デーモン・ゲート 魔物娘、彼の地で斯く蹂躙せり   作:イベンゴ

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その2、銀座事件の前に――

 

 

 

 

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 はてな、という気持ちで老人は目を覚ました。

 

 今まで妙な夢を見続けたようなが気がする。

 それはひどく曖昧でぼんやりしている時もあれば、まるで現実のような時もあった。

 

 目覚めた後、自分の現状を見て驚く。

 

 そこは自分が暮らしていたはずのアパートではなく、真っ白な部屋だった。

 ようく観察するとどこかの病院であるらしい。

 何か事故にあうか急病にでもなって、運び込まれたのだろうか。

 

 そう思っていると、部屋のドアが開いて看護師らしき人物が入ってきた。

 美しい女性看護師だったが、老人は彼女を見るなりギョッとした。

 

 抜けるような白い肌と、金の瞳。そこはまだ良いとして。

 ありえないような髪の色と頭に羊のような角をはやし、腰には黒いコウモリに似た翼。

 まるで悪魔の仮装みたいな姿をしているのだった。

 

 しかし、何かの仮装にしては生々しい、冗談かテレビの撮影だろうか。

 そう老人が思っていると、女性のお尻から黒いハート型の先端が見える尻尾が。

 

「一体どういう冗談なのだ」

 

 たまりかねて老人が言うと、

 あら、と看護師は首をかしげて、金の瞳で老人を見つめる。

 

「どうやらすっかり良くなられたようですね」

 

 看護師は嬉しそうに言うと、ナースコールで人を呼んだ。

 

 すぐに医師らしき男と、同じく医師らしき女が駆けつけてくる。

 しかし、この女というのが曲者だった。

 

 見た目は女というより、少女と言うべき年齢に見える。

 妙にニコニコして、愛想が良く、笑顔が可愛らしい。

 だが、その肌は灰色に近く、まるで死人のようだ。

 何よりも瞳が銀色なのが薄気味悪く感じる。

 

 一方、男の方は凡庸などこにでもいそうな若い医者。

 

 二人は交互に老人に質問を重ね、それにこたえるたび満足そうにうなずくのだった。

 

「わたしはシルバ。ずっと前からお会いしてましたが、あなたに認識できるようになったのは

ついさっきのようですねえ。いやはや」

 

 少女は名乗りながら、クスクスと笑った。

 

「ここはどこだ。君たちは医者のようだがどうもおかしい。ちゃんとした病院なのか?」

 

 老人が訪ねると、男の医師は思案顔になる。

 

「こうして病状も回復されましたし、隠すのはかえってよくないですね。うん」

 

 それに対してシルバは急かすようにそんなことを言う。

 この態度に老人は少し怖くなったが、何とか気力を保つ。

 考えてみれば、財産もなくこの年まで独身のわびしい暮らし。

 先も長くないし、失うもののないとなればあまりビクビクするのも馬鹿らしい。

 

「変に気を持たされるのも面白くない。話してください」

 

「ここはどこかとおっしゃいましたねえ。実際にご覧になるほうが良いでしょう」

 

 そう言って、シルバは指を振った。

 すると部屋の壁が展開して、外部が明らかになり始める。

 ガラスのような透明の壁越しからは、見たこともない都市が。

 どこかの都会、いや環境の良い地方都市だろうか。

 高いビルも多くなくって、自然環境も豊かなようだ。

 そして、上には青い空が――

 

 老人は視線を上げていくうちに、おかしなことに気づく。

 空の向こうが、薄暗くなっている。

 いや、ようく見るとこの都市自体が見えない膜のようなものに覆われているようだ。

 

「なんだ、ここは。SF映画にでも紛れ込んだようだが……」

 

 老人がつぶやいていると、街の空を何かが飛んでいく。

 鳥にしてはやけに大きい。

 いや、鳥ではなかった。

 それはコウモリのような翼をはやした美しい女性。

 

 さらに見続けていると、ギリシャ神話のハーピーのような女も飛んでいく。

 街を見下ろすと、街には腰から下が大蛇の女や、ケンタウロスのような女も。

 まるでハロウィンみたいな光景なのだが、どうも皆本物らしい。

 そういえば、一番最初に合った看護師も……。

 

「何なのだ、私は怪物の街にでもさらわれたのか?」

 

「落ちついてください。覚えていないでしょうが、あなたは重度の認知症だったのです」

 

 男の医師が静かな声で言った。

 

「そうだったのか。そういえば記憶のハッキリしないことが度々あったような……」

 

「そこで入院されていたのですが、その時にある医薬の被験者に選ばれたのです」

 

「認知症の特効薬のね」

 

 医師の言葉をシルバがつなぐ。

 

「ううむ。するとその薬がきいたのだな? 医学の進歩はすごい。もう治ったのか?」

 

