サトシとプリキュアシリーズ…私達と貴方との物語…   作:レジェンドX

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今回の話は、みらいとセレナ編の後編となります!!
サトシとみらいが付き合っていることを知ったセレナ…
果たして…セレナはどうなってしまうのか…?
そして…サトシの隠された悲しい過去も明らかに…
皆さん今回の話も良かったら読んでみてください!!


第20話 サトシの悲しい過去…そして…みらいとセレナの二人きりの…

私はサトシとみらいさんのキスをしているところ見て…心の中で叫んでしまった…

だって…私の初恋の人…サトシ君には恋人がいた…サトシが好きになった女性は朝日奈みらいさん…とても可愛い…綺麗な人だった…みらいさんと一緒にいたリコさんも凄く綺麗な人だったよ?

サトシも…みらいさんとリコさんと一緒にいて凄く幸せそうだった。

でも、私は悔しかった…本当だったら…あの場面では…私とサトシがキスしていたのに…

私…みらいさんに嫉妬しているのかな?

あの日…迷子になってしまった私をサトシが助けてくれた…あの時からサトシのことが大好きになってしまった…

でも、私の初恋はもう実らない…

私は悔しくて涙目になりながらサトシ達の部屋から遠ざかる…あの部屋の近くにいたら泣き出してしまうと思ったから…

サトシとみらいさんとリコさんの楽しそうな会話が聞こえてくるよ…!!

私は泣きそうになりながら走り出すのであった…

 

ユリ「セレナ?」

シト「セレナ…どうしたんでしょうか?」

私は…ユリーカとシトロンに見られていることに気づいていなかった…そのまま走り出すのであった。

涙目になってしまった私を見られたくなかったから…

 

そして…ポケモンセンターから出た私は近くにあったベンチに座ると…初恋が実らなかったら泣き出してしまうのであった。

 

セレ「ッ、うわぁああああああ……ッ!!」

あの時…泣いたときよりもたくさん泣いたと思う…

やっぱりショックだった…サトシと恋人同士になれなかった…私の初恋は実らなかった…

私は30分ぐらいその場で泣いていた…声が枯れるぐらいに泣いていたと思う…

悔しかった…本当に悔しかった…みらいさんが羨ましかった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこへ…

?「セレナ…どうしたの?」

セレ「エ、エルさん!?」

カロスクイーンのエルさん…今は自分がエルさんだとバレないように…エレーナさんの姿であった…

 

エル「セレナ、涙目だけど何か嫌なことでもあった?」

セレ「エ、エルさん…ッ、うわぁああああ……ッ!!」

エルさんが微笑みながらそう聞いてきたので私は再び涙を流しながら…エルさんに抱き付くとエルさんは微笑みながら私のことを抱き締めてくれるのであった…

しばらくの間…私はエルさんに抱き締めてもらったまま泣き続けるのであった…。

 

そして…

エル「セレナ落ち着いた?」

セレ「はい…」

エル「それで、何かあった?私に話してくれるかな?」

セレ「実は…」

泣き止んだ後…私は…エルさんに話すのであった…

私はサトシのことが大好きだったっていうこと…

小さい頃…サトシに助けてもらったときからサトシのことが大好きだったこと…

でも…サトシには既に大切な人…朝日奈みらいさんがいた…サトシの隣には嬉しそうにしながら朝日奈みらいさんがいたこと…

二人は付き合っていて…キスをしているところも見たこと…悔しくって悔しくって…ポケモンセンターから出てこのベンチに座って…泣いていたことを伝えた…

 

エル「そうだったんだ…セレナはサトシ君のことが大好きだったんだね?」

セレ「はい…」

エル「確かに辛いよね?好きだった人に恋人がいたんだから…」

セレ「はい…本当に辛かったです…サトシと恋人同士になりたかった…結婚したかったって思いました…みらいさんが羨ましかった…」

エルさんに聞かれた私はそう悲しそうにしながら言うのであった。

 

エル「でもね?サトシ君の幸せも考えてあげなきゃ!!」

セレ「サトシの幸せですか?」

エル「うん!!サトシ君はみらいちゃんと恋人同士になれて凄く嬉しそうにしているよね?」

セレ「はい…サトシのあんなに嬉しそうにしているのは初めて見ましたから…」

エル「でもさ…セレナが嫉妬して…みらいちゃんからサトシ君のことを奪ったとしても…サトシ君は嬉しいと思うかな?

