創造王の遊び場   作:金乃宮

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第十五話

   ●

 

 

 エヴァ君が私のところに来てから、外の時間で一週間ほどが過ぎた。

 無論、魔法球内の時間ではその24倍、おおよそ半年と言ったところか。

 その間、エヴァ君は暇さえあれば資料室か工房に引きこもり、研究とチャチャゼロ君の修理をしていた。

 そのため、屋敷の中で顔を合わせるのは、食事のときか工房で一緒になったときぐらいだ。

 最近ではチャチャゼロ君の修理も終わってしまい、工房で顔を見る事も無くなった。

 

 ……せっかくドリルを仕込むチャンスをうかがっていたのだがね……。

 

 二人とも「ナイフを持つのに邪魔になるから」と言って付けさせてくれなかったので、何とか言いくるめ……、もとい説得しようと思ったのだが努力もむなしく、その機会は失われてしまった。

 とても残念だったが、「まあ、いいか」とあきらめた。今回はあきらめた。次回こそはきっと……!

 

 とはいえ、その一週間をずっと魔法球の中で過ごしていたわけではない。

 魔法球内の時間で一週間。外の時間でいうと十数時間程で外に出る必要がある。

 店があるからだ。

 人間の生活の中で暮らす以上、そこから逸脱した行動をとるわけにもいかない。

 周囲に何も言わずにいきなり一週間もいなくなれば怪しまれてしまう。

 今までうまくやってきた以上、それを変えるわけにはいかなかった。

 だから、決まった時間に外に出て、店に立つ。

 もちろんエヴァ君も一緒だ。

 

 最初エヴァ君は一緒に外に出ることを渋った。

 研究と修理を優先したかったのだろう。

 だが、彼女に身は私が預かることになったといった以上、私のもとにいないと怪しまれるし、何より町の者と触れ合う時間が多ければ多いほどエヴァ君はこの町に馴染むことができる。

 そう説明すると、エヴァ君はしぶしぶながらも納得してくれた。

 それから今まで、かなりいろいろあった。

 

 基本的には十数日中にいて、半日外にいる、と言うのを繰り返していたのだが、外にいる時がすごかった。

 一番すごかった例として、一日目には招待したとおりに賞金首ハンターズの皆様が団体でおいでになり、思わず漏れてしまったエヴァ君の殺気についてごまかしたり。(即席で『近付くと殺気を放つ置物』を作って見せたら興味をもたれてお買い上げとなった。どうやらハンターズの新人たちの対殺気訓練に使うらしい)

 その騒動を鎮火した後にハンターズの一人が『娘と同年代の子の意見を聞きたい』と言ってエヴァ君にどんなものが良いかを聞き、エヴァ君が対応に困ったり。(アタフタオロオロ)

 そのエヴァ君を見て微笑んでいたらそれに気付いたエヴァ君にすねを蹴られたり。(地味に痛かった)

 追いかけられた恨みも込めて好みと正反対のものを選んだらそれがかなりの高評価だったり。(この後で自分の美的センスについてかなり真剣に悩んでいたエヴァ君がいた)

 そんなこんなでハンターズが帰る段になって学校帰りにやってきた小さい女の子集団と鉢合わせ、こわもての男たちの集団に女の子たちがおびえて泣き叫んでパニックになったり。(怖いおじちゃんたちがいっぱいいるよ~~~!!!)

 その反応にかなり傷つきながらもそれをこらえて精一杯の笑顔で女の子たちをなだめるハンターズがいたり。(しかし引きつった笑顔は逆効果だった。オロオロするハンターズを見たエヴァ君はものすごく楽しそうに微笑んでいた)

 何とか子どもたちを落ち着かせ、落ち込んだハンターズ一行を慰めた後、にやにやしているだけで一切手伝わなかったエヴァ君に子どもたちをけしかけたり。(ほら、アリスお姉ちゃんだ。みんな仲良くしてあげてくれ。は~い!! え、ちょ、おま……!)

 子どもたちに囲まれ質問攻めにあってアタフタしているエヴァ君を眺めて睨まれたり。(ミコト……、あとで覚えていろよ……!!)

 エヴァ君からの視線を一切気にせず、ハンターズと少々話したり。(この町の近くの森で消えたという吸血鬼について、このあたりに潜伏していると見せかけてもう遠くに行ってしまっているのではないかとアドバイスしておいた)

 そんなこんなで客が全員帰った後、少しやつれたように見えるエヴァ君に近付いたらいいアッパーをもらったり。(さっきはよくもやってくれたな!!)

