私と契約してギアスユーザーになってよ!!   作:NoN

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32話

 自分の部屋の鍵を開け、部屋の中に入る。

 

「きもちわるい」

 

 私は、吐きそうになりながらもどうにかベッドに倒れこんだ。

 

 自分が、自分ではなくなる感覚。

 ありもしない悪感情が沸き上がる、あの気味の悪い感覚。

 

 私の中にいる私以外の何かが、私の知らないところにいるような気さえしてくる。

 

「二重人格になった覚えは、これっぽっちも無いんだけどなぁ」

 

 さっきの私の感情は、本当におかしかった。

 私がアリスとなる前、私はナナリーが好きだった。一応言っておくが、Likeのほうで。

 おそらく、コードギアスのキャラクターの中で最も好きなキャラクターだったと思う。学生時代、もし母に「カレンかスザクかナナリーかルルーシュかユフィ、この中で一番好きなキャラクターを選びなさい。決めるまで晩飯抜きよ」と言われたら、とりあえずゼロを除いて一晩ほど悩み、悩んだあげく朝御飯を食べるくらいには好きだった。

 もちろん、今日あったナナリーは人間だ。コードギアスのナナリー・ヴィ・ブリタニアというキャラクターではなく、ただの一般人ナナリー・ランペルージだ。同一視する気はない。

 しかし、コードギアスの知識から彼女が好感に値する人間だと知っていた私は、多少好意的な感情を持っていた。彼女と直接対峙するまでは。

 

 あのときの私にとって、あの一瞬だけは、彼女は世界一嫌いな人間だったのだ。

 

 ……いや、嘘だな。正直に言えば、今でも彼女に対する悪感情が多少残っている。もし今、世界一嫌いな人は誰ですかと聞かれたら、間違いなくナナリーか酒に酔った父親のどちらかを挙げるだろう。あ、父親この世界にいないから、実質的に一択か。

 

 吐き気が込み上げてきたので、部屋のトイレに向かい吐瀉物を吐き出す。

 出てきたものは透明だった。この部屋にたどり着くまでに何度も吐いたのだ。もう、出せるものは全て出してしまったのだろう。

 

 

 あの後、私は何事もなかったかのようにミレイさんやシャーリーさん達と会話をした。

 身に覚えのない憎悪に心が狂いそうだったが、何とか隠しながら話すことができたと思う。声色から表情まで完璧に演じた。きっと、何の違和感もなかったと思う。

 

 だから、誰かに心配をかけているということはないだろう。

 誰かに迷惑をかけるようなことだけは避けたかったので、勝手に表情が出ない身体で本当に良かった。

 

 

「とりあえず、今回のことで、私の中に私以外の私がいることは確定」

 

 今まで、どこからか出てきたKMF操縦の才能には疑問を抱いていたが、今回のことで確信した。

 私の中には、私以外の存在が必ずいる。

 

 ()()()()()()()()()()()()()が、私の中には存在している。

 

「ナナリーが嫌いな人、そんなの二人しかいないよね」

 

 コードギアスにおいて、ナナリーのことを明確に嫌っていた人間はそう多くない。利用しようと近づいた人間は数多くいたが、そんな人間でも嫌っているなんてことはなかった。

 

「一人は、ロロ」

 

 ギアス嚮団に所属している少年で、体感時間を停止させるギアスを持っている。

 

 だが、彼はこの時期ではナナリーのことを嫌っていなかった。

 彼がナナリーを嫌うようになったのは、彼がゼロに篭絡されてからだ。それまでは、特に興味を持ってはいなかったはず。場合によっては、ナナリーのことを知らない可能性すらある。

 

 そうなると、考えられるのはもう一人。

 

「V.V.しかいないよねぇ……」

 

 魔女C.C.と同じ、ギアスを与える力、不老不死の証であるコードを持つ少年。ゼロとナナリーの母親であるマリアンヌ、彼女を殺した彼だけだった。

 

「V.V.は、現ギアス嚮団の盟主。彼なら、何らかのギアスで、私に人格を植え付けることができるはず」

 

 ギアス嚮団に所属しているギアス能力者は、10や20では足りないほどいる。それほど膨大な数のギアス能力者を所持しているのなら、他者に人格を転写するギアスもあるかもしれない。

 

 だが、それだと一つ疑問が生じる。

 

「仮に、私がV.V.の人格を植え付けられていたとして、私が何時そのギアスにかかったのか、全然わかんないんだよね」

 

 問題はそこだ。

 ギアスは、基本的に五感に干渉をかけない限り発動しない。例外はロロのギアスだけだ。人格を転写するというギアスが仮にあったとすれば、そんな強力なギアスが大規模に活用されていない時点で、ロロの様に無差別に発動するものではないと考えられる。