 医学の進歩――老人の言葉に、医師の顔は微妙なものになった。

 

「詳しい検査をしてみないと断言はできませんけど、希望は持てるでしょう。嬉しいでしょ」

 

 そうシルバに言われるが、老人の疑問はまだ消えない。

 

「そこはわかったが、ここはどこだ。あの奇妙な連中は何なのだ」

 

「奇妙……。まあ、あなたから見ればそうでしょーねえ。でも、ここじゃああいう魔物娘って

いうのはフツーというか一般人?」

 

魔物娘(モンスターガール)だって。それじゃあ彼女たちは怪物のようだが……」

 

「まあ、だからそうです」

 

 言いにくそうに医師は言う。

 

「何だって、じゃあ……」

 

「ここは魔界。魔物たちの住む世界。あなたやこちらの医師はお客様」

 

 そう言ってシルバはクスクスと笑う。

 

「本当にそうなのです」

 

 医師が真面目な口調で、魔界と人間世界に通路が開いた事件について語り出した。

 今では魔物の存在は全世界共通の一般常識になっているらしい。

 

「私が知らない間にそんな事が……。しかし、私はどうして魔界に――」

 

「それは人間世界では研究の難しい新薬の開発のためですよ。人間の医学では認知症の特効薬

というものはまだ作れない。ですが魔界の技術なら……」

 

「魔族の治癒魔法や錬金術を応用すれば、できるんですよね。でも、そういう研究が行われる

のを嫌う人は多い。わかります?」

 

 シルバの言葉に、老人はうなずく。

 

「まあ、わかるよ」

 

 法律で人工中絶を違法化しようと話もあったりする世の中だから、魔法だの錬金術はさぞや

そういう宗教家たちを怒らせるだろう。

 悪魔の業だといって暴動が起きるかもしれない。

 

「そこなんですよー。でも、実際に薬ができればみんな嬉しいでしょ。だから、密かに魔界で

研究開発をしてるんですよ。他にも癌とか水虫とか色々ね」

 

「しかし、私は今後どうなるんだろう」

 

「できれば今後も研究にご協力願います」

 

 医師が頭を下げる。真面目ぶった態度だ。

 

「ちゃんと報酬もお支払いするし、ご要望もできるだけかなうようにしますよ。さしあたって

何かありますー?」

 

「もう年だし、これといって欲しいものもないが、上等のシャンパンが飲んでみたい。何しろ

貧乏だったからな」

 

「わかりました。今晩にでもご用意しますね」

 

「本当にかなえてもらえるのかい。そいつは嬉しいね……それにしても」

 

 老人はシルバの顔を見ながら首をかしげる。

 

「もしも失礼だったが謝罪するけど、君ものその、魔物なのかい」

 

「ええ。リッチのシルバ」

 

「よくわからんが、ゾンビのようなものか」

 

「アンデットの上位種族。魔法が得意です」

 

「ふーむ。そう言われると確かに顔色は良くないが」

 

「わたしはこれで健康体なんです。力もけっこう強いですよ」

 

 そう言って握手をしてくるシルバの握力は、確かにかなりのものだった。

 軽く握られているのに、その強さが腕から体全体に響いてくるようだ。

 

「しかし、私は別にいいんだが、薬がちゃんとできたとしてもそれを堂々と売り出せるのか。

魔法がからんだ薬だから嫌がる人間も……」

 

「そのへんは上の方が考えることで、私たちが考えることじゃあないですな」

 

 医師は苦笑して、

 

「まあ、そのへんは隠して売るんじゃあないですか」

 

「本当ならもっと早く開発できるはずだったんだけど、成分を濃くすると余計な副作用も出る

かもって心配されたりして。大変だったですよ」

 

 シルバはそう言ってやれやれとため息をつく仕草。

 顔色は良くないが、ユーモラスで愛らしいの少女だった。

 

「ところで君はいくつなんだい。いや、見る限り子供のように……」

 

「私? 423歳ですよ」

 

 老人の質問にシルバはぶっ飛んだ回答をする。

 実年齢。それとも享年とするべきだろうか。

 

 とにかく――

 

 いつの間にか訪れた幸運のおかげで老人はゆったりとした余生を送れることになった。

 病状が回復し、一人暮らしが可能になった後は研究所が家を用意してくれた。

 そこで少年時代を思い出して犬を飼い始める。

 魔界の街並みはきれいで住み心地よく、水も空気も格別だった。

 街を歩いているのはみんな魔物娘ばかりだが、慣れるとどうと言うことはない。

 昼間は犬の散歩をし、夜はシャンパンをお供に古い映画やドラマを楽しむ。

 ここではそういうサービスも充実していて、本も注文すればすぐ届けてくれる。

 

「まったくいいところにきたものだ」

 

