東方無集録   作:生きる死神

14 / 87
はーいどーも生きる死神です

真也「今回はコラボだよー」

こいし「お相手は東方兎光録を書いているtikyu-giさんだよ!」

はい、失礼の無いように頑張りますよ!

では、

「「「スタート」」」

(今回はあちらの世界に行っているので最初の方はこいしがいません。また東方兎光録の少しのネタバレらしきものを含んでいます。気になる人は是非東方兎光録を見てみよう)


コラボ!兎耳の生えた少年!?

 

 

 

ある日のこと

 

真也は肌寒い感覚で目が覚めた

 

真也「ふあー、寒いなーおかしーなー昨日はベッドに入ったよな……」

 

真也はそんなことを考えながら寝ぼけ眼を擦りベッドを確認しようとした

 

 

 

しかし

 

 

 

そこにはなにもなかった

 

 

 

あったのは空気に阻まれる感触

 

真也「えっ?なんで僕空から落ちてるの?」

 

真也はやっと自分の今の状況に気がついた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう真也は今

 

 

 

空から落ちているのだ

 

真也「そっかそっかー空から落ちて……ってえぇぇぇ」

 

現状把握してまた驚いた真也は

 

真也「うーんこのままだと地面に激突して死んじゃうねー」

 

どうやって地面との激突を回避するか考えていた

 

そして

 

真也「あ、空飛べばいいじゃんー」

 

とても簡単なことに気付いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真也が空の旅をしている頃

 

?「やっと煉獄から出れた……まずはどこに行こうかな……」

 

血だらけ兎耳の生えた少年が歩いてきた

 

そして空から何かが落ちてきていることに気付いた

 

?「あれ?何だろう、あれは……」

 

その少年がよく目を凝らして見るとそれは人だった

 

?「えっ?人が落ちてる?」

 

そう思ったその少年はとりあえずそちらの方に歩いていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真也「たまには空を落ちるのも楽しいねー」

 

真也はのんきなことを言いながら空を落ちていた

 

そしてそろそろ飛び始めないと危ないところに達したところで

 

真也「よっ、と、これで大丈夫かなー」

 

空を飛んでゆっくりと地面に着地した

 

真也「いやーどうなるかと思ったなー」

 

真也はそんなことを言いながら辺りを見回すと

 

木が鬱蒼と生えている森の中ということに気付いた

 

真也「ふーん、ここは森の中かー……んー?」

 

そうして興味なさげにあたりを見ていると真也の正面から不思議な少年が現れた

 

真也はその少年を見てすぐに思った

 

真也「(なんで兎耳生えてるんだろー)」

 

真也がその少年をじっと見ていると向こうもこちらを見ていたことに気付いたようで

 

?「えーっと、君は誰なの?」

 

そう言った

 

真也はいつもの笑顔で

 

真也「僕は全無真也、真也って呼んでねー。君はー?」

 

自己紹介をするとその少年にも促した

 

少年は

 

?「僕は兎神光平、光平って呼んでほしいな」

 

そう言った

 

真也はそれを聞いて

 

真也「光平ねよろしくー。ところでさーここってどこなのー?なんか空から落っこちてきたらしくてさーどこか分からないんだよねー」

 

真也が光平にたずねた

 

光平は

 

光平「うーん、僕にもわかんないな。僕も今ここにきたばかりだからね」

 

そう言って悲しそうな顔をした

 

真也はその様子にすぐに気づき

 

真也「なにかあったの?」

 

光平にそう聞いた

 

光平は話すか迷っていたが真也の真っ直ぐで真剣な目を見て話しても大丈夫かなと思い

 

光平「実はね、さっきまで煉獄っていう拷問施設?みたいなところに捕まってたんだ。それで、仲間たちと脱出して、今に至るって感じかな」

 

そう言った

 

その時の光平の顔はとても悲しそうで辛そうで、それでいてあまり怒っているという感じが見られなかった

 

真也はそれに少し疑問を持ちつつも

 

真也「捕まるような覚えはあったの?」

 

そう言うと光平はとても辛そうな表情で

 

 

 

光平「……僕が、異常だから……」

 

 

 

そう言った

 

真也はそれについて考えるがいっこうに答えがでず

 

真也「ごめん、ぜんぜん分からなかった。光平のどこが異常なの?」

 

そう聞かれた光平は

 

光平「それはこの兎耳と真紅の瞳のことだよ」

 

そう言って自分の兎耳と瞳を指差した

 