 つまり、私が誰かに人格を転写されていたとすれば、私がロイドさんに保護されてから初めてシミュレータに乗るまでの短時間で、そのギアスを持つ人間と接触していることとなる。

 

 だが、そんなことがあり得るのだろうか。

 

 私がシミュレータに乗ったのは、ロイドさんに保護された日の翌日の午前中。保護されてから、24時間も経っていない。

 保護されてから最初の数時間は、監視された個室で放置されていたので、この時にギアスをかけられたとは考えにくい。この時にギアスをかけられたのだとしたら、誰かが私にギアスをかけに来たことが記録されてしまうからだ。

 個室から出た後も、私はずっとセシルさんと一緒にいた。トイレに行くときはそうではなかったが、寝る時やシャワーを浴びる時ですら一緒にいたのだ。なので、この時にギアスをかけられたとも考えにくい。

 セシルさんから離れたのは、翌日の朝食をとる直前だ。セシルさんと離れてからはスザクさんと一緒にいたし、常に研究員の人達の目が届く状態で行動していた。つまり、この時にギアスをかけられたとは考えられない。

 

 そう、私がロイドさんに保護されてからシミュレータに乗るまでの間、私がギアスをかけられる機会は一切なかった。

 

「あああ! もーわかんない!」

 

 ベッドに戻り、枕をベッドに思いっきり叩きつける。

 それから、ベッドへとうつ伏せに飛び込んだ。

 

 落ち着こう。イライラしても何も進まない。

 

「すー、ふぅ」

 

 小さく深呼吸。

 

 ロイドさんに会ってからギアスを受けていないのだとすれば、特派にギアス能力者はいない。

 そうなると、私がギアスを受けたタイミングは、私がロイドさんに会う前だ。サザーランドから逃げるときにギアスをかけられていれば、ギアスによる瞬間的な意識混濁が発生して私は死んでいたはずなので、ギアスをかけられたのはサザーランドに遭遇する前。ゲットーで目が覚めてから逃げている最中にかけられたことになる。

 

「……いや、そもそも前提から間違っているのかも」

 

 私は、私という人間があの瞬間から始まったという仮定の下に考えていた。

 だが、もし私が憑依したアリスという人間が、ナイトメア・オブ・ナナリーのアリスではなく、元々この世界にいたアリスであったらどうだろうか。

 

 ナイトメア・オブ・ナナリーのナナリー曰く、反逆のルルーシュの世界とナイトメア・オブ・ナナリーの世界は、実際に並行世界として並立しているらしい。

 だから、ナイトメア・オブ・ナナリーの世界にアリスがいるなら、この世界にもアリスという少女がいる可能性は十分にある。

 

 仮に、私が憑依したのがこの世界のアリスであった場合のことを考えてみよう。

 

 まず前提として、この世界のギアスは、ナイトメア・オブ・ナナリーの世界のギアスとは名前が同じだけの似て非なる力だったりする。

 ナイトメア・オブ・ナナリーの世界におけるギアスは、物理干渉や因果干渉など現実世界に干渉する力だ。

 一方、この世界のギアスは、洗脳や読心など人間に干渉する力、人に作用する力だ。未来予知など因果干渉に近い力を持つギアスもあるにはあるが、そのギアスも説明の仕方によっては人に作用する力だといえなくもないので、完全に人に作用する力ではないというギアスはこの世界には存在しない。

 

 そのため、私が憑依したアリスがこの世界のアリスであった場合、私のギアスは『ザ・スピード』ではないという事になる。

 

「加速するギアス……ありそうなのは、自身の体感時間を引き延ばすギアスか、周囲の人間の体感時間を短くするギアスかな」

 

 前者は言うまでもなく、後者は相対的に加速することができる。

 ロロが、周囲の人間の体感時間を停止させるギアスを持つ以上、こういったギアスの存在は、あり得ない話ではないだろう。

 

 もしそうなら、私がV.V.の人格を植え付けられていても何らおかしくない。

 

 私がギアスを持つこと。

 KMF操縦技能を持つこと。

 ナンバーズであること。

 

 その三つは、私が嚮団の一員である以外では説明できないからだ。

 

 ナンバーズでKMF操縦技能を持つことは、本来であればありえない。騎士たる馬であるKMFを騎士以外が駆るとは、ブリタニアの常識ではあってはならないことだ。そうであるにもかかわらず、私がKMFの操縦技能を持っていることは、私がよほどの才能を持つとかでもない限り、どこか普通ではない施設で教育されたことを示している。

 ギアスを持つ。それだけではV.V.ではなくC.C.からギアスを貰った可能性も無くはないが、C.C.が基本的に組織に所属していなかったことを考えると、先の条件を満たすにはV.V.からギアスを受け取ったと考えるのが普通だろう。

 

 つまり、私は嚮団のギアス能力者だったのだ!