 つくづくそう思う老人だが、故郷であるはずの地球のニュースは物騒なものが多い。

 魔物娘の排斥を叫ぶ評論家やデモがテレビで繰り返し流され、人類は結束して魔物を倒せと

主張する国家。魔物娘へのテロ行為など、ひどいものが後を絶たない。

 何をしても勝手だが、静かな老後を壊さないでほしいものだと、老人は願うばかりだ。

 

 

 

 

 

       2

 

 

 

「全くどうしたものだろうか……」

 

 日曜日の穏やかな午後。天気は上々。

 しかし、父親の顔は苦虫を噛み潰したかのようだった。

 

 彼はごく平凡なサラリーマン。

 すでに中年と呼ばれる時間もすぎ、そろそろ老後について考える年齢だ。

 だが、安定した老後と言うものは、現状では難しい。

 

 それは世の中が不景気だとか、そういったものではなくもっと身近な問題。

 父親は濁った眼差しで二階を見上げる。

 そこにはしばらく姿を見せていない息子がいるはずだ。

 今ドアを開けてみれば、息子の姿はどこにもなくて――

 そんな想像をしてから父親は煙草に火をつける。

 

 息子はいわゆる引きこもりというやつだった。

 特に厳しくも甘くも育てなかったつもり。だが、何が災いしたのか学生の頃に引きこもりと

なってしまい、現在に至る。

 特に暴力や浪費をするわけではないが、人間ただ生きているだけで何かと金がかかる。

 

 子どものうちはいいだろうが、大人になってしまった現在経済的にも精神的にも大いに負担

となっている。これでは親戚にもまともに会わせられない。

 心療内科でカウンセリングを受けさせたり、薬をもらったりしても改善なし。

 いたずらに金を持っていかれるばかりで、今では馬鹿らしくなっていた。

 

 世間では、異世界人とか宇宙人とかの交流でやかましいが、父親にとってはどうだって良い

話。やたらに流れるニュースでイライラすることすらある。

 

(誰かあいつを遠くにやってくれないだろうか……)

 

 ついついそんな投げやりな思考が浮かんできた。

 玄関のチャイムが鳴ったのはそんな時だ。

 

 億劫な気分でドアを開けると、外にはものすごい美人が立っていた。

 ただし、ピンク色の変な髪の毛に、紫の瞳。牛のような角。鉤のある尻尾。

 来ているものは品の良いレディース物のスーツだが、その姿は女悪魔。

 どうやら、巷で噂の異世界人とかいうやつらしい。

 

 しかし、何故ここに?

 

 そんな父親の心を読んだかのように、女悪魔は微笑んだ。

 

「お邪魔いたします。わたくし、こういうものです」

 

 良い香りがしみた名刺には、何とかカウンセラーというもっともらしい肩書。

 要するに引きこもりのような社会参加のできない人間を支援する組織であり職種……らしい

いうことはわかった。

 

「折角だが、うちにはあまり金がなくてね。借金も嫌だし」

 

「いえ。お金は一銭もいただきません。全てボランティアですわ。何らかの出費が必要になる

場合、全てこちらが負担いたします」

 

「それはありがたいが、何だか虫が良すぎる気もしますな」

 

 父親は警戒する。一緒に並ぶ母親も不安そうな顔だった。

 

「ごもっとも。何でしたら誓約書や会話の録音・録画なども同意いたしますよ」

 

 不審の視線を向ける父親に女悪魔は笑顔のままだ。

 そこまで断言するのなら、と思っているうちに、父親は女悪魔の話に引き込まれていく。

 

 気が付けば息子のことをアレコレしゃべってしまっていた。

 

「なるほど。わかりました。それでは息子さんと少しお話をさせていただいても?」

 

「こっちはかまわないが、あっちがどうするか……」

 

「ご安心を。わたくし、プロでございますから」

 

 女悪魔はすぐに息子の引きこもる部屋に向かい、ドアをノックする。

 しかし、反応はない。

 

「あらあら」

 

 女悪魔は無反応に、ドアにちょっと耳を当てていたが、すぐにうなずく。

 

「失礼いたします」

 

 言うなり、女悪魔の体はドアにめり込み、そのままドアの向こうに消えていく。

 父親は当然驚いたが、息子はもっと驚いたらしく悲鳴が聞こえてきた。

 母親はあわててドアに飛びつくが、鍵はかかったままだ。

 

 しばらくドタバタとやかましかったが、それはやがて静かな会話となる。

 時間は30分くらいだろうか。普通にドアが開き、女悪魔が出てきた。

 

「色々お話ができました。今度はご両親も一緒にお話を――」

 

 そういうわけで今で話をすることになった。

 

「当方では息子さんのような方を支援するための施設も用意しております。環境も良いところ

ですから、しばらくはそこで社会復帰の練習をされてはどうでしょう」

 

 と、パンプレットを取り出しながら、言葉巧みに話をする女悪魔。

 

