Admiral of Roughneck~From black to white~   作:八意 颯人

66 / 168
皆さんお久し振りです!うp主の八意です
今年一年、こんな駄文丸出しの小説を読んで頂きありがとうございます
これが今年最後の投稿になりますので、また来年も駄文丸出しの小説ではありますが、宜しくお願いします
では、よい御年を(*^^*)


第37話「龍の恩義そして後悔 last part」

2100 群像達の世界の佐世保市内の病院にて

 

初老の男「……」

 

勇人に似た初老の男は病院の屋上で煙草を吸っていると一馬に似たサングラスを掛けた男が入り、初老の男に聞いた

 

一馬似の男「……こんな所に居たのか『親父』」

 

勇人似の初老の男「……翔像か、群像は今パラレルワールドの過去の地球に居るんだな」

 

初老の男『未来の勇人(以下 老勇人)』は彼の息子でもある一馬似の男『千早翔像』に聞くと翔像は肯定すると頭を抱えながら言った

 

初老の男改め『老勇人』「……泣けるぞ、俺も彼方に行けれたら……翔像、原因は掴めたのか?」

 

翔像「……ああ、何でも彼方の親父が政治団体『龍光会』の幹部を殺傷した事が原因で、龍光会は彼方の親父に報復する為に『霧』そして『蒼の艦隊』を強引に呼び寄越した事が切欠だ」

 

老勇人「……彼方の俺……何をやらかしたんだ……」

 

翔像「全くだ……」

 

老勇人は彼方(若い頃)の勇人に悪態を付き、苛つきながら言った

 

老勇人「チッ!彼方の俺が変な事をやらなければ良いのだが……」

 

翔像「……ああ」

 

老勇人は煙草を灰皿に入れ、パラレルワールドに漂流した孫を心配し、そして彼方の勇人が暴走しない事を祈りつつ、病院内に戻った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同時刻 勇人の世界 神城会総本部 渡り廊下にて

 

勇人「ブァックショイ!!」

 

柏木「どうした?風邪か?」

 

勇人は見知らぬ未来の自分(勇人)に噂されたのか、嚔をし、待ち人が待たせて居るため、焦りながら答えた

 

勇人「ちげぇよ!多分あのクソガキ共(蒼の艦隊)が俺の悪口を言っていただろうが……多分……」

 

柏木「ハハッ♪そうだな、お前は『タフさ』と『しつこさ』そして『悪どい事を平気でやる図太い神経』がお前の売りだからな」

 

柏木は笑いながら言うと勇人は呆れながら言った

 

勇人「……それ嫌味か?」

 

博和「多分誉めていると思いますよ♪私からすれば『愛しさ』と~♪」

 

柏木「『切なさ』と~♪」

 

勇人「『心強さ』と~♪って!何言わせんだ!!運営にまた怒られるだろうが!!」

 

柏木 博和「ちょっとしたジョークだ(です)♪」

 

金剛「テートクもメタいデース!!」

 

龍鳳「もうっ!!提督!!何漫才をしているのですか!」

 

咲夜「水嶋さんもですよ!あまり御主人様を遊ばないで下さい!でないと……殺しますよ」

 

金剛と龍鳳は勇人、柏木に注意し、咲夜は自身の上司である博和に殺意剥き出しで脅すと博和は笑いながら言った

 

博和「怖いねぇ~♪まぁ咲夜ちゃんにとっては『愛しい』御主人様ですからね♪」

 

咲夜「ドキッ!?」

 

金剛 榛名 高雄型「何ですと(What's)!?」

 

咲夜は博和の言葉に動揺し、金剛、榛名そして高雄型4姉妹は咲夜を睨むと、咲夜は動揺しているのか、しどろもどろになりながら答えた

 

咲夜「……こ……これ以上い……言わないで下さい!私は決して……」

 

三笠「……私は良いわよ♪『さっきゅん』♪」

 

動揺してくる咲夜に追い討ちを掛ける様に言うと咲夜は顔を真っ赤にし答えた

 

咲夜「奥様!?何を冗談を!?」

 

三笠「いい加減コクれば?」

 

