Admiral of Roughneck~From black to white~   作:八意 颯人

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どもども、私ですm(_ _)m
此処で変更があります、第58話のタイトルを変更することになりましたので、宜しくお願いしますm(_ _)m



第58話「Let's shopping 後編」

1030 東京都内の軍付属病院の病棟の談話室にて

 

日向「……全く、提督は大人しく待つ事が出来ないのか……」

 

伊勢「そうね♪しかし驚いたわ……日向が復活してたなんて……ねぇ、お祖父ちゃん♪」

 

俊夫「ああ、よかったな日向ちゃん♪」

 

病棟の談話室でお茶を呑み、勇人の脱走について呆れていると、佐世保から急いで東京に来た伊勢が勇人の行動に苦笑しつつもお茶を呑みながら言うと、俊夫もまた笑いながら言うと日向は俊夫の『ちゃん付け』に戸惑い、答えた

 

日向「俊夫さん……遥々、遠い所から私の為に足を運んで頂き、ありがとうございます……それと『ちゃん付け』は止めてくれませんか?」

 

俊夫「ん?嫌だったのか?」

 

日向「……馴れていないので」

 

日向は恥ずかしいのか、顔を赤く染めながら言うと、伊勢と俊夫は今の日向を見て爆笑した

 

伊勢「アッハハハハハハ♪日向も乙女だね~♪」

 

日向「わ……笑うな!」

 

俊夫「アッハハハハハハ♪これに関しては俺の『性分』だ♪治す『つもり』も無い♪」

 

日向「と……俊夫さんまで……」

 

二人は日向の赤面にツボが入ったのか、はたまた日向の『意外な一面』に微笑ましく思えたのか、明るく、少々『大声』で雑談をしていると、偶々通り掛かった看護師が三人の様子を見て、勇人の脱走で苛ついていたのか凄い剣幕で叱った

 

看護師「日向さんに伊勢さん、そして会長!此処は病院ですよ!静かにしてくたさい!只でさえ院内は貴方達の『身内』のせいで大事(おおごと)になっているのに……」

 

伊勢 日向 俊夫「……スミマセン」

 

看護師「ったく……」

 

伊勢 日向「……後で提督と御話しだね(御説教だな)♪」

 

俊夫「……こういう所だけは一馬や俺に似たんだ……泣けるな……」

 

俊夫は呆れ返り、伊勢と日向は笑顔で呟いた……目は笑っていなかったが……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同時刻 三越の出入口前にて

 

勇人「………ブァックショイ!!」

 

摩耶「ん?提督、風邪引いたのか?」

 

摩耶は店前で嚔をする勇人を心配すると、勇人は鼻を啜りながら答えた

 

勇人「ズズ……いや寧ろ『絶好調』だ……良し!みんな、今から自由に買い物しても良いぞ♪金は『俺持ち』だから各自クレジットカードを持っていけよ♪但し、1700になったら此処に集合な♪」

 

マヤ「え!?良いの!?」

 

ハルナ「……太っ腹だな」

 

金剛「Really!?」

 

比叡「司令!?良いのですか!?」

 

勇人「男に『二言』はねぇよ♪」

 

金剛「Yeah!!比叡!まずはティーセットの新調デース♪Let's go!」

 

比叡「はい!御姉様!」

 

霧島「よーし♪そうと決まれば……赤城さん!」

 

赤城「いざ!レストランへ♪行きますよ!霧島さん!」

 

勇人「……赤城と霧島……出禁にならない程度にな」

 

赤城 霧島「分かっていますって!」

 

摩耶「んじゃチビスケ共♪行くぞ♪」

 

マヤ「だから摩耶!チビスケ言うな!!」

 

ハルナ「重巡相手にチビスケ呼ばわりされるとはな……行ってくる」

 

勇人の号令により金剛達は嬉しそうに各自、目的の店に足を運び始めた

 

ただ『一人』を除いて……

 

榛名「……」

 