 それに乗せられて、両親も息子本人もすっかり乗り気となり、次の日曜日は施設へと見学に

向かうこととなった。

 家からは遠い街にあったが、誰も気にしなかった。

 そこへ行くための車も向こうで用意してくれ、両親はただ運ばれるだけで良かった。

 その上途中で飲み物や弁当まで提供されるというサービスぶり。

 

 案内された施設も田舎町にあるということ以外は文句なしの優れものだった。

 あれよあれよという間に手続きは進み、引きこもり息子は施設に入ってしまう。

 

 一か月後。

 

 厄介者を処理した開放感が若干の不安になり出した頃、息子から父親の口座に振込が。

 それは安サラリーマンの給料一か月分……その半分といった程度の金額。

 どうやら施設で簡単な就労についており、施設では生活費がいらないから、という理由。

 

 そして瞬く間に一年。

 魔物娘関連の問題で世間が色々議論し合っている頃、息子があの魔物娘と一緒に帰省した。

 見ると二人は完全に恋人同士という雰囲気。

 

「この人と結婚するよ。もう決めたから」

 

 と、息子は断言して、母親を混乱させた。

 

「い、いくら何でも人間じゃないひとと結婚なんて……」

 

 そう母親は言っていたし、父親も抵抗がないわけではない。

 しかし女悪魔が真剣に息子を愛しているらしいことは感じ取れたし、女との付き合いが全然

なかったこいつがこんな美人で結婚できるのなら、悪くはない。

 多少の悶着はあったが、結局は結婚を許してしまった。

 

 その後も息子からの仕送りは続き、安定している様子。まあ肩の荷はおりた。

 孫の顔が見れるのか不安なところもあるが、あまり贅沢は言えまい。

 

 後で父親は勉強したところによると―― 

 嫁となった女悪魔はサキュバスという魔界でも中核をしめる種族だとか。

 上級悪魔と言うだけあってその魔力のなせる業か懐も温かいらしい。

 おかげで色々プレゼントをもらって良い思いができる。

 

 だが、良いことばかりではなく、息子の嫁が魔族だとわかるとおかしなことも起こった。

 それは心霊現象とかそんなものではなく、同じ人間による嫌がらせだ。

 変な中傷ビラを家に貼り付けられたり、わけのわからない宗教家がやってきたり。

 うんざりした夫婦は、息子夫婦の勧めに従って引っ越しをしようかとも考え出した。

 

 さらに嫁の伝手で、新しい職場も紹介してくれるようなので転職も。

 

 いっそ魔界に新しく作られる人間と魔族の住む街に行くのも悪くないかもしれない。

 魔界や魔族に関してはテレビや新聞で色々言われているが、少なくとも自分たちは何の害も

受けてはいないのだ。

 それどころか、嫁の力がなければ自分たちも息子もこの先どうなっていたことか。

 しかし、世の中は父親のように思う人間ばかりではないらしく、息子が魔物娘と付き合うと

知ると怒り狂って殺そうしたりする母親や、平等とか人権とか声高く叫ぶわりに魔物娘を排斥

しようとする活動家など。変な人間は数多い。

 

「人権っていうのは、人間の権利でしょう。魔物にはありませんよ!」

 

 そんなことを叫ぶ人間がテレビで脚光を浴びているのだ。

 

 

 

 

 

       3

 

 

 

 薄暗い空の下、魔界の中心部で威容を放つ巨大な城。

 その内部で、何度目になるかわからない会議が行わなれていた。

 円卓の集まった魔界の実力者、ジパングや霧の大陸の代表。

 場をまとめる魔王は発言を控え、静かに会議の進行を観察している。

 

「……以上のことから、日本の魔界化は難しいものと思われます」

 

「向こうの人間たちはこの世界の人間とは、生物学的にも似て非なる存在です」

 

「もちろん交配が可能な範囲内の差ですが、やはり違うものは違います」

 

「神の手ではなく、自然発生的に生まれた存在ゆえでしょうか」

 

「そのため、魔物の彼らに対する殺意や暴力への忌避感は絶対なモノではありません」

 

「一歩間違えれば悲劇につながる可能性も高いため、そのための対策が必要でしょう」

 

「治療薬や健康食品の開発に伴い、人間の魔物化も研究中ですが、やはりこちらの世界の人間

と比べると遅く、常に一定量の魔力を注入せねばなりません」

 

「中には相性の良いタイプも存在しますが、10年20年越しで考えねばならないようで」

 

「しかし、とにかく今は最も行き来のしやすい日本を取り込むことを最重視しましょう」

 

「……ところで最近、東京の一部で奇妙な魔力の波動が確認されています」

 

「魔界と地球をつなぐ魔法陣と酷似した波動だとのこと。すぐにでも調査を行うべきかと……」

 

 

 

 

 


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