俺の知らない幻想郷   作:ターメリック

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三十一話

さて、猫化させたがなにしようかな。焦らし?それとも羞恥?なんか良さげなのが沢山あって悩むなぁ。

でも昨日はあらぬ事をやられたんだ、羞恥にしよう!

 

俺はアリス達をみて少しだけ顔を緩める。そしてクローゼットからあるものを2つ取り出す。

 

 

 

「猫と言えばこれだよね」

 

 

俺が手に持っているのは鈴のついた首輪、これを2人に付けてあげる。

 

 

「き、響也!?なんで首輪!?」

 

「響也って、怒らせると仕返しの内容が案外怖いんだね」

 

「ふふふ、それではこの状態で四つん這いになって紅魔館内を移動してもらいます。もちろん俺が終わりっていうまでやめちゃダメだからね?」

 

 

こうして紅魔館内におけるアリスとフランの羞恥プレイ(仮)が始まろうとしたその瞬間‥‥‥‥

 

 

 

「さぁ、響也!今日は出かけるわよ‥‥‥‥ってあんた達何やってるのよ!!!!」

 

「れ、レミリア!?」

 

「お姉様!?ちょっ、見ないで〜!!」

 

 

レミリアの登場で羞恥プレイ(仮)が出来なくなってしまう。

そして俺はそれから1時間ほど説教を受けていた。

 

 

「いくらあなたとはいえなんてことをしようとしてるの!?しかも2人とも猫化してるし訳が分からないわよ!

さぁその動機を言ってご覧なさい?場合によってはあなたの身体にポッカリ穴が開くかもしれないわ?」

 

 

冗談きついぞ、そんなことされたら俺の計画が‥‥って今はそれよりもなんとかこの場を丸く収めなくては‥‥‥‥

 

 

「まぁ、簡単に言えば昨日の仕返し、昨日の夜はやりたい放題してくれたから逆にしてやろうかなって思ったんだよ」

 

「なるほどね、それじゃあいいわ、私もされたから」

 

 

アリスとフランが固まる。

俺は思わずあっ‥‥と言葉が漏れた。

 

 

「お姉様?それはいったいどういう事なのかな?」

 

「抜けがけは良くないと思うのだけど?」

 

「えっ!?ちょっと‥‥なんでそんなに怒ってるの?」

 

 

あぁ、地雷踏んだな。まぁ、俺は関係ないからとりあえずこの修羅場から脱しないと。

 

おれは音を出さずに部屋を出ようとすると‥‥‥‥

 

 

「どこ行こうとしてるの?あなたには聞きたいことがいっぱいあるんだけど?」

 

 

 

あ、俺オワタ\(^o^)/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後今度は猫化したフランとアリスに説教を受けていた。でも怒ってるのに見た目がかわいいからあまり怖くなかったけど途中で「ヘラヘラすんな!!」って言われた時はまじでビビったわ。妖力出して説教しないで欲しい、俺の心臓が悲鳴を上げるから。

 

とは言えそんなことも言えず最終的に館内を引きずり回されてみんなのさらし者になったのは言うまでもない。


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