Admiral of Roughneck~From black to white~   作:八意 颯人

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どうも皆さん、うp主ですm(__)m
感想、誤字などの報告等ありがとうございますm(__)m
この回(第7話全般)は語り口は、ナレーションではなくオリ主がメインに語っていくのでご了承お願いしますm(__)m
後、かなりの数のグロデスクな表現がされてますので御注意をお願いしますm(__)m


第7話「勇人の過去 」前編

勇人「あれは半年前の話だ…」

 

勇人は重い口調で話を続けた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

半年前 大本営 横須賀鎮守府付近の海域にて

 

霧島に似た女性改め『三笠』「訓練生の皆さん、今から私達が戦闘に関する陣営及び模擬戦をしますので気を引き締めて指揮を行って下さい」

 

訓練生達「はい!」

 

勇人(ウップ………頭が痛い……吐き気もだ……完全に『二日酔い』だ……」

 

天龍「おい上城訓練生!返事はどうした!」

 

勇人「……はいはい、分かったから耳元で叫ぶな、二日酔いで頭が痛ぇんだ」

 

天龍「チッ!」

 

天龍は訓練生達がボートに乗っていた俺に一喝を入れると元の配置に戻り、天龍と入れ替わる様にウェーブのかかった女性が近付いた

 

ウェーブのかかった髪形をした女性改め『足柄』「……ごめんね勇t……上城訓練生、私達の晩酌に付き合ってくれて」

 

勇人「気にするな、俺もアンタ達の本音を聞けたからな……まぁ本音と言うより『愚痴』だったけどな……後、普通通りに『勇人』で良いんだぞ……」

 

足柄「フフッ♪そうするわ勇人♪あと自分の部下(艦娘)の愚痴を聞くのも提督としての仕事よ♪未来のエリート提督さん♪」

 

勇人「アンタはただ呑みたかっただけだろ……」

 

足柄「まぁね♪所で『吹雪』ちゃんと連絡取ってる?初めての秘書艦だから定期的にコミュニケーション取らないと嫌われるわよ♪」

 

足柄の言葉に俺は俯いた

 

勇人「……昨夜、吹雪がいる鎮守府の提督から連絡があったんだ……『吹雪は独断で大破進撃をして轟沈』……と」

 

足柄「え!?まさか昨夜のやけ酒って!?」

 

そう、俺は事件の前日、本来の秘書艦になる吹雪が轟沈した事を聞いて悲しみを無くす為、自棄酒をしていたんだ

 

勇人「……あの子はそんな無茶な事はしない艦娘だったのにな……クソッタレ!」

 

足柄「……」

 

俺の言葉に足柄は強い怒りがあったのか拳を強く握りしめた

 

足柄「……それでどうするの?」

 

勇人「卒業したら墓参りに行くさ……」

 

足柄「勇人……」

 

勇人「そして吹雪が居た鎮守府の提督を殴る!殴って殴りまくる!二度と立ち上がれない様にな!」

 

足柄「ププッ!殴るって……それ私も混ざって良い?私も、あの提督の事が大ッ嫌いなのよ!顔も見たくもない位に!!」

 

勇人「ああ♪」

 

俺がそんな事を言うと足柄はツボに入ったのか笑いながら答えた

 

三笠「おい!足柄!無駄口を叩くな!」

 

足柄「はいはい♪『親バ艦娘』さん♪」

 

三笠「……ったく誰が親バ艦娘だ」

 

三笠が怒鳴ると足柄と入れ替わる様に俺に近付いた

 

ちなみに『親バ艦娘』の由来は『親バカ』の言葉に『艦娘』という言葉をくっ付けた造語だ

 

三笠「……勇人、昨日はその……すまなかった」

 

勇人「何がだ?『血の繋がりの無い息子』に二日酔いにさせる位に飲ませた事か?」

 

俺が冗談まじりで言うと三笠は顔を横に振り答えた

 

三笠「………冗談は止めて……吹雪の事よ、吹雪の轟沈に関しては私も昨日、彼方の提督から聞いていたわ……私がもっと早く提督……いえ(上城一馬元帥)に報告し、逸早く吹雪を転属させれば……本当にごめんなさい」

 

勇人「何故謝るんだ?謝るのは吹雪の提督だろ?三笠が悔やむ必要がねぇ……」

 

