東方無集録   作:生きる死神

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はい、こんばんわー、生きる死神です

真也「こんばんわー」

こいし「こんばんわー!」

今回は真也たちが地霊殿に戻ってきます

真也「なにがあるのかなー?」

それは見てのお楽しみ!

こいし「楽しみになるようなの書けるの?」

ザクッ、か、書けますよ………たぶん

真也「たぶんじゃだめー」

こいし「そうだそうだー」

はい、精進します

では、

「「「スタート」」」

※今回はかなり今までで一番長い上にイラッとする表現があるかもしれません、ご注意下さい


『無』だって怒る

 

 

 

真也たちがヤマメたちに話を聞いていた頃、

 

さとりは

 

さとり「真也とこいしはお燐を見つけられたかしら……なぜかあの2人には任せてはいけなかった気がするわ……」

 

お燐を見つけられるか心配していた

 

そして、玄関で手持ち無沙汰に待っていると……

 

?「ここが地霊殿かー?」

 

?「さっきの鬼が言うのが正しければそうよ」

 

?「大きな建物ですね」

 

?「紅魔館よりも大きいかもしれないわね…」

 

?「ここは暑いですね~」

 

そんな声が聞こえてきた

 

さとり「(明らかに真也とこいしではないわね、他の地底のメンバーでもないし……誰かしら?)」

 

と、考えていると

 

玄関のことで聞こえた話し声の原因が入ってきた

 

?「ここにいるってことはあん「はいそうですよ、私が古明地さとりですよ」、はぁーまためんどくさそうなのが来たわね」

 

紅白の巫女とその青白版、白黒の魔法使いに緑色の剣士、メイドがそこにいた

 

紅白巫女「私が何もいってないのに分かったって事はここ「はい、読めますよ、だから、あなたが聞きたいことも分かります」、なら話が早いわ、あなたこの異変のこと何か知ってるかしら?」

 

さとり「(異変?時々見る新聞で地上で何か起こっていたのは知っていたけど、ここに来たという事は地上で何かあったのかしら)」

 

さとりは紅白巫女が言ってることについて考えてはいたが、一向に答えが出せずどう返答しようか困っていた

 

一分ほど考え、

 

さとり「異変のことがなんのことか分からないのでまずは説明してください」

 

そう言われた5人は

 

白黒の魔法使い「地上に怨霊が溢れてきたんだぜ!」

 

緑色の剣士「それで、そのままだと人にも影響があるかもしれないので」

 

紅白巫女「紫に聞いて」

 

青白巫女「ここに来たわけです!」

 

メイド「で、何か知っているのかしら?」

 

さとりはそう言われたのと説明していたときの心を読み驚いた

 

さとり「(地上に怨霊が溢れている!?この方たちが嘘をついてるなんて事はないから…怨霊を管理しているのはお燐……やっぱり、お燐に何かあったのね!)」

 

やっと合点がいったさとりであったが腑に落ちないことがあった

 

さとり「(なんでお燐が怨霊を管理できていないのか、もしかしてお空が帰ってこないことに関係があるのでは?そうだとしたら、怨霊が地上に溢れていることはお燐のなにかのメッセージかもしれない)」

 

そう気づき、改めて5人を見て

 

さとり「地上でなぜ怨霊が溢れているのかは分かりませんが、うちのペットがたぶん原因なのは分かりました。私から言っておくので今日はお帰りください」

 

さとりはそう言った、しかし、

 

紅白巫女「異変解決するのが私の仕事だから任せるわけにはいかないのよね」

 

白黒の魔法使い「おい!私たちもいるんだぜ!」

 

メイド「そうよ、1人でやるのは良くないわ」

 

緑色の剣士「皆で協力するのが早いと思いますよ」

 

青白巫女「そうですよ!協力が一番です!」

 

紅白巫女「あぁーもう、仕方ないわね!で、分かったでしょ?私たちは帰る気はないわ、異変の元凶のいるところを教えてもらいましょうか」

 