柏木「you!コクっちゃいなよ♪そして『夜戦』に入りなよ♪」

 

金剛「ッ!?夜戦は許さないデース!!」

 

榛名「勝手は榛名達が……」

 

高雄型「許しません(せねぇぞ)!」

 

咲夜「ハァ……堪忍してつかぁさい……」

 

咲夜は赤面しつつ目で勇人に助けを求めると勇人は呆れながら助け舟を出した

 

勇人「……咲夜は生真面目だから、あんまり弄るなよ……咲夜、急ぐぞ」

 

咲夜「うぅ……畏まりました……」

 

咲夜(助かりました……ありがとうございます……御主人様……)

 

勇人(……やれやれ)

 

龍鳳 比叡 霧島(司令(上城中将)……気苦労が絶えませんね)

 

龍鳳、比叡そして霧島は勇人に同情すると三笠元帥は小声で勇次に聞いた

 

三笠元帥(……勇次さん、まさか彼女以外……咲夜さん以外のメイドさん達も上城中将の事を……)

 

勇次(……ああ)

 

三笠元帥(……何このエ〇ゲー並のシチュエーションは!?上城中将ってタラシ?)

 

勇次(……タラシはタラシでも『天然タラシ』だけどな……まぁ俺はズイちゃん一筋だから他の女には興味無いけどな♪)

 

三笠元帥(はいはい……ご馳走さまです……っと)

 

瑞鶴「ッ!?ゆ……ユージン!!!恥ずかしいじゃないの!!」

 

瑞鶴が顔を真っ赤にし勇次に怒鳴ると、1人の女性が凄い剣幕で近付いてきた

 

銀髪の女性「勇人!客人を待たせて呑気に雑談とは良い身分だな!!」

 

三笠以外艦娘達「ッ!?」

 

勇次「あ……」

 

博和 咲夜「不味い……」

 

三笠「不味いわね……」

 

その女性は大和と武蔵を足して2で割ったような長髪、銀髪、眼鏡、肌白そして白いスーツを着用した如何にも『女医』らしい外見をした女性が怒りながら勇人に怒鳴りながら近付くと、勇人と柏木は頭を抱えながら答えた

 

勇人「……悪い慧音先生、さっきまでトラブってたんだ……たがら……」

 

柏木「そこは穏便に……な?」

 

金剛「テートクに柏木大将!?この女性は誰デスか!?」

 

金剛は大和型の二人を良い所取りした様な女性『慧音』について勇人と柏木に聞くと、二人の代わりに慧音が答えた

 

女性改め『慧音』「私は『藤原慧音』元海軍中将で今は女医だ!そして、この強面の男にあらゆる医療の全てを教え込み、こいつの艤装であるイージスシステムを開発そして装着させた張本人だ」

 

柏木「自分で言うなよ……」

 

金剛「What's!?」

 

龍鳳「……どうやってイージスシステムを作ったのですか?」

 

柏木は呆れ、高雄達そして金剛達は慧音の言葉に驚き、龍鳳は慧音に聞くと、慧音は微笑みながら答えた

 

慧音「ああ、『米軍』のイージス艦のデータを『参考にして(ハッキングして)』な……」

 

柏木「……うん!正しく勇人の教官だな……コイツと同じく『やり方』が悪どいな……」

 

慧音「ふん!柏木とか言ったな?お前の所も人の事が言えないだろ?」

 

慧音は納得している柏木に少しムカついたのか、鼻で笑い、言うと柏木は負けたのか、ため息を付き、答えた

 

柏木「……そうだ……ったく『おっかねぇ教官』な事だ……って忘れるところだった!早速本題に入るが藤原さん!上城元帥から聞いたと思うが俺の艤装に『イージスシステム』を装着するって本当か?」

 

柏木は慧音に聞くと、慧音は頭を縦に頷き、答えた

 

慧音「ああ、一馬オジサンから話は聞いているぞ……それじゃ今から……と言っても今日は遅い、明日辺りで良いか?」

 

柏木「お願いします!」

 

柏木は慧音に頭を下げると、慧音は勇人を見ると微笑みながら言った

 

