俺の知らない幻想郷   作:ターメリック

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更新遅くなってすいませんでした。
リアルの方でドタバタしてたらかけませんでした。
少し更新速度落ちますが続けていきますのでこれからも読んでいただけると助かります!


十五話

俺が風邪をこじらせてから二日がたち、久しぶりに出かけようと思っていたところに来客が来た。

 

 

「響也いるか?」

 

 

訪ねてきたのは魔理沙だった。

玄関の扉を開けるとにかっと笑って俺を指さした。

 

 

「これから妖怪の山へいくぞ!」

 

「いやいや、待てよ!なんで急にきて妖怪の山へいかにゃならんのだ!」

 

「どうせお前どっか出かけようとしてたんだろ?ならいいじゃないか!」

 

 

確かにそうだな、しかも箒に乗せてもらえれば移動も楽でいいかな。

という事で俺は魔理沙の誘いにのって妖怪の山へ行くことにした。

 

 

 

 

 

魔理沙の箒に乗せてもらい妖怪の山へ向かう途中魔理沙が話しかけてきたので質問に答える形で話し始める。

話の内容は幻想郷に慣れたのかって事を聞かれたり、これから行く妖怪の山の説明やら会いに行く相手などを教えてくれた。

 

幻想郷にはだいぶ慣れてきた。もちろんまだ行ったことないところ多いからまだまだ交流は少ないがレミリアやフランちゃん、魔理沙に霊夢、そして今同居させてもらってるアリスなどみんなに支えてもらっているため注意する所なども教えてもらった。

妖怪の山の説明についてはそれぞれ誰がいるのか知ってるからどこに誰がいるかって所だけ聞ければ良かったが魔理沙は得意げに妖怪の山のみんなを細々に説明してくれた。

 

魔理沙の妖怪の山の子の説明が終わることには妖怪の山へ到着した。

 

 

 

降り立った矢先、一人の少女が駆け付けた。

白い髪に獣耳、天狗の烏帽子を被っていて、服装は白のノースリーブのようなものを着ていて下は膝下までの丈の黒いスカートを履いている。純白の尻尾も生えており見た目だけでももふもふしてるというのがわかる。両腕には白い袖もつけていて左手には盾を、腰に剣を装備している。

うん、間違いなく犬走椛その娘だ。

 

 

「お、やっぱり来たな」

 

「それはそうです、侵入者を簡単には入れませんよ」

 

「お務めご苦労さん、椛ちゃん」

 

「あなた、なぜ私の名前を!?」

 

 

あ、ついノリで言っちゃったよ。まぁ、いいか。魔理沙に教えてもらったってことにしておこっと。

 

 

「魔理沙から教えてもらったんだよ。ここに来る途中にね」

 

「そういう事だぜ!それじゃあな」

 

 

ん?それじゃあなってことは椛ちゃんとの会話ってもう終わり!?そんな残念なことがあっていいのか!?否、良くはない!!俺の夢のためにもここは椛ちゃんと仲良くなっておかなくては!

しかも椛ちゃんは文やはたて、にとりや秋姉妹ともつながりがあるからな。

つまりそのつてを伝っていけばみんなと仲良くなれるという魂胆だ。

 

という訳で魔理沙には悪いが急用が出来たってことで椛ちゃんといちゃいちゃさせてもらうかな。

 

いちゃいちゃは言わずに椛ちゃんに用があると言って俺はその場に残った。魔理沙は山のてっぺんにある守矢神社へ行くと言って別行動を、することにした。

 

ここまでは予定通りだぜ。だが‥‥問題はこれからか。

椛ちゃんに用があるとは言ったものの普通初対面で用があるなんておかしいよな。まぁいいか、なるようになるだろう!!

 

 

「魔理沙さんは行ってしまいましたか。とりあえず立ち話もなんですから私の家に行きましょう。付いてきてください」

 

 

付いてこいって事で椛ちゃんの家に移動する。

ログハウスの様な家に彼女は住んでいる。中は広いが部屋全体に木漏れ日の射す珍しい家だった。

 

お茶を出してもらい椛ちゃんはどんな用なのか聞いてきた。

 

 

「実は、ちょっとお願いがあってね」

 

「お願いですか?いったいなんですか?私に出来ることならなんでもしますよ」

 

 

お、食いついたぞ!これで能力を使えば‥‥‥‥

能力を発動させてから椛ちゃんの横に座る。すると椛ちゃんは頭にはてなを浮かべた様子で俺を見てくる。

後は言葉で落とせばいいだけだ!

 

 

「ちょっとだけ二人きりでいたいんだ。ダメか?」

 

 

すると椛ちゃんはコクっと頷き顔を紅く染めていた。

ゆっくり頭を撫でて軽く抱き寄せる。椛ちゃんは反抗することはなくすんなり受け入れてくれた。

髪はさらさらしているがとてもふわふわしていて肌触りがとてもいい。しかも小さい身体だから抱きしめたら簡単に包み込めてしまう。

 

 

「椛ちゃん、温かいよ」

 

「人肌の温もり、すごい落ち着きます‥‥」

 

 

尻尾をフリフリさせていたので喜んでいるのはすぐにわかった。だがそこで俺はその尻尾に触りたいと思い触ってみると‥‥‥‥‥‥

 

 

「ぴゃう!!」

 

 

椛ちゃんのかわいい声を聞くことが出来た。しかも尻尾は見た目通りもふもふしていてすごい柔らかい。ずっと撫でてると椛ちゃんはだんだん色っぽい声を出すようになった。

 

 

「ふにゃっ!し、尻尾は‥‥ら、らめれすぅ‥‥‥‥//////」

 

 

うわぁ、俺得だー。こんな色っぽい声出すなんて思いもしなかった。尻尾触ったかいがあったってもんだ。それにしてもこの能力便利だなぁ。

 

 

椛ちゃんとの一件で俺の夢の実現に一歩近づいたと確信した瞬間であった。




はい、今度は椛出しました!
椛もふもふ‥‥‥‥ふふふ、想像しただけでゾクゾクしますよ!
これから続き書くのが楽しみです!
それでは次回もお楽しみに〜

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