東方無集録   作:生きる死神

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はーい、こんばんわ、生きる死神です

今回は真也の初の弾幕ごっこですね

スペカの表現に悩みましたがもらったアドバイスと自分なりの表現で頑張ります!

では、スタート


無情な力

 

 

 

無表情な真也は5人に

 

真也「ねぇ?名前くらいは教えてよ、いいでしょ?」

 

と、この場の空気に合わないようなことを言った

 

5人は少し面食らったのと、不審感を持ちながらも答えることにした

 

紅白巫女「博霊霊夢、素敵な楽園の巫女よ」

 

白黒の魔法使い「霧雨魔理沙!ふつうの魔法使いだぜ!」

 

緑色の剣士「魂魄妖夢、半人半霊の剣士です」

 

メイド「十六夜咲夜、完全で瀟洒なメイドよ」

 

青白巫女「東風屋早苗です!祀られる風の人間です!」

 

真也は聞くと少し笑みを浮かべ

 

真也「へぇー、みんな一応人間なんだー」

 

そう言い始めようとする

 

 

霊夢「ちょっと待ちなさい。私たちが言ったんだからあなたも言いなさいよ」

 

霊夢に真也も同じように名前を言えと言われた

 

真也は面倒そうな顔をして

 

真也「全無真也、うーんと『なにも無い」人間ってことにしといて」

 

そう言った

 

霊夢は少し疑問に思い真也に聞いた

 

霊夢「『なにも無い』ってどういうことよ」

 

霊夢がそう言うと他の4人も気になっていたらしく

 

魔理沙「私も気になってたんだぜ!」

 

妖夢「私も気になりますね」

 

咲夜「お嬢様への土産話くらいにはなるかしら」

 

早苗「もしかして……?」

 

同じように口をそろえて言った

 

しかし

 

真也「うるさいなぁもう、他人に教える気なんてないよ、さっさと始めよう」

 

拒否し少し苛立ったように言った

 

霊夢「なら私たちが勝ったら教えてもらうからね!」

 

霊夢はそう言いお札と大幣を構え

 

魔理沙「また勝たせてもらうぜ!」

 

魔理沙は八卦路を構え

 

妖夢「悪いですが斬り捨てます!」

 

妖夢は楼観剣を構え

 

咲夜「生意気なあなたには罰が必要のようね!」

 

咲夜はナイフを構え

 

早苗「あなたに恨みはないですが……やらせてもらいますよ!」

 

早苗は大幣を構えた

 

真也「こいしの仇とらせてもらうね、アハハハハッ」

 

真也が笑いながら弾幕を張ったのをスタートに戦いは始まった

 

 

 

魔理沙「先手必勝だぜ!《恋符「マスタースパーク」》!」

 

スペルを宣誓し八卦路を真也に向け

 

人1人は軽く飲み込めるサイズの光線を放った

 

真也は

 

真也「ふーん、大きいし早いね。でも、そんなんじゃ僕は落ちないよ?」

 

余裕そうに言って魔利沙の攻撃をかわした

 

真也「じゃ、次はこっ「あなたの番は来ないわよ!」次はなにかな?」

 

咲夜が真也の言葉を遮り

 

咲夜「《幻符「殺人ドール」》!」

 

咲夜が言い真也に攻撃をしようとした

 

 

 

 

 

周りがモノクロで動かない世界になった

 

 

 

 

 

咲夜「あなたじゃ私には勝てないわ」

 

そう言ってナイフを投げようとした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真也「なにを言ってるのさ」

 

動きが止まったはずの真也が急に動き出し他

 

それに焦った咲夜は能力を解除してしまった

 

咲夜「!?なんで動けるのよ!?」

 

その驚きぶりに周りも不思議に思ったのか

 

魔理沙「どうしたんだぜ?咲夜、お前が驚くなんて滅多にないぜ」

 

霊夢「そうね、珍しいわね、どうしたのかしら」

 

咲夜を心配して聞いた

 

それに対して咲夜は

 

咲夜「わ、私の能力が効かないかもしれないわ……」

 