三笠「勇人……ありがとう」

 

足柄「勇人……」

 

勇人「アーッ!もう!今は訓練に集中!ほらさっさとやるぞ!こんな辛気臭いままだと気が滅入る!!」

 

三笠「……クスッ、やっぱり『こういう所』は貴方(父親)に似ているのね……分かったわ!」

 

天龍「三笠さん、上城訓練生……」

 

当時の俺は三笠……いや母さんが何故そんな事を言ったのか分からなかった

 

今考えれば此所の状態……当時の佐世保鎮守府(吹雪がいた鎮守府)がブラックだと気付いていれば、こんな事には成らなかったと後悔しているんだ……俺だけではなく母さんや足柄に天龍、そして親父も……

 

武蔵「……」

 

大和「……」

 

さて、話を続けるぞ

 

三笠が吹雪の轟沈で落ち込んでいる俺を慰めていると伊168(イムヤ)が三笠に切羽詰まった様子で近付いてきたんだ

 

赤毛にスクール水着の上にセーラー服を着た少女改め『伊168(イムヤ)』「大変よ!!!深海棲艦の艦隊が此方に押し寄せて来るわ!」

 

勇人 天龍 足柄「!?」

 

訓練生1「え!?」

 

訓練生2「ヤバッ!一体どうすれば良いんや!?」

 

訓練生3「もう駄目だぁ……お仕舞いだぁ……勝てる筈が無い……」

 

伊168……面倒臭いからイムヤと呼ぶが、イムヤの報告に訓練生達(同期達)は、まだ未熟な為に指揮の能力が無く、混乱、不安そして絶望する者も居た

 

勇人「テメェら落ち着け!!」

 

訓練生達「!?」

 

勇人「ここで混乱してたら敵の思うツボだろうが!!お前らは脱出ボートに乗り、今すぐ親父と沖田元帥に報告と増援の要求をしろ、天龍、三笠、イムヤ、足柄は梯形陣で敵の足止めを!」

 

天龍「オイオイ!お前みたいな『ひょっ子』がまともな指揮が取れるのか!?俺はアンタの……ウォッ!!何しやがる三笠さん!」

 

天龍は俺に異議を唱えると三笠は天龍の胸ぐらを掴み答えた

 

三笠「天龍!今はお前の異議に答える暇が無いんだ!早くやれ!」

 

天龍「チッ!わーったよ!親バ艦娘さんよ!」

 

三笠「だからそれは止めろ!『厨二病娘』!」

 

天龍「な!?誰が厨二病だ!」

 

足柄「天龍!喧嘩している場合なの!?それに三笠、これから貴女が手塩にかけて育てた未来のエリート提督さんの初陣よ!しっかりしなさい!……イムヤ!敵の数は?」

 

足柄はイムヤに聞くとイムヤは急いで報告した

 

イムヤ「ええ!駆逐艦が2隻、軽巡及び重巡が1隻の計4隻!」

 

勇人「では天龍とイムヤは駆逐艦、足柄は軽巡、三笠は重巡を頼む!」

 

足柄 イムヤ「任せて!」

 

三笠「了解!」

 

天龍「応!」

 

茶髪のショートカットに大人しそうな女性訓練生「さぁ!みんな脱出ボートに乗ったよ!上城君も早k……勇人「さっさと行けぇ!!後は頼むぞ高町ィ!」……ちょ!?上城君!!」

 

俺は同期達が脱出ボートに乗った事を確認すると、脱出ボートを自動操縦にし、ハッチを閉め、脱出ボートを発進させた

 

俺以外の訓練生達や従業員達全員を乗せて……

 

三笠「……良いのか?」

 

勇人「指揮をする者が逃げてどうするんだ?それに俺は徹底とした『現場主義』なんでな♪それにアイツらにとって俺は『邪魔者扱い』や『汚れ仕事担当』だしな♪」

 

足柄「……最後のは余計だったけど良い心掛けじゃない♪だけどヤバくなったら逃げなさいよ♪」

 

勇人「分かってらぁ!それじゃ援軍が来ない内に終わらすぞ!行くぞぉ!!」

 

俺がそう言うと、その『言葉』を待っていたかの様に深海棲艦が襲い始めた

 

大和「凄く男らしいですね♪全員逃がして自分と三笠さん達だけで戦うなんて♪」

 