 

 そんな感じでいろいろあって、夕方になり店を閉じて屋敷に帰るとすぐに食事になり、それが済むとエヴァ君は作業に、私は会社からの報告や運営状況を見て判断を下したりした後に工房で作りかけの魔法具の製作を進めたり、店に出す分の工芸品を作ったりした後、風呂に入り寝た。

 エヴァ君は風呂に入った後もまだ作業を続けていたようだが、まあ寝なくてもいい種族ではあるし、大丈夫だろう。

 その次の日(魔法球内時間で)も彼女は一人で作業をしていた。

 時々探している資料の場所を聞かれて答えたりしたが、それだけだ。

 私の手はなるべく借りず、自分一人の手で完成させたいらしい。

 一度どんな様子か資料室をのぞいてみたが、研究がうまく進んでいるのか「ふははははははは……!!」と高笑いをしながら何やら手元の紙に数式をがりがり書いているのを見て安心した。

 隣で中の様子を一緒に見ていたキャロル君が「調子のいい時のご主人様みたい……。……怖い……」などと言っていた気がするが、まあ気のせいだろう。

 そんな感じで時間は過ぎていき、エヴァ君が中では研究、外では客とふれあってアタフタするという生活を繰り返し、そして今に至る。

 

 昨日(魔法球内時間で)は修理されたチャチャゼロ君の要望で我が社の酒造工場を見学し、試飲会を行った。

 予想の通り彼女はなかなかイケるクチであり、舌も肥えていたためその意見はかなり参考になった。

 今後も新製品が出たら味を見てほしい、と頼んだところ快く了承を得た。

 

 ……飲食の必要はないのになんで酒が飲めるのかはわからんが……。

 

 まあ、気にしなくとも良いだろう。

 そんなわけで、今私は執務室で書類整備を終わらせたところだ。

 これ以上の仕事もないし、次に外に出るまであと数日はあるので、今日は何をしようかと考えていると……、

 

「……コ……。 ……ミ…………ト………ー」

「……ん?」

 

 何やら遠くで音が聞こえる。

 

 ……またキャロル君が何かやらかしたのかね……?

 

 彼女はこの間の休暇から帰ってきて以来、少しの間ドジを一切せず、『何があった!?』、『何か悪い物でも食べたんじゃ……?』、『いや、俺たちは物は食えんし……』、『じゃあ故障!? 大変! 整備室に連絡を……!』、『いや、いっそ社長に大がかりな整備を依頼したほうが……!』などと騒ぎを起こしていた。

 まあ、しばらくしたらいつも通りへまをやらかすようになり、皆安心したものだが、うっかりをしてもしなくても騒ぎを起こすのはどうしたものか……。

 そんなことを考えていると、その音はだんだん近づいてきて……、

 

「ミコト! ここにいたか!!」

 

 その叫び声と共に、扉を開けてエヴァ君が突入してきた。

 

「いきなり強行(ダイナミック)突入(エントリー)とは随分と元気が良いね。何かいいことでもあったのかね?」

 

 その問いにエヴァ君はにやりと不敵な笑顔を見せながら言った。

 

「ああ、あったとも! ついに完成したんだよ、私の新技法、『闇の魔法(マギア・エレベア)』がな!!」

 

 

   ●

 

 

 それから少しして、私とエヴァ君は屋敷から少し離れた広場に来ていた。

 理由は簡単、戦うためだ。

 戦うのはもちろん、私とエヴァ君の2人。

 

 ……どうしてこうなった……!?

 

 まあ、その訳も簡単で、先ほど部屋に飛び込んできたエヴァ君が新技法の完成を告げてからすぐに、

 

『模擬戦をやるぞ!!』

 

 と言いだしたからである。

 なぜかと問えば、

 

『私の目標はお前と同等の力を持ち、お前と共に進んで行くことだ。それを確かめるにはお前と戦ってみるのが一番だろう。と言う訳で模擬戦だ!!』

 

 という答えが帰ってきた。

 少々脳筋な発言だが、言っていることはわからなくもないため、しぶしぶながら了承した。

 そんなわけで、

 

「さあ、ミコト。準備は良いか!?」

 

 と意気込んでいるエヴァ君に相対している私がいるわけだ。

 だが、エヴァ君の『準備』という言葉を聞いて、ある考えが浮かんだ。

 

 ……どうせだから、ここであれの実験でもしてみるか……。

 

 そう思って、エヴァ君に待ったをかける。

 

「待ちたまえエヴァ君。ここで戦えばまたダイク君の手を煩わせることになり、結果的にキャロル君が不思議植物の被害を受けることになる」

「ぐ……、ならばどうする!? この技法はできたばかりだからうまく手加減などできんぞ!! ……ここは涙をのんでキャロルの冥福を祈るしか……!」

「一瞬でキャロル君を見捨てたね? ……まあそれは良いとして、ここは私が一肌脱ごうと思う」

「……? 何をする気だ?」

 

 その言葉を聞きながら、私はつい最近完成したばかりの試作品である指輪を身に着けて言う。

 

「こうする気だよ。――『(ひら)きて()じろ! 其は名もなき世界!』」

 

 その言葉で、世界が変わった。

 

 

   ●

 

「『(ひら)きて()じろ! 其は名もなき世界!』」

 

 ミコトが指輪をはめ、そう言ってから、ミコトを、正確にはミコトのはめた指輪を中心に何かが広がった。

 そして、私はある異変に気が付いた。 それは……、

 

 ……風が、……凪いでいる……?