 

「――ないね。これはない」

 

 そんな考えを、私はすぐに却下する。

 この考えには、いくつか問題があるからだ。

 

 まず一つ目、この世界のギアスでは、重力に干渉できない。

 ロイドさんに保護されたあの日。私は、たしかに重力を操作していた。現に今でも――

 

「ザ・スピード」

 

 重力操作により垂直方向に力を加え、横になったまま僅かに跳び上がる。

 宙を舞った私の身体は、そのまま半回転して仰向けでベッドに着地した。

 

 このように、私のギアスは重力を操作することができている。

 この世界のギアスでは、加速は可能だが重力操作は不可能だ。故に、このギアスはこの世界のギアスではない。

 

 二つ目に、コードギアスの問題がある。

 どんなに頑張っても、この世界のギアスでは、どこからともなくKMFを召喚することはできない。コードギアスを召喚するには、ナイトメア・オブ・ナナリーとしての力が必要だ。

 

 三つ目に、この世界のギアスでは、どう頑張っても私が憑依した原因を説明できない。

 この世界のギアスは、別世界に干渉することができるとはされていなかった。別の世界の人間であった私を呼ぶには、当然だが別世界への干渉能力を持っていなければならない。

 人に干渉するこの世界のギアスでは駄目だ。因果干渉や平行世界観測の可能性を持つナイトメア・オブ・ナナリーのギアスでなければ、憑依の原因として説明しきれないのだ。

 まあ、ナイトメア・オブ・ナナリーの世界のギアスが原因だとしても、誰かなんの目的でどんなギアスを使ったのか、という疑問が残るけど……それでも、この世界のギアスを使ったと考えるよりかは、説明しやすくはある。

 

「……このまま考えても、答えは出ないよね」

 

 思考が、無駄なところで空回りしている気がする。

 心が落ち着いていない。このままだと、無駄な時間を過ごすだけだろう。

 

 ――寝てスッキリするか、それとも気分転換に出掛けてみるか

 

 今の時間は、午後の6時。

 寝るにはまだ早い時間なので、散歩にでも出掛けることにした。

 

 

 

 ◇ ◇ ◇ 

 

 

 

 

 夜のトウキョウは、日本と比較するとそこそこ治安が悪い。比較対象が悪いのかもしれないが、逆に言えばそれくらい治安がいいとも言える。

 だが、差別対象であるナンバーズの人間にとっては、それほどよい治安とは言えない。路地裏にでも連れ込まれれば、身ぐるみはがされて血だらけにされることもある、とセシルさんやチーズケーキさんが脅しつけてくる程度には。

 

 そこまで治安が悪いわけではないだろう。あの二人のことなので、誇張して警告しているのだと思う。

 実際、スザクさんに聞いてみると、そこまで治安が悪いわけではないと言っていた。名誉ブリタニア人の成人男性なら、余程治安の悪い地区にいかなければ大丈夫な程度の秩序は保たれているようだ。

 ただ、ゲットーにだけは行かないように注意はされた。ゲットーと租界の境目は人が少ないので問題はないが、ゲットーの奥に行くと反ブリタニアの思想を持つ人の中でも過激な一団がいるらしい。テロリストとの繋がりを噂される様な人もいるようで、ブリタニア人に近い外見の私は、ブリタニア人と間違われて大変な目に遭うかもしれないそうだ。

 「アリスの実力があれば大丈夫だとと思うけど、念のため注意してね」とスザクさんは言っていたので、今回の散歩は、ゲットーには行かず租界だけにする。

 スザクさんは天然なので忘れているのかもしれないが、私はKMFの操縦が上手くても、直接戦闘は下手くそなのだ。少し前まで走ることもできなかったのだから、まともに人と殴り会えるわけがない。

 

 街の街灯を眺めながら、夜のトウキョウを歩く。

 ナンバーズだとばれないよう、スザクさんから借りたサングラスをかけているために見にくいが、始めて見る夜のトウキョウは、活気があり美しい街だった。

 高台から眺めることができれば、100万ドルの夜景と称されてもおかしくない美しさの夜景を楽しめるだろう。それほどに美しい、近未来的な街並みをしていた。

 

 ――お昼時は、黒の騎士団の一件以降人通りが少し減っていたけど、夜はそうでもないのかも

 

 最近、黒の騎士団に触発されたテログループが行動を起こしているため、夜は人が少ないだろうと考えていたが、別にそんなことはなかった。馬鹿なのか、それとも政庁のお膝下であるトウキョウ租界で、そんなことは起こらないと思っているのか。

 

 ……まあ、たぶん後者だろう。

 コーネリア殿下は、基本的にテロ絶対殺すウーマンだ。

 