慧音「……勇人……優香里叔母さんの件、本当にありがとう……そして……貴方が私のせいで肩身の狭い事をさせて……ごめんなさい」

 

慧音は勇人に頭を下げると、勇人は慧音の行動に否定するかの様に悲しみに満ちた重い口調で答えた

 

勇人「……顔を上げてくれ先生、俺は佐世保の提督として『俺個人』として貴女と同じ『やり方』を忠実にやったまでさ……それに『礼』と『詫び』を言うのは俺の方だ……こんな荒れくれ者の俺に貴女の全てを教えて頂き、ありがとうございます……そして、俺のせいで……すみませんでしたぁ!!!」

 

赤城「私も……当時は敵だったとはいえ、この様な真似をして……すみませんでした!!」

 

ドサッ!!

 

柏木「オ……オイ!ちょっ!?勇人!赤城!」

 

金剛「what's!?何時も大本営の上官に常に中指を立てている様な図太い神経を持った……あのテートクと赤城が……」

 

金剛以外の艦娘達「土下座ァ!?」

 

勇人と赤城は『あの事件』の後、音信不通だった恩師に謝罪そして感謝し、土下座をすると慧音は勇人の姿を見て勇人の目を見て静かに言った

 

慧音「……確かに『あの事件』のお前の行動は頭の悪いクソガキ共がやる喧嘩とは変わりが無い……」

 

勇人「……仰る通りです」

 

慧音「そして赤城、お前は何故私に詫びを入れるのだ?」

 

赤城は慧音の質問に申し訳なさそうに深々と頭を下げながら答えた

 

赤城「……私のせいで勇人さんの左腕の事と慧音さんが……慧音「赤城の場合は仕方無かったんだから気にしていないよ!それに私は今の『二人』を見て嬉しいのよ……」……へ?それは一体どういう事ですか?」

 

赤城は慧音の言葉に疑問を抱き、質問すると慧音は微笑みながら言った

 

慧音「だって当時の貴方達は同期や同期の秘書艦達に恐れられ、誰とも手を組まれず『仲間』が居なかったけど……今は、こんなにも『心強い仲間達』に囲まれているじゃないか」

 

勇人 赤城「……はい」

 

二人は肯定すると慧音は優しく言い続けた

 

慧音「そして私に詫びを入れる?私からすれば『十二分』に貴方達から『謝礼』を貰っているぞ♪貴方達に『心強い仲間達』が出来た事に……だから今回の件、私を佐世保鎮守府の『軍属』……いえ佐世保鎮守府の『民間協力者』として参加させてくれないのかしら?」

 

勇人 赤城「ッ!?先生が!?」

 

慧音のお願いに二人は驚くと三笠は少し考え、微笑みながら答えた

 

三笠「……歓迎するわ♪」

 

三笠元帥「疾風を……お願いします」

 

勇人 赤城「ッ!?あ……ありがとうございます!!」

 

柏木 勇次「三笠(さん)……嫁を送り出す父親じゃ無いんだから……まぁ、これ以外は言わないでおくか……」

 

慧音「……宜しくな『上城総司令』に赤城秘書艦♪」

 

勇人 赤城「はい!!此方こそ宜しくお願いします!」

 

二人は立ち上がり、慧音に深々と頭を下げると柏木は場の雰囲気を壊さない様に小声で龍鳳と喋り始めた

 

柏木(意外だな……訓練時代のアイツがボッチだったなんて……)

 

龍鳳(提督、ボッチとはちょっと違いますけど……まぁ中将の同期達って中将の性格とは『正反対』で『ヘタレ』『根暗』そして色んな意味で『小さい』連中だったのですね)

 

柏木(……お前、意外と毒吐くんだな……ってか何故知っているんだ?)