 

 先ほどまでは、少し離れたところにある木々を揺らし、私たちのいる広場を流れていく空気の流れがあったのだが、今はそれがない。

 だが、いくら待ってもそれ以上の変化は起こらず、

 

「……おい、ミコト。 なんなんだその魔法具は? 風を止めるだけか?」

「そんな訳はないだろう? 風が止まったのは副次的な効果に過ぎない」

「……じゃあ、その魔法具の効果は何だ?」

「そうだね、この指輪は一言でいうと……現実を模した閉鎖独立空間発生装置、と言ったところかね」

「……なに!! と言うことはつまり……!」

「そう、その通りだよ」

 

 涼しい顔をして言い放ったミコトに、私は続けて言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さっぱり意味が解らん! 私にわかるように言ってくれ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあなぜ『と言うことはつまり……!』などとわかったようなことを言ったのかね!?」

「それはまあ、あれだ! ……ノリ?」

「疑問形になるぐらいなら素直に聞いてくれたまえ。つられて私も『そう、その通りだよ』とか言ってしまったではないかね恥ずかしい」

 

 と言われても、ミコトの顔色はあんまり変わってないし、ホントに恥ずかしがっているのかわからん。

 まあ、そんなことは置いておくとして……、

 

「それで、その指輪の能力、……閉鎖独立なんとか、とはなんだ?」

「『現実を模した閉鎖独立空間』、だね。まあ簡単に言うと、『現実そっくりの幻術空間』といったところか。今実際に見ているわけだが、何か違和感はあるかね?」

 

 そういわれて改めて見てみるが、風がない以外は普段と全く変わらない光景だった。

 

「……いや、何も感じんな。普段通りだ」

「そうかね、ならばまずは第一段階は実験成功だ。続いてこの空間のもう一つの効果だが……、ここで起きたことは外の現実には何の影響も与えない、というモノだ」

「……? と言うと?」

「たとえば、ここでどんなに暴れようと、この空間を解除してしまえばその傷跡は全てなくなる、と言うことだ。……見ていたまえ」

 

 そういうとミコトは大きな剣をどこからか取り出し――もうこの程度では驚きなどは感じなくなった――思い切り振りかぶると近くに見えていた林に向かって振り下ろした。

 すると剣から何かが飛び出し林の方へ向かって飛んでいくと、

 

 

 

 『ドンッ!!』と言う音と共に林の一部が消し飛んだ。

 

 

 

 ……いや、もう驚かんと言ったが、これは……。

 

「……おい、ミコト。その剣も魔法具か?」

「ん? いや、これは何の変哲もないただの剣だ。少々丈夫にできてはいるがね」

「……じゃあ、なんであの林は吹き飛んだんだ?」

「ふむ、まあ、あれだ、……剣に気合を込めて思い切り振るといろいろあって離れたところが吹き飛ぶんだ」

「お前も研究者の端くれならもう少し理論的に話せ!!」

「そうしたいのはやまやまだが、実際そんな感じだからね。それ以外に説明しようがないのだよ。まあ、そんな些細なことは置いておくとして……」

 

 全く些末ではないだろうと思いながらミコトの行動を見ていると、剣をどこかにしまったミコトはまた先ほどの指輪を掲げると、

 

「空間解放」

 

 その一言で先ほどまでの無風の世界は消えてなくなり、穏やかな風が自身の周りを駆け抜けていく世界に戻ってきた。

 そして、先ほどよくわからない一撃で消し飛んだ林は、

 

「……元に、戻っている……」

 

 先ほどまで窪地になっており地面が丸見えだったその場所は、何事もなかったように元に戻っている。

 そのことに私が驚いていると、ミコトが話しかけてくる。

 

「閉鎖空間の中で何があろうとも、空間を解けば元に戻る。ただし、外の空間から持ち込まれたものは例外だ。それらは現実の存在であるから、壊れてしまえば空間から出てもそのままだ。だからここでした怪我もそのままだし、ここで死んでもそのままだ。逆に、閉鎖空間内の物を現実に持ち出すこともできない。閉鎖空間内の物は全て幻のようなものだからね」

 