光平「これは遺伝子の突然変異らしいんだよね……」

 

それだけ言うと光平は口を閉ざして重苦しい雰囲気が場を満たした

 

真也はその表情や言ったこと、自分と会うまでにあったことを考えてから

 

 

 

真也「君が異常なら、僕は『皆無』だったのかな」

 

 

 

そう言った真也の目は光がなかった

 

その真也の様子に光平は少し驚くも理由を聞いた

 

光平「それってどういうことなの?」

 

真也はそれに

 

真也「僕は家族や親友を失い、虐められていたよ。その上僕にはこっちでいう能力があったから誰もがみんな僕を気味悪い目で見てきたよ。」

 

答えた真也はもう慣れているが聞いている光平は驚いていた

 

光平「そんな……」

 

そんな光平を後目に

 

真也「そのせいで僕は僕のいろいろなものを失ったよ。例えば表情、まあこれは生きていくために必要だったからすぐに取り戻したけどね。あとは感情とか心とか。感情も嬉しいことがあって取り戻せたけどね」

 

説明する真也は悲しげだが、感情を取り戻したことを話していたときの表情はどこか嬉しそうだった

 

光平はそんな真也を見て

 

光平「真也も大変な人生を送ってきたんだね……」

 

そう言った

 

2人は悲しい過去を通った仲間のように感じた

 

そのおかげか2人はわりと早く打ち解けることが出来た

 

 

 

光平「そういえばさ、真也の能力ってなんなの?」

 

光平は思い出したように言った

 

真也は特に気にすることなく

 

真也「僕の能力ー?「『無』を操る程度の能力」だよー」

 

そう言ったが光平は驚いていて

 

光平「すごい能力だね!どんなことが出来るの?」

 

真也になにが出来るか聞いた

 

真也は少し嬉しそうに

 

真也「そんな反応してくれるのは珍しいなー。出来ることはまあいろいろあるけど、たとえば無意識を操ったり無意識になったりすることかな?まあ極端に言うと無がつけばなんでも操れるし、なんでもできるかな」

 

そう言った

 

光平はまた驚いたようで

 

光平「わぁ!とても強いね!僕の親友とどっちが強いかな?」

 

そう言った

 

真也は少し興味を持ったようで

 

真也「どっちが強いってことは光平の親友も強いのかなー?」

 

光平にそう聞いた

 

光平は

 

光平「うん!身体能力も高いんだけど、能力も強くてね「自然を操る程度の能力」を持ってるんだ!」

 

なぜかうれしそうに言った

 

真也はよくわからなかったがまあ気にはせず

 

真也「へぇーなかなかすごい能力を持ってるねー、てもさその自然ってどういうものなんだろー。概念的なものも含まれるのかなー?」

 

そう光平に聞いた

 

光平は少し考えると

 

光平「わからないけど、多分そうだと思うよ」

 

そう答えた

 

そしてどこか期待した目で真也を見ていた

 

真也「うーん、正直に言うと能力ありきなら僕が勝つよー。まあ弾幕ごっこだとわからないけどねー」

 

真也はそう言って少し笑った

 

光平は少し意外そうに

 

光平「そうなんだ、てっきり僕の親友の方かなって思ってたんだけどね」

 

そう言った

 

真也は少し心外そうに

 

真也「だって僕が能力を本気で使ったら能力を無くすことも出来るからねー?まあ疲れるしそんなのつまんないからやらないけどねー」

 

そう言ってケタケタ笑った

 

光平はその笑い方に少し制裁を加えたくなって

 

光平「ていっ!」

 

真也にデコピンした

 

真也は驚いたのと光平がそんなことをやったのにまた驚いていて

 

真也「いたっ。なにするのさー光平ー」

 

そう言って光平を問い詰めるが

 

光平「ちょっとした悪戯心だからさ…ね?」

 

光平が予想外に可愛い顔をして言ったので真也は

 

真也「う、うん、しょーがないから許してあげるー」

 

少し焦りながら言った

 

光平はその様子に疑問を感じながらも気にすることはないかと忘れ去った

 

真也「あ、光平の能力を教えてよー」

 

真也はなんとか焦っていたのを隠そうとして光平に聞いた

 

光平は少し恥ずかしそうに

 

光平「僕の能力は「体を修復する程度の能力」だよ。真也ほどすごい能力じゃないよ。」

 

そう言った

 

真也は恥ずかしがってる光平が少し可愛いと思いつつ

 

真也「へぇー怪我しても大丈夫なんだねー」

 

