インフィニット・ストラトス ~迷い込んだイレギュラー~ 作:S-MIST
臨海学校が終わった後のとある日。IS学園面談室。
テーブルを挟んで向かい合う晶と織斑先生は、布仏本音の今後について話していた。
「で、お前としてはどう考えているんだ?」
「彼女、元々はメカニック志望ですからね。本格的な戦闘訓練をしても、まぁ無駄にはならないと思いますが、他の専用機持ちと同じレベルを求めるのは少し酷かな、と」
「私も同意見だが、専用機持ちに求められる事は多いぞ。周囲がそれを許してくれるかどうかだな」
「ですが無理に戦闘訓練を行ったところで、到達レベルはたかが知れてます。なので俺としては、自衛以上の戦闘力は求めなくても良いのかな、と」
「自衛か。だが世界初の気象コントロール機となれば、狙う輩も多いだろう。並みの腕では厳しいぞ」
「まず基本的な方針として、出撃の際は簪と本音さんで、コンビを組んでもらおうと思っています。元々仲が良いですし、簪の腕と、防御力に優れた打鉄弐式(※1)なら、十分護衛役として期待できるでしょう。そしてこの組み合わせなら、パイロットも機体も、日本国籍で日本機。日本政府も否とは言わないと思います」
「なるほど。だが簪の腕が悪いとは言わないが、本格的な襲撃を受けた場合、彼女で対処できるのか?」
「なので当面、彼女の出撃には俺も同行します。もし俺が同行出来ないなら、セシリアを」
「2つ、確認したい」
「どうぞ」
「1つ。他にも専用機持ちはいるが、何故お前とセシリアなんだ?」
「単体戦略兵器と認識されているからですよ。俺もそうですが、セシリアも数の暴力を退けた事がある。そんな存在が同行していれば、襲撃を思いとどまらせる抑止力になるでしょう」
「なるほどな。そこで2つ目だが、セシリアは大丈夫なのか?」
織斑先生が心配したのは実力の方ではなく、イギリスの意向の方だった。セカンドシフトマシンを他国の機体の護衛に使うなど、普通なら認められないだろう。
だが晶の返答は、予想の斜め上を行くものだった。
「大丈夫ですよ。臨海学校の最中に、ちゃんと問題が起きないようにしておきましたから」
「なに?」
織斑先生の視線が、説明を求めてくる。
そして晶の方も、隠す気は無かった。
「イギリスの方で、セシリアを本国から遠ざけて飼い殺しにしようとする動きあったんで、カラードで引き抜かせて貰いました。所属はイギリスのままですが、今後本国が彼女の扱いについて口出しする事は無いでしょう」
普通ならば、あり得ない回答だ。
セカンドシフトマシンとそのパイロットを引き抜くなど、今後波風が立つどころの話ではない。
だが織斑先生の知る彼は、意味も無くそんな真似をしたりはしない。
なので、無言のまま先を促した。
「ことの切っ掛けは、強力だが欠点も多いブルーティアーズ・レイストームの弱点を補う為に、直衛用の無人機計画が持ち上がったことです。それが真っ当な計画なら、こちらも引き抜きなんて真似はしなかったんですが………セシリアの存在に危機感を持った奴が計画を捻じ曲げたようで」
「危機感? どういう事だ? 彼女に危険な兆候など………いや、綺麗過ぎるからか」
「御名答。世界で10人といないセカンドシフトパイロット、というだけなら良かった。だけど彼女は、他の誰にも、俺にだって出来ない実績を作ってしまった。これに身目麗しい容姿と、名門貴族当主という地位に財力。イギリス本国の権力者達にとって、彼女は間違いなく、将来の敵に成り得た。だからその芽を摘もうとしたんでしょう。――――――これが、その計画ですよ」
織斑先生の眼前に、空間ウインドウが展開される。