もし、セレナがそんなことをしたら…貴女はサトシ君とみらいちゃんの幸せを奪うことになるよ?」

エルさんに微笑みながらそう言われた私は気付くのであった…確かにサトシは嬉しいとは思わない…私がサトシを奪ったら…サトシとみらいさんの幸せを奪うことになる…

 

セレ「グスッ…私、そうだとは気付かずに…みらいさんに嫉妬していたんだ…私…最低だよ…」

エル「確かにそうだったと思うかもしれないけど…気付けて良かったね?」

セレ「はい…」

エルさんは微笑みながらそう言うと私の頭を撫でてくるのであった。

 

エル「セレナちゃん…確かに悲しいかもしれないけど…もう…分かるよね?」

セレ「はい…私はサトシのことを諦めます…そして…これからはサトシとみらいさんのことを見守っていきたいと思います!!二人が幸せになれるように!!私もサトシとみらいさんを応援したいです!!」

エル「その意気よ、セレナ!!」

私が微笑みながらそう言うとエルさんも微笑みながら私の頭を撫でてくれたよ?

 

エル「それじゃ…夜も遅いし…皆も心配していると思うからポケモンセンターに戻った方がいいわ!!」

セレ「分かりました!!エルさん本当にありがとうございました!!」

エル「セレナ…貴女なら新しい恋を見つけられると思うわ!!」

セレ「はい♪」

私はエルさんに感謝の気持ちでそう言うとエルさんも微笑んでいて…私はポケモンセンターへ戻るのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みらい「あれ?、セレナちゃん、何処かに出掛けていたの?」

セレ「みらいさん…」

ポケモンセンターに戻ってから自分の部屋に入ろうとした時…隣の部屋からみらいさんが出てきて微笑みながら聞いてきたよ?

 

セレ「はい!!ちょっと、外の空気を吸いたくって外に出ていました!!」

みらい「そうだったんだね♪」

私は微笑みながらそう言うとみらいさんは笑顔を見せながら言うのであった。

女性の私でも思うけど…みらいさんって本当に笑顔が可愛い…サトシがみらいさんに惚れたのも分かるよね?

 

セレ「そういえば、サトシとリコさんは?」

みらい「サトシ君なら寝ていて…リコはサトシ君のことを見守っているよ?

サトシ君は私達が絶対に守るんだ!!

ほら、サトシ君って有名なトレーナーだから…悪い人達から狙われるかもしれない…その悪い人達から…サトシ君のことを守りたいの…!!だって…私達の大好きな人で…私達の大切な人だからね?私達はサトシ君とずっと一緒…サトシ君を絶対に一人ぼっちにはさせないからね?」

みらいさんとリコさんはサトシのことが本当に大好きで…大切な人なんだね♪

みらいさんとリコさんはサトシのことを本当に愛しているんだと思い…嬉しそうにしていたよ?

でも…一人ぼっちにはさせないって?

 

 

みらい「ねぇ、セレナちゃん?」

セレ「みらいさん、どうしたんですか?」

みらい「セレナちゃんってもう寝るの?」

セレ「まだ眠くないので…もう少し起きていようかなって思いますね!!」

みらいさんが微笑みながら聞いてきたので私も微笑みながらそう言うのであった

 

みらい「じゃ、私とお話しようよ♪」

セレ「分かりました!!」

みらいさんが微笑みながらそう言うので私はみらいさんと一緒にポケモンセンターの外に出て…先程座っていたベンチに座るのであった。

 

みらい「セレナちゃん…星空が綺麗だね?」

セレ「そうですね!!」

私とセレナちゃんは星空を見ながらそう言うのであった。

 

みらい「私達の世界も凄く星空が綺麗だったけど…サトシ君達の世界の星空も綺麗だね♪」

セレ「も、もしかして…みらいさんとリコさんって別の世界の人達ですか?」

みらい「うん♪」

セレナちゃんはビックリしながら聞いてきたので私は微笑みながらそう言うのであった。

 

セレ「でも…みらいさんとリコさんが別の世界から来たって信じられますよ♪」

みらい「セレナちゃんありがとうね?」

セレナちゃんが微笑みながらそう言うので私も嬉しそうにしていたよ♪

 

 

 

みらい「それとね…?私とリコはまだ…サトシ君が6歳の頃に出会っていたんだ!!」

セレ「サトシが6歳の頃ですか?」

みらい「うん♪私とリコはアルセウスとセレビィの力で…四年前のサトシ君達の世界にいたんだよ♪そこでは…迷子になっていたサトシ君がいたんだ!!」

セレ「(サトシでも迷子になるんだ…)」

みらい「私とリコは迷子になっていたサトシ君のことを助けて…マサラタウンへサトシ君のことを送り届けたの♪」

セレ「サトシがみらいさんとリコさんを信頼している気持ちも分かりますね♪」

私が微笑みながらそう言うとセレナちゃんは微笑んでいたよ?

