東方無集録   作:生きる死神

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はーいこんばんわー、生きる死神です

真也「今回は酒飲んで楽しむよー」

こいし「(真也が酔ったらどうなるんだろう…)」

真也が酒飲んでますが現実は駄目なんで!そこ注意ですよ?

真也「一杯飲むぞー」

こいし「酔わないよね?」

こいしちゃん、それフラグだよ?

こいし「やっちゃった…」

では、

「「「スタート」」」

(最初にお酒飲みたいって言ってますが前回貰ったときに飲まなかったんです、こいしとのことを聞かれる前に移動しましたから)


お酒飲んで楽しんで、結局つまんない

 

 

 

 

真也は能力を告げたあとがこいしに

 

真也「こいしー何か食べよー?酒も飲んでみたいしー」

 

何か食べるのと酒を飲もうと提案した

 

こいしは真也が能力を告げたことを不思議に思いながらも、あとで聞けばいいやと思い

 

こいし「わかったー!あ、フランも一緒でも良い?」

 

こいしは、さっきフランが自分と同じような反応だったのを思い出し、真也に誘って良いか聞いた

 

真也はそのことに笑顔は崩してはいないものの、虚を突かれたようで

 

真也「え、えっと、フランを?まあ、いいけどー」

 

一応は了承した

 

そのとき真也は

 

真也「(なんでフランを誘うなんていったんだろう、どうせみんなと同じ反応だろうに)」

 

フランを呼びに行ったこいしを見ながらそう考えていた

 

 

 

 

こいしがフランを連れてきて、真也と3人で食べたり飲み出したりし始めてから少しして

 

真也「そういえば、なんでフラン呼んだのー?こいしー」

 

フランを呼んだ理由をこいしに聞いた。たぶん、仲良くなったのもあると思っていたがそれ以外にも何かあると思ったからだ

 

こいしはその質問に対しフランを見て

 

こいし「……フランが他の人とは違う反応をしてたから」

 

そう言ってフランにその理由を聞きたいと言うような顔をしていた

 

フランもそれを察して

 

フラン「……うーん、それは私も似たような能力だからかな?」

 

答えると真也は頭の上に、?が浮かんだように

 

真也「僕と似た能力ってー?」

 

フランに聞いた

 

フランはためらうこともなく

 

フラン「私の能力は「ありとあらゆるものを破壊する程度の能力」だよ」

 

そう言って近くにあったつまみを一口食べた

 

真也とこいしは少し驚いたあと納得したような表情で

 

こいし「そういうことだったんだ、だから真也の能力を聞いてもそんなに驚かなかったんだね」

 

真也「おーこれはなかなか怖い能力だー」

 

真也は軽くおどけているがフランはそれを無視して

 

フラン「この『目』を潰すと壊せるんだ」

 

手のひらに何かの『目』を出現させた

 

真也はそれを見て

 

真也「ねぇー僕のも出せるー?」

 

そう聞いた

 

フランはやってみると驚いた顔をして

 

フラン「えっ!なんで真也のは出ないの!?これもあなたの能力のせいなの?」

 

真也の『目』がでないことの理由を聞いた

 

真也は予想通りといった顔で

 

真也「んーたぶんそうだねー、『無』なんだから『目』もなにもないよねー」

 

そういってケタケタ笑っていた

 

こいしはその笑い方に

 

こいし「(わぁー、なんか腹立つ)」

 

そう思い真也の頭にデコピンした

 

真也はビックリして

 

真也「いたっ。え、こいしなにするの?」

 

そういってこいしに聞くがこいしは知らんぷり

 

真也は何度も聞くが全て知らんぷりされてお手上げ状態になった

 

フランはその様子を見て

 

フラン「2人ってほんと仲良いよねー」

 

子供のように言った

 

真也は少し考えておりこいしは顔を赤くにして

 

こいし「そ、そう?ふつうだと思うんだけどなー?」

 

どこか違うところを見ながら人差し指同士をツンツンしている

 

真也は考え終わったようでこいしの様子を見て、可愛いと思いながら

 

真也「誰にも言っちゃダメだよ?」

 

フランに言ってこいしを見て

 

真也「僕たち恋人同士だから」

 

そうフランに告げたのだ

 

こいしは顔をさらに真っ赤になって

 