表示されている内容は、無人機計画の表と裏の全て。
それによると表向きのお題目は、晶の言う通り“ブルーティアーズ・レイストームの弱点を補う為”となっていた。
だが本当の目的は、無人機計画を隠れ蓑にして彼女の周囲に多数の機材を持ち込み、24時間体制で監視する事だった。これにより権力者にとって不都合な事をしていないか、事細かに調べ上げていくというもの。勿論、そこにプライバシー等というものは存在しない。
生活の全てが他者に筒抜けという、悪辣極まるものだ。加えて言えば配備予定だった無人機は、権力者の持つマスターコードによって命令の優先順位を変える事ができる。つまりその気になれば、彼女の生活を如何様にでも害せるという事だ。
「………薙原。セシリアはどこまで知っている?」
「セシリアと話したのは束ですが、教えるまでもなくほぼ正確に状況を理解していた、と言っていましたよ」
「なに? お前が話したのではないのか?」
「ええ。どうやら束の奴、セシリアを気に入っているみたいで。ちょっと試した、とも言っていましたね」
「………試され、気に入られたか。これから大変だな」
普通の凡人なら、“
しかし、織斑先生は余り心配していなかった。
何故なら――――――。
「確かに大変かも知れませんが、俺の方でもフォローしますよ」
この男が、束のお気に入りをフォローするというのだ。滅多な事にはならないだろう。
また、彼女自身の成長もある。入学当初は専用機持ちという事を鼻に掛け、外見ばかりを気にする慢心さが見て取れた。だが今は違う。物事に真摯に向かい合い、実力を伸ばしていた。
(初めはどうなるかと思っていたが、本当に化けたものだな)
まだまだ学んで貰う事は多いが、織斑先生がこんな評価を下せる程に、彼女の成長は著しかった。
これは他の専用機持ちも同じで、皆それぞれが己の長所を伸ばしてきている。
純粋に、将来が楽しみと言えるだろう。
だが同時に、思う事もあるのだ。
(成長して実績を作った結果、祖国の権力者階級に疎まれる、か。やり切れんな)
下らない権力闘争で消費させる為に、人を育てている訳ではないのだ。
腹の底が、煮え滾るような感覚を覚える。だが自分自身を冷静に見れる眼が、織斑先生にはあった。
(いや、一番無念なのはセシリア当人か。私まで怒りに流されてはいかんな。差し当たって、こちらでフォロー出来る事は………)
IS関連でなら、それなりにコネクションがある。
普段であれば生徒1人の為に使うなどあり得ないが、今回は事情が事情だけに使っても良いだろう。
そう思った時、ふと気になる事があった。
「ところで薙原。今後セシリアの住む場所はどうするんだ? 学生の間は寮が使えるが、卒業したら使えなくなる。そしてこういう事があった以上、卒業後、本国に戻りたいとも思わないだろう。その辺りは何か考えているのか?」
「勿論ですよ。フォローすると言った言葉に、嘘偽りはありません。取り急ぎ都心のペントハウスを押さえました。セキュリティ面も抜かりはありません。下3階分ほど一緒に買い取ってリフォーム対応してますから、それなりのレベルです。他にもセーフハウスを幾つか」
「本当に抜かりが無いな。卒業後の立場は?」
「カラード
「………アイツ、本当に気に入ったんだな。しかしカラードのNo.2ともなれば、双肩にかかる重圧は相当なものだと思うが、大丈夫なのか?」
「サポート要員も付けますし、貴族社会で揉まれた彼女です。正直、俺よりも立派にやっていけると思いますよ。――――――と、話が逸れちゃいましたね。こういう訳なので、セシリアを動かすのは大丈夫です」