勇人「ん?どうした榛名?」

 

榛名は少し俯いている事に気が付いた勇人は、榛名に聞くと、榛名は『勇人の行為』に申し訳なさそうに聞いた

 

榛名「……提督、何故、榛名達にここまで……」

 

勇人「……それって『理由』が必要か?」

 

榛名「いえ……そういう訳では……ただ……興味本意で……」

 

榛名は勇人の質問に狼狽えながら返すと勇人は微笑みながら答えた

 

勇人「簡単(シンプル)な理由さ……榛名……いや金剛達含めて『佐世保鎮守府のみんな』が外に出歩かない『俺の為』に『気を使っていた』のか、みんな『外出を控えている事』に気が付いたんだ♪だから日頃の感謝も含め『此処に来ているんだ』……分かったか?」

 

榛名「提督……」

 

勇人「それに外では『提督呼ばわり』は止めてくれよ♪ラフな口調で良いからな♪」

 

榛名「提t……勇人さん……」

 

勇人「……さぁ!時間は限られているんだ!さっさと行くか!」

 

榛名「……ええ!行きましょ♪」

 

ギュッ……

 

勇人「おいおい……時間は限られているとはいえ、急ぐ程『迫って無い』ぞ……まぁ良いか♪」

 

榛名は勇人の腕を引っ張りながら『とある物』買う為に移動を始めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後 婦人服エリアにて

 

勇人「ん?婦人服?榛名、何故俺を『此処』に連れてきたんだ?荷物持ち的な意味ならウェルカムだが……」

 

勇人(此処は衣類だけではなく、女性用の下着が売っているから……男として『一番困る場所』なんだよな……)

 

榛名「……実は勇人さんに『御願いしたい事』が……」

 

勇人「ん?何だ?言ってみろ♪」

 

勇人(まぁ艦娘とは言え『女性』だからな……買い物が多くなるから、必然的に俺は『荷物持ち』位だろ……)

 

榛名は少し恥ずかしながら言うと勇人は首を傾げ、了承すると、榛名は花が咲いたかの様に笑顔になり、自身の我が儘を勇人に言った

だが、勇人……いや『世の男達』にとっては『一番苦手で難解な要望』だったのだ

 

それは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

榛名「私……最近の流行りに疎いので勇人さんの『ファッションセンス』で私の私服を『コーディネート』してほしいのです♪」

 

勇人「…………え?今何て言ったん?」

 

勇人は榛名の我儘に目が点になり、素である石川弁で質問すると榛名は顔を赤くしながら答えた

 

榛名「ですから……私の私服のコーディネートを御願いしたいのですが……」

 

榛名の要望(我儘)に勇人は……

 

勇人「……泣けるぜ」

 

勇人(助けてくれー!赤城えもーん!加賀えもーん!俺にとっては『無理ゲー』だ!!)

 

榛名「ん?どうしたのですか勇人さん?」

 

勇人「……何でも無ぇ……」

 

何時もの口癖を言い、某狸のロボットに助けを求める少年みたいに心の中で相棒である赤城や加賀に助けを求めた

 

 

 

そして婦人服売り場の試着室では……

 

金剛「Wow!榛名って大胆デスネ……」

 

霧島「そうですね♪」

 

比叡「司r……勇人さん……同情します……」

 

赤城「……よりによって勇人さんの『苦手分野』を……」

 

試着室に隠れ、二人の様子を見ていた金剛達が榛名の大胆な要望に驚きつつ、勇人に同情していた

 

金剛「What's!?テートクって、女性の私服のcoordinateが『苦手』だったのデスか!?」

 

比叡「……というより、これは『世の男性達』が一番『苦手』ですよ……」

 

霧島「……さて、勇人さんは、どう出ますかね♪」

 

赤城「……助ける気は無いのですか?」

 

金剛 比叡 霧島「面白そうだから♪」

 

赤城「……泣けますね、だが『同感』です♪」

 

赤城は金剛達が楽しんでいる様子を見て、少し苦笑しつつも勇人の行動を楽しむかの様に様子を伺った

 

 

 

場所は戻り、婦人服エリアにて

 

勇人(ん~……どうするかな……)

 

勇人は普段以上に思考を巡らせていると、勇人の『もう一人の人格』である『戦艦女帝』が勇人に質問した

 

戦艦女帝(ん?御兄様?どうかしたの?)

