神と、戦士と、魔なる者達   作:めーぎん

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過去に飛ばされていたのは2人の神闘士だけではなかった。243年前の聖域が、神闘士たちへの尋問をきっかけに未来で起きている事態を察知し、内偵にとりかかります。

そして、アルベリッヒさん残念。。


教皇の尋問~過去・現在・未来の聖域

それから数日間は、特に何も無く、平穏な毎日が過ぎていった。昏々と眠り続けていたミーメがようやく目覚めてくれたことは、ジークフリートにとっては何よりも喜ばしいことだった。ミーメにとっても今のこの状況は理解しがたいことだったが、彼はジークフリートよりもクールなせいか、淡々と今を受け入れているようである。聖域の医者達の献身的な努力で、2人の容態は日に日に回復していた。並外れた回復力をもっていたせいもあるだろうが、2人とも、一週間もすると小屋の中を歩けるくらいにはなっていた。

 

2人の担当を聖域から仰せつかったらしいアルバフィカは、任務の合間をぬって小屋を頻繁に訪れていた。

回復のすすんだ2人の様子を見て、そろそろと思ったのであろうか。アルバフィカは2人にある提案を切り出した。

 

「そろそろお前達のことを私達に教えて欲しい。今日これから、この小屋にとある方が訪れる。その方からはいくつかの質問が投げかけられるだろう。答えられる範囲で構わないが、お前達のことを疑っている者達もいることも心得ておいて欲しい」

アルバフィカの微妙な言い回しから、2人は今日予定されている面会が自分達の運命を左右しかねないことを理解した。もとよりやましいことはない。2人はどのような質問に対しても正直に答えることにした。

 

 

 

小一時間ほどたっただろうか。何かの気配を察したのか、アルバフィカはおもむろに小屋の入り口に向かうと、扉を静かに開け、その場に傅いた。入ってきたのは、黒色のローブを纏い、黄金のマスクをかぶった老人であった。傍らには、聖域にやって来た日に会った童虎が控えている。

「お初にお目にかかりますな。」

老人の声は、年齢を感じさせぬほど凜としており、威厳に満ちている。しかし、マスク越しに見える視線は鋭く、彼の前では何もかも見通されてしまうように感じられた。

 

「私はこの聖域をアテナより預かっております、教皇 セージと申しまする。一通りの話は、そこに控えるピスケスのアルバフィカとライブラの童虎より聞いておりますが、貴方たちがどこから来た何者なのか、結界で厳重に守られた聖域になぜ現れることができたのか、そして他にも聞いておきたいことがいくつかありましてな。そうそう、お名前もまだ聞かせて頂けておりませんでしたな。」

 

ジークフリートは、おもむろに、言葉を選びながら口を開いた。

「私は、北欧の地、アスガルドを治める神、オーディーンに仕える神闘士(ゴッドウォーリア)アルファ星ドゥベのジークフリートと申します。こちらは同じく神闘士、エータ星ベネトナーシュのミーメ。アスガルドは雪と氷に閉ざされた貧しい土地ながら、オーディーンの地上代行者、北極星ポラリスのヒルダさまのもと、私達は平和に暮らしておりました。しかしある日、海神ポセイドンによってヒルダさまはお心を支配され、事もあろうに聖域に戦いを挑んでしまったのです。私、こちらのミーメなど8人の神闘士は、アスガルドにて5人の青銅聖闘士たちと激しい戦いを繰り広げ、我々は皆戦いの中で命を落としたはず、でした。しかし、私とミーメの2人はなぜかアスガルドの地から遠く離れたこの聖域にこの身を移され、今こうしているのです。」

 

「そうでしたか。貴方たちから感じる小宇宙の巨大さは教皇の間からすら感じられるほどでしたが、なるほど、仕える神は違えど、神の名のもとに闘う戦士、でしたか。貴方達が繰り広げた戦いについてはこの次に聞くとして。。アスガルド。。。。失礼ですが、貴方たちが確かにアスガルドの者であることを示す証はなにかお持ちですかな?」

「この神闘衣が証ともいえますが、我々を信じていただくしかありますまい。」

身一つでこの地にやってきた2人は、簡単に自分達の身元を証明する手立てを持ち合わせていない。しかも、自分達の本来居る時代から二百数十年も過去の地なのだ。ジークフリートはミーメと顔を見合わせる。その場は一気に重苦しい空気に包まれた。

 

 

 

「おぬし、アスガルドから来た、と言ったな。」

教皇セージの傍らに立つ男、童虎が驚いたように声を発した。

「ならば、「アルベリッヒ」という男を知っておるじゃろう。わしもとある縁でその男のことを知っておってな。おぬしの知っているその男とワシの会った男が同じであれば、これに勝る証はあるまい。」。

童虎は、彼なりの直感から2人のことを信じている。だからこその助け船であった。

 

ただ、アルバフィカは彼ら2人が未来からやってきたことを童虎に伝えていないのだろう。童虎の親切心からの助け船は、かえって2人を混乱に陥れることとなった。

 

童虎のいうアルベリッヒはジークフリート達が知る「あの」アルベリッヒなのか。

だとすれば、アルベリッヒまでこの時代にやってきているのか、いや、来てしまっているのか?