「分かった。後は………そうだな。お前なら大丈夫だと思うが、本音の私生活も気にかけてやってくれないか。いきなり専用機持ちになったという事で、色々と嫉妬の対象になりかねん。無論、私の方でも虐めなどには注意を払うが、お前の方が本音も相談し易いだろう」
「そうですか? 同性の方が、相談し易いと思いますが」
「確かに同性の方が相談し易い話題もあるだろう。だがクラスの様子を見ていると、まずお前に行くだろうな」
「どこまで力に成れるかは分かりませんが、クラス内がゴタゴタするのは嫌ですし、出来る限りの事はしますよ」
「十分だ」
「教師の力が必要になったら、遠慮無く頼りますからね」
「むしろ頼ってくれなかったら悲しいぞ」
「言質は取りましたからね?」
「取らせたんだ」
こうして晶と織斑先生は、互いの認識を擦り合わせていく。
これは普通の生徒と教師という間柄だったなら、必要の無いことだ。
だが特別扱いされ、生徒の間でも、教師の間でも、羨ましがられる事の多い2年1組は、それだけに気を遣わなければいけない場面も多い。
そして世の中、ちょっとした認識の違いが、面倒な問題に発展する場合もある。
故にこういった話し合いが、2人の間では定期的に行われていたのだった――――――。
◇
数日後、とある土曜日。
晶はカラードの社長室で、無数に展開された空間ウインドウを眺めていた。
どれも多種多様な表現で文章が綴られているが、要約してしまえば、書かれている内容はただ1つ。
条件自体はどれも悪くない。
だが晶は、全て蹴る気だった。
只でさえ、本音さんのファーストミッションは注目度が高いのだ。
本人のプレッシャーを考えれば、十分な支援が受けられ、かつ慣れ親しんだ日本国内が良いだろう。
しかしそんな個人の思惑など、世界情勢は軽々と飛び越えてくる。
秘書から、内線が入った。
『社長。
『分かった。繋いでくれ』
そうして秘書が回線を繋ぐと、展開されていた無数の空間ウインドウが消え、眼前に新たな空間ウインドウが1つだけ展開された。
映し出されているのは、初老に差し掛かったご老人。
ISに関わる多くの者にとって、決して無碍には出来ない存在だ。だが晶にとっては、適度に面白く、適度に腹黒い、実に話しやすい爺さんだった。
『久しぶりじゃの。元気じゃったか?』
『お陰様で。で、今日は何の用ですか?』
『ちょっと友人が困っておっての。少しばかり手を貸して欲しいんじゃ』
『依頼ですか?』
『かなり真っ当な部類のな』
『聞きましょう』
そうして話された内容は、難民への支援物資を満載した国連の船が、台風の直撃コースにあるというものだった。
勿論これだけなら、依頼になどならない。
船が真っ当に機能しているなら、進路を変えるだけで済む話だ。
しかし、それが出来ない理由があった。
『………なるほど、ね。これは厳しいなぁ』
説明用に送られてきた画像データを見て、晶は思わず言葉を漏らした。
海賊に、襲われたのだ。
幸い積荷そのものは、同行していた護衛部隊の働きで無事だった。が、無傷とはいかなかったらしい。
船体後方と側面の数か所に、爆発の後が見られる。
また添付されているダメージレポートによれば、動力系へのダメージで速力が上がらない上に、竜骨(※2)が歪んでいる可能性も指摘されていた。
『――――――という状況なんじゃ。航行中、船体から異音も聞こえるという。恐らく台風の直撃を受けたら、沈むというのが船の専門家の見解じゃな』
『仮にコレが沈んだ場合、次の物資が来るのは?』
『人命が掛かっているから早急に準備されるじゃろうが、数万人分の援助物資じゃ。翌日すぐに代わりの物が送れる訳も無い。相当数の餓死は、避けられないじゃろうな』