 

柏木は龍鳳の言葉に驚きつつ小声で龍鳳に聞くと、龍鳳は懐かしながら答えた

 

龍鳳(中将が呉に来た時に上城元帥の許可を貰って中将の同期達の資料を閲覧しました……勿論『特別防衛機密』は閲覧していませんので安心して下さい)

 

柏木(あぁ……アイツが研修生として呉に来た時か……俺も蒼の艦隊と霧の艦隊の件で三笠に呼ばれた時に大本営でアイツの同期達と秘書艦達を見かけ、アイツの事で少し会話したんだけど……アイツら全員が『あの事件』の功績者だと言わんばかりのドヤ面で『勇人の悪口』を言い続けていたからな……あれほどアイツの同期達にムカついた事は無かったぞ!あれはもう『ゲ〇の極み』だな!あのバナナ〇ンの日〇似の気持ち悪いボーカルみたいによ!!あぁ~!もう!!ぶん殴りてぇ!!『あの事件』の功績者は勇人と三笠教官達なのによ!!)

 

龍鳳(落ち着いて下さい提督!気持ちは分かりますが人の敷地内ですよ!!しかも例えがストレート過ぎます!『それ』のファンに叩かれますよ!)

 

勇次(……まぁ叩かれるのはウチのうp主だけどな)

 

柏木「ガルル……」

 

龍鳳「虎みたいに睨まないで下さい!!」

 

高雄「ある意味、的を得た発言ですが……というより何故苛ついているのですか?」

 

龍鳳「大本営に行った時に中将の同期達と会った事を思い出してしまったのです」

 

高雄「……無駄に敵とファンが多いですからね……提督は……」

 

龍鳳は苛ついている柏木を宥めると慧音は勇人達に一馬から聞いた内容の計画を伝えた

 

慧音「まぁ兎も角、勇人の左腕の手術と柏木さんの艤装の改造は明日行うから……それまでゆっくり休むよ」

 

慧音は勇人にそう言い残し、自身の宿泊部屋に戻った

 

三笠「それじゃ明日の0830まで自由ね……んじゃお休み♪」

 

勇人「さて!柏木!飲みに行くぞ!」

 

柏木「おう!!」

 

勇次「良い店知っているんだ♪そこで飲むのはどうだ?俺の顔なら結構安く飲めるぞ♪」

 

勇人「賛成♪」

 

柏木「流石『次期会長』さんだな♪コネって大事だな♪」

 

二人は笑顔で言い、勇次が引率し、三人は出口に向かおうとしたが……

 

金剛「テートク!!私達も行くネー!」

 

瑞鶴以外の艦娘達「私も!」

 

瑞鶴「ユージン……私も良いかな?」

 

咲夜「あの……御主人様、私も同行しても宜しいのですか?」

 

三笠以外の艦娘達や咲夜が飲みに行きたがるのを見て……

 

上城兄弟 柏木「オッケーね♪」

 

三人は即答で返事を出すと博和はノリノリな三人に聞いた

 

博和「……こんなに大所帯ですとリムジンバスが必要ですね♪至急手配しますか?」

 

柏木「アンタは行かないのか?」

 

柏木は博和に言うと博和は微笑みながら言った

 

博和「行きたいですよ……ただ私は、あまり強く無いので専ら『ハンドルキーパー』ですが……それでも良いのですか?」

 

柏木「むしろ来てください!そして水嶋さん、至急リムジンバスの手配をお願いします!」

 

博和「畏まりました♪」

 

勇人「ほんじゃ……いざ!夜の金沢の街に……」

 

勇人以外全員「しゅっぱーつ♪」

 

勇人は博和が手配したリムジンバスに乗り込み、夜の金沢の街へと足を運んだ

 

 

 

 

 

そして……

 

 

 

 

 

同時刻 群像が運転している車『ヒュンダイ ジェネシス』の車内にて

 

群像「……腹へったな……タカオ、飯を食べに行くか?」

 

群像は助手席に座っているタカオに聞くと、タカオは興奮しながら言った

 

タカオ「艦長と!?是非!!」

 

群像「ふっ……なら飛ばすぞ!」

 

タカオ(まさか!これってデート!?……あの男に少し感謝しないとね♪あぁ……艦長と……)

 

群像は悶絶しているタカオを尻目にアクセル全開で夜の金沢の街に向かった

 

夜の金沢の繁華街で再び出会う事に知らないまま……

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。