Admiral of Roughneck~From black to white~ 作:八意 颯人
赤城「同じくヒロインの赤城です」
優花「ヒロインは私よ!あ!?明けましておめでとうございます、桜花優花です」
赤城「何を言っているのですか!ヒロインは私です!」
優花「私よ!」
ワーワー!
勇人「お前ら!新年の挨拶位は、ちゃんと出来ないのか!」
赤城 優花「ウグッ……すみません」
吹雪「まぁまぁ……ではグダグダになりましたが今年最初の投稿ですので楽しんで頂けたら幸いです……では!スタートです!」
勇人「吹雪……新年の挨拶が忘れているぞ……まぁ、こんな駄作丸出しな小説ですが今年も宜しくお願いします」
神城会総本部から出発してから30分後 2140 金沢市内の繁華街『片町』にて
ワイワイ……
ガヤガヤ……
繁華街はカップルや家族連れの人達によって賑わっていた
ただ……バスの車内では……
勇人「……」
摩耶「あれ?提督?どうかしたのか?」
柏木「……何だ?彼女がいないから僻んでいるのか?」
勇人「……ちげぇ……いや『それ』も入っているが……何か『引っ掛かる』んだよな……」
柏木「引っ掛かる?タカオが単独で襲撃した事についてか?」
勇人「ああ……後……動けねぇ……」
柏木「だろうな……」
勇人は柏木の質問に肯定すると、柏木は今の勇人を見て納得した
何故なら……
金剛「テートクの彼女は私デース!」
榛名「いいえ!榛名です!」
咲夜 高雄「私よ!」
愛宕 鳥海「何言っているの?私よ!」
比叡「ヒェェェェェ!!」
摩耶「はぁ……ったくよ……」
霧島「すみません摩耶さん……姉達が……」
ここぞと言わんばかりに金剛、榛名、咲夜、高雄、愛宕そして鳥海が勇人に抱き着いたりしていたのだ
そして……
瑞鶴「ユージン♪」
勇次「どうした?」
瑞鶴「何でもない♪」
赤城「もっもっ……加賀さん、マヨネーズを……」
加賀「モグモグ……どうぞ、赤城さんレモンを……」
三笠元帥「はーやーて♪」
龍鳳「提督♪」
ギュッ……
柏木「……何このカオスな状態は……」
勇人「……知らん」
柏木の質問に勇人は考えるのを止めた様な返事を出した
それもその筈だ、勇次も勇次で車内でイチャコラし、一航戦の二人は相変わらず酒よりも摘まみである若鳥の竜田揚げを食べるのに夢中になり、三笠元帥と龍鳳もまた備えつけていた酒を飲んだのか、赤面しつつ柏木に抱き着いていた
柏木「……泣けるぜ」
勇人「おい!それ俺のセリフ!」
レオン「元ネタは俺のセリフなんだが……」
柏木「メタいわ!後、何故お前の所の妖精達がいるんだ!!」
勇次郎 菊地 政宗 レオン「宴と聞いてッ!」
チョッパー ナガセ ブレイズ「酒が飲めると聞いて!」
柏木「……もういいわ」
勇人「まぁ癖の強い連中だが腕は一流だ……はいよ、ロックだが大丈夫か?」
柏木「大丈夫だ、問題無い……あ!?旨いな♪」
勇人「だろ♪後さっきの言葉……フラグだぞ」
柏木は呆れながら勇人に注がれたウィスキー『山崎12年』をロック(氷割り)で飲むと三笠は微笑みながら言った
三笠元帥「疾風ぇ~♪飲んでる~?」
柏木「ハッヤ……もう酔ってやがる」
勇人「霧島、三笠元帥に一体何を飲ませたんだよ」
勇人は黒霧島をロックで飲んでいる霧島に聞くと霧島は焼酎が入ったコップを机に置き、右手で眼鏡を整え、何食わぬ顔で答えた
霧島「え?黒霧島のロックですけど?」
勇人「ちなみに何杯飲ませたんだ?」
霧島「ボトル三本です」
霧島は足下を指を指すと、そこには三笠元帥が飲み干したであろう3本の空の焼酎ビンが転がっていた
柏木「オイオイ……」
勇人「飲み過ぎだろ……確か懐に……あった!」
柏木「お!?この薬は……例の『酔い止め薬』か」
勇人は霧島の言葉に驚きつつ、研修生時代の時に処方した酔い止め薬を懐から出した
霧島「『酔い止め薬』ですか?本当に効くのですか?」
勇人「……失礼な奴だな」
柏木「安心しろ、実証済みだ」
柏木(俺の『身体』でな……あれは良く効いたから、後で勇人に頼んで呉に送りさせよう)
霧島「大将が言うのなら問題無いですね♪」
勇人「オイ!それ、どういう意味だ!」
霧島「日頃の行いです♪」
勇人「テンメェ……」
柏木「ハハッ♪それは同感だ♪あんな厭らしい『作戦』を思い付く位だからな、そう思われても仕方無いぞ『上城軍医』殿♪」
勇人「……チッ!まぁ良い、元帥!少し飲み過ぎです!これを飲んで下さい!」
柏木「そうだぞ三笠!アイツの薬は良く効くぞ♪」
霧島は疑いながら言うと勇人は少しムッとした表情で答え、柏木は笑いながら勇人に指摘すると三笠元帥は嫌がりながら言った
三笠元帥「えぇー!中将が作った薬は苦いからイヤ!疾風ぇ~キスゥ~♪」
三笠元帥は子供みたいに、ひたすら駄々をこねると柏木は我慢の限界に達したのかキレながら言った
柏木「餓鬼かお前は!!良いから飲め!!勇人!赤城!加賀!霧島!」
勇人「了解!!オラァ!」
一航戦「分かりました!!ヤァ!!」
霧島「喧嘩の時間たゴルァァァァ!!」
ドカッ!!