そう答えた

 

その発言に今度は妖夢と早苗が反応した

 

妖夢「そんなことがあるんですか!?」

 

早苗「時が止まっていても動けるだなんて…」

 

普通ではないことに焦り驚いていると

 

真也「へぇー、咲夜の能力は時を止めれるんだー」

 

真也はいたって興味の無いように言った

 

咲夜は悔しそうに顔を歪めながら

 

咲夜「えぇ、そうね、私の能力は時間を操れるわ、まあ、あなたには効かないみたいだけど」

 

そう言った咲夜は他の4人に顔を向け

 

咲夜「分かってると思うけど、今回の戦いは私は当てにはならないわ。足手まといにはならないようにするから頑張ってちょうだい」

 

そう言いながら他の4人より少し後ろに下がった

 

霊夢たちは驚きつつも案を考えていた

 

霊夢「(咲夜の援護がないのはかなり痛いわね)」

 

魔理沙「(なかなか面白そうなやつじゃねえか!私の十八番を避けられたし楽しめそうだな!)」

 

妖夢「(さてどうしましょうか……)」

 

早苗「(これは手強いですね…)」

 

良い案が浮かばず困っていると

 

真也「そっちがこないならこっちから行かせてもらうよ?」

 

そういってスペカを掲げ

 

真也「《無心「心無い言葉」》」

 

そう告げると同時に真也の周りに大量に黒い霊力玉が漂い始める

 

霊夢「!みんな来るわよ!」

 

霊夢がそう言ったのと同時に真也の周りに漂っていた霊力玉から玉と同じ色のレーザーが放たれた

 

魔理沙「くっ!数が多いから避けにくいぜ!」

 

魔理沙たちは放たれるレーザーの多さに苦戦していた

 

一つ一つから放たれるレーザー自体は細くそこまで速くはないが、あまりにも多く攻撃する隙が見当たらないのだ

 

真也「ほらほらー、そんなんじゃ当たっちゃうよー?」

 

真也はそう言って霊力玉の数を少し増やす

 

妖夢「なっ!まだ増えるんですか!ただでさえキツいのに!」

 

少しといってもあまりない隙間をさらに狭めてくるのだ、妖夢がそう言うのも無理はない

 

霊夢「あーもう!めんどくさいわね!夢符《二重結界》!」

 

いい加減痺れを切らした霊夢が結界を張り周りに大声で言う

 

霊夢「避けてばっかじゃジリ貧よ!頑張って攻めるのよ!」

 

周りを鼓舞しながらお札を放つ

 

魔理沙「お前と違ってこっちは結界なんて張れないんだ!避けに徹するのもしょうがないんだぜ!」

 

実際そうだ、結界を張って守りながら攻撃できる霊夢はいいが、守る手段を持たない魔利沙や妖夢は下手に攻撃しようと余所見すると被弾しかねない状況だった

 

早苗「私も結界を張って守れば!」

 

早苗はそう言い大きめの結界を張り

 

早苗「魔理沙さん!妖夢さん!こっちです!」

 

2人を自分の結界の後ろ側に呼んだ

 

魔利沙「なかなか行きづらいぜ!」

 

妖夢「行く前に被弾しかねないです!」

 

何とか行こうとするも弾幕の嵐に身動きがとれずそのまましばらく避け続け、真也がスペルブレイクするまでたどり着けなかった

 

真也「あららーもうブレイクしちゃったかー誰か1人くらいは落としたかったんだけどなー」

 

悔しがるそぶりの真也に

 

霊夢「こんなのに当たるほどやわじゃないわ!」

 

まだ余裕のある霊夢が言い返した

 

しかし、他の4人、特に妖夢と魔理沙はかなり疲弊していた

 

魔理沙「はぁはぁ、なかなかきついんだぜ」

 

妖夢「精進が足りなかったかもしれません」

 

それを見た真也は

 

真也「誰も落ちなかったけど疲れさせることはできたからいっか。さぁ、次い「やらせないわよ!」むー、今度は霊夢かー」

 

霊夢が真也の言葉を遮りスペカを出し

 