『………分かりました。ですが依頼を受けるにあたって、先に欲しいものがあります』
『それは?』
『国連の専門機関の1つに、
『完全に別部署の話じゃな。流石に即答はできんぞい』
『ダメなら、依頼を受けないだけの話です。調整はそちらでして下さい』
『分かった。他には何かあるかの?』
『クライアントが持っている海賊情報を全て』
『それは先方も断らないじゃろう。しかし肝心の報酬額はどうするのじゃ? 国連機関とは言っても、クライアントは
『さり気なく値引き交渉ですか?』
『善意の忠告じゃよ。難民支援をしている所から高額の報酬を毟り取ったりしたら、お主の評判にも傷が付くじゃろう』
『それはどうも。でも、貰う物は貰いますよ。こちらだって安売りする気は無い』
『意外と欲張りじゃな』
『勘違いしないで下さい。報酬っていうのは、こちらが満足できるものであれば良いんです。そしてそれは、金とは限らない』
『何を要求する気じゃ?』
『先程言った、
『なるほど。先を見据えて、という事じゃな』
気象情報というのは、とある瞬間のデータだけがあっても、余り意味がない。過去から現在に至るまでの膨大な量の蓄積データがあってこそ、初めて予報という形で、未来に起こり得る事が予測可能になるのだ。
そして国連という巨大機関には、地球圏全域から集められた、膨大な量の気象情報が蓄積されている。
何せ人為的に天候を操作した場合、どんな影響が出るか分からない。だから行う前に蓄積データからシミュレーションを行い、“どうすれば環境的に最も良いか”という事を演算しておくのだ。でないと地球環境を破壊しかねない。だからこその要求だった。
『ええ。では、回答をお待ちしていますね』
そう言って、晶は通信を終えようとした。
だが
『まぁ待て。もう1つ、耳に入れておきたい事がある』
『なんでしょう?』
『確定情報ではないのじゃが、今回輸送船が襲われた地域で、未確認ISの目撃例がある。どこの誰かは知らんが、国際IS委員会としては見過ごせん。もし良ければ、そちらの方の調査も頼みたい』
『発見した場合の対処は?』
『可能ならパイロットは生かしたまま捕らえて、機体は鹵獲じゃな』
『報酬は?』
『パイロット生存かつ機体鹵獲なら1億。どちらか片方だけなら半額でどうじゃ?』
『単位はドルですよね?』
『それで払ったらこちらが破産するわ。円じゃよ』
『少し安くありませんか? 何処の国や企業も、機体………というよりコアが手に入るとなれば、確実に数十倍以上の値が付くでしょうに』
議長は内心で、当然だと思った。
IS鹵獲に対する対価としては安過ぎる。
だがこれで良いのだ。今は提示した額で、断られたという事実があれば良い。
この事実を委員会に持ち帰れば、もっと予算を引っ張ってくる事ができるだろう。
そして予算の増額を確実なものとする為に、議長はもう1つ、事実を積み重ねておくことにした。
『そんな大金が自由に動かせるなら、ワシの仕事ももう少し楽になるんじゃがな』
『つまり無い袖は振れない、と』
『そうじゃ。じゃが、別の物でなら払えるな』
議長はニヤリと笑った。
『それは?』
『機体の鹵獲に成功したら、そのままカラードで使って構わんよ。その場合、現金報酬は無しじゃがな。勿論、委員会としてちゃんとカラード所属と宣言してやるわい』
普通なら、こんな事は出来ない。
しかしここで、カラードが宇宙開発やレスキュー分野に、積極的にISを投入しているという事実が生きてくる。
正当な報酬が支払われなかった結果とは言え、裏社会で悪用されていたISが、真っ当な道で使われるようになるのだ。これに反対出来る者がいるだろうか?