武蔵「ってか本当に初めての実戦か!?それにしては肝が座っているな……というより何故、今では三笠さんを『母親』呼ばわりするのに、あの時は『呼び捨て』なんだ?」

 

勇人「……まぁ母さんとの関係は後で説明するが……まぁ……指揮に関しては母さんに徹底的に仕込まれたぞ……ったく、まだ普通の訓練の方がよっぽど楽だったぞ!」

 

武蔵「デスヨネー……私も聞いた話では『相当スパルタ』な訓練内容だったな………」

 

大和「一体どんな教育……いえ訓練をなさっていたのですか……」

 

武蔵「……正直言って聞かない方が良い」

 

大和「……何となく察しました」

 

赤城「提督、そろそろ続きを……」

 

 

ゴホン!では始めるぞ……

 

この後、四人は確実に深海棲艦を撃沈させる(仕留める)のに成功したんだ

 

三笠「ふぅ……以外と呆気なかったわね、やっぱり日頃の訓練が良かったからじゃない?」

 

足柄「勇人、凄いじゃない♪」

 

天龍「フン!やるゃねぇか……」

 

勇人「……」

 

三人は俺の初陣に褒めるとイムヤは真剣な顔で俺に聞いた

 

イムヤ「ねぇ勇人、私何か『嫌な予感』がするの……」

 

勇人「俺もだ……敵の本拠地を攻めるには戦力的にも数も『少なすぎる』……ッ!どうやら『嫌な予感』が当たったみてぇだな!」

 

三笠 足柄 天龍 イムヤ「!?」

 

俺は深海棲艦が現れた方角を見ると、そこには……

 

赤城に似た深海棲艦(以後『アンノウン』)「ミツケタ!」

 

蛤風の帽子を被った銀髪のショートミディアムの女性改め『空母ヲ級』「アア……艦娘ヲ潰ス!我ガ仲間達ノ為ニ!」

 

鯨みたいな深海棲艦『駆逐イ級』「グオォォォォォ!」

 

ゴリラに似た怪物を連れてきた黒髪の女性の深海棲艦改め『戦艦水鬼』「……潰ス!」

 

勇人「チッ!よりによって『鬼』クラスの深海棲艦に……ちょっと待て!何か赤城に似た深海棲艦がいるぞ!一体どういう事だ!」

 

三笠「分からないわ!とりあえず勇人は下がって!此処は私達が……キャッ!!」

 

天龍「三笠さん!?ウオッ!!」

 

勇人「三笠!天龍!」

 

天龍「クッ!あぶねぇ……俺は大丈夫だ!まだ小破(掠り傷)だ……三笠さん!?」

 

俺は鬼クラスの深海棲艦『戦艦水鬼』の砲撃をまともに喰らった母さんと天龍の様子を見た

天龍は幸いにも砲撃を紙一重に回避したのか直撃は避けたが……

 

三笠「ウグッ……これは不味いな……身体が動かない……もう此処までか……」

 

アンノウン「……シブトイ奴ダ!」

 

勇人「母さん!!」

 

母さんの状態は見るからに『最悪』な状態だった……『金剛型』の試作だから装甲は薄いのが原因で艤装は完全に破壊され、衣類は地肌が見える位にズダボロ、体には所々出血や骨折している箇所そして靴の艤装でようやく立てる状態……言わば『大破』いや『轟沈判定(再起不能) 』の状態だった

 

正直言ってボロボロだった

 

アンノウン「……終ワリダ!此処デ沈メェ!」

 

アンノウンはボロボロになった母さんに止めを差し掛かっていた

 

勇人「()らせてたまるかぁー!!」

 

ドゴッ!!

 

俺はアンノウンに向けて船から飛び降り、そのまま赤城の頭に飛び蹴ったんだ

 

アンノウン「グフッ!!チッ!!飛行甲板ガ……グッ!頭ガ………貴様!人間ノ癖ニ!!」

 

アンノウンが俺の飛び蹴りによって飛行甲板が完全に破壊しアンノウン自身も頭から血を流してた

 

まぁぶっちゃけアンノウンは完全に『戦闘不能(リ タ イ ア)』になったんだけどな

 

だがアンノウンの足元から……

 

駆逐イ級「グオォォォォォ!」

 

勇人「チッ!一か八か……」

 

俺が飛び蹴りをしたのを見計ったかの様に駆逐イ級が俺を噛み殺そうと襲い、そして……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グシャ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ポタッ……ポタッ……

 

 

グシャグシャ!