それとも、この時代にはまた別のアルベリッヒが居るのか。

ジークフリートは全身の血がさーっと引いていくのを感じた。

 

「アルベリッヒ。。確かに我々はその男をよく存じております。」

ジークフリートは沈黙に耐えきれず口を開いた。その男がどのような人物なのか、それを答えられれば自分達に対する疑いも軽くなるだろう。ただ、それをできない理由があった。

 

(ミーメよ、私はとてもじゃないが、奴についてこれ以上語ることはできん。お前の口から言ってはくれぬか?)

ジークフリートはミーメにテレパシーで語りかける。

(オレだってイヤだ。こんなところでアスガルドの名に傷をつけられるわけがあるまい)

ミーメも困惑しきって答える。

 

「アスガルドの頭脳」と言えば聞こえはよいが、その頭脳を戦略や作戦活動に活かすことはなく、相手を出し抜き裏切り手玉に取るずる賢い一面ばかりが目立つ男。ジークフリートはアルベリッヒを正直苦手であった。そんな彼の人となりが改めて聖域に知れたら、アスガルドの評判は地に落ちるに違いない。

 

「どうした?ジークフリートよ。答えられぬのか?」

童虎は困惑して問いかける。

「かつて手合わせしたことがあるが、堂々としたなかなかよい男であったぞ!」

さらなる助け船のつもりで童虎は付け加える。

 

(ヤバイ、絶対違う、アルベリッヒがそんないい印象を残すわけがない。ヤツはこっそり後ろから忍び寄っていきなり技をしかけたり、靴の中にこっそり画鋲を仕込んだり、恥ずかしい写真をばらまいて精神攻撃するような男だ。。)

(落ち着け!ジークフリート、だが俺も正直そう思う。ライブラが会ったのは本当にアルベリッヒなのか?)

 

どうすればこの状況を打開できるのか、弁がたつほうではないジークフリートとミーメは困り果てていた。

とりあえず、当たり障りのない情報を断片的に出して、童虎に勝手に繋げて貰うのがよいかもしれない。彼の技は、どのように使われるのかまで言わなければ、とりあえずは普通なもののはず。

「アルベリッヒはデルタ星メグレスの神闘士。自然と一体となった技を得意とし、ネイチャーユーニティという技を使う」

ジークフリートは彼なりに最大限の気を遣い、最小限の情報を出してみた。童虎はどんな反応を返すだろう。

「おうおう、そうじゃそうじゃ。あいつは確かに「ネイチャーユーニティ」という技を使いよった。自然に棲む精霊どもを味方に付けたあいつの技には手こずったわい!ワシも自らを無の境地に追い込み五老峰の自然と一体化することでどうにか勝ちを得たが、正直紙一重の勝利だったのぉ。負けはしたが潔い男であった。あれほどの男、さぞかしアスガルドでは重く用いられておることじゃろう。」

 

(ライブラは納得してくれたようだが、やっぱり違う!本当にそいつはアルベリッヒなのか。。)

ジークフリートとミーメは顔を見合わせた。

「お前らへの疑いはこれで晴れたじゃろう。よかったのぉ。アルベリッヒ13世に感謝しなくてはな!」

 

(アルベリッヒ13世、だと!)

(ライブラめ、なんでそれを早く言わん!)

(同じ一族でありながら、先祖はたいそうな人物であったようだな。どこでアルベリッヒ家の遺伝子はねじ曲がったんだ?)

ジークフリートとミーメは、聖闘士達に気づかれぬように気をつけながら、テレパシーで全力でツッコミを入れずにはいられなかった。

 

 

 

そんな2人の心中を知ってか知らずか、その後の教皇からの質問は、それまでとはうってかわって和やかな雰囲気ですすんだ。オーディーンのこと、アスガルドのこと、ジークフリートとミーメは出来る限り率直に正直に答えていった。

教皇はなぜか、2人がかつて生きていた「時代」、その時代の聖域についてはふれてこない。理由はわからぬが、彼らにも聞けない事情があるのかもしれない。ややこしい質問に答えずに済むのならそれにこしたことはない。。2人がそう思い始めていたそのとき、教皇が改めて問いかけた。

 

「貴方たちがアスガルドからやってきた、信用に足る戦士達であること、よく理解できました。では、そろそろ本題にうつらせてもらえませぬかな。どうやら童虎と貴方がたの知るアルベリッヒは別人物なようですしな。。」