三笠元帥「キャッ!?」
柏木(霧島……それ『色んな意味』でお前のマイクチェックの元ネタだそ……まぁ良いか)
赤城「上々ね♪」
加賀「やりました♪」
勇人 霧島「確保ォ!!柏木ィ(大将ォ)!!」
三笠元帥「ちょっ!?何するの!?まさかエ〇同人みたいに3〇やレ〇プするつもりなの!?いくら疾風でも優しk……柏木「んな訳ねぇだろ!!つーか飲み過ぎだ!いざ!挿入ゥ!!」……ウグッ……ゴグン……」
勇人「それを言うなら注入だ……まぁいっか……」
霧島「完全に下ネタな展開になっていますね……」
勇人「元帥をベロンベロンに酔わせた原因であるお前が言うな……そしてメタいぞ……」
霧島「……反省してます」
勇人達は暴れる三笠元帥を仰向けにし両手を地面に押さえつけ、柏木は酔い止め薬である茶色の粉薬をミネラルウォーターが入ったペットボトルに入れ、溶かし混ぜる様に上下に振り、それを三笠元帥に飲ませ、そのまま椅子に座らした
そして数分後……
三笠元帥「あれ?私は一体……」
高雄型「えぇー!?もう酔いが覚めている!?」
金剛型「凄い……」
咲夜 一航戦「お見事です♪」
柏木「ふぅ……」
龍鳳「提督、お疲れ様です」
瑞鶴「提督さん、後で『酔い止め薬』を下さい!」
勇人「佐世保に戻ったらな」
勇人は瑞鶴の要望に承諾すると勇次はハイボールを片手に瑞鶴に聞いた
勇次「翔鶴さん用のか?」
瑞鶴「うん……翔鶴姉ぇが酔っ払って迷惑を掛けないようにね……誰かさんが飲ませたせいで……」
瑞鶴は横目で勇次を見て答えると勇次は「ゴメン」と謝った
柏木「しかし危機一髪だったな……お互いの小説が18禁にならなくて……」
勇人「気持ちは分かるがメタいぞ……」
柏木は酔いから覚めた三笠元帥を見て安堵するとバスを運転していた博和が勇人達に言った
博和「勇次様、もうそろそろ目的地である『マヨイガ』付近に着きますよ」
勇次「ならバスは近くのコンビニに止めて、歩いて行くぞ」
博和「畏まりました♪」
勇人「んじゃコンビニの店長に一言言ってくる」
博和はバスをコンビニの大型車専用の駐車場に止め、勇人はコンビニの店長に駐車料金として皮の財布から10万を渡すと店長は喜んで駐車の許可を出し、了承すると勇人達は金沢の繁華街へと足を運んだ
同時刻 片町の立体駐車場にて
タカオ「~♪」
群像「随分とノリノリだな」
タカオ「ッ!?」
群像は車から降り、鼻歌を歌いながら上機嫌で歩いているタカオに微笑みながら聞くとタカオは照れを隠しながら答えた
タカオ「あの龍や虎についての情報収集よ!別に艦長とデートだなんて……」
群像「分かった……だが、まずは腹ごしらえをしたいんだが……タカオ、何か良い店知らないか?」
タカオ「ん~ちょっと待ってて……」
群像はタカオにお願いすると、タカオはモニターを出し、検索するとタカオは店のホームページに展示されている料理の画像を見て、その店の内容を群像に伝えた
タカオ「……それなら『マヨイガ』という店で食事する?検索したら、この店の料理が絶品らしいよ」
群像「そうか、ありがとうタカオ……それじゃマヨイガに行くぞ」
タカオ「ええ」
タカオ(キャー!!艦長に誉められたぁ♪)
タカオは群像に誉められ赤面しつつ片町の繁華街へと足を運んだ
数分後 片町の居酒屋兼スナックバー『マヨイガ』前にて
勇次「はい♪とーちゃーく♪」
勇人 柏木 三笠元帥(なんか隙間妖怪が住み着きそうな名前だな……)
金剛 龍鳳「ここって……スナックって事は……キャバクラ?」
榛名「ッ!?提督!絶対行かないで下さい!!」
金剛はネオンが明るく光る華々しい店『マヨイガ』を見て、店の雰囲気を勘違いしていると瑞鶴は金剛の言葉に少し右側の眉をピクリと動かし、勇次に聞いた