 

勇人(ん?戦艦女帝か……じきじきかくかく……)

 

勇人は簡潔ながらも榛名の要望について説明した

 

勇人(……という訳だ)

 

戦艦女帝(かゆうま……分かった♪先ずは榛名御姉様の『好み』を知る必要かあるから聞いてね♪)

 

勇人(……分かった)

 

勇人「……ちなみに榛名は『どういった服』が好みなんだ?」

 

勇人は戦艦女帝のアドバイスを聞き、アドバイス通り榛名に質問すると、榛名は少し迷っているのか、考えながら答えた

 

榛名「ん~……『カジュアルで大人の女性的なファッション』か『白か黒を基調としたフォーマルなファッション』が好きなので、よく着て行きますが……」

 

勇人「成る程な」

 

戦艦女帝(……カジュアルとフォーマルの両方を兼ね備えられた服装か……なら、白のカーディガンに黒のワンピースを選んで!)

 

勇人(分かった)

 

勇人「榛名、ちょっと待っててくれ!今コーディネートが浮かんだから行ってくる♪」

 

榛名「楽しみにしてます♪」

 

勇人は戦艦女帝のアドバイスを受け、カーディガンを探し始めた

 

だが……

 

勇人(……嘘だ……嘘だ、そんな事………)

 

戦艦女帝(あっちゃ~……売り切れちゃっていたね……残念……)

 

カーディガン売場には『売り切れ』と書かれていた看板が飾っていた

 

勇人(ん~……どうするかな……)

 

戦艦女帝(『八方塞がり』ってヤツだね……)

 

勇人(八方塞がりって……ん?)

 

戦艦女帝(御兄様?)

 

勇人はカーディガンの代用品を考えていると、『とある売場』に目が入り、思い付き、戦艦女帝に質問した

 

勇人(なぁ戦艦女帝、別にカーディガンじゃなくて……薄手のコートでも大丈夫なのか?コートなら売っていたが……)

 

そう、勇人は『女性用のコート売場』に着目したのだ

そして勇人は戦艦女帝に自身の案を出すと戦艦女帝は自信に満ちた笑顔で答えた

 

戦艦女帝(大丈夫だ♪問題無い!流石、御兄様♪)

 

勇人(フラグ立てんな!まぁカーディガンの代わりは『これ』で決まりだな)

 

戦艦女帝(そうだね♪後は黒のワンピースだね♪)

 

勇人(ああ♪さて!さっさと終わらすか♪)

 

勇人は買い物籠に薄手のコートを入れ、買い物を続けた

 

 

 

 

 

 

数分後………

 

 

 

 

榛名「……遅いですね」

 

榛名は近くの自販機で紅茶を購入し、飲みながら待っていると、買い物を終わらせた勇人が笑顔で榛名に近付いた

 

勇人「悪いな♪待たせてしまって♪」

 

榛名「すみません勇人さん……私だけ……」

 

勇人「気にすんな♪さて!榛名、試着してみろ……と言いたいが、金剛、比叡、霧島に赤城……隠れてないで出てこい」

 

榛名「へ?」

 

金剛 比叡 霧島 赤城「!?」

 

勇人は物陰に隠れていた金剛達に言うと、金剛と比叡は申し訳なさそうに、赤城と霧島は微笑みながら現れた

 

金剛「流石テートクですね……」

 

比叡「すみません……」

 

霧島「意外ですね♪勇人さんにも苦手分野があるなんて♪」

 

赤城「久々に見ましたよ♪勇人さんの困り顔をね♪」

 