「……なるほどな。その中でなら、周りを気にせず全力でやりあえるわけだな」

「まあ、そうなるね。……君にもこれを渡しておこう。私の物と同じ試作品だが、これでも十分使えることはわかったからね。使用にあたって契約の類は必要ないが、ほかの者の手に渡るとその者でも使えてしまうので失くさないようにしてほしい」

 

 そういうとミコトは私に指輪を差し出してきた。

 ミコトのしているものとデザインは同じだが、リングのサイズは小さい。おそらく私の体に合わせたのだろう。

 私はその指輪を左手の中指にはめ、手を開いたり閉じたりして調子を確かめながらミコトの話を聞く。

 

「それをはめて少々魔力を込めながら先ほどの言葉を唱えると、指輪を中心に空間が展開される。展開される範囲は任意で決められるが、一度決めたら変更はできない。空間が不安定になるからね。空間は大きければ大きいだけ魔力を消費するが、大した消費量ではない。空間の形は半球型に固定されている。ここは改良点の一つだね。空間の範囲が決まると、空間の周りには見えない壁のようなものができ、その外には出られなくなる。また、一度空間内に入ってしまえば外からは同じ指輪を持つ者しか干渉できないし、それ以前に空間の察知もできない。 逆に中からも外の様子はわからないがね。同じように中と外では通信・念話も行えない。 それと、基本的に空間内には取り込んだ者以外の生物は存在しない。まあ、植物も生きていると言われればそれまでだから、動物がいない、と言いかえるべきかね。だから被害などは一切気にせず暴れられる。空間に取り込むことができるのは発動したものが認識し、指定した者とその者の装備している物だけだ。その人数が増えても消費魔力は変わらない。関係するのはあくまで広さだけだ。……ああ、発動した者は強制的に空間内に入れられる。敵だけを閉じ込める、なんてことはできないから、そのつもりでいたまえ。発動すると、発動した者が解除するか、その指輪を手放す、あるいは指輪自体が壊れたりしない限り空間は保持される。後は、発動した者が意識を失っても空間は解除されるから、静かな場所で昼寝しようとして使っても無駄だ。空間が解除されると、取り込まれたものは元いた場所に戻される。考えなしに解除すると敵のど真ん中に出ることも考えられるから、注意するように。……さて、私からはこんなところだが、何か質問はあるかね?」

  

 かなり内容は濃かったが、理解できないほどでもない。

 

「……いや、大丈夫だ。問題ない」

「そうかね、では一度使ってみたまえ。そうすればコツもわかるし、これから行う模擬戦の舞台作りにもなる」

「わかった。えーと、確か……。……『(ひら)きて()じろ! 其は名もなき世界!』」

 

 大体の範囲を想像しながら魔力を込め、先ほどミコトが言っていた言葉を何とか思い出して唱えると、私を中心に何かが広がっていくのがわかった。

 それは私を中心に大体半径300mほどの半球を作ると広がるのをやめた。

 先ほどまでは範囲や境界などはわからなかったが、指輪を持っているからか、自分で発動させたからか、今でははっきりと知覚できる。

 

「……と、これぐらいでいいか? ミコト」

「ああ、十分だ。しかし、初めて触れた魔法具をこれだけ上手く扱えるのだから恐れ入る」

「なに、お前が使っていたのを見ていたからな。……どんな技術でも、手本と練習時間さえ十分ならよっぽどのことがないかぎり必ず習得できるようになっているものだ」

 

 それに、

 

「お前の作った魔法具だ、扱いづらいわけがない。……違うか?」

 

 その言葉に、ミコトは苦笑しながら、

 

「買いかぶりすぎだよ。そこまで言われてしまうと私でも照れる」

 

「ふん、照れることはないさ。正当な評価だ。……そういえば、これは試作品だといったが、ここから何を変えていくんだ? これでも十分だと思うのだが……」

 

 その言葉にミコトは少し考え。

 

「ふむ……。一つは先ほども言ったように空間の形をもう少し自由にすること。さらには、形が指輪だけだと味気ないから、もっと別の形のものを考える。あとは魔力効率の向上と言うのもあるし、いろいろ課題はある。だが……」

「……? だが、なんだ?」

 

 不意にミコトの言葉が止まり、不審に思った私が言葉を促すと、

 

「もう一つ、ある効果をつけようと思っている」

「ある効果? ……なんだそれは?」

「……まだ私もしっかり決めたわけではないし、プランもかなりあいまいだ。それでも、あえて言うなら……」

 

 一息ののち、ミコトは己の計画を吐き出す。

 

「……空間内に、この世界の法則とは別の法則を持たせるようにしたい」

 

 つまり、

 

「新しい世界を創る魔法具を作り出すつもりなんだよ、私は」

 

 

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