瑞鶴「ユージン……アンタ、私に隠れて浮k……勇次「キャバクラじゃねぇよ!『スナック』だ!ちなみに読者達にも説明するが、スナックって言うのは、宴会の二次会やカラオケ、ダーツ等、二十歳以上の男女、地方によっては飲酒しなければ18歳以上の男女なら誰でも遊べる店なんだよ!しかも、この店の店長は兄貴の後輩夫婦がやっているから浮気、不倫等のR指定な事は発生しねぇよ!しかも元々『スナック』は地元の客同士の交流も出来るから人脈を増やしたり情報収集するのに絶好な場所なんだよ!まぁ今では『スナック』ではなく『ガールズバー』として定着しているけど、この店はキャバ嬢との交流をメインとしてはなく、昔ながらの『やり方』で客同士で盛り上がる為の『社交場』として設けている飲み屋だからな」……なーんだ♪そうだったんだ♪もし浮気してたら……分かるよね♪」
勇次「しねぇし、する気も無いぞ……高雄ちゃん達も分かったかな?」
高雄型 龍鳳「説明ありがとうございます、そしてお疲れ様です……」
金剛型「納得しました♪」
加賀「カラオケ!?気分が高揚しますね♪」
赤城「加賀さん、知らないかも知れませんが店によってはタダで歌い放題ですよ」
加賀「ッ!?なん……だと……」
柏木「お前の後輩が店をやっていたんだ……しかも弟さん……メタい……」
勇人「……とりあえず入るぞ」
勇人は店の扉を開けると昔の喫茶店みたいにチリンチリンと金具同士がぶつかった軽い音が店内に鳴り響いた
金髪の男「あ!?いらっしゃ……先輩じゃないッスか!?お久しぶりッス!!」
伊勢似の女性「いらっしゃいまっし……って勇次さんに勇人さん!?」
二人の男女が出迎えると勇人は二人を見て驚き、喋った
勇人「へ!?優吾に優奈じゃねぇか!?お前らの店やったん!?ってかとうとう店を持ったん!?おめでとう!」
勇人は某死神の男似の金髪の男『川城 優吾』に彼の妻で伊勢似の黒髪の女性『川城 優奈』を見て驚き、嬉しそうに素である石川弁で言うと二人は笑いながら言った
金髪の男改め『優吾』「そうなんッスよ!まぁ勇次先輩達のお陰で店を開ける事が出来ました♪」
伊勢似の女性改め『優奈』「しかも土地条件の良い物件を格安に売ってもらって♪」
勇人「お前が紹介したんか!?」
勇次「勿論!」
咲夜「フフッ♪まぁ私達が来たら『格安』で飲み、食い、歌い放題にする約束じゃなかったのですか?」
優吾「覚えているッスよ!売り上げも上々ッスから!」
博和「まぁ、このままローンを返済していけば一年で完済出来そうですね♪」
優吾「そうッスよね♪まぁ先輩の連れの艦娘達か暴飲暴食しなければの話ッスが……」
勇人「そこまで粗相をしないと思うが……まぁ博和は烏龍茶、それ以外は『生』で♪あ!?摘まみは揚げ物で♪」
優吾「了解ッス♪後、ダーツとカラオケは使い放題なんでジャンジャン歌って騒いで下さいッス♪」
勇人、勇次、咲夜、博和そして川城夫妻は笑いながら雑談すると榛名は勇人達の雰囲気に呑まれつつ質問した
榛名「提督……彼達との御関係は?」
柏木「って!?アイツら……優吾さん達は何故コイツらが艦娘だってのを分かったんだ!?みんな私服なのに!?」
柏木や榛名含め全員が勇人に、それぞれ質問をし出すと勇人は纏めて答えた
勇人「ん?アイツらは元々『軍医過程』……いや細かく言うと高校の時にヤンチャしてた時の後輩だぞ」
柏木「………マジで?」
優吾「本当ッス♪元海軍軍医ッスよ♪」
優奈「まぁ私達、勇人さんみたいに頭が良く無かったから除隊したんだけどね……」
上城兄弟以外全員「はぁぁぁぁぁ!?元海軍!?」
上城兄弟以外の艦娘達そして柏木は二人の過去に驚くと……
チリンチリン♪
優吾「いらっしゃい♪」
客「二人だが大丈夫でs………ッ!?」
勇人「ん?……お前は!?」
客2「ッ!?アンタは!?」
柏木「……マジかよ」
優吾は客が入って来たのを察したのか、客を迎えると勇人達は店に入った客を見て驚き、客もまた勇人を見て驚いた
何故なら……
客改め『群像』「まさか此処で会うとはな……上城勇人!」
客2改め『タカオ』「チッ!?」
勇人「それは此方のセリフだ……クソガキ」
柏木「……タイミング悪すぎだろ」
そう客の正体が蒼の艦隊の司令官である千早群像そして蒼の艦隊の所属である軍艦『高雄』のメンタルモデルである『タカオ』が入店した事に……