こいし「え、ちょ、なんで言うのよ!」

 

真也に問い詰めるが真也はどこ吹く風で

 

真也「フランなら大丈夫だと思ったからさー」

 

そう言ってフランを見ると

 

フランはとても良い笑顔を浮かべていて

 

フラン「そっかー!だからかー!うんうん納得!大丈夫だよこいし!誰にも言わないから!」

 

約束を守ることを伝えた

 

真也それにほっとして

 

真也「よし酒飲もー」

 

飲むと言い始めた

 

フランも反応し

 

フラン「私もー!」

 

2人が酒を飲もうとしている中こいしはまだ真っ赤で

 

こいし「(うぅー地底以外じゃフランが初めてだー、別に何でもないのにこんなに顔が熱くなるなんて…)」

 

その話に入れなかった

 

そして、こいしが復活した頃

 

 

 

 

こいし「えっ?なにがどうしたらこうなるの?」

 

こいしは目の前の状況に唖然としていた

 

今のこいしの目の前の状況は

 

フランは酔いつぶれており、真也は黙って飲み続けていた

 

ちなみに、周りも酔いつぶれている、かなり長い間こいしはフリーズしてたようだ

 

こいしはこの状況に

 

こいし「これは……真也ってかなり酒強い?」

 

鬼もダウンしていたようでさらに驚いていると

 

真也がこいしが復活したことに気づいたようで

 

真也「あ、こいし、復活したんだね、一緒に飲もうよ、飲む人がいなくてさー」

 

一緒に飲もうと言った、その時の真也はいつもの口調は少ししか残っていなかった

 

こいしは疑問に思いながらも、真也と飲みたいなと思い

 

こいし「いいよ!私にもついでくれる?」

 

そういって器を出すと

 

真也は近くにあった酒を手に取りこいしの器に入れ

 

真也「はい、どうぞー、じゃあ乾杯」

 

こいしと乾杯して飲み始めた

 

こいしは少し飲んでから

 

こいし「これ美味しいねー……って真也?」

 

真也が俯いて黙っていることに気づいた

 

しばらくすると真也は

 

真也「こいしー」

 

急に動き出しこいしに抱きついた

 

こいしは突然のことに全く動けず、しばらくなにが起こったのか分からなかったが、ゆっくりと真也の行動を理解すると

 

こいし「ちょ、ちょっと!真也ぁ!?なんでいきなり抱きつくの!?私かなり恥ずかしいんだけど!?ねぇ!?真也ぁ?聞いてる!?」

 

顔を真っ赤にしながら抱きついている真也に問うが、真也は聞く耳を持たないようで

 

真也「こいしー♪」

 

そんなことを言いながらこいしの首筋にキスをしたのだ

 

こいしはそれにびっくりしたのと同時に思考がついていかなくなり

 

こいし「ちょ、あぅぅ、もぅ、だめぇ」

 

顔を真っ赤にしたまま気絶してしまった

 

真也はそのことにはしばらく気づかず、何度か同じことを繰り返してるうちに、やっとこいしが気絶したことに気づいた

 

真也「ありゃ?こいし?……ま、いっか」

 

気にせずまた繰り返し始めた。その時こいしがちょくちょく反応していたのはここだけの話

 

 

 

 

 

 

その後真也も寝てから数時間後

 

真也「ふぁあ、あれー?なんで寝てたんだろう……」

 

真也が起きてなんで寝ていたのか疑問に思い思い出そうとすると

 

真也「あっ……」

 

さっきこいしにやったことを思い出してしまい、珍しく顔を真っ赤にして

 

真也「これはやっちゃったなー……あとでこいしに謝らなきゃ」

 

こいしに謝ることを決めてこのままだとこいしが風邪を引くかなと思い

 

真也「よっと、どこかに寝させられる場所はないかなー」

 

こいしをおんぶしてこいしの寝かす場所を探し始めた

 

神社の中の住居スペースにちょうどいい布団があったのでそれを借りて

 

真也「よいしょっと、これでいいかなー」

 

こいしを寝かせるとまた眠気が来てこいしの近くで寝ようと思った

 

 

 

 

 

 

 

 

その時

 

 

 

 

 

 

 

紫「ちょっと聞きたいことがあるのだけれどいいかしら?真也君」

 

突然、紫が現れた

 