 

みらい「それとね?サトシ君にとって…私とリコは初めてのお友達なの…!!」

セレ「サトシにとって…みらいさんとリコさんが初めてのお友達ですか?」

私が微笑みながらそう言うとセレナちゃんは不思議そうにしながら聞いてきたよ?

 

みらい「うん…あの時のサトシ君には…友達がいなかったの…サトシ君は一人ぼっちだった…」

セレ「サ、サトシが…!?」

みらい「うん…これはあの時…四年前のサトシ君のお母さんから聞いたことなんだけど…サトシ君は4歳の時にマサラタウンに住んでいた近所の子供達から虐められていたの…」

セレ「ど、どうして…サトシが?」

そう…四年前…迷子になってしまったサトシ君を助けた…その夜のこと…私とリコはハナコさんから聞いていた…サトシ君が4歳の時にマサラタウンに住んでいた近所の子供達に虐められていたことを…

 

みらい「ハナコさんはこう言っていた…サトシ君が虐められていた理由は…サトシ君が生まれて間もない頃から…サトシ君のお父さんはいなかった…サトシ君はお父さんの顔は知らない…サトシ君はポケモンと話せる化け物だと…

それで…マサラタウン…当時…サトシ君の家の近所にいたサトシ君と同じ歳ぐらいの子供達にサトシ君なんかには友達はいない…サトシ君はお父さんに捨てられた… サトシ君のお父さんはサトシ君の顔を見て失望した…サトシ君なんかこの町からいなくなれ…サトシ君なんか死んじゃえって…

サトシ君はポケモンと話せる化け物だって…

そして…毎日…いじめていた奴等に出会うと…いつも暴力を受けていた…サトシ君は耐えていた…我慢していた…ハナコさん達には…虐められていたことを言えなかった…

これが1年間も続いていたの…」

セレ「酷い…サトシのことを虐めるなんて…許せない…サトシが可哀想だよ…」

私が悲しそうにしながらそう言うとセレナちゃんも悲しそうにしながら言うのであった。

 

みらい「ハナコさんも言っていたけど…サトシ君を虐めていた子供達も許せなかったけど…私とリコが一番許せなかったのは…サトシ君を虐めていた子供達の親だった…

その親達もサトシ君に侮辱する言葉を言っていたの…サトシ君のお母さんもサトシ君みたいな子供が産まれて…可哀想だわって…いつも言われていたの…」

セレ「普通なら注意をして虐めを止めさせる親達がそんなことを言うなんて絶対に許せないです!!」

みらい「うん…話を聞いた私とリコも許せなかった…」

 

みらい「ハナコさん達は注意をしていたんだけど…サトシ君への虐めは止まらなかった…さらに虐めはエスカレートすることになった…

親に何でチクったって…さらに暴力をうけていたの…

ハナコさん達はもう我慢の限界で…サトシ君を虐めていた人達を成敗することを決めたの…ハナコさん…オーキドのおじいちゃん…サトシ君のお兄さんとお姉さん…サトシ君の幼馴染のお兄さんやサトシ君を守ろうとしてくれた人達によって成敗されて...国際警察によって逮捕されたの…

しかし...サトシ君の負った傷はそう簡単には治らなかった...旅に出ることも不安だった...人間恐怖症になっていたの…また虐められるかもしれないと…

あの時…初めて…私とリコと出会った時もサトシ君にとっては不安だったかもしれない…私達もサトシ君のことを虐めるんじゃないかなって…

それと…サトシ君は旅に出るのが夢だった...10歳になったサトシ君はポケモントレーナーとしてピカチュウと一緒に出発したの...ハナコさん達は心配していたが...サトシ君は楽しく旅をしていた...しかし...必ず旅を終えてマサラタウンに帰って来たサトシ君はいつも悲しそうにしていた...サトシ君にはマサラタウンの同年代の友達がいないからって...」

セレ「私…初めて知りました…サトシにそんな辛い過去があったなんて…」

私は涙目になりながらそう言うとセレナちゃんも涙目になっていたよ?

 

みらい「だからね?私とリコは決めたんだ!!サトシ君とまた出会えたら…サトシ君を絶対に一人ぼっちにさせない…私達は…サトシ君の側から絶対に離れない…私達は…サトシ君とずっと一緒にいることを決めたよ?だって、私達の大好きな人だからね♪」

セレ「みらいさんとリコさんならサトシを幸せに出来ますよ♪」

みらい「うん♪」

セレナちゃんが微笑みながらそう言うので私も嬉しそうにしながらうなずくのであった。

 

みらい「ねぇ、セレナちゃん?」

セレ「みらいさんどうしたんですか?」

みらい「セレナちゃんってサトシ君のことが大好きでしょ?」

セレ「え!?///」

私が微笑みながらそう聞くとセレナは顔を赤くしながらビックリしていたよ?

