Admiral of Roughneck~From black to white~ 作:八意 颯人
2030 勇人の私室兼ガレージにて
勇人「……大丈夫かイオナ、いおり」
イオナ「……うん」
いおり「何とかね……ってかチート過ぎるでしょ……アンタの提督さんは……」
瑞鶴「……うん、正直言って『就職先』間違えていると思う」
勇人「瑞鶴、後で『お話』な……それに機械の『仕組み』が判れば行けるんだが?」
いおり「……私達の世界のお爺様とは比べ物にならない位『イカれて』いるわね……」
勇人「……誉め言葉として受けとるぞ」
イオナは少し恥ずかしそうに答え、いおりは嫌みが入ったラフな口調で答えるとハルナは情報収集しているのか、勇人のPCを弄りながら言った
ハルナ「……今、警察の『データベース』にハッキングした……やっぱり佐世保の龍……いや勇人が言った通り『石川県警』のみ『龍光会』の援助を受けているな……何故、龍光会は警察の……石川県警にだけ賄賂等をやるのだ?普通なら東京の警察本庁に行うのが手っ取り早い筈なんだが……」
勇人「さぁ?後、ハルナ……経歴は残すなよ、残したらマジで指名手配されるからな」
ハルナ「それ位、分かっている」
ハルナは李が率いる『龍光会』の行いに疑問を抱くとソファーに座り『コロナビール』を飲んでいる恵が答えた
恵「……今現在、石川県を統括、治安を守っているのは警察じゃなくて『神城会』が行っているんだ、警察としては『本来の職務』を『ヤクザ達』に取られて『面目丸潰れ』になっている状態だ……だから県警は面目を潰された神城会本部を潰し、警察の面目を『取り戻す』為に裏で龍光会と手を組んだ……という訳だ」
勇人「まぁ、その方が辻褄が合うからな」
キリシマ「まるで私達の世界での『陸軍』と『海軍』の関係だな……」
柏木「……ってか兄貴!!何でテメェがいるんだ!!」
柏木は自身の愛車『TOYOTA MIRAI』のボンネットにのし掛かりながら言うと恵は笑いながら答えた
恵「そりゃ上層部からの命令でな♪後、北陸支部『以外』の龍光会は潰しておいた♪」
勇人 艦娘達「……は?」
柏木「……え?」
蒼き鋼全員「……今とんでもない事を聞いた様な……」
恵の爆弾発言に、その場に居た全員が間抜けな声で答えると恵は「やっぱり知らなかったんだな……」と呆れ、もう一度、同じ事を言った
恵「だから!疾風の『お抱えの部隊』と共に北陸支部以外『全部』の龍光会の支部を潰したんだって!」
勇人「ッ!?マジかよ……細川さん、それって『本当』か!?」
恵「ああ!後は北陸支部のみだ!」
勇人「本当に……ありがとうございます!お陰で手間が省けた!」
柏木「……柏木隊を勝手に使うんじゃねぇ……と言いたいが、今回だけは感謝する」
恵「まぁ俺も上城財閥に世話になっていたからな……筋を通さないといけないからな♪」
俊夫「フッ♪若いのに確りしているな……なぁ細川さんや、
恵「ハハハ♪すみませんが御断りさせて頂きます♪」
俊夫「フフ♪分かっていたが……残念だな」
二人は恵に感謝すると俊夫は葉巻を吸いきり、灰皿に押し潰す様に葉巻の火を消し、何かを決意したのか、強い口調で答えた
俊夫「勇人、今回ばかりは、俺も『我慢』できん!!神城会の『力』で龍光会……いや『K国』を潰すぞ!」
勇人「ブッ!?龍光会だけではなく『国』ごと!?何で!?」
柏木「え!?ちょ!?勇人!?お前のジイさん、とんでもない事を言ったぞ!?」