 そんなコーネリア総督がいるトウキョウ租界でテロなんてしたら、間違いなくその場で殺されるのがオチだろう。

 藤堂さんの様な武人ならともかく、一般人にそんな度胸はないに違いない。

 

 近くのスーパーでフランクフルトを買い、食べ歩きながら夜の街を進む。

 

 行儀が悪いのは許してほしい。食べ歩きが良くないことは理解しているが、何か食べていないとイライラしてしまって落ち着かないのだ。

 

 母親と手を繋いで歩く子供。

 スーツ姿で居酒屋に足を向ける男性集団。

 おそらく合コン前なのだろう。妙に意識した格好で、少しおしゃれ気味な居酒屋へと入っていく三人組の男。

 アッシュフォード学園の学生服を着た、ぺちゃくちゃしゃべっている数人の集団。

 閉店時間が来たためか、畳んだ屋台を引きどこかへ向かうイレブンらしき人達。

 

 様々な人たちが、この街には溢れていた。

 

 正直なところ、ブリタニア人は髪の色が豊かなので、こういった集団を見ているだけでも面白い。

 黒一色だった日本の夜の街が、ピンクや青、緑や金といった様々な髪色で彩られるのは、とても自然で不自然だ。しかも、染めているわけではなく全員地毛である。面白くて仕方がない。

 

 日の出ているうちも違和感があったが、夜もまた、昼とは違う違和感があった。

 引きこもり的な行動だが、その気になれば一晩中見ていられる気がする。趣味に人間観察が追加される日は近いかもしれない。

 

 転ばないように注意しながら、(転んだらフランクフルトの棒が刺さるかもしれないので)人混みを避けつつ歩く。

 

 トウキョウ租界の中央にある政庁を目指しながら、特に目的もなくあっちへふらふらこっちへふらふら。

 買い食いやウィンドウショッピングを楽しみながら、私は政庁までたどり着いた。

 

 政庁の入り口には、銃を持った兵士が立って警備をしていた。

 心なしか、空気がピリピリしている。

 おそらく、最近のテロの増加を受けて警戒しているのだろう。一時期、具体的には河口湖一件から次の日まで、特派も少しピリピリしていた。

 

 ……私は、近づかない方がいいかもしれない。

 一応、私は軍に身を置いているが、れっきとしたナンバーズだ。今の私は軍服も来ていないので、近くでウロチョロすると拘束されるかもしれない。

 

 近くに止まっていた車を盾にして警備の人達の視線を避けながら、私は近くの路地裏にそっと入った。

 路地裏はあまりよくないところだと聞いているが、こんな政庁の目の前で狼藉を働く人はいないだろう。すぐに大通りに戻れば、何も問題はないはずだ。

 

 

 ――だがしかし、問題ない筈の路地裏に入った私は、そこで固まった。

 

 そこに、妙に見覚えのある人がいたからだ。

 

 ――え、あ、え?

 

 いや、たしかに政庁の近くをうろついていてもおかしくない人ではあるけど、ちょっと待ってほしい。たしかに政庁から程近い場所で、かつ人目につかない場所といったらそう多くないけれどちょっと待ってほしい。

 

 私が、この広いトウキョウ租界で彼に会える確率は、ほぼゼロのはずだ。ここトウキョウ租界に、いったいどれだけの人がいると思っているんだ。

 ふぁっきゅー、これを仕組んだのが神様なら、アーカーシャの剣で刺し殺したくなる。

 

 彼は、壁に背を預けながら怪しく笑っていた。

 

 ――あーそうでしょうね。心を読めるあなたには、私の思考は面白いでしょうね!

 

 はぁ、と溜め息を吐く。

 私は、アリスとなってからどれだけの幸せを逃がしたのだろうか。

 

 もう、やけくそだ。

 この人と会った時点で、私のコードギアスに関する知識は盗まれたと考えていいだろう。こいつにバレるとか笑うしかない。

 

 ――まあ、ちょうどいいか

 

 思考をリセット。

 別に、この人と会うことがデメリットしかないわけではない。彼は、私が今一番知りたいこと、私の心がどうなっているのかを知ることができる唯一の人だ。彼から私のよく分からない嫌悪感について聞き出すことができたなら、このイライラもきっとなくなるに違いない。聞き出せるとは思えないけど。

 

 ……覚悟を決めよう。

 

「すみません、少しお時間いいですか」

 

 

 ――マオさん。

 

 

 私に声をかけられたマオは、バイザーで隠していた眼を勢いよく見開き、驚愕の表情で私を見つめた。

 

 ……なにか様子が変だ。

 

 驚愕に揺れるマオは、私をじっと見つめると、微かな声で呟いた。

 

 

「C.C.……?」


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