勇人「見てたんなら助けろや……」

 

赤城「見てて面白かったので♪」

 

勇人「……泣けるぜ、まぁ話は戻して……榛名、これを試着しに行きな♪」

 

榛名「はい♪」

 

勇人「後で感想を聞かせろよ♪」

 

勇人はコート等が入った買い物籠を榛名に渡すと、榛名は嬉しそうに試着室に向かった

 

そして……

 

榛名「……どうですか?」

 

榛名は勇人……というより戦艦女帝がセレクトした服に着替え、勇人達に見せると、勇人達は「おぉー!」と驚き、絶賛しながら言った

 

金剛「Wow!流石デスネ♪」

 

比叡 霧島「似合い過ぎる!」

 

赤城「似合っていますよ♪」

 

勇人「当たり前だろ♪モデルが良いからな♪」

 

榛名「そんな……勇人さんも上手ですね……」

 

そう、戦艦女帝がセレクトした服装は『三越』とコラボした服装だったのだ

そして金剛達は笑顔で勇人に言った

 

金剛 比叡 霧島 榛名 赤城「そして、ありがとう『戦艦女帝ちゃん』♪」

 

勇人「何だ……バレてたか」

 

勇人は苦笑しながら言うと、金剛達は呆れながら答えた

 

比叡「流石に私達以上にファッションセンスがあったから……」

 

金剛「バレバレデース」

 

霧島「勇人さんが『お姉系』な訳でも無いので……」

 

赤城「女子力高過ぎますよ……」

 

榛名「勇人さんが戦艦女帝ちゃんと会話している所を見てたので……」

 

勇人「……デスヨネー」

 

戦艦女帝(エッヘン♪もっと誉めて♪)

 

勇人(……戦艦女帝、代わろうか?お前だけ『楽しめない』のは不公平だからな、金は俺持ちだ♪)

 

戦艦女帝(マジで!?アザーッス♪)

 

勇人「ちょっと戦艦女帝と変わりに行ってくる……」

 

金剛型4姉妹 赤城「いってらっしゃい♪」

 

金剛達は勇人のもう一人の人格である戦艦女帝に御礼を言うと、勇人は苦笑し、戦艦女帝はドヤ顔で嬉しそうに答え、勇人は戦艦女帝と変わる為に障害者用トイレに入り、10秒もしない内に出てきた

 

戦艦女帝「お待た~♪私がフランドーr……ゲフンゲフン、戦艦女帝です♪」

 

金剛「youが戦艦女帝ちゃんデスネ♪私は金剛デース♪」

 

比叡「比叡です♪」

 

榛名「榛名よ♪宜しくね♪」

 

戦艦女帝「宜しく♪金剛御姉様に比叡御姉様、榛名御姉様♪」

 

金剛 比叡 榛名「宜しくね(デース)♪」

 

金剛 比叡 榛名(か……可愛いィィィ!!お持ち帰りしたいィィィ!!)

 

勇人(こいつら……)

 

金剛、比叡そして榛名は戦艦女帝の可愛らしい仕草を見て鼻血を出し、悶絶していると霧島は眼鏡を整え、自己紹介した

 

霧島「私は……戦艦女帝「武道派の霧島御姉様?」……違います!頭脳派です!武道派に関しては貴女と勇人さんには言われたく無いわ!」

 

戦艦女帝「怖いよー!赤城御姉様ぁー!」

 

勇人(何故か俺まで!?)