 

セレ「どうして、分かったんですか!?///」

みらい「今日…初めて出会ったけど…セレナちゃんって恋する瞳でサトシ君のことを見ていたなってね♪」

セレ「//////」

私が微笑みながらそう言うとセレナちゃんは顔を真っ赤にしていたよ?セレナちゃんって本当に可愛い…

 

みらい「セレナちゃんっていつからサトシ君のことを好きになったの?」

セレ「はい…私が7歳の頃…マサラタウンで行われたオーキド博士のサマーキャンプに参加していたんですけど…その時…皆とはぐれてしまって…迷子になってしまったんです…その時…同じく…ポケモンサマーキャンプに参加していたサトシがいて助けてもらったんです!!///」

みらい「その時にサトシ君に惚れたんだね♪」

セレナ「はい!!」

私が微笑みながらそう聞くとセレナちゃんも微笑みながらそう言うのであった。

 

セレ「でも…先程のみらいさんの話を聞いて… みらいさんとリコさんならサトシのことを幸せに出来ると信じていますよ?…みらいさんとサトシは最高なカップルですからね♪」

みらい「セレナちゃんありがとう♪私はセレナちゃんのサトシ君への想いを含めて…私が絶対にサトシ君を幸せにするからね♪」

私が微笑みながらそう言うと…私とセレナちゃんは握手するのであった。

 

みらい「そうだ!!セレナちゃん?これからは私とリコのことはさん付けじゃなくても

いいよ♪」

セレ「え!?…でも…みらいさんとリコさんって歳上ですよね?呼び捨てで呼ぶなんて失礼じゃ…」

みらい「大丈夫だよ♪これからは私とリコもセレナって呼ぶからね?」

リコ「みらいの言う通りよ、セレナ?」

私が微笑みながらそう言った後…リコが私とセレナのところにやって来ると微笑みながらそう言うのであった。

 

みらい「リコ!!あれ、サトシ君は?」

リコ「サトシ君ならぐっすり眠っていて…ピカチュウ達がサトシ君のことを見守っているわ!!」

リコが微笑みながらそう言うので私は安心するのであった。

 

みらい「セレナ、色々あったかもしれないけど…私達は親友だよ?」

セレ「分かった!!みらい、リコこれからもよろしくね♪」

リコ「セレナ、よろしくね♪」

セレナが微笑みながらそう言うので私とリコも微笑みながらそう言うのであった。

 

 

そこへ…

サト「ふわぁ~…あれ、みらいさん…リコさん…セレナ…まだ起きているんですか?」

ピカチュウ「ピカ~」

サトシ君とピカチュウが目を擦りながら私とリコとセレナのところにやって来たよ?

 

みらい「サトシ君、起こしちゃった?」

サト「目を覚ましたらみらいさんとリコさんがいなかったので…外にいるのかなって…それに…シトロンとユリーカもセレナのことを心配していましたから…」

セレ「そういえば、シトロンとユリーカは何も言わなかったから…二人とも凄く心配していたんだ… 」

サトシ君が目を擦りながらそう言うとセレナは何だか微笑みながらそう言っていたよ

 

みらい「サトシ君…今日も…これからもずっと私達と一緒に寝ようね♪」

サト「うん!!」

私とリコが微笑みながらそう言いながらサトシ君の頭を撫でるとサトシ君は嬉しそうにしていたよ?

 

みらい「それじゃ、もう夜も遅いし…私達も寝ようか?」

リコ「そうね♪」

セレ「はい♪」

サト「ふわぁい…」

私が微笑みながらそう言うとリコとセレナも微笑みながらそう言い…サトシ君も目を擦りながらそう言うのであった

そして…眠たくて我慢しているサトシ君の手を私とリコが握って…部屋に戻るのであった。

 

セレ「私は決めたよ♪これからはサトシとみらいとリコのことを応援していく…サトシとみらいが幸せになれるように…私は見守っていくからね♪そして…サトシとみらいの恋を邪魔をする奴がいたら許さないからね!!」

私は微笑みながらそう言うと…サトシとみらいとリコの後を追いかけて…ポケモンセンターに戻るのであった。

 

次回へ続く…

 

 

 

 




皆さん今回の話も読んでくれてありがとうございました!!
次回の話は…サトシが幼児化…赤ちゃんになってしまうお話となります!!
次回の話も頑張って書いていきます!!
皆さん、次回の話も良かったら読んでみてください!!
ご感想もお待ちしております!!

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