全く聞く様子のない5人にさとりはため息をつき

 

さとり「全く……こちらに任せてくれればいいものを……」

 

そして、少し値踏みするように5人を見ると

 

さとり「ならば、私を倒すくらいしてもらわないと先には進めませんよ?」

 

そう言って挑発をかけた

 

それに反応した白黒の魔法使いが怒り

 

白黒の魔法使い「お前くらい軽く倒してやるぜ!」

 

そう言い、弾幕ごっこを始めようとしたが

 

青白巫女「待って下さい!今回は私がやります!まだ一回もやってないからやりたいです!」

 

紅白巫女「それは私もよ?」

 

青白巫女「うぐぐ…体力は温存しといた方がいいですよ!だから、私がやります!」

 

そう言って前に出て

 

青白巫女「さぁ!やりましょう!風祝の力見せてあげます!」

 

大幣を構えて言う青白巫女にたいし、

 

さとりはめんどくさそうに

 

さとり「こっちはいろいろやることがあるのに……早く終わらせて帰ってもらいますよ!」

 

そして2人は大きな声で

 

青白巫女「奇跡の力ご覧に入れましょう!」

 

さとり「自らのトラウマに囚われるが良いわ!」

 

弾幕ごっこを始めた

 

 

 

地霊殿で弾幕ごっこが始まった頃、真也とこいしは

 

こいし「ねぇ真也?なんで服装のこと聞いたの?会うってだけじゃ少し違和感あるよ?」

 

真也にさっきのことを聞いていた

 

真也はこいしの前を飛びつつ

 

真也「会うかもってのはほんとだよー?まあー他にもあるけど……」

 

少し口ごもった真也を変に思い

 

こいし「なぁに?言えないことあるの?」

 

と、真也に近づき問い詰めると

 

真也「えっとねー、一応こんな僕とも話してくれた人たちだし仇でも取れたらなーってね?」

 

真也はこちらを向かずに言った

 

その時の表情が見えなかったが、たぶんいつも通りだろうと思ったこいしは

 

こいし「へぇー、あのときあんなこと言った真也がねぇー」

 

と、少し感心したように言った

 

しかし真也は

 

真也「別に他意は無いよ?僕からしたら地霊殿の家族以外はどうでもいいしね、いちおー世話にはなってるからそうしようかなって思っただけだよ」

 

いつもの口調ではなく真面目な口調で言った

 

こいしはその口調で本気だとわかり

 

こいし「そ、そうなんだー」

 

と、少し気まずそうだった

 

その後、十数分飛び続け、2人は地霊殿についた

 

そして玄関を開けると……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこにはさとりが倒れていた

 

こいしはそれを見た途端

 

こいし「お姉ちゃん!大丈夫!?ねえ!?お姉ちゃん!?」

 

すぐに近寄り声をかけた

 

さとりは少しキツそうに目を開けこいしを見ると

 

さとり「あぁ、帰ってきたのですね……お燐はいましたか?」

 

自分のことではなくこちらの目的のことを聞いてきた

 

こいしはそれに対し

 

こいし「見つかんなかった!それよりどうしたの!?なにがあったらこんなにぼろぼろになるの!?」

 

そう言ってさとりの服を手に取った

 

さとりはそれを見るとついさっき起こったことを話した

 

さとり「それはさっき弾幕ごっこをして負けたからですね。思いの外強くて服もぼろぼろになってしまいました」

 

真也はそれを聞いて

 

真也「それって紅白巫女と青白巫女、白黒の魔法使いに緑色の剣士、それとメイドの5人組?」

 

さとりは少し驚き

 

さとり「えぇ、そうですよ。私は青白巫女にやられましたが、なぜそのことを知ってるんですか?」

 

真也は聞いておいて良かったと思ったと同時に、大切な家族を傷付けた5人に対し怒りを覚えた

 

