなの!なんといたんですよ!というわけで、また書いたときに説明しますがコラボを書きます

真也「失礼の無いようにねー」

真也の能力で失礼を無くしたいよ(切実)

こいし「自分でやりなよー」

はい、頑張ります、では、次回まで

「「「ばいばーい」」」

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