俺の知らない幻想郷   作:ターメリック

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はい!という事で俺の知らない幻想郷第二話です
今回原作キャラ出せればいいなと思ってます!てか出します!誰とは言わないですがね
とりあえず前置きはこれくらいにして本編どーぞ!


二話

どれくらい歩いたんだろうか。

約1時間ほど歩いたはずだが一向に先が見えない。正確にはまだ人に会っていない。それどころか集落や家すら見えないし。

 

「はぁ、いったい、どうなってるんだ。誰にも会わない所か民家ひとつないじゃん」

 

 

季節は夏なのか太陽の日差しがカンカン照りでとにかく暑い。何も無いところで日差しを受け続けたら体力が持たない‥‥。

幸い近くに林のようなところがあったので何とかそこまで歩いていき少し休憩する事にした。

 

 

 

「暑い‥‥汗が止まらないぞ、でもここは日陰だし、心地よいそよ風も吹いているお陰ではだいぶ涼しいからいいか。それにしてもなんだか‥‥眠く‥‥‥‥」

 

 

 

涼しい林の中、ちょうどいい石の上で横になっていた俺の意識はそこで途切れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次に目を覚ました時に俺の見た光景は、なんと家の中。しかもベッドに横になっていた。

虚ろな目で天井を見ていると誰かが部屋に入ってきた。

入口の方を見るとそこには絶世の美女が立っていた。

 

 

「目が覚めたみたいね」

 

 

なんと甘い声だろうか。

天使のような甘い声の美女は俺の横に座る。

 

 

「ねぇ、あなたなんであんな所にいたの?」

 

 

彼女を見てぽけーっとしながらも言葉を返す。

 

 

「あ、えっと‥‥実は‥‥‥‥気がついたらここにいて、誰かいないか探してたんですけど暑くてあそこで休んでいたらいつの間にか眠っていたようで」

 

 

そうだったのと、相づちをうつその美女はどこかで見たことのあるような人だった。

確か東方のアリス・マーガトロイドにそっくりだった。

真相を確かめるために名前を聞いてみることにした。

 

 

 

「あの、お名前教えて貰ってもいいですか?」

 

 

俺は名前を聞いた瞬間凍りついた。

 

 

「アリスよ、アリス・マーガトロイドっていうの」

 

 

どどどど、同姓同名!?

 

まさか、こんな偶然ってあるのか!?

いや、落ち着け、まだ完璧にあのアリスと同じとは限らんからな。そう、名前は一緒でも幻想郷のアリス・マーガトロイドではない、それがあるからだ。

恐る恐るこの世界のことを聞いてみる。

 

 

「ここはいったいどこなんですか?」

 

 

「ここは‥‥忘れ去られた者達の世界、通称幻想郷よ」

 

 

「へぇ、幻想郷って言うのか〜‥‥‥‥え!!!???」

 

 

おれが驚いた声にアリスはビクッとなった。

てか、問題はそこじゃなく、ここがあの幻想郷だっていうのか!?てかゲームの世界に入れるとか俺夢でも見てるんじゃないだろうか‥‥‥‥

 

 

「ね、ねぇ、大丈夫?」

 

 

アリスが心配そうな表情でこちらを見ている。なんだかかわいい。

 

 

「だ、大丈夫、だよ」

 

 

俺は冷や汗ダラダラで返答する。

 

ヤバイ、まじで幻想郷に来てしまったのか。じゃあ俺は夢が叶ったって事になるのか!しかもずっとこの世界で生きていける。運命なのか?はたまた偶然なのか?分からないが幻想郷に来たってことだけは絶対的な事実。とすればこれからやる事は‥‥異変解決!霊夢に会って一緒に異変解決をするんだ!!

 

 

「なあ、アリス、俺を霊夢の所へ連れていってくれ」

 

 

あ‥‥‥‥やべ‥‥‥‥ここがどこかも知らないって事になってるのに霊夢の名前を出したら‥‥‥‥

 

 

「え?いいけど‥‥」

 

 

けど?

 

 

「なんであなた霊夢のことを知っているの?」

 

 

やっぱりそう来るよな、あぁ、墓穴掘ったわ‥‥‥‥

仕方ない。話すか。

 

 

「えっとそれを答えるには長い前置きがあるんだけど」

 

 

「話してもらえるかしら?」

 

 

「あ、はい」

 

 

こうして俺はここまでの経緯、そしてゲームの世界である幻想郷、そこの住人達の名前を知っていること、幻想郷がどういう世界かも知っていること、全てを話した。

 

 

「ふーん、つまりそのげーむってやつの東方ぷろじぇくとの世界が私達の幻想郷であるってことでいいのかしら?」

 

 

「そういう事です」

 

 

それなら話が早く進むわねとアリスは言って俺を博麗神社まで案内してくれた。




えー、まぁなんとか出来ましたが短いですね
他の方の作品はこれの3倍くらいあるかと思われます
ですが俺は俺のやり方でやる!という考えで行きたいと思います!
それでは次回をお楽しみに!

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