 

戦艦女帝は霧島にツッコミを入れると霧島は少し怒りながら反論すると、戦艦女帝は『わざとらしく』怖がりながら赤城の後ろに隠れた

 

赤城「霧島さん……子供相手に怒らないで下さい」

 

戦艦女帝「そーだそーだ!御兄様に言いつけてやる!!」

 

戦艦女帝は霧島を煽らせると霧島は眉をピクリと動かしつつ呟いた

 

霧島「……このクソガキが……」

 

金剛「まぁまぁ……後でテートクに報告すれば良いので今はEnjoyするのデース♪」

 

霧島「……そうですね」

 

戦艦女帝「ゲ!?御兄様に!?」

 

霧島「少しは頭を冷やしなさい」

 

勇人(戦艦女帝……後で『御話し』だ)

 

戦艦女帝「ご……ごめんなさいィィィ!もうふざけないから!!御兄様の『御話し』だけは……」

 

赤城「フフッ♪いくら戦艦女帝でも『勇人さん』だけは、敵わない様ですね♪」

 

金剛達はマジ泣きしている戦艦女帝を微笑ましく思いつつ買い物を再開した

 

そして……

 

提督用の制服を着た女「……見つけた」

 

女性は懐からサバイバルナイフを取り出し、戦艦女帝に向けて刺し殺そうとしたが……

 

 

 

 

 

ガシッ!

 

 

ギュゥゥゥ……

 

提督用の制服を着た女性「ッ!?イタタタタ!」

 

何者かが女性がナイフを持っていた手と腕を掴み、凄い力で握られているのか女性は痛み、もがき始めた

その女性の腕を掴んだ正体は……

 

摩耶「ったく!面倒な事にならなくて良かったぜ……」

 

マヤ「うわぁ……痛そう……」

 

ハルナ「……そこは激しく同意する」

 

そう、摩耶が女性の腕を握り、勇人を暗殺するのを阻止したのだ

 

女性「貴様は……摩耶!?」

 

摩耶「お?私の事を知っているのか?おいコスプレ野郎……お前は何者だ?早く答えないと腕……無くなるぜ」

 

摩耶は女性の発言に警戒するかの様に強く握りしめると女性は更にもがき始めた

 

女性改め『道中』「クッ!ショートランド拍地所属の『道中 潤』だ……イタタタタ!放せ!」

 

摩耶「ショートランド?確か『妹さん』の所の……ってかコスプレじゃなくて、本当に海軍の人間だったのか!?階級も妹さんより上だし……」

 

摩耶は彼女『道中 潤』について考えているとハルナがモニターを展開し、調べながら摩耶に報告した

 

ハルナ「……今、海軍にハッキングしたんだが……コイツ『李』の内縁の妻で……ふむ、成る程……コイツの『元秘書艦』は『捨て艦』で轟沈させた秋月だったんだ」

 

摩耶「成る程な……だから通りで李は秋月の……ってか普通に犯罪行為(ハッキング)するなよ……」

 

ハルナ「すまん……」

 

摩耶「んで、コイツの腕を『へし折る』か?」

 

ハルナ「オイ……お前も人の事が言えないぞ」

 

摩耶「バーカ!これは正当防衛だ!」

 

マヤ「そうそう!やっちゃえば?」

 

摩耶は呆れながら言うと道中は顔面蒼白になり、大声で助けを求めた

 

道中「だ……誰か助けて!艦娘に暴行される!!」

 

ざわざわ……

 

誰か警察を!!

 

ワー!ワー!

 

摩耶「ッ!?オイコラ!」

 

戦艦女帝「ん?どうしたの、お姉さん?」

 

道中は大声で叫ぶと野次馬達はざわめき始め、戦艦女帝は摩耶達に近付き、仲裁に入ろうとした

 

摩耶「ッ!?バカ!此処に来るな!」

 

戦艦女帝「へ?」

 

道中(今だ!)

 

ガバッ!

 

摩耶「ッ!?しまった!?」

 

道中「此処で死ねぇ!!」

 

道中は暴れる様に腕を振り払い、サバイバルナイフで戦艦女帝に向けて刺そうとした

だか……

 

 

 

 

ガシッ!

 

W摩耶 ハルナ 金剛型4姉妹 赤城 道中「ッ!?」

 

戦艦女帝「ねぇ……お姉さん……こんな『危ない物』を子供に向けさせないで♪こんな『危ない物』は……ぎゅっとして……ドカーン♪」

 

グシャ!