真也「地上に向かったらヤマメたちが倒れていて事情を聞いたらその5人の服装を教えてくれたよー」

 

真也は怒りを抑えながら言った

 

そして、こいしに確認をとろうと隣を見た

 

 

 

が、

 

 

 

そこには誰もいなかった

 

それに驚いた真也は

 

真也「こいし!?どこにいったの!?」

 

さとりもその事に気づき

 

さとり「もしかしたら私をほろぼろにしたことを謝らせようとしに行ったのかもしれません!こいしはまだ子供で弾幕ごっこは強いですが、あの5人はたぶんそれよりも強いです!急いでこいしに加勢した方がいいと思います!」

 

そう言い真也を送り出そうとするが

 

真也「それは分かったけどさとりをこのままにするのは嫌だから」

 

そう言ってさとりの服の端をつまみ

 

真也「『服の傷を無くす』、はい、綺麗になったよ」

 

服をの傷を直した

 

それにさとりほ驚いたが

 

さとり「私はいいですから早く行ってあげて下さい!」

 

自分を放っておくように言った

 

真也は少し考えて

 

真也「わかった、さとりは出来るだけ休んでてね?」

 

それだけ言い外に出て行った

 

さとり「こいしは大丈夫かしら……なにも無いといいけど……」

 

こいしの無事を願いさとりに限界がきてその場で意識を失った

 

 

 

 

真也は外に出てさっき言っていたことを思い出していた

 

真也「(確かお燐は灼熱地獄跡にいるはずで、5人組の目的地は地霊殿だった。でも、帰ってくるときに会わなかったってことは帰ったんじゃなくて灼熱地獄跡に向かったはず。なら、そこに行けばこいしもいるはず)」

 

そう考え、こいしの無事を思いつつうろ覚えで灼熱地獄跡に向かった

 

飛ぶこと十数分……

 

 

 

そこには……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5人に囲まれて弾幕ごっこをするこいしの姿があった

 

真也はそれを見てすぐに

 

真也「こいし!!!」

 

こいしの名を呼んだ

 

が、

 

それに反応している余裕がないらしく、しかも5対1の圧倒的不利の状況でさらに追い込まれて疲れ切っているのが、真也の目にもよく分かった

 

真也はそれを見て焦り

 

真也「(どうすればいい!?このままじゃこいしが倒れる……それは嫌だ!でもどうすれば……)」

 

考え込んでしまっていた

 

 

 

そして、その時は訪れる

 

こいしは長時間弾幕を打ち続けていたのか、だんだん動きが遅くなっていた

 

そして一瞬の隙をつかれ、白黒の魔法使いの弾幕が当たり、気絶してしまった

 

こいしが気絶して落ちてきていることに気付いた真也は

 

真也「こいし!」

 

すぐにキャッチしてこいしの様子を見た

 

真也「(こんなに疲れて切ってて……しかも服もぼろぼろ、なんでやったんだ……)」

 

あまりのこいしの様子酷さに激しい感情に飲み込まれそうだった

 

そして、不意に聞こえてきた声でそれは真也を変える

 

 

 

白黒の魔法使い「やっぱ、弾幕はパワーだよな!」

 

紅白巫女「そんなことないわよ!弾幕は技よ!」

 

緑色の剣士「そんなことはおいといて帰りましょうよ」

 

メイド「そうよ、早く帰りましょう、もう疲れたわ」

 

青白巫女「それより、さっきやってた娘の近くに人がいますよ?こんな所にいるのはおかしくないですか?」

 

青白巫女の一言で真也に気付いた他の4人は

 

紅白巫女「そうね、なんでこんなところにいるのかしら」

 

白黒の魔法使い「そんなの聞けば一発だぜ!おい!そこのやつ!なんでこんなところにいるんだ!」

 

緑色の剣士「ちょっと!少しは状況を考えましょうよ!あの人さっきの娘を抱えて困ってますよ!」

 

