やはり私の青春ラブコメはまちがっている。(俺ガイル全キャラ性転換) 作:Wiiが欲しいと思わない。
基本的に上の名前が同じで下の名前が男女差的に変更しています。
イニシャルが変わらないように変えます。
“高校生活を振り替えって。”
“青春とは嘘であり、悪である。
青春を謳歌せし者共は常に自己と周囲を欺く。
自らを取り巻く致命的な失敗をしても、それすらも青春の一ページとして刻むのだ。
彼らは青春の二文字のためならどんな一般常識も社会概念もねじ曲げる。
彼らにかかれば嘘や秘密、失敗や罪科も青春のためのスパイスでしかないのだ。
仮に失敗することが青春だと称するのならば、人間関係を築くのに失敗したこともまた青春だろう。
しかし、彼らはそれを青春とは認めはしないだろう。青春とは彼らのご都合主義の押し付けでしか無いのだ。
つまり青春を謳歌していないものこそが真の正常と言える。
結論を言おう。
青春を謳歌せしリア充共よ
消え失せろ”
「比企谷。俺はこの作文のテーマをなににした?」
私、比企谷八千代(ヒキガヤやちよ)は、担任と国語教諭の平塚静也(ヒラヅカしずや)先生に呼び出された。
「えっと、たしか『高校生活を振り替えって』だったと思います」
「それがなぜ、こんな怨念か犯行声明のような作文になる? というよりこう言う思いは心の中にしまって建前で書くものだろう」
「じゃあそう前置きしてくださいよ。先生の出題不足です」
「小娘。屁理屈を言うな」
「小娘って……たしかに先生の歳や体格からすれば私は立派な小娘ですけど……」
「歳の事は言うな」
「すみません……」
平塚先生が拳を『ゴキゴキ』と鳴らす。マジ怖いんですけど……男性教師だからって女子生徒を殴るとは思えないけど……そして先生はタバコに火をつけて言う。
「あー、なんだ。お前の目はまるでよどんだ空気のように虚ろだな……」
「イヤだなぁ、そんな透き通るほど綺麗だなんて……」
「そうは言っていない! 夢も希望も想いもない悲しい瞳だと言っているんだ!」
平塚先生は話を変える。
「……比企谷。お前、友達とかいるのか?」
「びょ、平等を重んじる主義なので、特定に誰かを贔屓するような事はしないようにしてます」
「つまりは居ないんだな。じゃあ彼氏とかいるのか?」
「今は、いませんけど」
私は『今は』を強調させて言う。
「そうか! 居ないか! そうだと思ったぞ! はっはっはっ!」
先生はものすごい笑顔を見せて言う。
いいの? 教師として……
「よし、ついてこい」
私は先生に連行される。
「……あの……先生? 何処に?」
「そこの空き教室だ」
「サヨナラ(ダッ‼)」
「(ガッ)まて、なぜ逃げる?」
「なにやら身の危険を感じるので……」
「安心しろ。別にお前の身体をどうこうしようとは考えていない。というよりガキには興味ない」
それはそれで腹立つな……私に女としての魅力が無いとでも言いたいのか……一応中学の時に告白されたことだってあるんだぞ! イタズラの罰ゲームだったけど……かおるくん、どうしてあんなことをしたの?
まあ、それは置いておいて……
先生は空き教室のドアを開ける。
「雪ノ下! いるか?」
「先生。ノックをしてください」
そこには黒髪のイケメン男子がいた。彼の名は雪ノ下雪斗(ゆきのしたユキト)。国際科の2年で学年首席の優等生。なんでここにいるの?
「先生。そっちの不機嫌そうな顔の女子は?」
この男子。いきなり失礼な事を言いましたよ……
「ああ、こいつは新入部員だ。目を見てわかる通り、性格はひねくれてるし、なんの想いも無い。だからここで更生してやってほしい。もちろん比企谷には異論反論は認めん」
そんな理不尽な……
そして平塚先生は出ていってしまった。
「そんなところに突っ立ってないで座れよ」
「え、ああ、うん、わ、わかったわ……って、そうじゃなくてさ、ここって何部なのよ?」
「何も知らずにつれてこられたのか?」
「そうよ」
「では、ここが何部かあてるゲームをしよう。ヒントはこの室内にある」
この室内?
あるものは黒板や椅子と机……後は本を読んでいる雪ノ下……
「……文芸部?」
「その心は?」
なぞかけかいっ! 思わずツッコんじゃったよ……
「雪ノ下……君が本を読んでいるから?」
「それだけで文芸部と思うなら読書家は全員文芸部員だな」
つまり不正解と言うことだね……てか言い方が腹立つな……
「質問いい?」
「いいだろう」
「他に部員はいるの?」
「いないな」
なるほど……なら……
「オカルト部?」
「下らん」
今の言い方に少しイラッときた私は正常なはずだよね?……もう適当に答えてやる。
「学園生活支援部」
「おしい」
おしいの!? まさかのスケッ〇団!?
「ここは『魚が欲しい人には魚をあげるのではなく魚の取り方を教えてあげよう』と依頼人の以来解決のサポートをする部だ。ようこそ奉仕部へ歓迎するぞ……」
八幡は八千代。
雪乃は雪斗
平塚先生は静から静也に変更しています。
見た目は読者のご想像にお任せします。