俺の知らない幻想郷   作:ターメリック

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遂に!
UA1万行きました!
読んでくれている読者様感謝します!!
これからも頑張りますね!
ちなみに今回は響也に質問のコーナーはお休みです


二十七話

スキマを通った俺の眼の前に現れたのは見慣れた紅い館、紅魔館だった。

 

 

「ほら、着いたわよ。あなたを待っていた幻想郷にね」

 

「本当に戻ってきたんだな‥‥‥‥俺は‥‥俺は‥‥なんて恵まれてるんだろうか」

 

「そうね、あなたは恵まれてるわ。だって‥‥‥‥」

 

 

レミリアは後ろを振り返る。俺も釣られて後ろを見るとそこには‥‥‥‥‥‥

 

 

「あ‥‥‥‥‥‥」

 

 

そこにいたのはアリスとフランちゃんが立っていた。

 

 

「アリス‥‥フランちゃん‥‥」

 

「二人には言ってあったの、あなたを連れてくるからここで待ってて欲しいってね。ふふふ、私も含めて三人はあなたのことずっと心配してたのよ」

 

「そう‥‥だったのか‥‥」

 

「さぁ、二人とも響也が帰ってきたわ。じゃああの言葉を掛けてあげましょうか」

 

「うん!」

 

「えぇ」

 

「せーーのっ」

 

「「「響也!!おかえり!!!」」」

 

 

その言葉を聞いた瞬間俺は涙が零れるのを我慢出来なかった。頬を伝う涙が嬉しさを表す。

そして三人は同時に俺に抱きついてきた。

 

 

「心配したんだからね!紅魔館に来てもいないってレミリアが言うから‥‥」

 

「ごめんなアリス‥‥」

 

「私を置いていなくなるなんて響也のばか〜」

 

「悪かったなフランちゃん‥‥」

 

 

二人とも抱きしめながら泣いていた。それは俺も変わらなかった。

 

良かった、また幻想郷に戻ってきたんだ。アリスにも、フランちゃんにも、レミリアにも会える!!

もう俺は孤独じゃないんだ!!

 

 

そう思っていると‥‥‥‥

 

 

ぐううぅぅぅぅ〜

 

 

「あ‥‥」

 

「ふふふ、お腹が空いてるようね。それじゃ咲夜に料理作ってもらうわ。咲夜〜」

 

「お呼びですか?」

 

「響也のご飯を作ってちょうだい」

 

「かしこまりました」

 

 

そう言って咲夜はすぐに行動する。

俺達も紅魔館の中へ入っていくことにした。

 

 

「じゃあ響也が食事をしてる間私たちはお茶でもしましょうか」

 

「いいねお姉様」

 

「そうさせてもらうわ」

 

 

みんなはそれぞれ椅子に座る。みんなの顔は笑顔が絶えなかった。

良かった、みんな笑顔になってて、俺がいなくなるとみんな寂しい思いをしてしまう。それがよく分かった。

これからはもう一生をここで過ごすことになる。もちろんそれが本望だ。

 

 

「お食事の用意が出来ましたよ響也さん」

 

「ありがとうございます」

 

 

俺は咲夜の作った料理をゆっくり食べる。

うん、やっぱり咲夜の料理は美味しい。味付けも丁度いいし、俺ももう少し料理の幅が広がればこんな事もできるんだろうなぁ。

 

 

「さて、アリス、今日紅魔館に泊まっていかない?」

 

「でも急に悪いわよ?」

 

「だって響也が帰ってきたんだからいいじゃない。偶には遠慮しなくてもいいのよ?」

 

「レミリアがそういうならお言葉に甘えようかしら」

 

 

なんと、今日の夜はアリスも紅魔館に泊まるらしい。

ま、寝る部屋はみんな別々だろうし問題も無いだろう。そう思っていたのだが‥‥‥‥‥‥

 

 

 

夜になりみんなで夕食を食べ各々お風呂に入る。

俺は部屋で寝る準備をしていた。また明日から仕事があるから早めに寝ようと思っていたのだ。

すると部屋の扉が開く。

 

 

「響也〜まだ起きてる?」

 

 

部屋に入ってきたのはなんとパジャマ姿の三人だった。




だいぶ話が進んできましたね
書いてて楽しいところです!
読んでいてん?と思った所などあったら感想で教えてくださーい

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