しかも評価まで頂いちゃいまして本当にありがとうございます!
この声援に答えてもっと頑張りたいと思います!!
能力を解除してから三十分ほど経ったころレミリアはまだ俺の腕の中にいた。
なんかとんでもない能力なんじゃないかと思えるほどの効果だ。
「ねぇねぇ、初対面でいきなりこんなことしても大丈夫なの?」
ぷにぷにと頬っぺをつつきながら聞いてみる。
「んっ‥‥良いのよ、だって落ち着くんだもん。普段こんなこと出来ないから尚更かもしれないわ」
「そうか。もしレミリアの本心がそうなら俺はレミリアが呼んでくれたらいつでも会いに来るよ」
「ほんとに?」
「本当さ。約束する」
「ふふっ、ありがとう響也♪」
そう言って抱きついてくる。
まぁ、自然な流れだけどまだまだだぜ。
俺はレミリアを抱きしめていたが咄嗟に離れる。
すると俺の肩のあったところにレミリアの牙が通過する。
「あら、避けられちゃった。いつ気づいたのかしら?」
「うーん能力解いてすぐだね。だって能力でなっていたのに解除しても続くなんてなんかおかしいと思ったんだ。多分俺の油断を誘って噛み付こうとしたんでしょ?」
「正解よ。全く、もう少しだったのに残念だわ」
「とは言っても吸血ってかなり痛いんだろうからな、どうやってもお断りするぜ」
「まぁ、そうよね。でももう今日の吸血は済んでるから別に良かったの」
「てことは俺を味見したかったってことね」
えぇ、とレミリアは頷き笑顔になる。
ヤバい、萌え殺されそうな笑顔だ。何でこんなに愛らしいのか‥‥。他の子もみんなこんな感じに萌え殺されそうな笑顔してるんだろうなぁ。
そうこうしてるうちに咲夜が部屋に入ってきた。
「失礼します。お嬢様‥‥ってなんで響也さんと二人でベッドに!?」
「深い意味は無いわ。ちょっと能力の事で色々手ほどきをしていただけよ。決して変なことを考えてはだめよ咲夜」
「もちろんでございます!それではお嬢様、そろそろお茶にしましょう」
「えぇ、そうね、さぁ響也、一緒にどうかしら?」
「じゃあせっかくなんで頂きます」
「それではすぐに用意を致します」
咲夜がそう言ってものの数秒で全ての準備が整った。
やっぱり流石だわ。こんな芸当絶対出来るわけないわ。
そう思いながらレミリアと向かい合うように座り一口紅茶を啜った。
あぁ、凄いな紅魔館、アリスの家で飲んだ紅茶も美味かったがこの咲夜の入れる紅茶もまたうまい!
「うん、とても美味しいですね」
「咲夜が入れてるんだもの当然よ」
「お口にあったようで良かったですわ。それでは私はまだ仕事が残っておりますのでこの辺で失礼しますね」
そう言って咲夜は行ってしまった。
それにしても能力を一番最初にレミリアに試して効果覿面だったからな。これはほかの女の子にも使えるぞ!レミリア程の実力者にも効くんだから他が効かないわけないよな。
ふふふ、夢はやはり諦めちゃダメなんだ!!なんせ諦めたらそこで試合終了なんだからな!!
「ねぇ、そう言えばあなたの能力ってなんなの?操作系の能力なの?」
「俺の能力はモテる程度の能力ですよ。能力を使うとモテモテになれるっていうなんともつまらない能力です」
「あらそうかしら、私はそういうの好きよ。実際に使われると本心まで揺れ動く位の力を持ってるんだもの」
「てことは、レミリアはもう俺の虜ってこと?」
「まぁ、そこはイエスともノーとも言わないでおくわ。ふふふ、あなたの運命は面白いわねー」
会話しながら運命見てるってなかなか凄いな。やっぱりレミリアもすごい。幻想郷には弱いやつはいないからな。俺も少しずつ慣れていかないと!
その後楽しく会話を楽しんでいき、夕飯まで御馳走になってさらに俺は泊まっていくことになった。
なんというか、少し嬉しかった。
妖怪に襲われたら大変だってレミリアに心配してもらえたんだからね。
色んな気持ちをしまって俺は意識を手放した。
やる気に満ち溢れてまた更新しました!!
この調子でどんどん更新していきたいと思います!
また次もお楽しみに!