 

(やはり見抜かれていた。。こうなれば仕方ない。)

ジークフリートとミーメの表情に緊張が走る。

 

「貴方たちが、いつの時代から、どのようにして、なぜこの時代へとやってきたのか? 誰の助けを借りてやって来たのか? 教えていただけませぬかな?」

 

やはり、この問いから逃れることはできないのか。。ジークフリートは言葉を選びつつ答え始めた。

「私達はこの時代から243年後、2006年からこの地へ、この時代へ送られてきたようです。なぜこの時代なのか、なぜ聖域なのかは私達にもまったく見当がつきませぬ。我々の敵にも味方にも時の流れを操れる者はおりませぬ。我が神オーディーンも神話で知る限り時間を遡るようなことはしていないはず。アテナの思し召しとも思えませぬ。そして、我々と未来の聖域との戦いに関与したポセイドンがこのような手の込んだことをするとも思えず。私達も当惑しております。ただ、一つ言えることは、まさに命の灯が消える瞬間に私達がこの時代に飛ばされたこと。小宇宙で探る限り、同じようにして散った6人の神闘士は今のところこちらには来ていなさそうだ、ということでしょう。」

 

「そうか。このようなことが出来る者に心当たりがないこともない。今から243年前の聖域に、牡羊座の黄金聖闘士が同じように未来からやって来たことがあった。その男、アヴニールは彼の時代の聖域と地上がたどった苛酷な運命を変えるために、時の神クロノスの手を借りておよそ500年の時を遡ってきたのだ。かつて刻の神であったカイロスもまた時の流れを操ることが出来るのだが。。。ただ、貴方達からはクロノスやカイロスの関与を匂わせるような小宇宙を感じませぬ。私の知る神々の悪戯ではないようですな。時の流れを考えれば、アヴニールは貴方達とほぼ同じ時代を生きていたはずですが、ちなみに貴方たちが知る牡羊座の聖闘士、名はなんと?」

「直接会ったことはありませぬが、たしか「アリエスのムウ」という男のはず。アヴニールという名には心当たりありません」ジークフリートは、聖域との戦いにあたって収集した情報から答えた。他にも、聖域に教皇が不在であったこと、知りうる限りの黄金聖闘士の名、そしてアスガルドと聖域の戦い。言葉を選びながらも慎重に答えていった。

 

 

「そうでありましたか。貴方がたの生きた未来は、アヴニールのそれとは少なくとも違うのでしょうな」教皇はかすかに安堵の表情を浮かべている。前聖戦でのアヴニールの想い、そしてこれから自分達が闘うこととなる聖戦。その先にある未来は、今のところアヴニールが未来で闘ったそれとは違うもののようだ。それだけで、教皇セージは満足であった。

 

「聖域との戦いは貴方がたの預かり知らぬ理由で起きたものゆえ、これ以上は聞かぬことにしましょう。最後にもう一つだけ。。貴方がたの生きた時代のアテナはどのような御方でしたかな?」

「地上代行者がポセイドンに操られたことにより、我々の住むアスガルド。。北極海の氷が溶け出し、地上は想像を絶する洪水に襲われようとしておりました。アテナはアスガルドに単身で乗り込み、自らの小宇宙で氷山の融解を防ごうとする勇ましさの一方で、アスガルドの行末や我ら神闘士にも心を配られるお優しい方にございました。」

本当は幼少時代のアテナのことなども知っていたのだが、ジークフリートはそれについては黙っておいた。

 

「当代のアテナに比べると少々勇ましいようですが、それを聞いて安心いたしました。この聖域はまもなくハーデスとの聖戦を迎えまする。我々のほとんどもおそらく戦いの中で命を散らすこととなりましょう。それでも、未来の地上を守るアテナがそのような御方であれば、我らも心置きなく次代のために戦えるというもの。」

「貴方がたがこの時代を訪れたのには何か理由があるのかも知れませぬ。ただ、元の時代に戻ることを望むのなら、私どもも力を尽くして術を探してみましょう。それまでは傷を癒やしつつ、この時代でゆっくりくつろぎなされよ。聖戦が始まるまでのつかの間の平和にしか過ぎませぬがの。。」

 

教皇セージは、一瞬だけ穏やかな笑みを浮かべると、アルバフィカと童虎をともなって、小屋から立ち去っていった。

 

 

 

小屋からの帰り、教皇たちは聖域の墓地に立ち寄った。そこには他の黄金聖闘士たち、そして祭壇座の白銀聖闘士、ハクレイが集まり、教皇達の到着を待っていた。

「尋問は終わりましたかな?教皇」 ハクレイが問いかける。

「彼らの言うことに嘘偽りはなかろう。これまでの者達と同様に未来からやってきたことは間違いない。ただ、生きてこちらへとたどり着いてくれたおかげで、多くの手がかりを得ることができた。」