 

金剛型4姉妹 W摩耶 ハルナ 赤城「ッ!?」

 

道中「ギ……ギャァァァァ!手が……手がァァァ!!貴様ァ!覚えておけよ!!」

 

戦艦女帝は道中がサバイバルナイフを持っていた右手ごと『握り潰す』と道中は潰された痛みで、もがきつつ、その場を後にした

 

戦艦女帝「あっちゃ~……御兄様の力を借りて本気で握ったんだけど……脆いね」

 

摩耶「提督の力を使うなよ……只でさえ二人とも『化け物染みて』いるんだからな……」

 

戦艦女帝「テヘペロ♪」

 

戦艦女帝は摩耶の注意に笑いながら謝罪すると、霧島は道中が落としたナイフをハンカチでナイフの刃の部分を覆いつつ、刃の部分を掴み、ポリ袋に入れ、答えた

 

霧島「まぁ彼女が戦艦女帝ちゃん……いや勇人さんを殺害する『証拠』がありますし、後は警察に『バンカケ』された時に説明すれば、彼女が『殺人未遂』及び『銃刀法違反』で逮捕されますからね」

 

戦艦女帝「バンカケ?」

 

戦艦女帝は霧島の言葉に疑問を抱くとハルナが「待ってました」と言わんばかりに気合いが入った顔つきになり、説明し始めた

 

ハルナ「『バンカケ』とは『職務質問』の隠語で主に警察や極道者そして不良達が使われている言葉を示している……タグ添付、分類……記録……そして、漸く台詞が言えた!」

 

マヤ「あははは……良かったね」

 

ハルナ「ああ……」

 

ハルナは目に涙を潤わせながら言うと、榛名は現在のハルナの様子に同情するかの様に苦笑しながら言った

 

榛名「アッチの私って……色々と苦労してますね……」

 

金剛「まぁ気軽にpoliceが来るのを待ちまショーウ♪」

 

戦艦女帝「そうだね♪んじゃ私は御兄様と変わりに行ってくる♪」

 

15分後、カモメ眉が特徴的な警察官と少し堅物そうな警察官そして速水もこみ〇似の警察官が現れ、勇人が代表として説明し始めた

 

勇人「……という訳だ、後は……」

 

勇人は堅物そうな警察官に事情を説明すると刑事は微笑みながら答えた

 

堅物そうな警察官改め『大原』「分かった、証拠も目撃者もいる事だ……ここからは俺達に任せて休んでおきない!両津!中川!これから忙しくなるぞ!」

 

大原(しかし……この青年……とこどなく『両津』に似ているな……)

 

カモメ眉の警察官改め『両津』「ったく……せっかくパチンコでフィーバーしているときに……なぁ中川……」

 

速水〇こみち似の警察官改め『中川』「先輩、今は勤務中ですよ……」

 

両津「ったく、頭が固いな……大原「両津!!」……ハイハイ分かりましたよ……」

 

中川「……泣けますね勇人さん」

 

勇人「……それは此方の台詞だ圭一、では大原さん、後は宜しくお願いします……」

 

大原「ああ!」

 

勇人「近い内にドライブに行くか?圭一?」

 

中川「はい!是非とも!」

 

金剛型4姉妹 W摩耶 ハルナ 赤城(何で色んな意味で『伝説の警官達』がいるの!?ってか知り合いなの!?)

 

勇人達は事件を大原達に任せ、再び買い物を再開し、夜にはホテルに戻った

 

そして……

 

 

 

 

 

 

2000 ホテルの一室にて

 

三笠「貴方達……よくも陛下の前で……」

 

群像「お前ら……」

 

コンゴウ「艦長、今回ばかりは羽目を外し過ぎです!」

 

上城兄弟 蒼き鋼 艦娘達「ごめんなさい!」

 

その後、三笠と群像に滅茶苦茶『御話し』されたのは言うまでも無かった

 

 

 

 


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