 

ブォン!ブォン!

 

勇人「ウグッ!!ウオッ!んにゃろう……」

 

天龍 足柄 イムヤ 三笠「勇人ォォォォ!」

 

そう俺の左腕がイ級の口の中に入り、イ級が俺の左腕を咀嚼しつつ、俺の左腕を引き千切ろうと俺ごと振り回していた

 

勇人「ッ!左腕位くれてやる!お前の命と引き換えでな!天龍!刀を貸せ!」

 

天龍「ッ!?分かった!ほらよ!!」

 

 

俺が天龍に刀を要求すると天龍は俺に向けて刀投げ飛ばし……

 

 

 

ガシッ!!

 

 

勇人「ファンフィユー!(サンキュー!)クファイファガンフェー!(喰らいやがれー!)

 

 

 

 

クヂャ………

 

 

 

ドーン!!

 

 

 

ブチッ!!!!

 

 

勇人(ウグッ!!これは少しでも気を緩めると痛みで意識が吹っ飛ぶな……だが!このまま……)

 

俺は口で天龍の刀を受け止め、右の拳に遭難用の閃光弾をイ級の目に向けて殴り入れ、イ級の脳味噌を破壊させた

勿論爆発の勢いで左腕が完全に引き千切れ、殴った右手は火傷を負ったけどな

俺は爆風により戦艦水鬼がいる方に吹き飛ばされた

 

戦艦水鬼「!?」

 

勇人「ウォォォォリャァァァァ!」

 

 

 

 

 

ズシャ!

 

 

 

 

 

ザッバーン!

 

天龍「オイオイ……嘘だろ……」

 

足柄「鬼クラスの深海棲艦を……」

 

イムヤ「真っ二つに切った……」

 

俺は口でくわえている刀を右手に持ちかえて、爆風の勢いと相まって天龍の刀で戦艦水鬼を縦に一刀両断した

 

勿論後ろのゴリラの化物と一緒にな

 

勇人「チッ!やっぱ艤装が無いと上手く戦えねぇ……仕方ねぇ!」

 

俺は沈んだ戦艦水鬼が使っていた足の艤装を引き剥がし自分の足に装着し、海面に立った

 

勇人「クッ!さて次は……」

 

 

 

 

シュッ!

 

 

勇人「お前だ!」

 

空母ヲ級「!?」

 

俺はヲ級に向けて突進し、ヲ級の首をはねた

ヲ級の首から大量の蒼い血が噴水の様に溢れ出て、俺にかけながら海に沈んだ

それが後々『背中の刺青』に関係する切欠になるんだけどな……

 

アンノウン「何ナンダ……アイツ!?人間相手ニ『一航戦』トシテノ誇リヲ潰サレルナンデ!?」

 

勇人(一航戦?まさか!?だけど先ずは……)

 

 

ポタポタ……

 

勇人「……あー気分ワリィ、血ィ出しすぎた……イムヤ、頼む」

 

イムヤ「分かったわ!」

 

アンノウンは俺の戦いを見て士気が無くなり、戦意が喪失し、海面に座り込んだ

そして俺は出血多量でふらついているのをイムヤに支え応急処置してもらいつつ、アンノウンの言葉に対して質問をした

勿論、母さんは天龍に保護していたから船の脱出口にいるがな……

 

イムヤ「はい!応急処置終わったよ!あんまり長くは持たないけど……」

 

勇人「充分だ!ありがとう……あとお前、赤城に『似た』深海棲艦じゃなくて赤城『本人』だろ?」

 

三笠 天龍 イムヤ 足柄「!?」

 

アンノウン「赤城……ッ!!ウォォォォ!!」

 

アンノウンは『赤城』と言うワードを聞くと、いきなり暴れだし始めたが……

 

足柄「させない!!」

 

ジャラ……

 

 

ガシッ!!

