でも書きたいことが沢山あるからどうしても伸びちゃうんですよね
とりあえず今回は新しい要素を取り入れてみましたので探してみてください!
三十五話
夕食まで時間のある俺は魔法の森へと来ていた。理由はアリスに会いに来た訳なんだが‥‥
「まじか、今家空けてるんか。どこ行ったんだよ。魔理沙の所か?ちょっと行ってみよ」
俺はアリスの家から魔理沙の家へと移動する。
アリスの家からはそう遠くないところにあるためすぐに着いた。
「魔理沙ー」
「‥‥‥‥」
反応がない、魔理沙も出払ってるのか、困ったなぁ。とりあえずアリス探しは諦めるか。それよりフランちゃんの方が居る場所の予想は付くからな。
魔理沙の家を後にして俺は紅魔館へと戻ることにした。
紅魔館につく頃にはもう日も傾いていた。
紅魔館のある部屋へと向かう途中咲夜に会って話をしたが内容は夕食のメニューはなにがいいですかという事だった。
俺は和洋中どれも好きだが特に洋食が好きだったので洋食のオススメがいいと言っておいた。
咲夜は分かりましたと言ってその場を後にした。
で、俺の向かってたところなんだけど、場所は地下、フランちゃんの部屋の前にやって来た。
軽くドアをノックするが反応がない。
フランちゃんも居ないの?手がかりなんてないからもう探す宛すらないや。
結局フランちゃんもアリスも見つからなかったので探すのは諦めて部屋へと戻る。
「やりたい放題やっておいて後はどうでもいいってか?そんなのおかしいだろ‥‥」
その言葉は静かに消えていく。
静寂があたりを支配する。聞こえてくるのは窓の隙間を通り抜ける風の音、鳥の囀り。
それらを聞きながらベッドに横になりゆっくりと目を閉じる。
ふと視界が見知らぬ場所に変わる。周りにいるのは黒いフードを被り全身をマントで覆っている集団だった。顔の見えないその者はあからさまに俺を殺す様な様子を見せている。
あるものは死神のような大鎌を、またあるものは細く鋭いレイピアを、その他にも魔導師の様な杖や等身ほどありそうな大剣を片手持ちしているものまでいる。
まず人数的にも武器的にも勝機なんてある訳がない、まず俺は武器を持っていないのだから。
そして集団の中の1人が前に出てくる。
「我々は貴様を裁きに来た。本来であればここには居ないはずの貴様は向こうの世界から来てしまったのだ。それは我々からしたら重罪とも言える。よってこの世界から抹殺する!」
「ちょっと待てよ!そんなのおかしいだろ!この世界は全てを受け入れるんだぞ!!」
「残念だかこの世界は残酷なのだ。全てを受け入れるとは無理なことなのだ!さぁ、すぐに安息をくれてやろう」
すると全員が一斉に飛びかかってくる。
俺はもう絶対絶命と目を閉じる。短い人生だった‥‥‥‥
すると‥‥‥‥
「レーヴァテイン!!!」
「ドールミラセティ!!」
「なんだ!?」
聞き覚えのある声を聞いた俺はゆっくりと目を開けると目の前にはなんとフランちゃんとアリスが立っていた。
「響也助けに来たよ!」
「よくも私たちの響也に手を出してくれたわね。その罪償わせてあげるわ!」
「小癪な!一斉に潰せ!!」
「残念だったわね!神槍スピア・ザ・グングニル!!消し飛びなさい!!」
「なに!?ぐふぉっ!!!」
アリスとフランちゃんに襲いかかろうとしていたもの全てがレミリアのグングニルにより冥界送りになった。
「響也大丈夫!?」
「3人が助けてくれなかったら今頃‥‥」
「もうこんな事が起きないように、私達なしではいられないようにしてあげないとね」
「‥‥‥‥え?」
「足を無くせば私達なしでは居られなくなるよね!」
「ちょっと待って!!」
俺の言葉を無視して3人は俺の足を落とそうとする。
「やめろ‥‥やめろ!やめろおおおぉ!!!!」
俺はガバッと起き上がる。
そしてあたりを確認し自分の足があることを確認する。
「ハァ‥‥ハァ‥‥ハァ‥‥‥‥」
夢だったのか‥‥にしてもなんであんな夢見たんだろ‥‥
あまりの酷い夢のせいか背中が汗でびしょ濡れになっていた
「大丈夫ですか響也さん‥‥」
横を見れば咲夜が心配したような表情でこちらを見つめてる。
「あ、あぁ‥‥」
「随分魘されていたようですが‥‥」
「ちょっと悪い夢を見たんだ‥‥ちょっと汗を流してくるよ」
「お風呂は沸いてますからごゆっくり入浴してきて下さい」
咲夜がそう言って部屋を出たあと俺は風呂へと向かった。
なかなか話が進まない‥‥
アリスとフランちゃん久しぶりに出てきたかも、そのうち出番が多くなるんですけどねw
はい、今回は以上になります!
ではではまた次回お会いしましょう