博麗神社の居間にて響也は抱える悩みを霊夢とレミリアに話した。
「まぁ、なんつーか、アリスとフランの事なんだけど‥‥」
「それはだいたい分かってたわ、昨日妙に距離取ってたからね」
「それで、なんで別れを切り出したかよね」
「それについては引きずり回されたあとの話になるんだが怪我の治療や手当してくれたのは咲夜だ、ちょくちょく俺の部屋の前に来てはドアの隙間から心配してたレミリアの姿も見えたけどな。でもあのふたりは来なかった。直接話もしたけど心配してたのかすら分からなかった。だから俺は別れたんだよ」
「‥‥」
それを聞いた2人は黙り込む。霊夢は少し考えているようにも見えたが響也はそれに気づくことはなかった。
しばらく沈黙が続いたが霊夢が沈黙をかき消す。
「まぁ、とりあえず理解したわ。じゃあそれを踏まえて聞くわ、あなたは今後どうしたいの?」
「どうしたいってのは?」
「アリスとフランとの関係よ、正直レミリアと一緒にいる時点でフランと接触するのは避けられないわ。かと言ってアリスも引きこもりのところへ行くんであれば会う可能性も高くなる。でもこのままだったら会ったときに気まずくなるだけだし今の現状別れたからもはや赤の他人と思ってるかもしれない。あんたがそれでいいって言うのなら何も言わないけどもし最低でも友人としてまだ関係を続けていきたいのならケリつけてきなさいよ」
「確かに霊夢の言う通りだ、でも‥‥自分から切り出しておいて関係を続けたいなんて言えねぇよ‥‥」
「そう、じゃあ仕方ないから私達も手伝ってあげるわ、と言ってもそういう会話の場を設けるくらいしか出来ないけどね」
響也は少し悩むがすぐに顔を上げて答えた。
「分かった、じゃあ頼むわ正直別れるって言ったけどあの2人のことやっぱりそう簡単には忘れられねぇよ」
「それが聞けてよかったわ。じゃあ明日の夜にしようかしら、場所は紅魔館でいいわよね?」
「そうね、その方が楽でいいわ。咲夜に言っておくわ」
話はまとまりゆっくりお茶を飲み雑談を交わした後響也とレミリアは帰路につく、日は少し傾き始め幻想郷は夕方に差し掛かろうとしていた。
「今日は悪かったな」
「なんのことかしら?」
「余計なことに巻き込んじまってよ。俺自身の問題なのにな」
「何言ってるのよ。あなたと私はそういう所も全部含めて付き合ってるんじゃない。偶には背伸びしないで私とかにも頼ってほしいわ」
「そうだな、じゃあ明日の件は頼んだよ」
「えぇ、任せといて」
そう言ってレミリアは響也の手に自分の手を絡めて微笑む。響也もされて頬を緩ませた。
その後紅魔館に着いた2人は一緒に夕食を食べ、それぞれ部屋に戻るとベッドに横になる。この時ふたりは響也に迫る影を知る由もなかった
えっととりあえず謝ります
すいませんでした
しばらく合間開けたら番外編のこと忘れてました
ほんとにすいません、次なんとかあげたいと思います
それではまた次回へ