 

 

アンノウン「!?」

 

足柄は艤装の一部である鎖付き錨を投げ、アンノウンに巻き付けた

それでも尚、アンノウンは巻き付けられた鎖付き錨を破壊するかの様に暴れた

 

アンノウン「放セ!私ハ……私は……みんなを……守ル為ニ……」

 

勇人「……『みんな』って深海棲艦の事か?そして何故、深海棲艦に?」

 

俺は姿が徐々に艦娘『赤城』になって来ているアンノウンに聞くとアンノウン……いや赤城が艦娘の時の記憶が戻ったのか俯きながら答えた

 

アンノウン改め『赤城』「……いいえ、私が昔居た『鎮守府』のみんな(艦娘達)です……私は当時、二航戦や五航戦みたいに力が無く当時の提督に単機でMI作戦の海域を攻めましたが……」

 

天龍「……ちなみに当時の鎮守府はどんな感じだったんだ?」

 

赤城「一言言って『最悪』でした……S勝利(完全勝利)以外の戦果なら殴る蹴る等の暴力そして解体(処刑)等の処罰は当たり前、そして夜になると私達(艦娘)性的暴行(強姦紛いの行為)をし、そして……足柄「もう良い!もう喋らないで!」……」

 

勇人「……つまりお前は『ブラック鎮守府』の提督から『捨て駒』ならぬ『捨て艦』として攻めて轟沈したんだな?」

 

赤城「……はい」

 

足柄 天龍「……」

 

俺がそう言うと赤城が俯きながら頭を小さく頷いた

 

勇人「……なんだ、俺とアンタは『似た者同士』だったんだな、足柄、外してやれ」

 

足柄「分かったわ」

 

赤城「え!?」

 

足柄は赤城を束縛してた鎖付きの錨をほどき、俺は『同じ境遇』にあった赤城に訓練生時代……当時の扱いや陰口等を告白した

 

勇人「俺は親父が『海軍元帥』で軍人として『豪腕』な腕前で艦娘を家族同然として扱っていたんだ……」

 

赤城「……自慢ですか?」

 

勇人「んな訳ねぇだろ……最後まで聞けって……」

 

赤城が悪態をつくと俺は否定し答えた

 

勇人「今では艦娘を娘や兄弟、更には妻がいるのに妻以上に大事にしている提督もいるが、俺が入った部隊では艦娘達を『自分の都合の良い玩具』と言うブラック鎮守府の提督らしい野郎達だった。勿論親父が今までの行いや艦娘の扱い、そして弱冠40歳いや40入る前か?まぁその位の年齢で元帥まで這い上がった事を良く思っていなかった、いや『気に入らなかったんだ』……だが親父が海軍トップの元帥で自分達(教官達)は『大佐』や『中佐』下手すれば『大尉』だから階級による力(権力)では何も出来なかったから、そのストレスの捌け口が……」

 

赤城「貴方だった……って事ですね」

 

三笠 イムヤ「……」

 

勇人「まぁ幸いにも同性愛(ホモ野郎)が居なかった事が不幸中の幸いだったな……」

 

赤城「……貴方も私と同じ……ですか」

 

俺が告白すると赤城は同情したのか目を反らしながら俯くと……

 

 

ブオォォォォン!

 

沖田「イッヒヒヒ♪さぁパーティーの時間や♪良い声聞かせ……ッ!?は……勇人ォォォォ!三笠チャャャャャャン!!無事かいな!!!龍譲チャン!今すぐ夕張チャンを呼べぇ!!」

 

陰陽師風の紅い衣装を着た少女『龍譲』「司令官!あんま……ハァ……ハァ……飛ばさんといてや!追い付け……って!?何やこれは!?君達大丈夫なん!?左腕が無くなっとるやん!!しかも血塗れ!?とりあえず夕張はよ!?」

 

緑を主としたセーラー服にポニーテールの女性『夕張』「だがら皆さん早いですっ………ちょ………これは………分かりました!直ぐ応急処置を!!」

 

一馬「勇人に三笠!……ッ!?これは酷い、医療班と明石は至急手当てを!」

 

桃色の髪色にスリットが入ったセーラー服を着た女性『明石』「分かりました!皆さん!此方へ!」

 

勇人「ああ………助かっ………た………」

 

 

 

 

 

 

 

ドサッ…

 

 

 

 

 

 

明石「え!?ちょ……ッ!?上城訓練生!!しっかりして下さい!!勇人さん!勇人さーーん!!!!」

 

俺は援軍が来て安心し、駆けつけた明石に支えてもらう形で倒れ気を失った

 


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