やはり俺が炎術士なのはまちがっている。   作:世間で言うジョージさん

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話をサクサク進めたいのに、難しいですね。
とゆーワケで、投稿スピードアップします。




加筆、修正しました。


第9話 ココロオドル

 

 

あれから姫と廃工場で語り合った!

姫の好きなもの、治癒の能力のこと、周りの環境のこと、時々俺の黒歴史や、俺の好きなもの、共有する秘密が出来た事もあり、もうお互いに『姫』『八幡くん』と呼ぶようになっていた。親と友達以外から名前を呼ばれた事がないから、戸惑いながらも嬉しかった。まぁ、友達はいたことがないんだけどね。

 

 

 

色々と話してたらすっかり暗くなっていた。時間もすでに遅い。俺は姫を送って帰る事にした。

 

 

帰る前に子猫に餌をやり、姫と相談して、ウチで飼えるか聞いてみる事にした。姫は喜んでくれたので、あとは小町を使って親父を籠落させる事を心に決めた。

 

 

姫の暮らす城(億ション)まで送ると、別れの挨拶を済まして帰宅した。帰る前に小町にメールを送っておこう。

子猫の件を伝えると、『アイス3つ』と返信あり。仕方ない。帰りに買っていくか。

 

 

 

我が家に到着。早速、小町からの質問責めである。まだ親父達は帰ってきていないようだ。ちなみに両親共に働いている。社畜お疲れ様です。

 

 

「おにーちゃん、おかえり!なんで子猫飼いたいの?そりゃ小町も猫さん欲しいけどさ。」

 

「ちゃんと説明してやるから、落ち着けって。俺の部屋で話すから。」

 

 

 

小町に隠し事はしない。ある程度は伏せるが仕方ないだろう。

俺の秘密を明かした事、信頼に足る人物である事、その人物が捨て猫を飼えない事、姫と呼ぶ存在になった事を話した。

 

 

 

「ふ~ん。事情はだいたいわかったけど。て、姫って言ったの?悲鳴じゃなくて!?おにーちゃんが犯罪者になっても小町だけはおにーちゃんの味方だからね!あ、今の小町的にポイント高い♪」

 

 

 

俺が秘密を明かしたところはスルーかよ!しかも犯罪確定させてんの?あ、この目のせいですね、わかります。

 

 

 

「悲鳴じゃねーからな、一応。あと、猫の件だけど頼んだぞ。」

 

 

 

小町は可愛らしく「了解~♪」と敬礼すると、リビングへ戻っていった。

 

 

両親が帰宅したようだ。

俺も様子を伺いにリビングへと降りると、小町が早速親父におねだりをしていた。

「いくら欲しいんだ?パパ何でも買ってやるぞ!」まるで援交している親父のようである。カーチャンの汚物を見るような目が痛々しく刺さってるからね?小町も「うわぁ…」て退いているからね?

 

 

 

なんだかんだで、捨て猫である事と、子猫である事、可哀想だと言う事でアッサリと可決した。

 

 

「ちゃんと責任持って飼うんだよ。」と、我が家のトップカーストに君臨するカーチャンの一言で幕を閉じた。

 

 

部屋に戻って子猫を飼えるようになったと、メールを姫に送ると、「ありがとう。八幡くん。」と返信がきた。やべ。かなり嬉しい。

 

 

明日が楽しみなんて初めてだ。

俺は初めての感情に心が踊るとはこういう事かと思い、眠りについた。

 

 

 

 




気付いた方もいるかも知れませんが、
そーなんです。これが、アレになります。

次回明らかに!



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