教皇セージは、墓地の端にあるいくつかの粗末な墓たちに視線を送りつつ答えた。

墓には、「暗黒聖闘士 龍座の某」「白銀聖闘士 猟犬座のアステリオン」と刻まれている。

 

「手がかり、とはなんじゃ?」ハクレイは興味深そうに教皇をみつめている。

「彼らは、彼ら自身の意志で時空を旅してきたのではない。かといって、アヴニールの時とは違いクロノスも、そしてカイロスも関与していないようだ。我らの知るあの神々以外の手によって、あいつらは時空を超えて飛ばされてきておる」

「意味がわからねぇな、お師匠。結局振り出しにもどっちまったじゃねーか」

蟹座の黄金聖闘士、マニゴルドがニヤッとしながら言う。

「そう言うな、マニゴルド。あの神々の仕業と決めつけていたのは我らの勝手な憶測。それにもう2つ、重要な事実が彼らの口から判明したんだしな」

「それはどのようなことでしょうか、教皇」牡羊座の黄金聖闘士、シオンが怪訝な顔をして問う。

 

「ひとつ目はどちらかといえば良い知らせだな。彼らの居た243年後には聖域は健在で、しかも牡羊座がアヴニールではなかったということ。彼の時間軸で地上にもたらされる悲惨な結末は今のところ回避出来ているということだ」

シオンの顔に安堵の表情が浮かぶ。それは、アヴニールの望み、彼の時代において冥王ハーデス軍が勝利するという最悪の結末が避けられたことを意味するからだ。結果としてアヴニールは未来に存在しえないこととなったが、彼にとってはそれも望み通りだろう。

 

「もう一つは、まだなんとも判断がつかぬことなのだが。。聖域の外で起こっている重要な戦いに、黄金聖闘士達が赴いている気配がないのだ。」

「なんだそりゃ、未来の黄金聖闘士は、戦いに出ることも出来ない腰抜けぞろいか?」蠍座の黄金聖闘士、カルディアが不機嫌そうに呟く。

「いや、聖域でそれぞれの宮を守る”何人か”については名前は聞くことが出来た。何人か、はな。」

「どういうことでしょう、教皇」シオンが再び問いかける。

「簡単に言えば、冥王ハーデス軍との聖戦を目前に控えているのに関わらず、奴らの時代には教皇も、教皇を補佐する祭壇座の白銀聖闘士も居らん。そして黄金聖闘士も本来の半分くらいしか居ない、ということだ。黄金聖闘士が聖域の外での戦いに出られないというのは、人数が少ないために聖域を守護するのが手一杯、ということかも知れぬ。」

「243年後の聖域が、ただならぬ状況にある、ということは間違いないですな。私達の知る限り、教皇不在かつ黄金聖闘士がそこまで数を減らしたまま聖戦に臨んだ記録はありません」水瓶座の黄金聖闘士、デジェルが語る。

 

「ここしばらく、深手を負った状態で243年後の世界から突然この時代に飛ばされてきた聖闘士、暗黒聖闘士たち。彼らがやってくる間隔はなぜか1ヶ月ごと。一方で、大きな損害を受けていると推測される聖域の状況。冥王ハーデス軍との聖戦を前にして、聖域を巻き込む大戦がたびたび起こっているのだろう。そして243年後と今がなんらかの理由で繋がってしまい、戦いに倒れたもののうち強大な小宇宙を持つ者のみがこの聖域に飛ばされてきている。何が起きているのか、確かめておかねばなるまい。今、八方手を尽くして、未来と繋がる回廊を探しておるところだ。それが見つかったら、彼らを未来に送るとともに、我々のうち誰かが付き添ってあちらの世界を眺めてくることになろう。」

 

 

 

「それは興味本位に過ぎませぬか? 教皇」

ハクレイが教皇の真意を探ろうと問う。

 

「たしかに興味本位、かもしれぬな。その時代の地上を守るのはその時代に生きる者でなくてはならぬしな。ただ、我々が繋げようとする次代への希望がどのような形で未来に体現されているのか、それくらいは知っておいてもよかろう?」

教皇は、時の果てを見据えるかのように、聖域の時計塔へと目を移した。

 

「アルバフィカよ、神闘士たちをいつまでも聖域に置いておくのは、彼ら自身のためにもなるまい。ロドリオ村のどこかよさげな場所に彼らを移し、治療をすすめるように。」

「デジェルは北欧に向かえ。アスガルドの地に、何か鍵が見つかるやもしれぬ。オーディーンの支配する地ゆえ、隠密な行動を心がけよ」

 

教皇は矢継ぎ早に指示を出すと、教皇の間の奥、神話の時代からの記録が眠る書庫に向かった。


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