そう言った

 

光平「そうだけど、あまり酷いと時間がかかるし、腕とか切り落とされるとさすがに治らないんだよ」

 

光平はそう言ってどこか遠いところを見ていた

 

そんな様子の光平に真也は

 

真也「(なにかあったのかなー)」

 

直感的に察して黙っていた

 

 

 

 

 

それから真也と光平は楽しく話していた

 

その時

 

妖怪「ひゃっはー!人間が二匹もいるぜ!」

 

弱い妖怪が現れた

 

その妖怪は2人がどんな人間かわかっていない

 

真也「んー?なにこいつー」

 

光平「えっ、どうしよう」

 

2人は真反対な反応をしながらその妖怪を見ていた

 

妖怪はそんな2人に

 

妖怪「怖じ気づかない人間は珍しいがそんなの関係ねー!ひゃっはー!」

 

そう言って襲いかかった

 

光平「うわっ!」

 

光平は目をつぶってしまった

 

妖怪の攻撃が来ると思った

 

 

 

 

 

 

真也「うるさいなー、無に帰してあげるー」

 

真也がそう言って手を開き握ると

 

 

 

そこにいたはずの妖怪はいなくなっていた

 

 

 

光平は目を開けたときそんな光景を見て驚いていた

 

光平「えっ……これって真也がやったの?」

 

そう聞くと真也は

 

真也「うん。うるさいしー、なにより光平を襲おうとしてたからねー」

 

そう答えた

 

光平は不思議そうな顔で

 

光平「どうして?まだ僕たちあって1日もしてないよ?」

 

そう聞いた

 

真也は

 

真也「どうしてって言われてもねー、僕がそうしたかったからかなー。まああえて言うならこは僕を受け入れてくれたから、かなー」

 

そう言った真也は嬉しそうに笑っていた

 

光平はまた疑問に思い

 

光平「受け入れたって?」

 

そう聞くと

 

真也「光平は僕の能力を聞いても気味悪いものを見る目で見なかったし僕の過去を聞いて同情してくれた。それだけでも僕には十分理由になるんだ」

 

真也はそう言ってくるくるとその場で回った

 

光平はそれを聞いて納得し、真也の行動に笑いながら

 

光平「そっかそっか、ならいいや」

 

そう言って2人で笑いあっていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうして2人で話して時間が過ぎ

 

真也「そろそろかなー」

 

真也は空を見ながらそう言った

 

光平「そろそろって?」

 

光平は不思議そうに言った

 

真也はそれを聞かれると少し悲しそうにして

 

真也「ここは僕が元からいた世界じゃないっぽいんだー」

 

そう言った

 

光平はその言葉に驚いた

 

光平「真也は別の世界から来たってこと?」

 

真也に聞くと

 

真也「そうだねーだからそろそろ帰らないといけないみたいなんだー」

 

そう言うと真也は手を開いて

 

真也「せっかく仲良くなったのにごめんね光平。でも、覚えておいて。僕は君のことを忘れないし僕は君のことをいつでも助けてあげるから。」

 

閉めた

 

するとその場に不思議な空間が開いた

 

光平は真也その空間を通る前に

 

光平「なんで!なんでそこまでしてくれるの!」

 

そう聞いた

 

真也は儚い笑みを浮かべながら

 

真也「それは君が僕を受け入れてくれたから。それに僕の友達だからね」

 

そう言って真也はその空間を通って帰っていった

 

その場に残った光平は

 

光平「真也……ありがとう……」

 

そう言って1人佇んでいた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真也「帰ってきたー」

 

真也は帰ってくると

 

こいし「あっ!真也!どこに行ってたの?探したんだからー!」

 

自分を捜していたらしい大好きな人が近付いてくる

 

それに喜びを感じながら

 

真也「ちょっと新しい友達を作ってきたー」

 

そう言って輝くような笑顔を浮かべた

 

 




はい、向こうの世界にいってもらいました!

真也「いやー光平は良い人だったよー。なにかあったら助けてあげたいなー」

こいし「私もあってみたいなー」

良かったですね真也、それと今回コラボさせてくれたtikyu-giさん本当にありがとうございました!

真也「ありがとねー」

こいし「ありがとー!」

というわけで皆さんtikyu-giさんの東方兎光録見てみてくださいね?

では、次回まで

「「「ばいばーい」」」

(tikyu-giさん本当にありがとうございました!うちの真也も自由に使ってくれてもかまいません)

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。