メイド「別にそれはいいじゃない、こっちが勝ったんだし」

 

青白巫女「少し不謹慎じゃないですか?あの娘の知り合いかもしれませんよ?」

 

そう言いながら真也に近付いていた

 

そして、真也の後ろにくると

 

白黒の魔法使い「おい!聞いてんのかぜ!?」

 

真也の肩に手をかけこちらを向かせようとした

 

 

 

その時

 

 

 

真也「……絶対に許さない……」

 

白黒の魔法使い「!!??」

 

白黒の魔法使いは驚き少し後ずさった

 

それを見た紅白巫女は

 

紅白巫女「なに怖じ気付いてんのよ、ただの人間でしょ?」

 

白黒の魔法使い「い、いや、そいつめっちゃ怒ってるんだぜ!さすがに驚くだろ、困ってるだけだと思ったら!」

 

そして、誰でも分かるような怒気が周りを覆う

 

緑色の剣士「あぁー確かに怒ってますねー」

 

メイド「なにか癪にさわったのかしら」

 

青白巫女「やっぱりさっきの娘の知り合いですよ!」

 

5人が言い合っていると真也の発していた怒気が消えたことに気付いた

 

青白巫女「あれ?もう大丈夫そうじゃないですか?」

 

そして、真也に声をかけようとした

 

青白巫女「すいませーん、少し話を聞きた「君たちがやったのかな?」……!!??」

 

後ろを向いたまま急に喋り始めた真也を不審に思いながらも

 

白黒の魔法使い「あぁ!そうだぜ!やっと終わったから帰ろうとしたらお姉ちゃんの仇!って急につっこんできたから全員で倒した、それだけだぜ」

 

真也「別に1対1で良かったんじゃ?」

 

紅白巫女「確かに良かったかもしれないけどその娘他のやつより強そうだったから、5人でやったのよ」

 

真也「5人でそうやってこいしを虐めたんだね」

 

メイド「虐めてなんかいないわよ、ただ向かってきて邪魔だったから倒しただけよ?」

 

緑色の剣士「ちょっと!少しは言葉を考えましょうよ!」

 

 

 

 

 

そして、その真也の次の一言で5人はとてつもない恐怖を

感じることになる

 

 

 

 

 

 

真也「ふーん、なら、僕からしたら君たちも邪魔だから倒してもいいんだよね?」

 

恐ろしいほどに低い声は5人の耳を貫くように放たれた

 

白黒の魔法使い「や、やれるもんならやってみろだぜ!」

 

緑色の剣士「そ、そうですよ!こっちは異変解決してきた実力者です!」

 

メイド「それに一人じゃさっきと変わんないわよ?」

 

青白巫女「さすがに無理なんじゃ……」

 

そういって、恐怖を振り払い真也に言った

 

しかし真也は

 

真也「言いたいことはそれだけかな?」

 

先ほどと同じ声で言った

 

その不気味さ、不審さ、恐怖に5人はなにも言えなかった

 

真也はなにも言わないと分かると喋り始める

 

真也「実力者だからなに?そんなの僕には関係ない。1人だからって負けるとは限らない。そして、僕に無理はない」

 

そう言うと真也は笑い出す

 

真也「アハハハハッ」

 

その笑い声に違和感を感じた紅白巫女が真也に声をかけようとした

 

しかし

 

それは振り向いた真也の顔を見たことによって出来無くなった

 

真也「こいしをこんなにやってくれたからには、それなりのことで返させてもらうよ。アハハハハハハハハッ」

 

そう言って振り返った真也の顔は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

笑っているのに全くの無表情だった…




はい、ついに真也と異変解決組が接触しました

今回誰もいないのは本編があれだからです

そして、次回は弾幕ごっこですね

まだいろいろ考え中ですが頑張ります!

まだ活動報告に募集してますのでよろしくです!

では、ばいばーい!

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