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書き上げたそのときに投稿しますので、不定期更新の作品です。これからは、亀更新になりそうです。あと、一話一話が短めです。
第十二話 アトミック・ボム
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・
どうやら、永琳達が乗っていると思しきロケットが飛び立つらしい。・・・あれ?下にまだ人間が残ってるんだけど?もしかして、見捨てる気?今の状況を見る限り、後で迎えに来たって手遅れだと思うよ?
「フハハハハハ。天に選ばれなかった哀れな人間達よ、足止めご苦労。キサマらの功績は、我等が責任を持って語り継ごうぞ。」
・・・悪役だ。典型的な悪役がいる。・・・永琳があれと同じ考えを持つとは思えないから、たぶん知らされてなかったか、苦渋の決断で見捨てたんだろう。僕には移住の目的なんか分からないけど、そんなにたくさんの人を連れて行ったら移住の意味が無いんだろう。
「だが、喜べ。この穢れきった世界は、私たちが焼いて行ってやろう。」
「ちょっと!あなた、何をするつもり!?」
後から聞こえてきた声は、永琳か。しかし、何か嫌な予感がするなぁ。世界を焼いていくとか。・・・ん?
なんか、ロケットから楕円形っぽいものが落ちてきた。あれはもしかして・・・爆弾!?
「ギギギ!(これはマズい!)」
どの程度の威力があるのかは分からないけど、この世界を焼くとか言ってたんだから、相当のものだろう。
とりあえず、熊の死骸のところまで急いで降りていく。死体にもぐりこんで中から結晶化させれば、即席の防空壕になるだろう。
ドゴオオオォォォォォォン!!
・・・凄まじい衝撃が襲ってきた。ちょ、マジで耐えれな・・・
・・・アトミック・ボム。直訳すると、原子爆弾です。ちなみに、アトミックレイは放射線光線とか、そんな意味になります。これは、意訳が必要ですね。
・・・え?アトミックレイを知らない?・・・FFの、神竜が使う大技です。