真也はさして驚いたこともなく

 

真也「この場でよければいいよー」

 

いつも通りの表情と口調で返した

 

紫はこいしをちらっと見たが

 

紫「まあいいわ、で、私が聞きたいのは……」

 

そこまで言うと紫が身にまとう雰囲気が変わった、それは明らかな警戒感と威圧感、それに少々の殺意が混じっていた

 

紫「あなたはその能力を使ってどうする気かしら、答えによってはこの場から消すわよ?」

 

そう言って真也を脅してきた

 

しかし真也は

 

真也「んー?別になにもする気はないよー?ここは楽しいところだしー前いたところよりも全然良いところだしー」

 

まるで友達に話すかのように言った

 

それに紫は警戒感を殺意に変え

 

紫「そんなのはどうでもいいのよ。あなたはなにもしないってことだけを聞いてるのよ。あなたなんか私の前ではただの赤子のよ「うるさいね?」……!」

 

真也をさらに脅そうとした

 

しかし真也が間に口を挟んだことで止めざるを得なかった

 

それは急に入ってきたこともあるが、それよりも止めざるを得ないことが起きたからだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは、真也が明確な殺意と怒りを発していたからだ

 

真也「いちいちうるさいね、別にやらないって言ってるじゃん。そんなに言うなら起こしてほしいの、逆に。そんなわけ無いでしょ?だったら余計なことを言わないでほしいな」

 

その言葉は紫を凍らせるのに十分だった

 

それは圧倒的に格下だと思っていた相手がもしかしたら簡単に自分を殺せるかもしれないと察したからだ

 

紫は全身から汗がでるのを感じた。それとともに体が震えているようにも感じた

 

紫「な、なら、い、いいわ、私はあなたを歓迎するわ、真也」

 

なんとか震えを抑えながら真也に言うと

 

真也「もし心配なら何かやるときは君を呼んでやって良いか聞くから、それでいいよね?」

 

真也は紫にそう言ったが、最後のところは有無を言わせないような強さがあった

 

紫はまた体が震えるのを感じたが

 

紫「わ、わかったわ、それでいいわよ、それじゃまたいつか会いましょう」

 

それだけ言うとそそくさと隙間に逃げ込んだ

 

真也はそれを見届けると

 

真也「はぁ、これだからちょっと賢いやつは……」

 

それだけいって、真也は寝始めた

 

真也が寝た数分後

 

真也の前の布団がもそりと動いた

 

こいしは実は起きていたのだ、紫と真也の会話の始まりあたりから

 

こいしは驚いていた、それはあの真也があのような殺気を放てることにだ

 

こいし「(さっきの真也怖かったな……でも、どうしてそんなに怒ってたんだろ……今度聞いたら教えてくれるかな……?)」

 

そんなことを考えていたが、またも睡魔に襲われ

 

こいし「(ふぁぁ、眠いや、もう一度寝よう)」

 

そう思い、真也の方を向いて

 

こいし「真也、おやすみ」

 

それだけいって意識は深い闇の中に落ちていった

 

かろうじてまだ意識があるときに

 

こいしもね

 

と聞こえたのをこいしは胸の奥にしまっておくことにした

 

 

 

 

こうして、初の宴会は終わった

 

この後、全員が起きた頃、解散し真也たちも地底に帰った

 

そのとき、こいしが真也を笑顔で見ていたのに気づいたのは誰もいなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして異変は幕を閉じ、真也たちは新たな日常を過ごしていく

 

この先の真也たちはどうなるのか、それは神のみぞ知る




はい、宴会が終わりました!

真也「ちょっと強引じゃないー?」

う、そう言われればそんな気がしなくもないですが…

こいし「私は真也の酔い方に疑問があるなー?」ゴゴゴ

いや!あれはちょっと熱いところを出そうかなって思って!

真也「ふーん?言いたいことはそれだけかなー?」ゴゴゴ

あかん、逃げよう

次回からは日常?編です!活動報告にちょっとしたことが書いてあるんで見て下さいね!

では、また次回会いましょうー!

「「「ばいばーい」」」

では逃げます!ピューン

真也こいし「「あ、まてー!」」

追記

誤字報告がありました!

紫のセリフで真也君のところが真也訓になってました

パルミアさん報告ありがとうございます!


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