俊夫の言葉に勇人と柏木だけではなく、艦娘達や蒼き鋼、そして恵までもが驚愕した
三笠「それで、お義父さんは『どうやって潰す』のですか?」
俊夫「まずは全世界のトップ達にK国に制裁をかけ、支援を止めるよう『脅し』、K国に在籍している『各国の大使館達』を緊急帰国させ、日本に滞在している在日の連中を強制帰国させ、K国から出られない様に仕向ける!」
三笠元帥「成る程……そうすれば財源等が不足しているK国は必然的に……」
群像「『自滅』してしまう訳ですね……」
柏木「だが、自滅させるだけなのに何故、各国の大使館の従業員達を緊急帰国をさせるのですか?在日の連中を強制帰国させる理由は分かりますが……」
柏木はK国を『自滅』させるだけなのに、何故『各国の大使館の従業員達』を帰国をさせる理由を聞くと、俊夫は笑いながら答えた
俊夫「……K国の上空に昔、勇人が製作した『弾道ミサイル』をブッ放す!」
龍鳳 三笠元帥「……え!?」
佐世保の艦娘達「エェェェェ!?提督(司令)が弾道ミサイルを作ったぁ!?」
群像以外の蒼き鋼全員「……お前のジイさん……イカれているよ……」
群像「……もう、俺の許容範囲を越えている……俺が『知っている』お祖父ちゃんじゃない……」
三笠 勇次「ああ……アレか……」
勇人「オィィィィ!?『アレ』をブッ放す気か!?」
柏木「お前なぁ!?色々とツッコミたい所があるが……何で『弾道ミサイル』を製作したんだ!?馬鹿だろ!?」
恵「ああ~……造船所に置いてあるヤツだな……確か、その弾道ミサイルって『核』は入っていないんだろ?」
恵は勇人に聞くと、勇人は呆れながら答えた
勇人「……核は入ってねぇよ」
柏木「……何だ、それなら安s……勇人「核じゃなくて化学物質『ジベンゾ-パラ-ダイオキシン類』の一種である『
柏木は勇人が作った弾道ミサイルの中身がベトナム戦争で使われた化学兵器を再現したことに呆れながら言うと俊夫は笑いながら答えた
俊夫「まぁ日本の『非核三原則』には引っ掛からないから問題無いぞ♪」
柏木兄弟「そういう問題じゃありません!!」
蒼き鋼全員「……お祖父ちゃん!是非、私達の世界に来てください!そして私達『蒼き鋼』に入って下さい!」
勇人「……色々と面倒臭い事になるから嫌だ」
三笠「ゴホン……それで、何時『弾道ミサイル』を発射するのですか?」
金剛「発射するのを前提デスか……」
三笠は話を戻す為に一度、咳払いをし俊夫に聞くと俊夫は「ちょっと待って……」とスマホで誰かと連絡を取り……
一時間後………
俊夫「これでよし……それじゃ、明日の12時に『衛星機材』として飛ばし、K国の領空に入ったら『燃料系の不具合』として爆破し……死の雨を降らせてやる!」
勇人「……保険として中和剤が入った弾道ミサイルは爆破してから1時間後に飛ばせば良いのか?そうすれば中和剤のお陰で人体に影響は出ないが、K国の土や水等の穀物や魚、草や木は全滅、勿論、農業や漁業等の生産系の仕事は『廃業』になり、必然的に『崩壊』する……と言う訳だな?」
俊夫「ああ♪流石、俺の孫だ♪中和剤が、ばら蒔ければ証拠が消えるからな♪さぁ……」
勇人 俊夫「地獄を見せてやろう……俺達に喧嘩を売ったら『どうなる』のか……」
勇人と俊夫以外全員(……敵に回ったら恐ろしいな……まぁ同情は出来ないが……)
二人は殺意が籠った笑いになり、意気揚々と準備しに造船所に向かい、残った全員は二人が出ていったのを皮切りに解散した
まるで、二人が龍光会……いやK国と言う『玩具』を弄ぶ『子供』の様に……