霊夢「今度はこっちよ!《霊符「夢想封印」》!」

 

霊夢が言うと霊夢の周りから7個のカラフルな弾幕が真也に向かって飛んでいく

 

真也「んー、避けよ……っと?」

 

真也は避けようとしたがホーミング性があり避けることは難しいとわかる

 

真也「ふーん、なら、《無符《何処までも追い詰める悪夢」》」

 

宣誓すると同時に真也の周りから小さい弾幕が何十個も生まれ、それは霊夢の弾幕に向かっていく

 

霊夢「まさか相殺する気!?」

 

霊無が驚くのも無理はない

 

なぜなら、霊夢が打った弾幕に対して真也の弾幕は明らかに小さいのだ

 

真也の弾幕の2、3倍はあるような霊夢の弾幕にそんなのでは無理だと思ったからだ

 

真也「あはっ、甘く見てると痛い目見るよ?」

 

そういう真也の顔は笑っている

 

しかし目は笑っていなかった

 

霊夢「(なによこいつは!どうしてこんな強いのよ!)」

 

霊夢は真也の強さに驚きつつも破られることはないと高をくくっていた

 

が、その余裕はすぐになくなった

 

最初は押していた霊夢の弾幕は何度消えてもどんどん出てくる真也の弾幕に少しずつ削られ押し返されていたのだ

 

これには驚いた霊夢や他の4人は

 

魔理沙「こいつ、霊夢の夢想封印を止めれるのか!」

 

妖夢「このままじゃ消えちゃいますよ!」

 

咲夜「もっと押した方がいいんじゃない!?」

 

早苗「でも、どうするんですか!?」

 

霊夢「そんなこと言われても!」

 

焦ったまま時間過ぎ霊夢の弾幕が打ち消されると共に真也の弾幕も止まった

 

真也「あーらら、まーただめだったかー」

 

霊夢「もう!本当に、めんどくさいやつね!」

 

霊夢はそういいお札を投げようとする

 

が、魔理沙が止める

 

魔理沙「待て霊夢!次は私が行くぜ!マスタースパークよりも強いので押し切ってやるぜ!」

 

魔理沙はそう言い八卦路を構え

 

魔理沙「行くぜ!《魔砲「ファイナルスパーク」》!!!」

 

先ほどとはスピードも威力も段違いの魔理沙の光線が放たれる

 

真也「さっきの強化版かーならこっちはこれかな」

 

そう言って真也の頭から足まで霊力玉が8つ並び、真也が正面に手を構えると大きな黒い霊力玉が現れる

 

真也「さあ、1人目を落とそうか《無情「手加減の無い力」》」

 

真也の正面の玉に周りに浮かんでいた霊力玉から黒い線が出て正面の玉に繋がると同時に

 

魔理沙のファイナルスパークでさえ飲み込むほどの超巨大な霊力砲が放たれた

 

魔理沙「なっ!!!」

 

それに驚いた魔理沙は出力を上げて押し返そうとするが勢いは止まることはなくそのまま押し切り

 

魔理沙「うわぁぁぁぁ!!!!」

 

魔理沙を飲み込んだ

 

その光景に唖然とする4人

 

そして霊力砲が止まると魔理沙は気絶していて地面に落ちていった

 

霊夢「魔理沙!」

 

霊夢はすぐに魔理沙を助けに向かった

 

妖夢「なんて威力なんですか……」

 

咲夜「あれは打ち消せそうにないわね……」

 

早苗「どうしましょう……」

 

3人は圧倒的な威力にただ呆然としていた

 

真也「はい、1人目、こいしを倒した人だったしちょうど良いかな」

 

そして、新たなスペカを出して

 

真也「さぁ、次は誰の番かな?アハハハハッ」

 

光の無い目で笑うのだった……




はい、長くなりそうだったので分けることにしました

スペルの表現はどうでしたか?自分なりに考え調べたらこうなりましたね(苦笑)

もしこうしたほうがいいなどありましたら是非感想によろしくです!

次回は明日あたりに投稿すると思います

では、ばいばーい!

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