いないと思いたいが、恐らくいるだろう。特にカラードの拡大を快く思わない者達は、どうにかして粗捜しをしようとするはずだ。
だがこれに反対するという事は、正当な報酬を支払わないタダ働きを公に良しと認めた上で、回収したISを寄越せと言っているのと同じこと。
つまり議長の今回の行動によって、カラードの拡大を望まない者達は、ISを渡すか
そしてどちらが選択されても、議長にとってはプラスの結果しか残らない。
ISがカラードに行ったら、悪用されていたISが適正使用される切っ掛けを作った、という事で名声を得る。委員会の予算増額となれば、委員会の権勢を拡大させた立役者として、権力基盤が強化される。
ここまで読んだ晶は、内心で思った。
(どっちに転んでも損は無し、か。ホント、この爺さんやり手だなぁ)
立場に関係無く相手を思い通りに動かし、自身の利益としていく巧みな交渉術。
こうして話しているからこそ分かったが、自分で同じ事が出来る自信は無い。
圧倒的な交渉力の差を実感した晶は、素直にこちらのメリットとデメリットから、受け取りを判断する事にした。
貰えるからと言って何も考えず受け取ったりしたら、後々どんな要求を呑まされるか分かったものじゃない。
まずメリットは、カラード保有のISが増えること。機体が増えれば、それだけ出来る事が増えていく。投入先は幾らでもあるし、色々な面で役立ってくれるだろう。
対してデメリットは、カラードの内部的には特に無い。だが外部的には、解決しておかなければならない問題が1つあった。所属問題だ。
『仮に委員会がカラードでの使用を認めたとしても、コアには製造番号が付けられています。元々保有していた国、ないし企業が所有権を主張してきたら?』
『未確認機、と言ったじゃろ。もしかしたら何処かの国や企業が、コッソリ試験運用している機体なのかもしれん。だが
この回答なら、恐らく大丈夫だろう。
だが最後に、もう1つ確認しておく事があった。
この依頼の動機だ。
表向きの建て前と言い換えても良い。
そして建て前など戯言に過ぎないと思われる事も多いが、これは時として、何よりも強力な盾となり剣となる。
依頼を受けるにあたり、絶対に確認しておくべき事だった。
『何故、この話を俺の耳に入れようと思ったんですか?』
『お主の事じゃから、世界各地の紛争を煽っている輩がいる事は、既に知っているじゃろう?』
『ええ。こちらに手を出してこない限り、特に構うつもりもありませんが』
『お主のスタンスは理解する。だが委員会として、煽っている奴らがISを悪用しているというのは見過ごせんのじゃ。そちらとしても、ISが悪用されるのは嫌じゃろう?』
『ISが悪用されるのは確かに嫌ですが、俺も束も警官じゃない。ついでに言えば国連の中に、そういう事に対応する部署がありましたよね?』
『確かにある。じゃが、本当の意味で機能していると思うか?』
『………』
国連機関というのは権限が大きい分、制約も多い。
加えて多くの国の人間が関わる為、どうしても内部に、利害関係が持ち込まれやすい。
つまり横槍が、とても入り易いのだ。
『ついでに言わせて貰えば、そういうところに情報を流しても、相手がISを持っていると分かった途端に尻込みじゃ。万一撃破されたら大損害な上に、何人の首が飛ぶか分からんからな。無理もないとは思うが、それで何度悔しい思いをしたか』
『だから、俺に依頼すると?』
『そうじゃ。お主なら、例えセカンドシフトマシンが相手でも、物の数ではあるまい。そして機体を鹵獲したら、必ず出てくる所属問題も、お主の所なら封殺できる。つまり面倒事は最小限でスパッと片付けられる。だからじゃな』
『ふむ………。分かりました。取り敢えず未確認機については、注意しておきます。で、狩れそうなら狩っておきますね』
『それで十分じゃ』
こうして通信を終えた後、2人の行動は早かった。
議長は報酬の件をクライアントに呑ませ、カラードへの正式な依頼とする。
晶はすぐに出撃メンバーを選定し、招集を掛けて準備を整えていく。これに加え正式な依頼が発行された後は、入手した権限を使い、
本当に全てが同時進行で進んで行き、2時間後。
晶達一行は、日本を飛び立っていたのだった――――――。
※1:防御力に優れた打鉄弐式
本作の打鉄弐式はフルアーマー+ターンブースター+ロケットブースター装備という突撃タンク仕様。
そしてフルアーマー各所には
武装は原作の超振動薙刀“
これに加えて射撃戦で決着がつかなかった場合は、フルアーマーをパージして高速格闘戦機へと変わるという変わり種の機体。
※2:竜骨
洋式船舶の重要な構造材で、肋材・梁などとともに船体を構成する部品。
船底を船首から船尾にかけて通すように配置された構造材のことを指す。
第129話に続く
今回は本音さんのファーストミッションの前段階。
ミッション前の背景情報のアレコレ回でした。
そしてじみぃに、孫娘の事で愚痴っていたIS委員会の議長さんはやり手でした。
伊達や酔狂で議長なんて職にはついていないのです。
お楽しみ頂けたなら、幸いです。